第4話までで、マチルダ失踪の手がかりは断片的に繋がり始めていました。
しかし第5話は、その断片が一つの人物――元「ビデオジュピター」店主・蛭田哲夫へと収束し、同時に雄太の贈賄事件も現実的な局面へと踏み込みます。
今回のテーマは、「逃げ道が塞がれていくこと」。
過去を追う三人と、現在を終わらせようとする雄太。二つの物語が、静かに同じ構造へ収束していく回です。
※この記事は、ドラマ「ラムネモンキー」第5話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
ドラマ「ラムネモンキー」5話のあらすじ&ネタバレ

第5話は「マチルダ失踪の手がかり=ビデオジュピター店主」と、「雄太(ユン)の贈賄事件」の2本が同時に進み、どちらも“逃げ道が塞がっていく”回でした。
探していた相手に辿り着けたのに、核心はむしろ遠ざかる。そんな嫌な手触りがラストまで続きます。
「ビデオジュピター」の店主に前科――“親切な兄ちゃん”の輪郭が崩れ始める
マチルダこと宮下未散の失踪を追う雄太(ユン)、肇(チェン)、紀介(キンポー)は、映画研究部の部室として入り浸っていたレンタルビデオ店「ビデオジュピター」の店主に“前科がある”という情報へ辿り着く。三人にとって、あの店は青春そのもの。だからこそ、そこでの記憶が汚される感覚が生々しい。
三人は警察署へ押しかけ、鶴見巡査に「店主について調べてほしい」と食い下がる。
鶴見がうんざりするのも無理はない。事件として立件されていない“失踪”を、しかも37年前の曖昧な記憶を頼りに追っているからだ。けれど、追う側にとっては「曖昧なまま放置してきた人生」の方がもっと怖い。だから三人は止まらない。
ここで重要なのは、三人が店主の前科を知って“過去を疑い始めた”点。思い出は美化されやすいけれど、美化された記憶ほど、現実と接触した瞬間に割れる。
第5話は、その割れ目があちこちに走っていく回でもある。
贈賄事件の公判準備――雄太(ユン)は「無罪で戦う」から揺れ始める
一方で、雄太は贈賄容疑で起訴されており、公判に向けた準備が進む。
本人は当初、無罪主張で争うつもりだった。けれど兄・健人、そして妻・絵美と話すにつれ、雄太の目線は「勝てるか」から「早く終わらせられるか」へズレていく。
この裁判パートがえぐいのは、雄太が“法廷”ではなく“生活”に追い詰められていくところだ。無罪を主張するには時間がかかる。時間は、家族の信用も、仕事の席も、世間体も、容赦なく削っていく。雄太はその削れ方を、身をもって知っている。
そしてこの回は、マチルダ探しと贈賄事件がただ並走しているのではなく、“見たくないものから目をそらす”という点で繋がっている。
過去も現在も、真実はしんどい。だから人は、都合のいい説明に寄りかかる。
「ガンダーラ珈琲」での作戦会議――店主の正体へ、名前が埋まっていく
肇と紀介は、なんとか店主の名前が「蛭田哲夫」だと突き止める。
三人は白馬が働く「ガンダーラ珈琲」で落ち合い、情報を整理する。ここで鶴見の調べにより、蛭田の前科が“アダルト雑誌の違法制作・販売”だったことも判明する。
「親切な兄ちゃん」だったはずの相手に、急に“裏の顔”が生える。この瞬間、視聴者も三人と一緒に、記憶の座標を失う。あの頃の自分たちは、どこまで見えていたのか。見えていたのに、都合よく忘れてきたのではないか。
白馬は、三人が勢いで“犯人像”を作りかけるのを止める役回りでもある。
若い彼女から見ると、当事者じゃないのに当事者みたいな顔で語る大人は危うい。でも同時に、白馬自身がこの物語に深く巻き込まれていくのが、第5話の怖さだ。
雄太の頭に蘇る「奇妙な記憶」――妄想が混ざるほど、核心に近い
店主の目的はマチルダだったのかもしれない――そう思った瞬間、雄太の頭の中で“奇妙な記憶”がフラッシュバックする。第5話の仕掛けはここが巧い。情報が揃うほど、記憶が鮮明になるのではなく、むしろ“妄想”が補完して、もっと分からなくなる。
