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原作漫画『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』のネタバレ&結末。3人のサレ妻は最終回どうなる?

原作サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~はどんな話?

原作は、夫に裏切られた3人の妻が「復讐同盟」を結び、それぞれの夫へ交換復讐を仕掛けていく不倫復讐劇です。

主人公の奈津子が夫・義隆の不倫現場を目撃したことをきっかけに、大学時代の友人・佳乃、後輩の麗奈と再会し、ただ傷つくだけで終わらない物語が始まります。

原作は作画・きら、原作・雙葉葵による作品で、ドラマ側でも”夫婦関係も生き方も違う3人の妻の復讐劇”として前面に打ち出されています。

目次

3人のサレ妻が「復讐同盟」を結ぶ不倫復讐劇

3人のサレ妻が「復讐同盟」を結ぶ不倫復讐劇

奈津子はモラハラ夫の義隆に苦しむ主婦、佳乃は夫・将生の不倫を最初に打ち明ける頭脳派、麗奈は玉の輿結婚のはずが夫・樹の複数不倫を知る後輩です。

3人とも”サレた側”ではありますが、離婚したい奈津子、徹底的に罰したい佳乃、離婚までは望まない麗奈と、出発点から温度差があります。

そのズレを抱えたまま同盟を組むからこそ、最初は爽快な共闘に見えても、先へ進むほど不穏さが増していきます。

交換復讐の”鉄の掟”が物語を加速させる

この作品が単なる”それぞれの不倫制裁”で終わらないのは、3人が交換復讐のルールで結ばれているからです。同盟には「秘密厳守」「足抜け禁止」「全面協力」という3つの鉄の掟があり、自分の夫への復讐だけでなく、仲間の復讐にも手を貸す形になります。

つまり3人は被害者同士で支え合うだけでなく、同時に互いを縛る共犯者にもなっていくわけで、この構造が物語のスリルを一気に強めています。

友情で始まった同盟が、次第に歪んでいくのが見どころ

本作のいちばん面白いところは、不倫夫たちへの報復そのものより、3人の友情がどこで崩れていくかにあります。

原作者コメントでも、同じ境遇から始まった熱い友情が次第に歪んでいくこと、さらに漫画で描かれなかったもう一つの復讐劇がドラマに用意されていることが示されています。

最初は”仲間がいる救い”だった同盟が、終盤では”抜けられない鎖”にも見えてくるので、読後に残るのはスカッと感だけではありません。

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』は完結している?

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』は完結している?

原作はすでに完結しています。

ドラマ側は、その完結済み原作を土台にしつつ、映像用に再構成したうえで独自の復讐劇まで加える方針なので、原作既読でもそのままなぞるだけにはならなさそうです。

原作は全10巻で完結済み

電子書籍ストア上では本作が「完結」作品として表示されていて、ebookjapanではシリーズが10冊、BOOK☆WALKERでも完結作品として整理されています。

つまり原作ベースでは、義隆編から樹編まで含めた3人の復讐劇は、すでに最後まで読める状態です。

ドラマは完結済み原作をベースに再構成される

ドラマ側は、完結している原作をそのまま映像化するのではなく、原作者コメントの時点で”漫画で描かれなかったもう一つの復讐劇”を用意していると明かしています。

完結済み作品をベースにできるぶん、どこを残し、どこを変えて、どの感情を強調するのかがドラマの大きな見どころになりそうです。

【結末】ドラマ『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の原作ネタバレ

【結末】ドラマ『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の原作ネタバレ

原作の結末を先に言うと、3人は同じ”サレ妻”でありながら、同じ場所には着地しません。

奈津子は離婚して人生を立て直し、麗奈は樹との夫婦関係を選び直し、佳乃は最後まで復讐を貫いて離婚します。そして「復讐同盟」は、勝利のまま固く結ばれ続けるのではなく、最後は自然消滅していきます。

奈津子は義隆と離婚し、七瀬の会社で新しい人生を始める

奈津子の結末は、いちばん分かりやすく”再生”へ向かいます。義隆の不倫が両家の前で明るみに出て、しかも義隆が自分たちを見下していたことまで露見した結果、義隆は離婚を受け入れるしかなくなります。

