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ロングバケーション(ロンバケ)3話のネタバレ&感想考察。彼の純情が、恋も人生も立ち止まらせる夜

ロングバケーション(ロンバケ)3話のネタバレ&感想考察。彼の純情が、恋も人生も立ち止まらせる夜

第3話「彼の純情」は、やさしさや慎重さが、必ずしも正解にならない夜を描いた回でした。

踏み出せない気持ち、様子を見てしまう癖、傷つきたくないという恐れ――それらが重なったとき、恋も仕事も静かに狂っていきます。

南は仕事で、瀬名は恋で、それぞれの“限界”に触れ始める。
そして真二の存在が、澱んでいた空気を一気にかき回し、関係性を思わぬ方向へ転がしていきます。

ここから先では、ドラマ「ロングバケーション」第3話の内容を、ネタバレありで整理していきます。

目次

ドラマ「ロングバケーション」3話のあらすじ&ネタバレ

ドラマ「ロングバケーション」3話のあらすじ&ネタバレ

第3話「彼の純情」は、タイトルの“純情”がそのまま刺さってくる回。

恋も仕事も、踏み出せない・踏み外す・踏み込まれる。そんな「タイミングの残酷さ」が、登場人物全員に降りかかります。

南は仕事で“落ち目”を突き付けられ、瀬名は恋で“奥手”を突き付けられる。そして、真二という嵐みたいな存在が、静かに澱んでいた空気を一気にかき回していくんです。

南、仕事の現場で心が折れていく——新人モデルいづみとの衝突

モデルとしての仕事が減ってきた南は、ついに「新人モデル・いづみ」を任される立場に回ります

でも南は、マネージャー的な“裏方”の仕事に気持ちが追いついていない。そこへ追い打ちみたいに、いづみの反発や態度がぶつかってきてしまうんですよね。

基礎訓練をめぐって南といづみはケンカに。
ここ、ただの口論じゃなくて、南の「私はまだ終わってない」っていうプライドと、いづみの「私はこれから始まる」っていう尖りが真正面からぶつかる感じ。

恋人に逃げられた心の傷が、まだ乾いてないまま。そこに“仕事での立場の変化”が来るって、本当にきつい。

南って強そうで、言葉も派手で、笑いも取れる。でも、強いからこそ「弱音を吐く場所」がない。だから現場で爆発しちゃうのが、すごくリアルに見えます。

瀬名、貴子にダメ出ししてしまう——「先生」と「才能」の痛い距離

一方の瀬名は、ピアノ教室で生徒の貴子にレッスン。

貴子は次の課題曲に進みたがるのに、瀬名は「まだ早い」と止めてしまい、貴子の怒りを買います。

このシーン、瀬名のダメ出しが厳しいというより、「瀬名自身が迷ってる」感じがにじむんですよね。
教える立場なのに、自分の人生が不安定。夢を語るにはくすぶりすぎていて、でも諦めるにはまだ若い。その“中途半端さ”を、貴子のまっすぐさが容赦なく照らしちゃう。

貴子は優等生で、譜面に忠実で、結果がすべてみたいな子。そんな子にとって、瀬名の「言い切れなさ」や「曖昧さ」は苛立ちの対象になる。

だから、ぶつかるのは必然だった気がします。

夜、南がベロベロに酔って帰ってくる——傷が剥がれる夜

その夜、南は弟・真二が勤めている(関わっている)クラブへ。
そして、ベロベロに酔って帰宅します。

南の酔い方って、ただの陽気さじゃないんですよ。

笑ってるのに、目が笑ってないやつ。テンションが高いのに、どこか“自分を壊しにいってる”感じ。あの空気が痛いほど分かる人、きっと多いと思います。

失恋と仕事の不安が重なると、心の居場所がなくなる。

「今日だけは考えたくない」っていう願いを、アルコールで無理やり叶えようとしてるようで……見ていて胸が詰まります。

忘れ物のカバン、シャ乱QのCD——貴子の“普通の女の子”がこぼれる瞬間

酔って帰ってきた夜、貴子が忘れ物を取りに来る流れがまた絶妙

瀬名は、貴子が持っていたシャ乱QのCDのことを知ってしまい、貴子はそれを恥ずかしがります。

ここが私、すごく好き。
「ちゃんとしたピアニストになりたい」「楽譜に書かれてないことはしない」みたいな、ガチガチの貴子が、実は普通に流行の音楽も好きで、ちょっと照れて、ちょっと焦る。

