人は、どこから「罪」を背負うのだろう。
行動した瞬間なのか、止められなかった瞬間なのか、それとも――黙ると決めた瞬間なのか。
「リバース」第2話は、10年前の雪山へと物語が引き戻される回であり、同時に、登場人物たちがなぜ今も縛られ続けているのかを突きつける回でもある。
事故として片づけられた出来事の裏側、飲酒という選択、そして共有されてしまった沈黙。
この回を見終えたとき、物語はもはや“犯人探し”ではなく、「どうして人は罪を抱え続けてしまうのか」という問いへと、静かに軸足を移していることに気づかされる。
ドラマ「リバース」2話のあらすじ&ネタバレ

第2話は、一言で言うなら「罪の告白」の回です。
深瀬が“過去”を語り始めた瞬間から、物語は文字通り2007年の冬へと「リバース」していきます。ここで描かれるのは、派手なトリックや意外な真犯人ではなく、人が人を追い詰めていく“空気”そのものの怖さ。第1話以上に、後戻りできない感覚が色濃くなっていきます。
告発文が美穂子の元へ届く。深瀬が思い出した「唯一の親友」の死
恋人・越智美穂子の元に届いたのは、「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文。
付き合い始めたばかりの関係に、いきなり釘を打ち込むような一行です。深瀬は動揺しながらも、頭に浮かぶのはたったひとつ――“唯一の親友”広沢由樹を失った、あの出来事。
ここから第2話は、現在と過去が交互に行き来する構成で進みます。注目すべきなのは、深瀬が「人殺し」という言葉に過剰なほど反応する点です。単なる誹謗中傷であれば、怒りや反発が先に立ちそうなものなのに、彼はその言葉に“刺さってしまう”。
この時点で視聴者は、「深瀬が何かを隠していることは、もう確定だな」と自然に理解させられます。
2007年:スノボ旅行へ向かう4人、そして小さな“ズレ”が積もっていく
時は2007年の冬。大学4年生だった深瀬は、ゼミ仲間の浅見康介、谷原康生、広沢由樹と車でスノーボード旅行へ向かいます。
宿泊先は、同じゼミ仲間・村井隆明の別荘。村井は妹の明日香と共に、後から合流する予定でした。
道中の描写には、すでに“後味の悪さ”が仕込まれています。
たとえば昼食。全員で蕎麦屋に入ろうとする流れの中、広沢だけが突然「カツカレーが食いたい」と言い、別行動を取る。一見すると些細なわがままにも見えますが、後の展開を知っていると、「彼は何かを避けていたのではないか」という違和感が残ります。
さらに追い打ちをかけるのが就職の話です。
深瀬に内定の連絡が入り、喜んで広沢に報告しに行く。しかしその同じ日に、広沢は“お断り”の連絡を受けていた。深瀬はそれを知らず、無邪気にはしゃいでしまう。
広沢は笑って受け止めるものの、こうした「知らずに踏んでしまう地雷」が、後になって“罪”として重くのしかかってくる。この感覚が、このドラマの怖さです。
別荘の夜:飲酒を拒む深瀬と広沢、谷原の苛立ち、そして広沢がビールを手にする
別荘に到着した4人は、夕食の時間を迎えます。
深瀬は飲酒を拒み、広沢もそれに同調する。しかしその態度に谷原が苛立ちを見せる。ここで描かれるのは、体質や正しさの問題というより、「ノリを乱すな」「空気を読め」という無言の圧力です。
結局、広沢は深瀬を気遣うようにしてビールを手に取ります。深瀬にできるのは、それを止めきれないまま見ていることだけ。
第2話の時点で、すでに“最初の過ち”は静かに始まっています。
この場面が生々しいのは、誰か一人が明確な悪者として描かれていない点です。
谷原は絡み、浅見は深く関わらずに流し、深瀬は黙り、広沢は場を収めるために飲む。全員が「自分が悪者にならない」方向へ、ほんの少しずつ動く。その積み重ねで、最悪の歯車は回り始めるのです。
