注目の月9ドラマ「好きな人がいること」ですが、第7話が終了しました

ついに夏向が戻ってきました。血が繋がっているのが忘れていたほど、柴崎兄弟の絆は強かったです。冬真も料理を始めることを決意しました。
さて、千秋の思いがどんどん美咲に惹かれていきます。千秋VS夏向の恋の結果はどうなるのでしょうか?
最終章を迎えた月9ドラマ「好きな人がいること」の第8話(9月5日放送)のあらすじと感想を紹介したいと思います。
※以後ネタバレ注意
好きな人がいること8話のあらすじ&ネタバレ

落ち着きを取り戻したSea Sonsと二つの課題
柴崎三兄弟は仲直りし、「Sea Sons」の営業も通常に戻る。
冬真は厨房のアシスタントとして修行を始め、店に活気が戻っていた。そんな中、美咲は二つの課題を抱えていた。一つは、東京の有名レストラン「リアプス」のプロデューサー・大橋尚美が手がけるダイニングアウト企画で、夏向と共に料理とデザートを考えプレゼンを成功させること。
もう一つは、前回夏向から受けた告白への返事をすることだった。心は固まりつつも、仕事のプレッシャーでタイミングが掴めずにいた。
美咲は後輩の若葉に電話で相談し、「早く返事をしたほうがいい」と背中を押されるが、仕事を理由に先延ばしにする。そこへ冬真が現れ、兄弟と共に花火大会へ行こうと誘う。
花火を見ながら夏向と美咲は距離を縮め、「返事は明日言う」と美咲は決意。だが夏向はそれをデザートの完成と勘違いし、翌日の食材探しに誘う。冬真は二人が恋人になるのも時間の問題だと千秋に報告し、美咲が千秋への未練を断ち切ったことを伝える。千秋は複雑な心境のまま、兄として二人を見守る決意をする。
ダイニングアウトへの挑戦とデザート作り
夏向と美咲はコラボ企画の料理とデザート開発に没頭。
互いのレシピノートを交換しながら意見を出し合い、試行錯誤の末に料理とデザートを完成させる。美咲は「誰かの料理に合わせてデザートを考えるのは初めてで新鮮」と語り、夏向も「二人で成功させよう」と笑顔を見せる。
プレゼン当日、二人は大橋尚美に試作品を出すが、彼女は料理を高く評価しつつ「デザートが足を引っ張っている」と指摘し、新しいパティシエ候補の資料を渡す。その場に居合わせた美咲は、自分のデザートが原因で計画が破談になりそうなことを知りショックを受ける。
海辺のショップ「LEG END」でヤケ酒を飲み、千秋に家まで送られる途中で「夏向が他のパティシエと組むかもしれない」と涙ながらに打ち明ける。帰宅後、美咲は「私が足を引っ張った。もっと優秀なパティシエはいくらでもいる」と謝るが、夏向は「少しでも期待した俺が馬鹿だった」と冷たく突き放し、二人は激しく口論してしまう。
すれ違いと誤解、そして再び向き合う二人
翌日、大橋尚美は「夏向が新しいパティシエを断っている。理由がわからない」と千秋に相談。千秋はゴミ箱に捨てられた資料を見つけ、美咲に「夏向は他のパティシエを断っている。待っているんだよ、美咲のこと。もう一度話してみて」と伝える。夏向の真意を知った美咲は急いで厨房に向かい、夏向の料理を思い出しながら新しいデザートを試作する。
再度のプレゼンで、大橋尚美は「夏向にとってはチャンスだから諦めて」と美咲の頼みを拒む。
しかし、美咲は「どうしても二人で成功させたいんです」と訴え続ける。そこへ夏向が現れ、「だったら俺も降りる。こいつとじゃなきゃやりません。俺の料理を一番わかってくれているのはこいつだから」と宣言し、大橋尚美に美咲の新作デザートを試食させる。彼女は二人の熱意に折れ、新作を認めた。
プレゼン成功後、美咲は「ごめん。二人で成功させようと約束したのに諦めようとしてた」と謝り、夏向は「言い訳をするな。お前の代わりなんかいない」ときっぱり告げる。美咲は改めて夏向の存在の大きさを実感し、二人は「今日の夜お祝いしよう」と約束。美咲はケーキを作るため「Sea Sons」へ、夏向は自宅で彼女のデザートに合う料理を作り始める。
千秋の揺れる心とまさかのバックハグ
一方、千秋は元恋人・楓と寄りを戻したものの、美咲への想いを断ち切れずにいた。
夏向が美咲に告白したことを知り、デザートのプレゼンが成功して美咲が答えを出すと悟った千秋は、レストランを訪れ美咲の背中を見つめる。
新作ケーキを完成させ、夏向の元へ向かおうとしたその瞬間、千秋は衝動的に美咲を背後から抱きしめた。突然のバックハグに驚いた美咲はケーキを落としてしまう。その頃、夏向は自宅で美咲の帰りを待っていた。
好きな人がいること8話の感想&考察