雄太のフラッシュバックは、いわゆる「真相の再現映像」ではない。本人の中で“こうだったかもしれない”が膨らんでいる感覚に近い。だから見ているこちらも、どこまでが事実でどこからが脚色なのか、足場が揺れる。
ただ、ここで外せないのは「雄太たちが何かを見ているのに、忘れている」ニュアンスが繰り返し強調される点。忘れたのではなく、沈めた。そういう“自分で封をした記憶”の匂いがしてくる。
“ジュピターの家”という謎――バンコクの豪邸、月に一度の集会
三人はさらに、“ジュピターの家”という謎の組織を運営している人物の情報を得る。
普段はバンコクの豪邸に住み、月に一度、日本で集会を開いているらしい。そして「ちょうど今、日本にいる」と分かり、三人は勢いのまま乗り込む決断をする。
この“勢い”が、三人の青春回収スイッチでもある。
合理的に考えれば、相手が何者かも分からない場所に突撃するのは危険すぎる。でも彼らは、理屈より先に「確かめたい」が来る。肇が映画監督として、紀介が漫画を描く人間として、雄太が営業として、人生のどこかで“確かめる前に諦めてきた”分だけ、今の行動が乱暴になる。
突入の先は「秘密結社」…ではなく、まずサバゲーの洗礼
“ジュピターの家”へ辿り着いた三人(そして白馬も同行する流れになる)は、敷地に侵入しようとしていきなり洗礼を食らう。想像していたのは黒幕の集会、秘密結社の儀式。ところが現実は、外から見えない敷地内で盛り上がっている別の“遊び”で、三人は思わぬ形で巻き込まれてしまう。
この場面、コメディとして笑える一方で、かなり象徴的だ。三人が怖がっていたのは「自分たちの記憶が間違っていた」ことで、その恐怖を打ち消すために“もっと怖い陰謀”を作ってしまう。でも現地に行くと、陰謀の顔をしたものは案外しょうもなくて、逆に「じゃあ本当に怖いものは何だ?」が残る。
蛭田哲夫と再会――手荒い歓迎のあと、物語は一気に現実味へ
そこで現れたのが、元「ビデオジュピター」店主・蛭田哲夫。
中学時代以来の再会となる三人に対して、蛭田は手荒く歓迎する。ここで一気に空気が変わる。笑いでごまかしていたテンションが、急に“相手のペース”に呑まれていく。
三人が追っていたのは「当時の店主」だった。でも目の前にいるのは、バンコクを拠点にして金の匂いを纏った“今の蛭田”だ。過去の思い出を持ち込んでも、相手が同じ場所に立っていない。再会の残酷さが、ここで刺さる。
そしてここから蛭田は、自分の過去を語り出す。語りが始まった時点で、会話の主導権は完全に蛭田側に移った、と見ていい。
蛭田の半生――「成り上がり」の物語が、三人の傷口に触れる
蛭田は、貧しい環境から這い上がるために、いろいろな仕事に手を出してきたと語る。
80年代の空気、アダルト産業の熱、そして“見せしめ”のように逮捕された過去。そこからレンタルビデオ店に目を付け、ビデオジュピターを作り、フランチャイズ化していった――蛭田の話は、成功譚としては筋が通っている。
ただ、蛭田の語りが嫌なのは「努力したから勝った」という話に、他人の痛みが入っていないところだ。
逮捕が誰かの身代わりだったとしても、そこで踏まれた側の人生には触れない。三人が今まさに苦しんでいる“選択ミスの代償”を、蛭田は簡単に笑ってしまえる。
白馬がこの場で苛立つのも自然だし、肇や紀介が感情を抑えきれなくなるのも納得できる。蛭田の成功譚は、三人にとって「聞かされるだけで負けになる話」だからだ。
マチルダについて尋ねる――蛭田が語った“思いも寄らない事実”
雄太たちは蛭田に、マチルダのことを真正面から聞く。
すると蛭田は、マチルダについて徹底的に調べたこと、そして「手を引いた」ことを明かす。さらに彼女を“近づいちゃいけない女”と表現し、雄太たちにも「お前らも手を引け。知らない方がいいこともある」と警告する。