吹雪の夜、村井からの電話。「迎えに来い」――飲酒運転という“選択”が生まれる瞬間
吹雪が激しさを増したころ、村井から「近くの駅まで迎えに来てほしい」という電話が入ります。天候の影響でタクシーは捕まらない。村井は強い口調で迎えを要求し、別荘内の空気は一気に険悪になります。
ここで致命的なのは、全員がすでに酒を飲んでいることです。
深瀬はそもそも免許を持っていない。浅見は「教師になりたい」と飲酒運転を拒否する。谷原は運転を押し付ける側に回る。そんな中で、酒をあまり口にしていなかった(少なくともそう見せていた)広沢が手を挙げる。
深瀬は広沢を止めることができない。その代わりに、眠気覚ましとして蜂蜜入りのコーヒーを淹れ、手渡して見送ってしまう。
この「何もできない自分」と「何かしたい自分」の折衷案が、後になって最も苦い形で返ってくる。そのことを、視聴者はすでに察してしまうのがつらいところです。
広沢が戻らない。ガードレール、黒煙、吹雪の捜索――そして“半年後”
広沢は出発してから1時間以上経っても駅に到着せず、連絡も取れなくなります。谷原と浅見が「様子を見に行く」と外へ出ていき、深瀬は別荘で留守番をすることに。
連絡を待つ深瀬のもとに、浅見から電話が入り、「ガードレールが壊れている」「黒煙が上がっている」と告げられます。
吹雪の中、深瀬も現場へ向かい、必死に叫ぶ。しかし、そこに広沢の姿はありません。車は事故の痕跡を残し、状況だけが悲劇を確定させていく。この一連は、推理というより、「もう取り返しがつかない」と分かってしまう時間です。
そして、最も重いのが“半年後”。
広沢の遺体は事故から半年後に川で見つかり、4人はようやく広沢の両親と向き合います。谷原たちは土下座して謝罪し、涙ながらに「自分たちのせいだ」と口にする。父親が漏らす「由樹は美味いもんでも食うたんやろか?」という言葉が、強く胸に残る。
死因以上に、“最後の一日”が分からないこと。そのこと自体が、遺された側にとって耐えがたい痛みなのだと伝わってきます。
このとき深瀬たちは、事情を説明しながらも、「飲酒していた」という事実だけは言い出せないまま抱え続ける。ここが、後に「人殺し」という言葉へ直結する、最大の隠し事になります。
現在:深瀬の告白に揺れる美穂子。「隠している=罪の意識」なのか
現在に戻り、深瀬は美穂子に一連の出来事を打ち明けます。
しかし、美穂子の反応は、深瀬が期待していたような無条件の受容ではありません。「それ、ご両親には話したの?」「隠しているってことは、罪の意識があるってことじゃないの?」――その問いに、深瀬は言葉を失っていきます。
深瀬は「人殺し呼ばわりされるようなことじゃない」と反論しつつも、“飲酒の事実を伏せた”自分たちを完全に肯定することができない。その揺れが、そのまま二人の距離になっていきます。
美穂子は「分からない」と謝り、その場を立ち去ってしまう。
このドラマのえげつなさは、美穂子の問いが正論でありながら、深瀬にとっては深い刺し傷になる点です。正しさは、人を救うこともある。でも同時に、逃げ道を完全に塞いでしまうこともある。第2話では、その残酷さがはっきりと描かれます。
告発は深瀬だけじゃない。浅見・谷原・村井にも「人殺し」の影が広がる
告発文は、深瀬だけに向けられたものではありません。
浅見の車には「浅見康介は人殺しだ」と書かれた紙が貼られ、さらにビールをかけられるという嫌がらせを受けます。ここで“ビール”というモチーフが繰り返されるのは象徴的で、10年前の飲酒と強く結びついています。
浅見は教師として、学校でも飲酒をめぐる問題に直面します。サッカー部員たちが飲酒を隠そうとする中、浅見は「罪はごまかしても罪だ。今、ちゃんと言わないと」と諭す。その言葉は、生徒に向けられているようで、同時に自分自身に向けられているようにも聞こえます。