さらに職場でも不倫の代償を払う形になり、奈津子はパート先で顔なじみだった七瀬の会社へ就職して、新しい人生を始めます。

復讐の果てに恋へ飛びつくのではなく、まず自分の生活を取り戻す終わり方なのが奈津子らしいです。

麗奈は樹への復讐の果てに、夫婦の形を選び直して田舎へ移る

麗奈は3人の中で最も揺れる人物です。もともと離婚までは望まず、不倫をやめてほしい気持ちから軽い気持ちで同盟に入っているため、復讐への熱量そのものが奈津子や佳乃と違います。

9巻では樹の会社が多額の負債を抱えていることが分かり、樹から辛く当たられるようになった麗奈は一度離婚を決意しますが、最終的には樹とともに田舎へ移り、仕事に打ち込む道を選びます。

つまり麗奈の結末は、”完全な断罪”より”夫婦の形を変えて生き直す”寄りです。

佳乃は最も深く復讐にのめり込み、最後は離婚を選ぶ

佳乃は最初に同盟を提案した人物であり、最後まで最も強く復讐に執着する妻でもあります。将生の不倫を告白した時点からすでに冷静で、同盟のルールを決め、作戦を回し、終盤では樹への復讐でも他の2人より一段先へ踏み込みます。

最終巻では樹を追い詰める大がかりな計画まで主導し、結果的に奈津子と麗奈が引くほどのところまで行ってしまいます。

佳乃だけは復讐の熱量を最後まで落とさず、そのまま離婚へ進むので、3人の中で最も”復讐に呑まれた人”として読めます。

復讐同盟は永遠には続かず、最後は自然消滅していく

本作のラストが苦いのは、3人が永遠の戦友になるわけではないことです。

樹への最後の復讐で佳乃がかなり際どい手段に踏み込み、奈津子と麗奈がそれに距離を感じたことで、同盟は自然消滅していきます。

最初は同じ痛みを抱えた仲間だったのに、最後は”どこまで復讐を正当化できるか”で分かれてしまう。この終わり方があるから、本作は単なる不倫制裁ものよりずっと後味が残ります。

原作「サレタ側の復讐」のネタバレ時系列まとめ【1巻〜10巻】

原作ネタバレ時系列まとめ【1巻〜10巻】

巻ごとに追うと、この作品はかなりきれいに段階を踏んでいます。

1巻から8巻までは主に奈津子と義隆のパートが中心で、9巻と10巻で麗奈と樹、そして佳乃の復讐の異常さが前面に出てきます。つまり途中までは”復讐が機能している話”なのに、終盤では”復讐そのものが3人を壊し始める話”へ変わっていく構成です。

1巻:奈津子が義隆の不倫現場を目撃し、地獄の始まりを知る

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1巻では、奈津子がモラハラ夫・義隆にすり減らされる日々の中で、ついに自宅で不倫現場を目撃します。

ショックのあまり家を飛び出した奈津子は、佳乃から呼び出され、そこに麗奈も現れます。この時点ではまだ復讐は始まっておらず、奈津子が”自分だけが地獄だと思っていたら、周りにも同じ地獄があった”と知る巻です。

2巻:佳乃と麗奈の事情が明かされ、「復讐同盟」が結成される

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2巻では、佳乃の夫・将生が大学院生の乙葉と本気で不倫していること、麗奈の夫・樹には複数の不倫相手がいることが明かされます。

奈津子も自分の結婚生活の苦しさを打ち明け、ここで3人は「復讐同盟」を結成します。3つの鉄の掟まで決まるので、ここが物語の本当のスタートです。

3巻:最初の標的を義隆に定め、不倫の証拠集めが始まる

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3巻では最初のターゲットが義隆に決まり、3人が実際に動き始めます。麗奈が張り込み役となって義隆と不倫相手の行動を撮影し、佳乃は変装して義隆の職場へ潜入するなど、ここから”交換復讐”の面白さが本格化します。

