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ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話のあらすじ&ネタバレ。元カノ取材で崩れる大和、凛子の問いが刺さる

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話のあらすじ&ネタバレ。元カノ取材で崩れる大和、凛子の問いが刺さる

企画が通り、ようやく編集者として一歩前に進めたはずの大和に、第7話は容赦なく“過去”をぶつけてきます

採用された企画の取材1人目が、まさかの元カノ・春奈(haru)。

仕事として向き合いたいのに、質問が作れない。取材が成立するほど、自分の弱さだけが露出していく――そんな回でした。

さらに追い打ちをかけるように、野島からのスポーツ誌への誘いが届き、未来の分岐まで同時に迫ってきます。ラストは大和が担当交代を懇願し、凛子の一言で立ち尽くして終わりました

※この記事は、ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」第7話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

目次

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話のあらすじ&ネタバレ

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話のあらすじ&ネタバレ

ここからは私が見たドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」第7話の内容を、時系列でネタバレ込みでまとめる。 大和が自分の企画を通して一歩前に進んだ直後、元カノ取材という予想外の仕事が舞い込む。

企画が通った日、大和の顔つきが変わる

「月刊NOA」の編集部で働き始めてから、大和は毎日、慣れないファッション用語と締め切りの波に揉まれてきた。

それでも少しずつ仕事の手順が見え、先輩たちの会話のテンポにも置いていかれなくなる。 そんなタイミングで大和は、自分なりに考え抜いた企画書を提出していた。 その紙束には、大和が「中身」と「見た目」を結びつけようとした試行錯誤が詰まっている。

会議の場でその企画が採用され、大和は思わず表情を崩す。
企画のタイトルが呼ばれた瞬間、これまでの遠回りが一気に報われたように感じる。大和は勢いのまま、めがね店の橋倉にも「俺の企画が通ったんです」と報告する。

橋倉は大げさに喜びながら、背中を叩くように次の一歩を促す。

喜びの余熱が残る一方で、大和はすぐに現実に戻される。凛子は大和の緊張を見抜き、「良い緊張感です、伝わってきますよ」と声をかける。

採用された以上、形にする責任も大和の肩に乗ると、言葉ではなく空気で伝わってくる。大和は笑顔を作ろうとしつつ、喉の奥が乾くのを自覚する。

大和は自分の席に戻り、取材候補のリストや段取り表を見直し始める。

ページの構成、写真の方向性、取材先との連絡など、考えることは一気に増える。それでも、一度通った企画を自分の手で育てる経験は、確実に大和の自信につながる。
第7話の冒頭は、大和がようやく「編集者」として走り出した瞬間をはっきり描いていた。

採用されたという結果が出たからこそ、大和は「次もできる」と思いたくなる。
けれど同時に、「次に失敗したら全部が崩れる」という怖さも顔を出す。
この高揚と不安の同居が、これからの一日をじわじわ重たくしていく。

企画は「私服」で才能を掘り起こす

大和の企画は、各界で注目され始めた若い才能に会い、その魅力を「私服」から読み解くというものだ。

見た目を飾るための衣装ではなく、普段の服にこそ価値観や癖が出るという視点がある。 写真と文章をどう組み合わせるかまで含めて、企画としての骨格がしっかりしていた。 大和自身が「見た目は中身の外側にある情報」と捉え始めたからこそ、出てきた切り口でもある。

このドラマはずっと「見た目」をテーマにしてきたが、第7話の企画はそれを真正面から扱う。

人の内面は顔の奥に隠れているだけではなく、選んだ色や形、着こなしの「選択」にも滲む。企画の狙いは、私服の話から本人の価値観や生き方に自然と入っていくことだ。

だから取材では、服の話をしているのに、結局は人生の話に触れてしまう。

ただし、才能の話を引き出すだけならスポーツ取材の経験が活きるが、私服の話を掘るには別の語彙が要る。
大和は鏡の前でジャケットを合わせ、服の名前を覚え直すような努力を重ねる。

取材メモには「今日の私服のポイント」「最近買ったもの」「服を選ぶ基準」といった問いが並ぶ。努力で埋められる部分と、経験の差で埋まらない部分が同時に見えてしまうのが、大和にとってしんどい。