一方、谷原も職場で立場を落とし、倉庫勤務を命じられる描写が入ります。順風満帆に見えていた人間でも、すでに何かが“詰みかけている”。この群像劇の設計が、疑心暗鬼をさらに加速させていきます。
美穂子への襲撃未遂。告発は「手紙」から「身体」へ近づく
美穂子と距離ができてしまった深瀬は、それでも彼女に会いに行きます。その帰り道、深瀬は美穂子の後ろを不審な人物がつけていることに気づき、後を追う。
そして、美穂子が襲われそうになった瞬間、「誰か!」と声を上げて阻止。犯人は逃げ、美穂子と深瀬は交番へ向かいます。
ここで怖いのは、告発が“紙の脅し”から、“実害の匂い”へと変わることです。
真相を探るミステリーというより、生活そのものが壊れていくスリラーの顔を見せ始める。第1話ではまだ不気味だった手紙が、第2話で一気に「送り主はすぐ近くにいる」という現実味を帯びます。
交番での会話も重要です。美穂子は深瀬に、「隠そうって言い出したのは、深瀬君じゃないんだよね?」と確認する。深瀬は「みんな、なんとなく言い出せなくて」と答える。
さらに美穂子は、「他の3人は元々仲がいい。深瀬君が知らないこと、あるんじゃない?」と鋭く指摘する。ここで、“4人は同じ秘密を完全には共有していないかもしれない”という疑念が、はっきりと立ち上がります。
小笠原俊雄の圧。事故は事故じゃない?――「殺人事件の可能性」
終盤で、武田鉄矢演じる小笠原俊雄が本格的に物語へ介入してきます。
浅見は、感じの悪いジャーナリストとして小笠原が現れたことを深瀬に話し、深瀬も「俺のところにも同じものが来た」と共有する。告発の輪郭が、ようやく“誰かの意志”として立ち上がってきます。
小笠原は深瀬に対し、10年前の件が「単なる事故ではなく、事故に見せかけた殺人事件の可能性がある」と示唆します。捜査が途中で打ち切られたこと、状況が不自然なのに「事故」として処理された背景には、それを望んだ人物がいるのではないか――。
同時に、村井の父の選挙事務所には「村井隆明は人殺しだ」というビラが貼られ、谷原の会社にも「谷原康生は人殺しだ」という怪文書が届く。
告発は四方向へと広がり、彼らの“現在”を確実に蝕み始める。その不穏な広がりを残したまま、第2話は幕を閉じます。
ドラマ「リバース」2話の伏線
第2話は、表面的には「過去の事故を語った」だけの回にも見えます。
しかし実際には、後の展開へと繋がる情報や違和感が、いくつも意図的に“置かれている”回でした。ここでは、第2話の中で特に気になった伏線を整理していきます。
「ビール」が告発の印になる:飲酒の罪を視覚化する演出
浅見の車に貼られた「人殺し」の紙に、ビールがかけられていた。この演出は、単なる悪趣味な嫌がらせ以上の意味を持っています。
告発者は、10年前の「飲酒」を明確に知っている。そして、そこを一番の弱点として突いている。ただ「人殺し」と書くだけなら誰にでもできる中で、あえてビールを使うことで、告発ははっきりと「10年前の夜」に結びつけられます。
この印は、物語内だけでなく視聴者へのヒントにもなっています。
告発者の怒りや目的は、事故そのものよりも、「飲酒していた事実を隠したこと」「沈黙を選び続けたこと」に向いている可能性が高い。第2話の時点で、告発の矛先がどこに向いているのかが、視覚的に示されています。
広沢の“選択”が不自然に見える:なぜ彼だけが手を挙げたのか
吹雪の夜、全員が酒を飲んでいる状況。
深瀬は免許を持っていない。浅見は将来を理由に拒否する。谷原は運転を押し付ける側に回る。条件が揃った結果として、広沢が行くことになった――そう説明することはできます。
