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ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」8話のネタバレ&感想考察。離婚・実家・運命の人…“会わない時間”が心を近づけた回

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」8話のネタバレ&感想考察。離婚・実家・運命の人…“会わない時間”が心を近づけた回

第8話「離婚と実家と運命の相手」は、これまで積み重ねてきたムズキュンを一度すべて静かにほどき、その奥にあった“本音”だけを差し出してくる回でした。

みくりと平匡は、ほとんど同じ画面に登場しません。

それなのに、不思議なほど互いの存在が生活の隙間から滲み出てくる。冷蔵庫、洗濯物、実家の食卓、会社の飲み会──どの場面にも「相手がいない不在」がはっきりと刻まれていました。

8話は、恋が進む回ではありません。けれど、関係を続けるために何が必要なのかを、
二人が初めて同じ深さで考え始めた回です。

ここから先は、「離婚」「実家」「運命の相手」という重たい言葉が並ぶ8話の物語を、ネタバレ込みで丁寧に振り返っていきます。

目次

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話のあらすじ&ネタバレ

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話のあらすじ&ネタバレ

第8話「離婚と実家と運命の相手」は、ムズキュンの“砂糖”を一度ぜんぶ溶かして、底に沈んだ“本音”だけをすくい上げてくる回でした。

みくりと平匡、2人が同じ画面にほとんど映らないのに、心の距離だけがやたら近い。だからこそ、胸が苦しいのに目が離せないんです。

「無理です」が落とした影

物語の発端は、前回の“キスのあと”から続く、あの一言

みくりが、平匡との関係を「夫婦らしい次の段階」へ進めようとした夜。そこで平匡は、みくりを突き放すような態度を取ってしまいます。

言葉は短く、気持ちは長い。恋愛経験がないことへの不安、失敗する怖さ、年下の女性に委ねる情けなさ——その全部が一気に噴き出し、彼は“拒絶”という形でシャッターを下ろしてしまった。

みくりの傷は、想像以上に深かったと思います。

だって「怒る」より先に、あの子は「仕事として整える」方向へ行ってしまうから。

傷ついたまま、笑って、いつも通りに振る舞う。そういう人ほど、ある日突然いなくなるんですよね。

みくりが消えた朝

翌日、平匡の部屋からみくりがいなくなります。

突然の不在。
平匡はまず「自分のせいだ」と思い当たります。拒絶してしまったこと、傷つけたこと、取り返しがつかないかもしれないこと。
その考えが頭から離れないまま、会社へ行っても心ここにあらず。

そしてこの回、最初からずっと漂うのは“生活の穴”です。みくりがいないだけで、部屋がこんなに寒いのかと驚く。
人がいないのに、余白だけがずっと目に刺さる。

会社でバレそうになる「日雇い妻」

会社では沼田が鋭い。

勘が良すぎるあの人は、平匡の変化(弁当がない、表情が沈んでいる、挙動が変)から、2人の関係の核心に近づいていきます。

日野の何気ない言葉も、じわじわ効くんですよね。

「奥さん怒らせちゃった?」みたいな、明るい雑談の顔をした爆弾。平匡は“夫”なのに、夫らしい説明ができない。できないから余計に追い詰められていく。

沼田が放つ「日雇い妻」という表現が、笑えるのに、笑えない。

契約結婚というシステムが一瞬で丸裸にされて、「夫婦のふり」をしていた2人の足場がぐらつく。平匡はそれが怖い。でも同時に、怖いほど“みくりの存在の大きさ”も認めざるを得なくなるんです。