最初の取材は、その企画の印象を決める。

だからこそ編集部は、話題性とストーリー性のある相手を選ぶ必要があった。企画の顔になる一人目が決まれば、次の取材先も連鎖的に決まりやすくなる。

そして大和の企画の一人目として名が挙がったのが、元カノ・春奈だった

ここで大和の中の「仕事の達成感」が、急に別の色を帯びていく。

企画の成功が、プライベートの記憶を引っ張り出すきっかけになってしまう。企画は前に進むのに、大和の心だけが足元を探し始める。

取材相手が元カノだと知った瞬間

企画の取材リストを確認した大和は、そこに見慣れた名前を見つける。

「井口春奈」という文字は、仕事用の紙の上でも、容赦なく過去を連れてきた。 元カノを取材するという事実だけで、胸の奥がざわつく。 仕事のスケジュールに、個人の記憶が割り込んでくる瞬間だった。

しかも彼女は、ただの「元カノ」ではなく、今はharuとして注目を集める存在だ
大和にとっては、別れた後の彼女の時間を知らないまま、今の姿だけを取材で見なければならない。
同僚にとっては有名人への取材でも、大和にとっては再会そのものがイベントになってしまう。
私服で魅力を引き出す企画だからこそ、質問の一つ一つが私的な領域に触れやすくなる。

大和は一度深呼吸して、メモの余白に「仕事」と大きく書き込む。

編集部員としての距離感を保てばいいと頭では分かっている。それでも、相手の声や笑い方を想像しただけで、言葉が途切れそうになる。

「元カノを取材する編集者」という立場が、自分に似合わないと感じてしまう。

取材は一回きりではないし、この企画はスタートが重要だ。だから大和は、辞退するという選択肢を簡単に出せない。

むしろ、ここで踏ん張れたら何かが変わるかもしれないと思ってしまう。

こうして第7話は、「仕事」と「過去」が同じテーブルに乗るところから、ゆっくりと重さを増していく。

誰かに相談すれば少し楽になるのに、大和はそれを選ばない。

仕事として進めたいからこそ、私情を言葉にした瞬間に崩れるのが怖い。その怖さが、後の「質問できない時間」へとつながっていく。

haruとしての春奈がいる場所

取材相手の情報を読み込むほどに、大和は春奈の「今」が遠いことを思い知る。 大和と別れてから、春奈はシンガーソングライターのharuとして活動し、人気を集めていた。 SNSや記事に並ぶ言葉は、もう大和が知っている春奈の延長線上にない。 同じ町で生きていたはずなのに、彼女は別の世界を掴みに行っていた。

取材当日、現場に現れたharuは落ち着いた雰囲気で、スタッフとのやり取りも手慣れている。大和が名前を呼ぶより先に、彼女の方から小さく「お久しぶり」と声が落ちる。

互いに礼儀を守りながらも、目線の合わせ方にだけ少し迷いが見える。その挨拶は再会の喜びではなく、互いの時間の差を確認する合図のようだった。

大和は仕事のスイッチを入れようとするが、目の前にいるのは確かに春奈でもある。

昔の記憶に引っ張られないよう、質問リストを握る手に力が入る。haruは穏やかに笑いながらも、取材の主導権を握るように自分の言葉で語り始める。その語り口の強さが、余計に大和の沈黙を目立たせる。

自分の表現を持つ人の言葉は強い。
それに圧倒されるのは、彼女がすごいからだけではなく、大和の中の準備が追いついていないからでもある。

大和は相槌を打ちながら、どこで質問を差し込むべきかを探し続ける。春奈の変化を目の当たりにしたことで、大和は自分の現在地を否応なく測らされていく。

「元カノ」という情報を知っているのは大和だけではないのに、彼の緊張はそれ以上に大きい。haruはあくまで取材に応じるプロとして振る舞い、過去を持ち出そうとはしない。

その大人っぽさが、さらに大和を追い詰めるように見えてしまう。

野島から届いたスポーツ誌への誘い

春奈の取材を目前にした大和には、もう一つの出来事が重なっていた。 研修のときに世話になった先輩・野島から、新しく創刊されるスポーツ誌への引き抜きの話が舞い込む。 連絡を受け取った大和は、反射的に胸が熱くなる。 スポーツ誌を希望して入社した大和にとって、それは昔の夢が急に現実になった知らせだった。

NOAでの仕事が軌道に乗り始めた今だからこそ、その誘いは甘くも苦い。

ここで移れば、遠回りだと思っていた道が「間違いじゃなかった」と言えるのかもしれない。けれど、今の編集部で積み上げた手応えも、確かに大和の中に残っている。その両方を抱えたまま選ぶことが、大和にはまだ難しい。

