もし、ある日突然、「ママ」と呼ぶ小さな男の子が目の前に現れたら——。
ドラマ「未来のムスコ」は、恋人も結婚も予定のない28歳女性・汐川未来の前に、2036年からタイムスリップしてきた“未来の息子”が現れるところから始まります。
彼が語る父親は、“まーくん”という名前だけ。そして、その候補として浮かび上がるのは、元恋人・同級生・年下男子という、まったくタイプの違う3人の男性でした。
これは単なる父親探しの物語ではありません。
恋をすること、家族になること、夢を続けること、人生を選び直すこと。未来から来た息子の存在が、主人公の止まっていた時間を強制的に動かしていく——。
笑えて温かいのに、どこか切ない。「未来のムスコ」は、恋と家族と未来をめぐる“生き直し”の物語です。
2026年1月~3月の火曜ドラマは「未来のムスコ」に決定!

2026年1月期のTBS火曜ドラマ枠(毎週火曜よる10時)で、「未来のムスコ」が放送されます。放送開始日は2026年1月13日(火)で、第1話から物語が本格的に動き出します。
放送後は、TBS FREEやTVerでの見逃し配信にも対応予定となっており、リアルタイム視聴が難しい人でも追いやすい体制が整えられています。
本作の大きな魅力は、恋愛ドラマの王道要素である「運命の再会」や「三角関係」を、タイムスリップという仕掛けで大胆に再構築している点です。
恋人いない歴10年のアラサー女性の前に、突然“未来のムスコ”が現れ、いきなり母になるところから物語が始まるという、非日常的な導入が強いフックになっています。
さらに、ムスコが語る父親“まーくん”候補として、元恋人・同級生・年下男子というタイプの異なる3人が浮上。
毎話、ラブストーリーとしてのときめきと、家族ドラマとしての温かさ、そして「父親は誰なのか?」というミステリー要素が同時に転がっていく構造になりそうです。
ドラマ「未来のムスコ」のあらすじ

主人公の汐川未来(しおかわ・みらい)は、“定職なし、貯金なし、彼氏なし”の28歳。
俳優という夢を追い続けているものの、現実はアルバイトに追われる毎日で、心も生活も行き詰まりかけています。
そんなある夜、レモンサワー片手に将来を案じていた未来の前に、雷鳴とともに小さな男の子が突然現れます。
未来のことを「ママ」と呼び、颯太(そうた)と名乗るその子は、2036年からタイムスリップしてきた“未来の息子”だと言うのです。
颯太の目的は、未来と“まーくん”と呼ばれるパパを仲直りさせること。
結婚も恋人もいないのに母親になるなんて信じられない——それでも、幼い颯太を放っておけない未来は、奇妙な共同生活をスタートさせます。
そして始まるのが、未来と颯太の“まーくん探し”。未来の前に浮上する“まーくん候補”は、性格も立場もまったく異なる3人の男性です。
タイプが違うからこそ、未来が誰を選ぶかという恋の物語だけでなく、「未来がどんな人生を選び直すのか」という“生き直し”の物語にも直結していきます。
ドラマ「未来のムスコ」は原作はある?

原作はあります。
本作は、集英社「ヤンジャン+」で連載されていたコミック
「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!」 を原作にした実写ドラマです。
原作は阿相クミコ、漫画は黒麦はぢめが手がけています。
原作紹介でも、アラサー女性の前に“未来の息子”が現れて始まる新感覚のホームラブコメであること、そして父親探しが大きな軸になることが明確に打ち出されています。
原作があるタイプのドラマのため、既読の人は「ドラマでどうアレンジされるか」を、未読の人は「父親が誰なのかをドラマと一緒に推理できるか」を、それぞれ楽しめる構成になりそうです。
ドラマ「未来のムスコ」の予想ネタバレ&考察