ただ、第2話で描かれる広沢は、「空気を読んで飲む」「場を収めるために動く」人物です。だからこそ、彼一人にすべてが集中する構図は、単なる不運ではなく、“優しさの暴力”にも見えてくる。
広沢が本当に酒をほとんど口にしていなかったのか。
そもそも、彼が「行くしかない」状況を作ったのは誰だったのか。
第2話の段階では断定できませんが、「全員が同じ重さの罪を背負っているわけではない」という違和感は、確実に残されています。
「蕎麦」からの別行動、そして蜂蜜入りコーヒー:食の描写がわざとらしい
道中で、広沢だけが蕎麦屋に入らず、カツカレーを選ぶ描写。
さらに別荘では、蜂蜜入りのコーヒーが印象的に使われます。
普通のドラマであれば流してしまっても成立する情報です。それでも第2話では、わざわざ印象に残る形で描かれている。ミステリー作品において“食”が強調されるとき、それは後で意味を持つことが多い。ここはかなり意図的です。
理由が現時点で語られないからこそ、視聴者の視点は「何を隠しているのか」ではなく、「自分は何を見落としているのか」へと切り替えられる。この視点誘導こそが、『リバース』の巧さだと感じます。
美穂子の一言が刺さる:「深瀬君が知らないこと、あるんじゃない?」
交番での会話の中で、美穂子が放つ
「他の3人は元々仲がいいんだよね? 深瀬君が知らないこと、あるんじゃない?」
この一言は、ほぼ宣告に近い重さがあります。
“4人の秘密”だと思っていたものが、実は
“3人の共有している秘密”と、“深瀬だけが抱えている罪悪感”だった可能性。
深瀬は「隠していることはないと思う」と答えますが、この瞬間、彼の立ち位置が他の3人より一段低いことがはっきりします。
この伏線は、今後の人間関係の分断に直結していくはずです。
告発者が狙っているのは、真相そのものだけでなく、「仲間割れ」なのかもしれない。そんな嫌な想像が、自然と浮かんでしまいます。
小笠原の「捜査が打ち切り」発言:事故で得をしたのは誰か?
小笠原は、事故当時、状況が不自然だったにもかかわらず捜査が途中で打ち切られたと語ります。そして、「どうしても事故として片づけたい奴がいる」と匂わせる。
ここで初めて、事件が“個人の後悔”だけでなく、“権力”や“都合”と結びつく可能性が浮上します。
つまり、告発の黒幕や、事件を歪めた存在は、4人の中に限らないかもしれない。
『リバース』が単なる贖罪の物語で終わらないことを示す、かなり大きな伏線です。事件は、もっと広い場所で、もっと歪んだ形で動いている。その気配を、第2話は静かに置いてきました。
ドラマ「リバース」2話の感想&考察

第2話を見終わった直後の率直な感想は、「これは推理ドラマというより、“罪のドラマ”だな」というものでした。
犯人当ての快楽よりも、“黙ってしまった瞬間”の心理と、その選択がその後の人生をどう歪めていくのかを執拗に描いてくる。この苦さこそ、湊かなえ原作らしさだと感じます。
第2話は「罪の共同体」が完成する回だった
第1話では、告発文の不気味さと、深瀬の落ち着かない態度、人間関係の輪郭がまだぼんやりしていました。第2話でようやく、「10年前に何が起き、何を隠したのか」がはっきりと形になります。
飲酒運転を止められなかったこと。
その結果として広沢を死なせてしまったこと。
そして、飲酒の事実を伏せ続けてきたこと。
この瞬間、4人は完全に“罪の共同体”になります。
厄介なのは、この共同体が、全員同じ熱量で罪を抱えていない点です。
深瀬はずっと悔やみ続けている。一方で、他の3人は表面上、社会的にうまくやっているように見える。そこに告発が入り込むことで、罪の重さの差が、そのまま人間関係の歪みとして表に出てくる。
第2話は、その崩壊に向けた助走の回でもありました。