野島の言葉は、仕事の能力を買っているという前向きなニュアンスを含んでいた。

けれど大和の胸は、誇らしさよりも焦りで騒がしくなる。自分が選ばれた理由が「スポーツが好きだから」だけなら、今の自分は何も増えていないのではないかと怖くなる。

選択肢が増えた瞬間に、逆に自分の芯が見えなくなるという皮肉が起きていた。

この揺れを抱えたまま、大和はharuの取材へ向かう。

仕事への気合いと、過去への緊張と、未来の分岐が同時に押し寄せる。どれか一つだけなら踏ん張れたのに、と大和は心の中で言い訳を探す。

第7話の大和は、前進の兆しと迷いの深さが同じ速度で大きくなるところに立っていた。

野島への返事は、すぐには出せないまま胸の中に残る。
取材の準備をしている間も、スポーツ誌という言葉が頭の片隅で光り続ける。
この「二つの道」の存在が、大和の集中を細く削っていく。

取材前夜、大和は質問を作れない

取材の前夜、大和はノートとスマホを行き来しながら、haruの情報を読み返す。

歌詞の言葉選びやライブの写真を見ても、画面の中の彼女は知らない人のように見える。 知っているはずの相手ほど、何を聞けばいいのか分からなくなる。 その「分からなさ」が、別れた後の時間の長さを静かに突きつける。

私服について聞くのか、音楽について聞くのか、別れた過去に触れてしまうのか、頭の中で質問が衝突する。
仕事のための言葉なのに、私情が混ざることが怖くて、ペン先が止まる。

大和は「編集者として聞く」と何度も自分に言い聞かせる。それでも、答えのない問いを抱えたまま眠れない夜が続く。

さらに、野島からの誘いが心の隅に残り、集中が切れそうになる。

スポーツの世界なら質問が出てくるのに、ファッションの話になると自信がぐらつく。

大和は机の上で企画書を広げ直し、企画の軸だけはぶれないよう確認する。「私服から魅力を見つける」という一文が、今の自分を支えるロープになる

翌朝、取材に向かう足取りは軽いとは言えない。それでも遅刻はしないし、身だしなみも整える。

凛子の言葉を思い出しながら、緊張を「悪いもの」と決めつけないようにする。表面だけは「できる編集者」に見せながら、内側ではまだ手探りのまま取材現場に入っていく。

この「整える」という行為自体が、大和にとってはまだ慣れない。
見た目の準備をしても、心の準備までは追いつかないと分かっている。
それでも、今日だけはやり切ると決めて、現場のドアを開ける。

取材当日、haruの言葉に圧倒される

取材が始まると、haruは自分の言葉で丁寧に答えを積み上げていく。

言い淀まないのに一方的ではなく、必要な間も自分で作れる話し方だ。 大和はその落ち着きに圧倒され、準備してきた質問を口に出せない。 取材の主導権が自然にharu側へ寄っていき、大和の存在が薄くなる。

質問できないまま、haruの語りだけが進んでいく時間が生まれる。

大和はメモを取るふりをして、次の一言を探す。
けれど言葉が出ないのは、知識の不足だけではなく、過去の感情が仕事の動線を塞いでいるからだ。
「元カノ」というラベルが、編集者としての判断を一瞬ずつ遅らせる。

haruは大和の沈黙を責めず、むしろ彼の方へ視線を向ける。

そして、行き当たりばったりに見える自分より、大和の努力の方がすごいのだと伝える。スポーツ誌の夢が消えた後も「なる」と決めてファッションの世界で働いていることを、haruはちゃんと見ていた。

haruが大和の変化を認めたことで、取材の空気が少しだけ柔らかくなる。

大和はその言葉に救われるが、同時に、自分が思っていたより弱いことも自覚する。取材の場で相手にフォローされること自体が、屈辱にも近い。

それでも大和は、目の前の相手を「取材相手」として見直し、質問を拾い直していく。haruのひと言で、取材は「再会の場」ではなく「仕事の場」として再起動した。

ほんの少しでも質問ができた瞬間、大和の目線が前を向く。
haruもそれを待っていたように、聞かれたことにきちんと返す。
取材はぎこちなさを残しながらも、最後は「記事になる」形で収束していく。

haruが見ていた『努力家の大和』

haruが口にした「努力家」という言葉は、仕事の肩書きよりも大和の核心に触れた。

学生時代から野球に打ち込み、結果が出るまで同じ練習を繰り返してきた大和は、確かに努力の人だった。 けれど本人はその努力を「当たり前」として扱い、自信の材料にできていない。 春奈に言われて初めて、自分の積み上げが誰かに見えていたと知る。

haruは自分のことを「行き当たりばったり」と表現しつつ、大和の積み上げを言語化してくれる。スポーツ誌がなくなっても逃げずに、新しい場所で働き続けている点を、彼女は評価した。