しかも南が、その曲のフレーズを口ずさむ(歌っちゃう)のが最高で。南って“型”がないからこそ、人の心をほどくんですよね。貴子が思わず「私も…」って言っちゃう空気、かわいすぎる。

瀬名もそこで、クラシックだけじゃない「音楽の楽しさ」を言葉と演奏で伝えていく。

貴子の心の扉がほんの少し開くのって、こういう何気ない共通点なんだなって、しみじみします。

貴子の留学が突き刺さる——置いていかれる側の焦り

貴子は、名門ジュリアード音楽院への留学が決まっているような“本気の子”でもある。

ここが残酷で。
瀬名は、才能がないわけじゃない。むしろ“本気で弾けばすごい人”という空気は作中でも漂っている。なのに、今の瀬名は「バイトの講師」として日々を回しているだけで、未来を切り開く行動ができない。

そこへ、若い生徒が海外へ飛び立つ話。

焦るよね。刺さるよね。瀬名の「現実を見るのが怖い」って気持ちが、ここで一気に濃くなる気がします。

南、いづみの担当を外される——そして“クビ”という現実

翌日、南はいづみの担当を外されたと告げられます。

さらに別情報では、南はそのケンカが原因でモデル事務所をクビになったとも整理されています。

この流れ、めちゃくちゃ苦い。
南って、恋愛で転んでも、仕事で転んでも、基本「起き上がる」人じゃないですか。
でも“起き上がる前”の時間が、今回は長い。ここで初めて、南が“勝手に強い女”として消費される側じゃなく、ちゃんと失敗して、ちゃんと落ち込む側に回るのが胸にきます。

落ち込むって、サボることじゃない。
「自分の価値が分からなくなる」って、静かな崩壊なんだよね。

涼子のコンクール、瀬名は断る——「今は試す時じゃない」という逃げ

瀬名は涼子からコンクールの申し込み書を渡されます。
でも瀬名は、その気がないと断ってしまう。

ここが第3話の“しんどい核”だと思う。
瀬名は「今は自分を試す時じゃない気がする」と言うけど、それって裏返すと「試した結果、ダメだったら立ち直れない」っていう怖さなんですよね。

好きな人(涼子)に応援されても、未来のチャンスを差し出されても、受け取れない。
純情って美しいけど、“行動できない純情”は、自分にも相手にも、じわじわダメージを与えていくんだなって思わされます。

ペディキュアの時間に出てきた「ロングバケーション」——傷を抱えた人の処方箋

落ち込む南は、ペディキュアをしながら瀬名と話す時間で、少しだけ気持ちが上向きます。

この会話が、ただの癒しじゃないのが良い。
南はこの回で「ロングバケーション」という言葉と、その意味を口にします。

人生がうまくいかない時期を、「神様がくれた長い休み」みたいに捉える。
それって一歩間違えると“現実逃避”なんだけど、南の口から出ると、不思議と「生き延びるための知恵」になるんだよね。