ここからは、公式に公開されている設定をもとにした予想と考察です。放送後に印象や解釈が変わる可能性があります。
考察1:最大の謎は“まーくん”の正体。王道に見えて、全員が怪しい
颯太が語る父親“まーくん”候補として、すでに3人の男性が提示されています。
- 吉沢将生:劇団「アルバトロス」の座長・演出家で、未来の元恋人。過去に“最悪な別れ方”をしており、颯太の存在が忘れていた出来事を呼び起こす存在になりそうです。
- 松岡優太:保育士で、園児や保護者から“まー先生”と呼ばれる人物。包容力があり、未来の前に運命的な再会として現れる王道枠。
- 矢野真:若手劇団員で脚本も担当。未来に想いを寄せながらも、それを胸に秘めている“ダークホース”。
名前の響きだけなら優太や将生が“まーくん”らしく見えますが、真がわざわざ「ダークホース」とされている点を考えると、終盤で急浮上する可能性は十分ありそうです。
考察2:颯太の登場で、未来の人生が“強制的に二者択一”へ追い込まれる
未来は夢を追う一方で、母・直美から
「30歳までに成功しなかったら地元に帰ること」
という条件付きで上京している、という背景があります。
颯太の登場によって、未来は“ひとりで頑張る人生”から強制的に降ろされ、「夢を追い続けるのか」「生活を選び直すのか」人生の根っこを問われる局面に追い込まれていきそうです。
恋の相手選びも、感情だけではなく生活の現実と結びつく。
だからこそ、このドラマの恋は軽くなく、選択の重さが物語を前に進めていくと考えられます。
考察3:隣人・芥川圭が「タイムスリップの鍵」を握る役になりそう
芥川圭は未来の隣人で、理系大学生。
ある出来事をきっかけに、颯太が“未来から来た男の子”だと気づいている可能性が示唆されています。
これは、タイムスリップ設定が未来と颯太だけの秘密で終わらず、周囲の人間関係にも波及していくことを示すサインです。
圭が論理面で味方になるのか、それとも秘密が漏れる引き金になるのかで、中盤以降の緊張感は大きく変わってきそうです。
考察4:劇団パートは、恋の舞台であると同時に“嫉妬と劣等感”の舞台
未来の周囲には、劇団「アルバトロス」の仲間たちがいます。
そこには夢を追う人特有の距離感や、才能をめぐる微妙な感情が渦巻いています。
例えば桜子は、未来と“戦友”でありながら、才能を認め合い、同時に意識し合う関係。颯太の存在で未来が注目されれば、劇団内の空気も確実に揺れるはずです。
恋の矢印だけでなく、夢の世界の人間関係が物語を苦く、そして面白くしていくと予想できます。
ドラマ「未来のムスコ」のキャスト
主要キャスト
- 汐川未来:志田未来
定職なし、貯金なし、彼氏なしの28歳。夢を追う日々の中で、颯太との共同生活と“まーくん探し”に巻き込まれていく。 - 汐川颯太:天野優
2036年から来たと話し、ママとパパ“まーくん”を仲直りさせるために現れた男の子。
“まーくん候補”の3人
- 吉沢将生:塩野瑛久
劇団「アルバトロス」の座長・演出家で、未来の元恋人。 - 松岡優太:小瀧望
保育士で“まー先生”。未来とは中学時代の同級生。 - 矢野真:兵頭功海
劇団の若手で脚本担当。未来への想いを秘めたダークホース。
未来を支える人々
- 今井沙織:西野七瀬
未来の10年来の親友で理解者。 - 汐川直美:神野三鈴
未来の母。条件付きで上京を許したが、複雑な親心を抱えている。 - 芥川圭:萩原護
未来の隣人の理系大学生。
劇団「アルバトロス」周辺
- 西村太一:吉村界人
- 鈴木理子:箭内夢菜
- 新山桜子:藤原さくら
- 北山航:板倉武志
- 梅林貴子:難波なう
仕事関係
- 田中正和:ビビる大木
- 松岡良純:マキタスポーツ

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