昔から努力家なのは知っているけれど、と付け足すように笑う。「ちゃんとファッションの人になってる」という言葉は、大和が一番欲しかった承認だった。

大和はうまく返事ができず、短く礼を言うのが精一杯になる。それでも、haruの視線に押されるように、少しずつ質問を拾い直していく。

取材メモの空白が埋まり始めると、大和の表情もほんの少し柔らかくなる。「できない自分」を責める時間が減った分だけ、ようやく相手の言葉が耳に入る。

取材が無事に終わった瞬間、大和は息を吐く。

今のharuは、春奈だった頃よりも自分の言葉で立っている。
大和はその姿を見送りながら、自分にもそういう軸が欲しいと思う。
この取材は、仕事として成立した以上に、大和の視界を少しだけ広げた。

ただ、その広がった視界は、同時に「自分にはまだ足りない」という感覚も連れてくる。
成長の実感があるのに、胸の奥ではまだ自信が育っていない。
そのねじれを抱えたまま、大和は次の場面へ進む。

取材後、春奈としての食事に連れ出される

取材が終わると、haruはふっと表情を緩め、春奈として大和を食事に誘う。

仕事の延長のようで、どこか私的な時間にも見える誘いに、大和は戸惑いながらも応じる。 店に向かう道中は、近況を語り合うでもなく、沈黙が増える。 取材の場では言えなかったことが、食事の席ならこぼれるかもしれないという空気が漂う。

席に着くと、春奈は明るい声で「ありがとう」と言う。

今の自分が自分らしくいられるのは、結局全部大和のおかげだと思っていると、笑って伝える。その言葉は過去を美化するというより、支えてくれた事実だけを丁寧に拾い上げたように聞こえる。大和の表情が暗いままでも、春奈は言葉の温度を下げずに差し出してくる。

大和はその「ありがとう」を素直に受け取れず、どこか置いていかれた気持ちになる。自分は変わったつもりでいても、春奈の変化はもっと鮮やかに見える。

食事の時間は穏やかに流れるが、大和の中では過去と現在がぶつかり続ける。春奈の明るさが優しさだと分かるほど、大和は自分の曖昧さを痛感する。

別れ際、春奈は一歩だけ距離を詰めるように立ち止まる。

そして「あれから変われた?」と問いかけ、大和は「変わったよ」と小さく答える。言葉だけなら肯定でも、声は自信のなさを隠せない。言い切れない揺れが、大和の迷いをそのまま映していた。

春奈は追い打ちをかけず、ただ軽く笑ってその場を終える。

大和は背中を見送りながら、感謝を返す言葉も見つけられない。

その「返せなさ」が、翌日の崩れへつながっていく。

翌日、担当交代を懇願し、凛子の問いで終わる

翌日、出社した大和はいつもの席に座る前に、凛子の元へ向かう。 昨日の取材が終わっても、胸のざわつきが消えなかった。 頭の中では春奈の言葉と野島の誘いが反復している。 大和は挨拶もそこそこに、haruの企画から外してほしいと切り出す。

「続ける自信がないので、担当を変わってください」と大和は懇願する。

凛子はその弱音を許さず、厳しい言葉で大和の甘さを突く。企画を通した喜びが残っているはずなのに、今の大和はそれを自分の手柄として持てない。編集部の空気が凍りつく中、大和は逃げ道を断たれたように立ち尽くす。

大和は震える声で、自分には何もないのだと漏らす。

ずっと自分をごまかしてきただけで、本当は何をしたいのか分からないと、涙を流しながら吐露する。
言葉が途切れるたびに、大和は息を吸い直し、また同じところへ戻ってしまう。
大和の涙は、仕事の失敗よりも「自分の存在」を疑っていることを物語っていた。