ここが第5話の肝だと思う。蛭田は「自分は何もしていない」と言い切らない。むしろ“調べた”と堂々と認めている。でも結論は「関わるのをやめた」。つまり、マチルダに関しては“触れたら終わる種類の闇”がある、と知っている口ぶりだ。
さらに蛭田は、雄太たちに対して決定的なことを言う。
「真相は外にあるんじゃなく、お前らの頭の中にあるはずだ」
――ここまで言われると、視点がひっくり返る。探すべきは蛭田の罪ではなく、“三人の記憶の空白”だと突きつけられるから。
雄太の裁判パートが加速――「無罪」より「早期解決」へ傾く理由
マチルダの謎が深まる一方で、雄太の贈賄事件は現実的に進んでいく。雄太は無罪を主張し続けるより、容疑の一部を認めて“早期解決”を図る方向に傾いていく。
ここで効いてくるのが兄・健人と妻・絵美の存在だ。
健人は雄太の人生の目標みたいな兄で、絵美は雄太が「この家を守りたい」と思う理由そのもの。二人の言葉は、雄太の判断を“正しさ”ではなく“損得”に寄せていく。
雄太は、法律論で勝ちたいのではない。生活を取り戻したい。だから「争う」より「終わらせる」を選びかける。ここが、マチルダを追う三人の“少年性”と真逆で、同じ回に並べたことで痛みが増している。
兄・健人が連れていく先――政治家・加賀見の家で渡される“現金”
そして雄太は、兄の健人に連れられて政治家・加賀見六郎の家へ向かう。加賀見は「妻と娘を守りたい」というような話をしつつ、雄太に現金を渡す。雄太はその現金を受け取ることで、自分の事件が“個人の失敗”ではなく、“誰かの都合のいい処理”である可能性を突きつけられる。
ここまで来ると、雄太の選択肢は一気に狭くなる。争えば、相手はもっと深く刺してくるかもしれない。飲めば、負けを引き受ける代わりに、家族と会社が守られる……はず。雄太が“執行猶予狙い”に傾くのは、逃げではなく現実的な防衛にも見える。
ただし、この防衛は「雄太本人の人生」を守らない。守るのは周囲だ。雄太だけが削れる構造が完成していく。
離婚届、尾行、そしてビデオの人影――“見えてしまう”ラストへ
終盤、雄太は仕事と裁判に追われながら家に戻るが、待っていたのは妻・絵美から突きつけられる離婚届だった。雄太は「早期解決で戻れる」と信じたかったのに、家庭の側はすでに“戻れない前提”で動いていた。
同時に、マチルダ探しのラインでも不穏が重なる。仕事帰りの白馬が夜道で尾行されている気配を感じる
。さらに、当時撮影したビデオを見返していた肇が、何かを発見し「こいつは…」と呟く。つまり、三人の記憶の外側に“映像として残っている事実”があるかもしれない、という希望が見える一方で、白馬が危険にさらされるという恐怖が立ち上がって終わる。
第5話のラストが意味深なのは、「真相に近づいたから危険が増した」というより、「真相に近づくために、誰かが先に“消しに来る”気配がした」からだと思う。ここから先、マチルダの謎は“過去の事件”から“現在進行形の脅威”へ変わっていく。
ドラマ「ラムネモンキー」5話の伏線

第5話は、店主・蛭田の正体が見えた分だけ「じゃあマチルダに何があったのか」が難しくなりました。
ここでは、作中で明確に示された“事実”を土台にしつつ、次回以降に繋がりそうな伏線を整理していきます(断定は避けて、成立条件まで落とします)。
蛭田の警告「手を引け」――“犯人”より怖いものがある
蛭田はマチルダについて「徹底的に調べた」「手を引いた」「近づいちゃいけない女」と言い、雄太たちにも「知らない方がいいこともある」と止めてきた。
この言い方が伏線なのは、蛭田が“犯人ムーブ”をしていないから。普通、追及されたら「知らない」「関係ない」で終わらせる。でも蛭田は“調べた”ことまで認めたうえで「踏み込むな」と言う。
つまり、蛭田は何かを知っている(あるいは“知ってしまった”)。ただし、知っている内容は「蛭田個人がやった犯罪」より、もっと広い危険(組織、権力、過去に関わった誰か)に繋がっている可能性がある。