開けられない冷蔵庫

そして私がこの回で一番つらくて、一番泣きたくなるのがここ。

平匡が帰宅して、冷蔵庫を見つめるシーンです。

中には、みくりが作り置きしていった料理がずらり。なのに平匡は、すぐに閉めてしまう。

あれ、恋愛のメタファーですよね。

「向き合えば温められるのに、向き合う勇気がなくて閉める」
「見たら、取り返しがつかないと認めることになるから閉める」

みくりの“家事”って、平匡にとっては単なる便利じゃない。

生活そのものの救命具だったんだと思う。

食べること、眠ること、整えること。ひとりでできるはずなのに、誰かがやってくれていた現実を突きつけられると、人はこんなにも弱くなる。

館山へ—森山家に戻るみくり

一方のみくりは、実家がある館山へ。

表向きの理由は、母・桜の骨折。手伝いに帰るのは自然です。

でも視聴者は分かってしまうんですよね。「逃げたんだ」と。痛すぎる心を、あの部屋で回復させるのは難しかった。だから“家族”という安全地帯に身を寄せる。

ただ、逃げ方がみくりらしい。

黙って消えるのではなく、必要最低限の連絡を残し、生活が破綻しないように整えて出ていく。傷ついても責任感が勝ってしまう、あの健気さが痛い。

実家の空気が、思ったより重い

森山家はいつも明るい、超ラブラブ夫婦のイメージがありました。

でも桜が動けなくなった途端、表面の“ラブラブ”が剥がれ落ちて、日常の現実がむき出しになります。父・栃男は家事ができない。できないのに本人は悪気がない。桜はイライラが募っていく。

しかも、みくりが持ち込んだ空気(平匡との気まずさ)が、家族の空気をさらに重くする。

みくりが家にいること自体が、家族にとっては“いつもと違う”のサインなんですよね。

「離婚危機」の主役は誰?

この回、タイトルに「離婚」とあるから、つい“みくりと平匡”を想像しがちです。

けれど実際に離婚危機っぽいのは、森山家の両親。

桜は栃男に対して不満を爆発させるし、栃男はのん気に受け流す。

そこに「愛し合っているから大丈夫」という空気を置くのは簡単だけど、桜の苛立ちはたぶん“骨折の痛み”だけじゃない。長年積み上げてきた「見えない家事負担」が、動けなくなった瞬間に全部表に出てしまった感じがします。

この“親の夫婦問題”が、みくりの胸をさらにざわつかせるんですよね。

契約結婚の自分たちは、どこに向かうのか。自分たちもいつか、こういう局面を迎えるのか。

集まる女たち—やっさんと葵の「現実トーク」

館山には、やっさん(安恵)もやってきます。

野菜を抱えて、いつも通りの機動力で。みくりの“契約結婚”の事情を知りつつ、詮索しない距離感で寄り添うところが、ほんと友だちとして強い。

そして兄・ちがやの妻・葵も登場。

森山家の女性陣が台所に集まると、話題は自然と「結婚」「家事」「育児」「社会参加」へ広がっていく。
ここ、派手な恋愛シーンよりずっと刺さる人、多いと思います。

だって、恋って甘いだけじゃ続かないから。生活って、やることが多すぎるから。

みくりが「いつ産めばいいんだろう」みたいな問いを零す空気は、ドラマの中の会話なのに、現実の自分の人生にも繋がってしまう。

ときめかない方の「壁ドン」

そしてこの回の救いの一つが、あの“ときめかない壁ドン”。

ちがやの口の悪さ、理屈っぽさ、上から感。

日常で言われたら疲れるやつをフルセットで持ってる人なんですが(笑)、それを真正面から止めるのが葵の壁ドン。
しかも“恋愛のときめき”じゃなく、現実の苛立ちをぶつけるタイプのやつ。

やっさんがレクチャーして、葵が実行する流れも最高で、笑いながら「ああ、女はこうやって連帯するんだよね」って思っちゃいました。

みくりの妄想—館山で生きる別ルート

館山でみくりは、偶然ある人物に出会い、妄想スイッチが入ります。

「もしこの土地で生きるなら」
「もし東京に戻らないなら」

そういう別ルートを一瞬だけ具体的に描いてしまうのが、みくりの怖さでもあり、強さでもある。
彼女は“逃げる”ことを、ただの現実逃避にしない。逃げた先でも、ちゃんと生きようと考えてしまう。