南は分かってる。今の自分がその真っただ中にいるって。だからこそ、笑える。だからこそ、他人にも渡せる。

瀬名がまだそれを“自分のこと”として実感できていないのも、この回の面白さです。

謝罪のはずが恋の地雷——涼子を真二のクラブに招待する

南は、涼子を困らせたお詫びとして、真二のクラブに招待します。


前回のラーメン屋での件を、南がきちんと謝る流れがあるのも大事。南って、勢いでやらかすけど、ちゃんと反省して謝れる人なんだよね。

そして南の本音は、たぶん2つ。
1つは「ごめんね」をちゃんと形にしたい。
もう1つは、瀬名と涼子の距離を縮めたい。

だけど、善意って、時々いちばん残酷な方向へ転がる。

真二と涼子が意気投合——瀬名とるうが傷つく夜

クラブで、真二と涼子は驚くほど気が合ってしまいます。
初対面じゃないみたいな空気で、ジャムセッションで盛り上がる描写も。

瀬名は、あの場で“瀬名らしく”黙ってしまう。

積極的にアプローチできない瀬名をよそに、真二が涼子をタクシーで送っていく流れになり、2人は店を出てしまうんです。

ここ、視聴者の心が一斉にザワつくところ。
「そこで行けよ!」って叫びたくなる。瀬名の気持ちも分かる。分かるけど、行ってくれ……!って。

しかも傷つくのは瀬名だけじゃない。

真二の恋人・るう(ルミ子)も傷つく。クラブの空気は明るいのに、恋の空気だけが冷えていく感じが、めちゃくちゃ切ないです

深夜、るうが駆け込んでくる——「帰ってこない」という不安で幕引き

そして第3話のラストは、さらに不穏。
涼子を送った真二が帰ってこないことに不安になったるうが、瀬名と南のもとへ駆け込んできます。

ここで終わるの、ずるい。
恋が始まる時って、キラキラだけじゃなくて、だいたいこういう「疑い」「嫉妬」「想像」の黒い影が一緒に育つんだよね。

南の“ロングバケーション”は、休暇どころか、心を試される長期戦に変わっていきます。

ドラマ「ロングバケーション」3話の伏線

ドラマ「ロングバケーション」3話の伏線

第3話は、恋の爆弾を置いていく回でもあります。

しかも、派手な事件より「言えなかった一言」「行けなかった一歩」みたいな、静かな伏線が多いのがロンバケらしさ

ここから先の展開をより楽しむために、第3話で見えてきた“芽”を整理しておきます。

南のキャリア崩壊が示す「次の人生」

南はいづみとのケンカをきっかけに担当を外され、さらにクビになったとも語られます。これってつまり、南が「モデルとしての自分」にしがみつくフェーズが終わっていく合図。

南は“愛される側の職業”の象徴みたいな人だったのに、その場所から降ろされてしまった。この喪失は、この先の南の選択(働き方、人との関わり方、恋の仕方)を全部変えるはずです。

瀬名の「試さない」クセ——コンクール拒否の意味

涼子が差し出したコンクールの申し込み書を、瀬名は断ります。この“拒否”って、ただの慎重さじゃなくて、瀬名の弱さの形。

行動しないことで傷つかないようにしている。
でも、行動しないことが、結果的にもっと大きな後悔を生む。第3話は、その予告編みたいに見えました。

貴子の留学——早熟な世界が瀬名に突きつける現実

貴子が留学を決めたことは、瀬名にとって“時間切れ”の警告みたいに響くはず。
才能の世界は、待ってくれない。若い子はどんどん前へ行く。

瀬名がこの現実にどう向き合うか。

第3話は、瀬名の「まだ大丈夫」が一番危うい地点にあることを示していました。

真二×涼子の急接近——恋の三角(四角)が本格化する予感

南が瀬名の恋を応援しようとして連れて行ったクラブで、真二と涼子が意気投合。
しかも、真二が涼子を送って帰ってこないという状況まで発生。

ここから先、瀬名の恋は「涼子に近づけない」だけじゃなく、「別の男に奪われるかもしれない」という恐怖に変わっていくはず。
恋が“待つもの”から“戦うもの”に変わる分岐点です。

るう(ルミ子)の痛み——恋人関係の地盤沈下

真二と涼子の相性の良さは、るうを傷つけます。
さらに「帰ってこない」という不安で、るうは瀬名たちの元へ。

この時点で、るうの心はもう“疑い”を覚えてしまった。
信頼って、一度ヒビが入ると、修復するのに時間がかかる。ここが後々大きな波になる予感がします。

「ロングバケーション」という言葉——物語全体のテーマの提示

第3話で南が口にする「ロングバケーション」という言葉と意味
これは単なるタイトル回収じゃなくて、物語の“生き方”の伏線だと思います。

恋に失敗した時、仕事で躓いた時。その時間を「終わり」じゃなく「長い休み」として受け止められるか。

この言葉を信じられるようになるまでが、南と瀬名の成長の線になるはずです。

ドラマ「ロングバケーション」3話の感想&考察

ドラマ「ロングバケーション」3話の感想&考察

第3話は、見終わったあとにまず言いたくなるのがこれ。

瀬名ーーーー!そこで行けーーーー!