ただし爽快な反撃に見える一方で、もうこの時点で3人がかなり他人の人生に踏み込んでいることも分かります。

4巻:不倫相手・関根まどかの正体が明かされ、第一段階が成功する

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4巻では義隆の不倫相手が、同じ百貨店で働く関根まどかだと判明します。佳乃が売り場でまどかにクレームを入れたことで、義隆は上司から叱責され、職場での立場にもひびが入り始めます。

奈津子たちが第一段階の成功を祝う場面まで進むので、ここまではかなり”計画どおり”に見えます。

5巻:義隆の不倫が職場でも揺らぎ始め、包囲網が狭まる

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5巻では麗奈がまどかの香水を使って、義隆のスーツに匂いを残すという仕掛けをします。その結果、義隆の部下たちも不倫を疑い始め、百貨店内でじわじわ噂と証拠集めが進んでいきます。

家庭の外にまで綻びが広がり、義隆にとって逃げ場がなくなっていく巻です。

6巻:盗聴と録音が決定打になり、義隆とまどかの関係が崩れる

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6巻では、奈津子が義隆のスマホに仕掛けていた遠隔盗聴アプリが効いてきます。義隆がまどかへ別れを切り出し、口論の末に罵倒し合うやり取りが録音され、それが決定打になります。

復讐が”証拠を押さえる段階”から”本人同士に崩壊させる段階”へ進む巻です。

7巻:奈津子がまどかと直接対峙し、復讐が表面化する

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7巻では奈津子がついにまどかの前へ出ます。義隆との不倫について謝罪を求め、開き直るまどかに対して、不倫現場の音声を再生して追い詰めます。

ここで奈津子は、ただ黙って証拠を積む妻ではなく、自分の怒りを相手へぶつける側へ変わっていて、復讐が完全に表面化した巻です。

8巻:義隆は離婚と失職に追い込まれ、奈津子は再出発する

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8巻で義隆編は決着します。両家の親が揃う場で奈津子が離婚を切り出し、義隆は自分の父にさえ同調してもらえず追い詰められます。

さらに職場でもまどかごと失職し、奈津子は七瀬の会社へ就職して再出発します。義隆への復讐は、社会的制裁と人生の立て直しがセットで終わる形です。

9巻:次の標的が樹に移り、麗奈の迷いと同盟の温度差が露わになる

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9巻からは樹が次の標的になります。ただ、この段階で佳乃は奈津子と麗奈に”復讐への熱量の差”を突きつけ、同盟の空気はかなり変わります。

樹の会社が倒産危機にあることも分かり、麗奈は樹から辛く当たられるようになって離婚を決意しますが、ここで見えてくるのは復讐の快感ではなく、3人が同じ方向を向けなくなっている現実です。

10巻:佳乃の計画で樹が転落し、3人の同盟は終わりを迎える

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最終10巻では、樹が海外から持ちかけられた大型取引が架空会社を使った詐欺だと発覚し、すべてが佳乃の計画だったと分かります。

奈津子と麗奈はその手口にさすがに苦言を呈し、ここで同盟は自然消滅します。麗奈は樹と田舎へ移り、佳乃は離婚を貫き、3人は二度と同じ地点には戻りません。

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』最終回の流れとネタバレ

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』最終回の流れとネタバレ

最終回にあたる10巻は、”不倫夫を懲らしめて終わり”という単純なカタルシスにはなっていません。

むしろ、復讐が成功するほど3人の間にあったはずの連帯が壊れ、誰がどこまで許されるのかが曖昧になっていく巻です。終盤の主役は樹への制裁ですが、実際に崩れていくのは同盟そのものだと言っていいと思います。

樹への最後の復讐は、佳乃の執念が主導する

樹への最終復讐は、佳乃の執念が前面に出た作戦です。海外案件を餌にして樹を追い込み、会社ごと転落させるこの手口は、義隆編までの”証拠を押さえて逃げ場をなくす”復讐より一段危うい。