この妄想は笑えるのに、涙が出る。

だってそれって、「平匡がダメなら人生終わり」じゃないって、自分に言い聞かせてる姿だから。傷ついた心が生き延びるための、必死の防衛なんです。

会社の飲み会—平匡が感情的になる

平匡は日野に誘われ、飲み会へ。

そこで風見とみくりのことを巡ってぶつかります。
風見は、家事代行としてみくりと過ごした時間がある。みくりの性格や癖を知っている。

平匡は“夫”なのに、その時間を共有できない。契約結婚という枠のせいで、夫なのに“夫らしくない”立場に追いやられている。

だから平匡は珍しく感情的になる。嫉妬って、相手を好きだと認めた人にしか出ない感情だから、見ている側は苦しいのに、どこか嬉しくもあるんですよね。

ただ、平匡はお酒が強くない。結果、泥酔してしまう。感情を出した後に倒れるの、平匡らしくて切ない……。


風見の過去が刺さる理由

飲みの流れの中で、風見は自分の過去を語ります。

学生時代、人気者だった彼と付き合った彼女が、「自分は地味で、釣り合わない」と苦しみ、すれ違ってしまった話。

風見は、どうすればよかったのか分からないまま大人になった——
そんな傷の残り方をしている。

このエピソードが効くのは、平匡とみくりにも似た構図があるから。

平匡は「自分は普通じゃない」と思っているし、みくりは「小賢しい」と言われた呪いを抱えている。

自己肯定感の低さが、恋を歪ませる。
恋愛は、好きだけでは救えない。
だからこそ“どう関係を作るか”が問われる。

冷蔵庫の中のメッセージ

そして平匡は、ついに冷蔵庫を開けます。

そこに並んだ作り置き。

1食ずつ丁寧に分けられた料理。さらに、添えられた短い言葉たち。

みくりは、あれほど傷ついたのに、平匡のためのごはんを用意して出ていった。
自分がいなくても平匡がちゃんと食べられるように。
生活が崩れないように。

ここで平匡はやっと、みくりがどんな気持ちで出ていったかを想像し始める。遅い、遅いけど——でも人って、痛みを知って初めて他人の痛みを想像できるから。

黙々と食べる平匡が、子どもみたいに見える瞬間があって、私はそこがすごく好きでした。

電話—素因数分解で剥がれる鎧

夜、平匡はみくりに電話します。

みくりは先に自分の結論を話そうとする。でも平匡は「先に話す権利がある」と言って、自分の言葉で説明しようとする。

この瞬間、平匡の成長が見えるんですよね。

“謝って終わり”じゃなく、“言語化して共有する”方へ進もうとしている。

平匡はついに告白します。自分には女性経験がないこと。
怖かったこと。失敗を想像してしまったこと。自分の気持ちでいっぱいで、みくりの気持ちを考えられなかったこと。

みくりは言う。「知ってた」と。彼女は大したことじゃないと思っていた。でも拒絶はショックだった、と。

この会話、恋愛の修羅場というより、“人間の面談”みたいで、それが良いんです。飾らない、取り繕わない。嫌われたくない気持ちを一旦脇に置いて、事実を言う。

怖いのに、言う。


「因数分解」の結論と、最後のすれ違い

みくりは自分の気持ちを“因数分解”して、余計な要素を取り払って、最後に残った答えを見つけたと言います。

収入とか、仕事とか、なりたい自分とか、いろいろ考えても、
それでも「このまま終わりは中途半端。もう一度会ってちゃんと話したい」。

だからみくりは、303号室に戻ろうとする。
火曜の分のハグも、取り戻したい。
平匡も「会える」と答える。

……なのに、ここでまさかの大すれ違い。

平匡は館山にいて、みくりは東京のマンション前にいる。

お互い、会いに行こうとして動いたからこそ、すれ違ってしまう。切なすぎるのに、ちょっと笑ってしまうのが逃げ恥らしさ。

そして館山では、栃男が平匡を全力でハグ(笑)。

家族アルバムや思い出ビデオまで引っ張り出して、“娘の夫(仮)”を歓迎する空気に包まれていきます。

みくりは一人、マンションの前で。平匡は館山で。離れているのに、2人とも「明日」を待ちわびている。

あのラストの余韻が、苦しくて、でも希望があって、たまらなかったです。

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話の伏線

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話の伏線

第8話は、事件の回収というより「これからの2人の恋愛観・夫婦観を支える柱」を静かに立てていく回でした。派手なムズキュンは少ないのに、後の展開に効いてくる“言葉”と“行動”がぎゅっと詰まっています。

冷蔵庫は「愛情の見える化」だった

みくりの作り置きは、家事の範囲を超えていました。

あれは「あなたの生活が崩れないように」という祈りであり、「自分は傷ついても仕事は全うする」という自己犠牲でもあり、同時に「それでもあなたが好き」という未練でもある。

平匡が冷蔵庫を閉めたのは、料理を拒否したんじゃなくて、みくりの“気持ち”を直視する勇気がなかったから。つまり、ここで描かれたのは“家事”ではなく、関係性の核心です。