「真相はお前らの頭の中」――三人が“見たのに忘れた”記憶の空白
蛭田の言葉で、捜査の焦点が変わった。
外にいる犯人を追うのではなく、「三人の記憶の空白」を掘る必要が出てきた。
ここでの伏線は2つ。
- 三人は同じものを見たのに、同じように忘れている(=個人の記憶違いではなく、共通の“沈め”がある)
- 中学生には理解できなかったが、今なら理解できる(=“出来事そのもの”より“意味”を理解できていなかった)
この条件だと、単なる事故や喧嘩というより、「大人の事情」「性的搾取」「権力の圧」みたいな“子どもが言語化できない種類”が疑われる。ここは今後の回で、記憶のピースが揃った瞬間に一気に回収されそう。
肇がビデオで見つけた人影――“記憶”ではなく“証拠”が動き出す
第5話終盤、肇が中学時代のビデオを見返し、何かを発見して「こいつは…」と呟く。
これはかなり強い伏線で、理由はシンプル。
三人の記憶は揺らぐが、映像は(編集されていなければ)揺らぎにくい。つまり、今後は「記憶の謎」から「映像に映った人物の特定」へ軸が移る可能性が高い。
ただし、ここで注意したいのは“証拠の出どころ”。
ビデオがいつ撮られたものか/どこで撮られたものか/誰が持ち出し可能だったか。この3点が整理されると、「映っていた人物=犯人」なのか、「映っていた人物=黙っていた共犯」なのか、切り分けができる。
白馬の尾行者――“巻き込まれる側”が狙われ始めた合図
白馬が夜道で尾行の気配を感じる描写が入り、第5話は終わる。
ここが伏線として怖いのは、白馬が“37年前の当事者”ではないこと。
つまり、尾行者が狙っているのは「過去の罪の清算」ではなく、「今、真相に近づいているルート」そのものだということ。
白馬は三人の行動を“現代側”に接続している存在で、情報収集の窓口にもなりうる。だからこそ、白馬が狙われるなら、次回以降は「自分たちだけで動く危険性」が一気に上がる。
贈賄事件の現金――得をするのは誰か、損をするのは誰か
雄太の贈賄事件は、公判準備の段階で「一部を認めて早期解決」へ傾く流れが描かれた。さらに政治家・加賀見から現金が渡される。
このラインは、マチルダ探しとは別に見えて、実は“権力側が都合よく人を処理する構造”という意味で同じ匂いがある。ここは伏線として、いったん「得した/損した」で整理しておくと分かりやすい。
- 得しそうな側:会社(組織の延命)、兄・健人(体制の維持)、政治家・加賀見(火消し)
- 損する側:雄太(責任の集中)、絵美と娘(世間の視線・生活の不安)
雄太が“執行猶予狙い”で飲み込んだ瞬間、損得の固定が始まる。ここが今後どう崩れるか(雄太が反転するのか、さらに押し潰されるのか)は、マチルダの真相と同じくらい見逃せない。
ドラマ「ラムネモンキー」5話の感想&考察

第5話を見終わって残ったのは、「核心に近づいた感」より「核心を避けさせられている感」でした。
蛭田に辿り着けたのに、マチルダの謎はむしろ“外側の犯人探し”から“内側の記憶掘り”へ移動。さらに雄太の裁判パートが、人生の方から首を絞めてくる。笑えるのに、笑った直後にしんどい。そんな回です。
「ジュピターの家」のオチが示したもの――妄想は、真実を隠すために育つ
第5話の前半、三人は“ジュピターの家”をかなり黒いものとして想像していた。でも実際に乗り込んでみると、想像していた儀式ではなく、別の現実が出てくる(しかも入り口でまずズレる)。
このオチ、単なるコメディじゃなくて、テーマに直結していると思う。
人は、見たくない現実があると、別の“分かりやすい悪”をでっち上げる。陰謀論が広がる構造と似ていて、三人もまた「本当に怖いもの(=自分たちの空白)」を直視できないから、外に悪役を作ってしまう。