佳乃にとっては、ここまで来たら夫たちを社会的にも徹底的に潰し切ることが正義になっていて、その熱量だけは最後まで落ちません。

奈津子と麗奈は、佳乃の手段に距離を感じ始める

ただ、奈津子と麗奈はそこまで行ききれません。ふたりにとって復讐は人生を取り戻す手段であって、壊し尽くすことそのものが目的ではないからです。

佳乃の手口が犯罪まがいの領域にまで踏み込んだことで、ここでようやく3人の価値観の違いが決定的になります。同じ被害者でも、同じ正義では動けないということが、最終回で一番痛く出る部分です。

同盟は自然消滅し、3人は別々の結末へ進んでいく

ラストは、誰かが同盟を解散宣言するわけではありません。佳乃のやり方に奈津子と麗奈がついていけなくなり、結果として同盟が自然に消えていく形です。

奈津子は生活を立て直し、麗奈は樹と別の形で生きる道を選び、佳乃は離婚して復讐を貫き通す。だからこの最終回は、復讐成功の勝ち鬨より、”同じ痛みを抱えても同じ結末にはならない”という現実のほうが強く残ります。

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の伏線回収&まとめ

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の伏線回収&まとめ

この作品の伏線は、犯人当てのようなミステリーではなく、最初に作ったルールや関係の温度差が最後にどう効いてくるか、という形で回収されます。

読み返すと、最初は頼もしく見えた同盟の仕組みそのものが、終盤では3人を縛り壊す装置になっていたと分かります。

交換復讐の”鉄の掟”は最後まで機能したのか

結論から言えば、鉄の掟は最後まで”機能しすぎた”せいで壊れたと読めます。

秘密厳守、足抜け禁止、全面協力というルールは序盤では3人をまとめる力になりましたが、終盤では「自分の復讐の温度が下がっても抜けられない」「仲間のやり方に疑問があっても止めづらい」という圧に変わります。

同盟を強くしたはずのルールが、最後には友情より義務を前に出してしまったわけです。

友情で始まった同盟が壊れていく流れ

壊れ方自体はかなり早い段階から予兆があります。奈津子は尊厳を取り戻したい、麗奈は離婚せずに不倫だけやめさせたい、佳乃は徹底的に制裁したい。

この差がある以上、同盟は最初から脆いものでした。作者コメントでも友情が歪に形を変えると示されていた通り、最後は外敵より内側のズレで崩れていきます。

奈津子・佳乃・麗奈の復讐熱量の違い

3人の違いはかなりはっきりしています。奈津子は最初に義隆を潰したあと、自分の生活を立て直す方向へ気持ちが動きます。麗奈は最初から本妻の立場への執着が強く、離婚より”やめさせたい”側でした。

佳乃だけが終始ぶれずに報復を優先し、その差が最終巻で決定打になります。同じ裏切りを受けても、復讐の意味づけは人によってここまで違うのだと分かる構図です。

七瀬の存在が奈津子の再生にどうつながったか

七瀬は、不倫劇の外にある”希望の側”を担う人物です。奈津子の近所に住み、彼女を何かと気にかける青年として置かれていて、最終的には奈津子の新しい就職先にもつながります。

奈津子が最後に救われるのは、義隆を倒したからだけではなく、復讐の外側にちゃんと次の居場所があったからです。七瀬がいることで、奈津子編は制裁だけで終わらず再生の話として締まります。

復讐は救いだったのか、それとも新たな歪みを生んだのか

奈津子にとっては、復讐は少なくとも自分を取り戻すための一歩でした。麗奈にとっては、夫婦を見直すための痛みであり、完全な救いでも完全な破滅でもありません。

一方で佳乃にとっては、復讐を進めるほど自分自身もその熱に染まっていく側面がありました。

だから本作の答えは単純ではなく、復讐は人を救うこともあるが、やり方次第で新しい歪みも生む、という苦い結論に近いと思います。

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』のそれぞれのキャラクターのネタバレ

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』のそれぞれのキャラクターのネタバレ

人物の役割はかなり分かりやすく整理されています。

3人の妻がそれぞれ違う立場と熱量を持ち、その周囲に不倫夫たちと不倫相手、そして奈津子の再生を支える七瀬が配置されることで、復讐劇と再生劇が同時に回る構造です。

岸本奈津子:モラハラと不倫に耐えていたが、自分の人生を取り戻していく主人公

奈津子はスーパーでパートとして働く30歳の主婦で、義隆からのモラハラに耐えながら暮らしていました。自分ひとりでは生きていけないと思い込んでいた彼女が、不倫現場の目撃をきっかけに復讐を決意し、最終的には離婚して仕事も新しく始めます。