これ以降、2人は「愛情=気持ち」だけではなく「愛情=行動・分担・言語化」の方向へ進んでいく伏線になっていると思います。

「素因数分解」という言葉の違和感

みくりが言ったのは「因数分解」。平匡が言い直したのは「素因数分解」。

この差、オタク的にはめちゃくちゃ大事で(笑)、要するに平匡は“気持ちを最小単位まで分けて”理解しようとしてるんですよね。

大きなままの感情って、誤解が混ざりやすい。でも最小単位まで砕けば、「本当は何が怖いのか」「本当は何が嫌だったのか」が見える。

この回の2人は、ようやく“本音の最小単位”に触れ始めた。ここから先の歩み方が変わる合図だと思います。

みくりママの「運命の人にする」

桜の言葉は、第8話最大の伏線であり、作品全体の主題にも繋がっています。

運命の人は“どこかにいる”んじゃなく、“いま隣にいる人を運命にしていく”。意思と努力で。仕事も家庭も同じ、と。

これって、恋愛のロマンを壊す言葉に見えて、実は一番ロマンがある言葉だと思うんです。偶然に頼らず、継続を選ぶことって、すごく強い。第9話以降、平匡とみくりが“夫婦っぽさ”に向き合うたびに、この言葉が背中を押すはず。

風見の過去=百合ちゃんルートの伏線でもある

風見が語った“どうにもできなかった恋”の話は、平匡にとっての鏡であると同時に、百合ちゃんにとっての予告編にも見えました。

自尊感情の問題は、誰かが「大丈夫だよ」と言っても簡単には変わらない。だからこそ、相手の問題を背負いすぎない距離感も必要になる。百合ちゃんと風見の関係は、今は軽口と探り合いだけど、ここから先「お互いの弱さ」をどこまで扱えるのかが問われていく気がします。

すれ違いのオチは「伝える技術」の伏線

館山と303号室でのすれ違いは、笑えるオチだけじゃないです。

“会いに行く”って、気持ちだけだと成立しない。場所、時間、連絡、確認、擦り合わせ——つまりコミュニケーションの技術が必要。恋愛って本当は、心だけじゃなく、段取りもいる。

第8話は、2人がその当たり前にぶつかった回。次から2人がどう“伝え方”を変えていくのか、ここが伏線になっていると思います。

栃男のハグとアルバム=「家族に入る」布石

栃男が平匡を抱きしめ、アルバムを見せるあの流れ。

あれはギャグなんだけど、同時に「平匡が森山家に迎え入れられていく」儀式にも見えました。契約結婚という形でも、周囲の人間関係は“家族”へ寄っていく。その流れは止められない。

つまり、2人の関係はもう“契約だけ”では回収できない場所へ来ている。この先、現実的な問題(職場、親、将来)も含めて、夫婦になる覚悟が必要になる伏線だと思います。

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話の感想&考察

逃げる恥だが役に立つ(逃げ恥)8話を見た後の感想&考察

第8話を見終わったあと、私はしばらく動けませんでした。ムズキュンって、キュンだけじゃなく「胸がむずむずする痛み」でもあるんだなって、久しぶりに思い知らされた回。

ここからはNATSU目線で、感情も考察も、ちゃんと大きめに書きます。

2人が“同じ画面にいない”ことが、こんなに刺さるなんて

第8話って、恋愛ドラマとしては反則級に“会わない”回です。でもね、不思議なんです。

会わないからこそ、相手の存在がずっと生活の隙間から染み出してくる。平匡がコンビニおにぎりを開ける手元だけで「みくりがいない」が分かる。冷蔵庫を閉める動作だけで「怖い」が伝わる。みくりが洗濯物を干す背中だけで「逃げた」が分かる。

恋って、言葉より先に生活に出るんだな、って思いました。

みくりの「いつも通り」が一番泣ける

みくりが本当に強いのは、怒鳴らないところでも、泣き崩れないところでもなくて。

傷ついたのに、ちゃんと準備するところ。
傷ついたのに、生活を回すところ。

それって健気というより、呪いに近い気がします。「ちゃんとしていれば愛される」「役に立てば捨てられない」っていう、無意識のサバイバル。彼女の“家事力”は武器なのに、時々それが彼女自身を縛ってしまう。