だから蛭田が「手を引け」と言った瞬間、三人の妄想は壊れる。妄想が壊れると、残るのは“自分の中にある真実”だけ。これはかなりきつい。
蛭田の“成り上がり”が嫌に刺さる――勝ち組の論理は、敗者の傷を踏む
蛭田の半生は、筋だけ見れば「努力して勝った話」だ。貧しさから抜けるために動き、時代の波に乗り、事業を作り、売り抜けて、海外へ行く。
でも、三人にとっては最悪のタイミングで聞かされる成功譚でもある。
雄太は贈賄事件で“勝ち”から転落した直後。肇は仕事がなく借金を抱え、紀介は家族の介護で消耗している。そんな三人に向かって、蛭田は「結局は稼いだ者が正しい」みたいな空気を出す。
ここで白馬や肇が怒るのは正しい反応だと思った。怒りって、敗者が最後に守れる自尊心だから。第5話は、その自尊心がズタズタにされかけた回でもある。
雄太の裁判パートが“生活ホラー”だった――執行猶予を取りに行っても救われない
雄太が無罪主張を崩し、早期解決へ傾いていく流れは、法廷戦術としては理解できる。争えば長期化し、家族へのダメージも増える。
ただ、怖いのは「勝つ/負ける」の前に、雄太が“処理される側”に回っていること。
政治家から現金が渡され、兄はそれを当然のように受け止め、雄太は飲み込む。ここで雄太が守りたかったのは家族だろうに、結果として妻は離婚届を出してくる。
つまり雄太は、家族を守るために自分を差し出したのに、家族は「自分たちを守るために雄太から離れる」。理屈としては双方成立してしまうのがしんどい。第5話の裁判パートは、“正しい選択をしても報われない”という現実を突きつけてきた。
マチルダの「近づいちゃいけない」の意味をロジックで整理する
ここからは考察。断定はしない。
蛭田がマチルダを「近づいちゃいけない女」と言った理由を、成立条件で分けてみる。
仮説A:マチルダは“誰かに守られていた”
近づくと危ないのは、マチルダ自身ではなく、彼女の背後。例えば権力者・組織・家族・利害関係者。蛭田は“調べる”ことで背後を見てしまい、触れない方が生き残れると判断した。
成立条件は「蛭田が恐れる相手が存在すること」「蛭田がそこに繋がる情報を掴んだこと」。
仮説B:マチルダは“危険な真実を握っていた”
マチルダが偶然何かを見た/知った。子どもたちを巻き込まないために距離を取った。蛭田はその真実に触れてしまうと“巻き添え”になると知り、手を引いた。
成立条件は「三人の記憶の空白と繋がる出来事があること」。
仮説C:マチルダは“正体を隠していた”
教師として丹辺中に来たこと自体が、何らかの事情で偽装だった可能性。蛭田は調べて「この人は触れない方がいい」と判断した。
成立条件は「現在のマチルダ像と過去のマチルダ像にズレがあること」「三人が“中学生には分からない”種類の違和感を見ていたこと」。
第5話だけの材料で言えるのは、蛭田が“犯人の開き直り”ではなく、“巻き込まれ回避”に近い態度を取っている点。ここは次回以降、ビデオに映った人影の正体とセットで回収されるはず。
次回に向けての注目点――「こいつは…」と白馬の危機、そして雄太の転落
ラストで肇がビデオの中に“何か”を見つけたこと、白馬が尾行され始めたこと。この2つだけで、次回は一気にサスペンス濃度が上がる。
加えて、次回は雄太が離婚届を突きつけられ、肇のアパートに転がり込む流れが示されている。雄太の“生活の基盤”が壊れた状態で、マチルダの真相へ踏み込むことになる。これは精神的にかなり危険だし、逆に言えば「もう失うものが少ない」状態にもなる。
第5話は、謎が進んだ回というより、「謎に触れるための代償」が提示された回だった。
真相は近い。でも近づくほど、現在が壊れる。ここからの“青春回収”は、甘い回収じゃなくて、傷口を開けて拾い直す回収になる――そんな予感だけが、濃く残りました。
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