3人の中で最も”被害者”から”自立する人”へ変わっていく主人公です。

遠藤佳乃:復讐同盟の発起人で、最後まで最も強く復讐に執着する妻

佳乃は製薬会社に勤める営業職で、奈津子に最初に夫の不倫を打ち明け、「復讐同盟」を提案する張本人です。頭がよく行動力もあり、同盟のリーダー格として作戦を回しますが、そのぶん最終的には誰よりも復讐にのめり込んでいきます。

最後まで手を緩めず離婚まで突き進むので、3人の中では最も冷たく、最も危うい人物です。

早乙女麗奈:軽い気持ちで同盟に入るが、夫への感情に最後まで揺れる妻

麗奈は玉の輿結婚を叶えた後輩妻で、夫の樹に複数の不倫相手がいたと知って同盟に加わります。ただし最初から離婚を望んでいるわけではなく、”本妻として一番愛されている”という自負もあるため、復讐へのスタンスが他の2人と違います。

その揺れが最後まで消えず、結末でも樹と別れ切らないところが麗奈の特徴です。

岸本義隆:モラハラと不倫で奈津子を追い詰め、最初に制裁を受ける夫

義隆は百貨店のフロア責任者で、結婚後にモラハラ夫へ変貌し、同じ職場のまどかと不倫しています。外ではそれなりに取り繕えても、家庭では奈津子を見下し、職場でも不倫の綻びが広がっていくので、最初に徹底的な制裁を受ける対象としてかなり分かりやすい存在です。

最終的には離婚も失職も受け入れざるを得なくなります。

遠藤将生:研究室の大学院生・乙葉と本気の不倫をする佳乃の夫

将生は大学院の研究室に勤めていて、同じ研究室の大学院生・乙葉と本気の不倫をしています。義隆のようなモラハラの分かりやすさはないぶん、佳乃編では”表面上は知的で穏やかな夫の裏切り”として嫌なリアルさがあります。

佳乃がここまで冷徹に復讐へ向かう原動力でもあるので、将生の存在はかなり大きいです。

早乙女樹:複数不倫を繰り返し、終盤の最大ターゲットになる夫

樹は美容系の会社を経営する若手社長で、女遊びが激しい一方、麗奈を一番愛しているとも言われるやっかいな人物です。完全な悪人として片づけにくいぶん、麗奈が最後まで揺れる理由にもなっています。

終盤では会社の経営難と佳乃の計画によって転落し、物語後半の最大ターゲットになります。

関根まどか:義隆の不倫相手で、奈津子の復讐の矛先を受ける存在

まどかは義隆と同じ百貨店で働く販売員で、義隆の不倫相手です。4巻で正体が明かされ、7巻では奈津子から直接対峙される相手になります。

したたかで危うい存在として描かれていて、義隆を崩すうえで欠かせない標的です。

小松原乙葉:将生の不倫相手で、佳乃パートの冷たさを象徴する存在

乙葉は将生の不倫相手で、将生が勤める研究室の大学院生です。奈津子編のまどかほど前へ出る存在ではありませんが、佳乃が夫の裏切りをどれだけ冷たく受け止めているかを際立たせる役割を持っています。

佳乃パートの空気がより乾いて見えるのは、乙葉の存在があるからです。

南条愛:樹の不倫相手で、麗奈の結婚観を揺らす存在

南条愛は樹の会社の広告モデルを務めるインフルエンサーで、樹の不倫相手のひとりです。麗奈にとって愛の存在は、樹の裏切りが気の迷いではなく繰り返されるものだと突きつける役割を果たします。

麗奈が”本妻だから大丈夫”という考えから揺れ始める背景には、こうした相手の具体性も効いています。

七瀬祐一郎:奈津子の再出発を支える希望側の人物

七瀬は奈津子の近所に住む気さくな青年で、スーパーをよく利用しながら奈津子のことを気にかけています。

物語後半では、奈津子の新しい就職先ともつながる存在になり、彼女の再出発を支える”希望側”の人物として機能します。ドロドロした復讐劇の中で、七瀬だけが次の人生へつながる空気を持っているのが印象的です。