だから館山に逃げたのは、弱さじゃなくて、必要な避難だと思う。あのまま303号室にいたら、みくりは“愛されたい”より“役に立たなきゃ”が勝って、自分をさらに削っていた気がするから。

平匡の未経験は「恥」じゃない。でも、怖さは本物

恋愛経験がないことは、悪いことじゃない。なのに平匡は、それを“弱点”だと思い込み、先に自己否定してしまう。

ここ、すごくリアルでした。

経験がない人ほど、失敗の想像が上手いんですよね。やってもいないのに「こうなったら終わり」を無限に考えてしまう。平匡は誠実だからこそ、みくりを傷つけたくない気持ちもある。でも誠実さが、怖さで歪むと「拒絶」という一番残酷な形になる。

それを自分の口で認めたことが、第8話の平匡の最大の前進だと思います。遅くても、言葉にした人は変われるから。

冷蔵庫シーンで泣く理由

SNSでも「冷蔵庫で号泣」みたいな反応が多かった回ですよね。私はもう、あれは泣きます。泣くしかない。

だって、あの作り置きって、「私がいなくてもあなたは生きて」っていうメッセージでもあるし、「それでも私はあなたを想ってる」っていう告白でもあるし、「私の気持ちに気づいて」っていう最後のSOSでもある。

家事って、言葉よりも先に相手の体に届く愛情なんだなって思います。食べるって、今日を生きるってことだから。

そして平匡は、その愛情を最初は受け取れない。閉めてしまう。でも最後には食べる。受け取る。そこが、本当に人間で、愛おしくて、苦しい。

「運命の人にする」は、恋愛のラスボスみたいな名言

桜の言葉は、恋愛に夢を見てきた人ほど刺さるし、夢に疲れた人ほど救われる言葉だと思います。

運命の人は“現れる”ものじゃない。
“していく”もの。

これ、簡単に言うけど、めちゃくちゃ難しいです。だって“意思”って、感情が冷めた日にも必要だから。むしろ冷めた日、イライラする日、疲れて話したくない日にこそ必要だから。

でも、その難しさを「努力」と呼んでしまうと重すぎるから、私は“選び直す”って言いたい。毎日、相手を選び直す。その繰り返しが、夫婦なんだろうなって。

みくりの契約結婚は、突飛な設定に見えて、実は一番現実的な問いを突きつけてくるんですよね。「愛があるから結婚する」じゃなく、「どうやって関係を作る?」って。

百合ちゃんの「遠回り」が優しすぎる件

この回、百合ちゃんがすごく良かった。

酔い潰れた平匡を迎えに行くのも、風見に対してちょっと大人な距離を取るのも、全部が“無理に踏み込まない優しさ”でできてる。遠回りのドライブだって、あれは言葉にしない慰めですよね。

百合ちゃんは恋愛に不器用だけど、人を包む技術がある。だからこそ、風見みたいな“軽そうで傷がある男”に、少しずつ効いていく気がしてならないんです。

すれ違いラストが「希望」だった

館山と303号室のすれ違いって、普通ならイライラする展開です(笑)。でも逃げ恥のそれは、希望でした。

だって2人とも、“会いに行く”という行動を選んだ結果のすれ違いだから。

傷つけた側も、傷ついた側も、「終わらせる」じゃなく「会って話す」を選んだ。恋愛で一番難しいのって、たぶんこれ。黙ってフェードアウトする方が簡単なのに、ちゃんと話す方へ向かうのは、勇気がいる。

だからラストの“明日が楽しみ”の空気は、恋愛のキラキラじゃなく、生活のあたたかさでした。
「明日のご飯」「明日の会話」「明日のハグ」
そんな小さな予定が、人を生かすんだなって、じんわり沁みました。

次回が怖い。でも、見たい

第9話の公式あらすじには「別居状態から脱出し…」という言葉があります。つまり第8話は、別居という“距離”を経由して、2人がもう一度同じ方向を向くまでの助走だったんですよね。

ただ、距離が縮まると次に来るのは「期待」です。
期待って、幸せの種だけど、同時に地雷でもある。

平匡が変わった分、みくりの心も揺れるはずだし、周り(風見、百合ちゃん、会社)も動き出す。ムズキュンはきっと戻ってくるけど、それは“甘さ”だけじゃなく、“現実の揺れ”込みで。

だから怖い。でも、見たい。
この2人が、どうやって「運命の人にしていく」のかを、ちゃんと見届けたいです。

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