深瀬という主人公の「弱さ」が物語を動かす
(そして藤原竜也が上手い)
深瀬は決して格好いい主人公ではありません。優柔不断で、言い返せず、止められず、過去も現在も決断が遅い。
でも、だからこそ怖い。
見ている側が「自分にも同じ瞬間がある」と気づいてしまうからです。「止めた方がいい」と思いながら、空気に飲まれてしまう瞬間。第2話は、その縮図でした。
そして藤原竜也の芝居が、この弱さを“作り物”にしない。
感情を爆発させるのではなく、言葉にできない後悔や躊躇を、表情と間で積み重ねていく。その積み方があるから、深瀬という人物が嘘にならないのだと思います。
美穂子の距離感は正しい。でも正しいだけでは救われない
美穂子の問いかけは、間違いなく正論です。「隠している=罪の意識」と言われてしまえば、反論は難しい。
ただ、第2話で特につらかったのは、深瀬が美穂子に“裁かれている”ように見えたことでした。深瀬が恋人に求めたのは赦しだったのに、返ってきたのは倫理の刃。
もちろん、美穂子が悪いわけではありません。でも、正しさは必ずしも人を救わない。その現実が、あまりにも残酷です。
さらに襲撃未遂の件。
美穂子が危険に晒され、深瀬が助ける。普通の恋愛ドラマなら、ここで二人の距離は縮まるはずです。
でも『リバース』はそうしない。助けても、罪は消えない。優しさが免罪符にならない。その冷たさが、逆に現実的で、胸に残ります。
浅見の「教師」としての場面が、残酷に刺さる
浅見がサッカー部員たちを諭す場面。
「罪はごまかしても罪なんだ。今、ちゃんと言わないと」。
これは生徒指導の言葉でありながら、同時に、10年前の自分自身に向けた自己説教でもあります。
過去に言えなかったことを、他人には言える。でも自分の問題になると、黙るしかない。人間の弱さが、ここに集約されています。
さらに浅見は、車に「人殺し」と貼られ、ビールをかけられる。
過去の罪が、教師としての“今の立場”を直接揺さぶってくる。社会的にクリーンであることを求められる職業ほど、過去の汚点は致命傷になる。浅見という人物が、今後いちばん危うい立場に立たされる予感が強く残ります。
小笠原は敵か味方か。僕は「不気味な鏡」だと思った
小笠原は、深瀬たちにとっても、視聴者にとっても不快な存在です。踏み込み方が強引で、言葉が鋭く、容赦がない。
ただし、彼が言っている内容自体は合理的でもある。
「捜査が打ち切られた」「不自然なのに事故扱い」「事故に見せかけた殺人の可能性」。ここまで突きつけられると、視聴者も否応なく“真相”を見たくなる。
僕の考えでは、小笠原は正義の味方というより、「真実を暴く装置」です。
彼が正しいかどうかよりも、彼の存在そのものが“沈黙を許さない圧”になる。深瀬たちはその圧に晒されて、ようやく口を開く。小笠原は、罪を抱えた人間にとっての「鏡」のような存在なのだと思います。
僕の考察:告発者の狙いは「罰」より「告白」――そして分断
第2話のラストで、告発は四方へと広がりました。
その目的は、単純な復讐、つまり「罰を与えること」だけではない気がします。
告発者が責めているのは、“10年前の出来事”そのものよりも、“隠したこと”です。ビールという象徴、手紙の文言、実害に近づく行為。すべてが「黙るな」「告白しろ」という方向に収束している。
ただし、その告白は、4人を救うとは限らない。
むしろ告白させることで、4人の間にあった微妙な上下関係や温度差が露呈し、仲間割れが進む可能性が高い。
美穂子が指摘した「深瀬君が知らないこと」という線も含めて、第2話は“真実を一つにまとめる”回ではなく、“真実が割れていく”始まりの回だったと感じました。
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