ダイニングアウトが描いた「仕事と恋の両立」
第8話は、仕事と恋が交錯する展開だった。
ダイニングアウトのプレゼンは、恋愛ドラマの中で「料理を通じた信頼関係」が美しく描かれ、NATSUとしても胸が高鳴った。
美咲が夏向のノートを読み、夏向が美咲のノートを読むシーンは、互いを尊重し合うパートナーとしての成長を感じさせ、微笑ましい瞬間だった。さらに、失敗後のヤケ酒シーンで千秋が彼女を家まで送る姿には、優しさと未練が滲み、視聴者としても胸が締め付けられた。
すれ違いと本当の気持ち
美咲と夏向の喧嘩は、恋人未満の不器用な二人を象徴していた。
美咲は自分の力不足に落ち込みながらも、夏向が他のパティシエと組むのではという嫉妬を隠せず、夏向もまたプレッシャーを抱えた彼女に厳しい言葉をぶつけてしまう。
視聴者としては「夏向、今は抱きしめるタイミング!」と思わず声を上げたくなる場面だ。しかし翌日、夏向が他のパティシエを断っていたことが判明し、彼の不器用な優しさに胸が熱くなる。恋と仕事のバランスに苦悩する二人の姿はリアルで、共感を呼んだ。
千秋の葛藤と背中の抱擁
8話最大の衝撃は、千秋のバックハグだった。楓と関係を修復したものの、美咲への想いを抑えきれず、衝動的に彼女を抱きしめる。
落ちたケーキと共に崩れた均衡は、三角関係の再燃を予感させる。あの瞬間、視聴者の多くが「千秋、ずるい!」と感じながらも、その切ない想いに心を揺さぶられたはずだ。
兄として、恋する男としての一線が曖昧になり始めた千秋の行動が、次回の波乱を予感させる。
仕事仲間からパートナーへ
プレゼンで夏向が「こいつ(美咲)とじゃなきゃやりません」と宣言する場面は、まるでプロポーズのようだった。
夏向にとって美咲は、自分の料理を最も理解する唯一の存在。
仕事のパートナーから人生のパートナーへと関係が進化する瞬間だ。美咲もまた、自分の弱さを認めつつ夏向に支えられながら成長する。二人の関係が“恋”ではなく“信頼”で結ばれていることが、この回の魅力でもある。
まとめと次回予想
第8話は、仕事と恋が交錯する「大人の青春ドラマ」そのものだった。
恋に悩み、仕事に全力で挑み、すれ違いながらも支え合う二人の姿が胸に響く。夏向の「お前の代わりはいない」という言葉は、何よりも力強い愛の表現。千秋のバックハグがもたらした新たな波紋により、物語はいよいよ最終章へと加速していく。
美咲がどんな決断を下すのか——「仕事」「恋」「家族」すべてを抱きしめながら成長する彼女を見守りたい。
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