原作とドラマの違い

原作とドラマの違い

ドラマ版は、原作をそのまま再現するよりも、完結済みの物語を土台にしながら再構成していくタイプの作品に見えます。

原作者コメントの段階で、漫画にないもう一つの復讐劇が示唆されているので、原作の結末や構図を知っていても、そのまま同じ終わり方になるとは考えにくいです。

ドラマは完結済み原作を土台にしている

原作がすでに完結しているため、ドラマ側は原作のどこまでやるかを途中で探る必要がありません。最初から最後まで見通したうえで、奈津子編を厚くするのか、麗奈や佳乃の終盤を強めるのかを選べる状態です。

この”完結済み原作ベース”という条件だけでも、かなり作りやすいドラマ化だと思います。

原作者コメントでも、漫画で描かれなかった”もう一つの復讐劇”が示唆されている

ここが一番大きな違いです。原作者コメントでは、3人の友情が歪んでいくことに加え、漫画で描かれなかったもう一つの復讐劇がドラマに用意されているとされています。

つまりドラマは、原作の骨格を使いながら、映像ならではの新しい見せ場や分岐を足してくる可能性が高いです。

原作の結末をそのままなぞるだけではない可能性が高い

この追加要素がある以上、原作の結末をそのまま再演するだけにはならないはずです。特に同盟の崩壊や佳乃の暴走をどの程度までドラマで強く見せるかによって、ラストの印象はかなり変わりそうです。

原作ファンほど”どこが同じで、どこが別の復讐になるのか”を見比べる楽しさがあると思います。

3人の妻たちの友情と崩壊が、映像でどう強調されるかが見どころ

公式の紹介でも、3人は性格も生き方も夫婦関係のバックボーンも全く違う人物として整理されています。原作でもそこが面白さの核でしたが、ドラマでは俳優同士の空気感や表情の変化で、友情の熱と崩壊の冷たさがより分かりやすく出るはずです。

誰がどこで引き返せなくなるのか、そこを映像がどう強調するかがかなり重要になりそうです。

ドラマのネタバレについてはこちら↓

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の感想&まとめ

原作『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』の感想&まとめ

この作品は、読み始めると確かにスカッとする瞬間があります。ただ、最後まで読むと、それだけでは終わらないと分かります。

裏切った夫たちに罰が下る快感以上に、同じ傷を抱えた妻たちが最後まで同じ歩幅ではいられなかったことのほうが強く残るからです。

ただの不倫制裁ものではなく、女同士の共闘と決裂を描いた作品

表面だけ見れば、不倫した夫たちをサレ妻3人が懲らしめる話です。けれど本質は、共闘の物語であり、その共闘が壊れていく物語でもあります。

最初は仲間がいることで救われるのに、最後はその仲間と同じ正義を共有し続けられなくなる。この構造があるから、単純な制裁ものよりずっと人間ドラマとしての厚みがあります。

スカッとするだけで終わらず、復讐の後味まで残すところが面白い

義隆編まではかなり痛快です。証拠を集め、逃げ場をなくし、離婚と失職まで追い込む流れにははっきりしたカタルシスがあります。

けれど樹編からは、その快感に少しずつ濁りが混じります。佳乃のやり方がエスカレートし、奈津子と麗奈がそれを見て引いていくからです。

だから読み終わると、爽快さより”復讐ってどこまでやっていいのか”という後味が残ります。

3人が同じ”サレタ側”でも、同じ結末に着地しないのがこの作品の強さ

奈津子は人生を取り戻し、麗奈は夫婦の形を選び直し、佳乃は復讐を貫いたまま離婚する。この違いがあるから、本作はテンプレ的な復讐劇になっていません。

同じ裏切りを受けても、人は同じ怒り方も同じ終わり方もしない。その当たり前だけれど重い事実を、かなり分かりやすく、でも苦く見せてくれる作品だと思います。

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