…なんだけど、時間が経つほど「でも、分かる」ってなっちゃうのが悔しいんですよね。

「彼の純情」は、優しさじゃなくて“怖さ”の別名かもしれない

瀬名の純情って、清らかで、誠実で、相手を大事にしたい気持ちが根っこにある。でも第3話で描かれる純情は、どちらかというと「自信のなさ」と隣り合わせ。

真二が涼子を送ると言い出した時、瀬名は拗ねて引いてしまう。
あの瞬間の瀬名は、恋を守りたいんじゃなくて、傷つきたくない気持ちが勝ってしまったように見えました。

純情って、確かに美徳。
でも「動かない純情」は、恋においてはときに“凶器”になる。自分も相手も、じわじわ苦しめるから。

南の強さって「立ち直りの速さ」じゃない。ちゃんと落ちる強さだと思う

南がいづみとケンカして、担当を外されて(そしてクビになって)落ち込む流れ。
見ていてつらいのに、目が離せないのは、南が“格好悪い自分”を隠さないからだと思うんです。

強い女って言われる人ほど、弱さを見せると叩かれる。
でも南は、笑いながら崩れる。怒りながら泣く。そういう不器用さで生きてる。

ペディキュアのシーンで「ロングバケーション」という言葉を差し出すのも、強がりじゃなくて、ちゃんと“自分に言い聞かせてる”感じがした。
ああいう言葉って、本当に底まで落ちた人しか言えないから。

貴子とシャ乱Q——“上手くなる”より“好きでいる”ことの難しさ

貴子がシャ乱QのCDを持っていたことを知って、恥ずかしがる。
あの一連の流れ、たぶん「貴子が可愛い」だけじゃない。

“ちゃんとした自分”でいるために、好きなものを隠してしまう。
評価されるために、楽しむことを後回しにしてしまう。

これって、音楽だけじゃなく、恋愛でも仕事でも同じだと思うんです。
「ちゃんとしていたい」って気持ちは大切。でも、ちゃんとすることに必死になって、自分の“好き”を置き去りにすると、どこかで息が詰まる。

瀬名が貴子に伝えようとする「音楽は楽しむもの」という感覚は、瀬名自身が一番忘れていたものかもしれません。

真二という男の眩しさと危うさ——恋を“奪う”人の罪深さ

真二が登場すると、空気が変わる。
クラブで涼子と意気投合してしまうのも、真二のコミュ力と軽やかさのなせる技。

でも真二の怖さは、“本人が奪っている自覚が薄い”ところ。
瀬名の恋も、るうの安心も、たぶん真二は悪気なく崩してしまう。

そして、悪気がない分だけ、周りはもっと苦しくなる。
恋愛って、正しさの勝負じゃなくて、タイミングと体温の勝負なんだって、真二が証明しちゃってる気がしました。

南と瀬名の距離——“恋の手前”がいちばん濃い

第3話って、恋が進む回じゃないのに、なぜか“近さ”が増している回だと思うんです。ペディキュアの時間、シャ乱Qで盛り上がる夜、酔って帰った南を受け止める空気。

瀬名と南は、恋人じゃない。
でも、同居しているからこそ見えてしまう“素”がある。

そしてたぶん、南はもう気づき始めてる。
自分が瀬名の恋を応援しているようで、実は瀬名の感情に一番振り回されているってことに。

第3話ラスト、るうが駆け込んでくるあの不穏な幕引き。
あれは、恋の修羅場の始まりでもあるけど、同時に「南と瀬名が本当に支え合う時間が増えていく」合図にも見えました。

ロンバケって、派手に抱きしめるより、
“黙って同じ部屋にいる”ことで恋が育つドラマなんだよね。

第4話、絶対しんどい。
でも絶対、目が離せないです。

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