凛子は怒鳴らない。
かわりに、冷静な目で大和を見て、問いを投げる。
「あなたは今まで、何を学んできたんですか?」と問われた大和は、すぐに答えられない。
その沈黙が残り、第7話は最終回へバトンを渡した。

問いに答えられないままの大和は、肩を落とすというより、立っていること自体がやっとに見える。

凛子の言葉は痛いのに、彼を突き放すための痛さではない。

「答え」を出すのは次回で、そのための空白が第7話の終わりに残された。

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話の伏線

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話の伏線

第7話は出来事自体が大きいというより、大和の「自信」と「迷い」が一気に露わになる回だった。 その分、伏線も派手なトリックではなく、セリフと沈黙でじわじわ刺さるタイプが多い。

ここでは第7話の中で回収された要素と、最終回へ持ち越された要素を分けて整理する。
また、物(小道具)・セリフ・タイトル・沈黙の4カテゴリで、見落としやすいポイントも拾う。
恋愛の爆弾ではなく、仕事の選択と自己認識が中心にあるのがこの回の特徴だ。

だからこそ同じシーンでも、誰の言葉が誰に刺さったのかを追うと見え方が変わる。
私服企画、元カノ取材、スポーツ誌への誘い、凛子の問い、この4点が大きな軸になる。
最終回で大和がどの道を選ぶのかは、この第7話の伏線の回収の仕方にかかっている。

回収済みの伏線

回収済みは、第7話の中で「謎→答え」が一旦完結したものを指す。 前回までの積み上げがあるからこそ、短いシーンでも「答え合わせ」になる。 この回で一番分かりやすい回収は、大和の企画が正式に通ったことだ。 大和が「できない新人」から「提案できる編集者」に変わりつつあるのが、結果として示された。

もう一つの回収は、春奈の現在地が明かされたこと。
春奈はharuとして活動し、仕事の場で堂々と語れる人になっていた。
大和が取材で質問できないほど圧倒されたのは、彼女の変化が大きいからでもある。
そしてharu自身が大和の努力を認める言葉を出し、二人の過去が「痛み」だけではなく「支え」でもあったと分かった。

・大和の企画が採用された
・企画の最初の取材相手が春奈だと判明した
・春奈がシンガーソングライターharuとして人気を集めていると分かった
・haruが大和を「努力家」と言語化し、彼の今を見ていたことが示された
・取材後に春奈として「ありがとう」を伝え、過去を肯定的に整理した

未回収の伏線

未回収は、次回以降の行動で答えが出るもの、もしくは答えが一つに定まらないものだ。 第7話は最終回直前なので、伏線の多くが「問い」の形で残った。 まず大きいのは、野島からのスポーツ誌への誘いに大和がどう答えるか。 これは「仕事の選択」という現実的な分岐であり、恋愛よりも大和の人生に直結する。

次に、春奈の『あれから変われた?』という問いに、大和が言い切れなかったこと。
「変わったよ」と答えたのに、声が揺れた時点で大和の自己評価はまだ追いついていない。
そして、凛子が投げた『何を学んできたのか』という問いは、答えそのものが最終回のテーマになる。
大和が言葉にできなかったものを、最終回でどう言語化するのかが最大の未回収ポイントだ。

・野島の引き抜きに大和が返事をしたのか
・私服企画を大和が続けるのか、それとも担当が変わるのか
・大和が「本当にやりたいこと」を見つけられるのか
・春奈(haru)との再会が大和の恋や人間関係にどう影響するのか
・凛子の問いへの答えを、大和がいつ、誰の前で伝えるのか

セリフ・タイトル・沈黙で仕込まれたサイン

この回の伏線は、派手な小道具よりもセリフの選び方に集中している。 haruは大和を持ち上げる時に、具体的に「努力」「ファッションの人」という言葉を選んだ。 春奈が食事の席で言った『ありがとう』も、関係の結末ではなく「過去の意味付け」を更新する言葉だった。 セリフが優しいほど、大和の沈黙が重く見えるのが、この回の仕掛けだ。

同じように、凛子の『何を学んできたのか』は叱責ではなく、答えを引き出すための質問として残った。
また、企画のキーワードである「私服」は、飾りではなく「素の自分」を象徴する。
大和が取材中に質問できなかった時間は、言葉の不足というより、自分の素を見られる怖さを示していた。
最終回では、言葉にできなかった沈黙が、どういう言葉に置き換わるのかを見届けたい。

物(小道具)

・企画書:通った瞬間は「成果」、翌日には「重荷」にもなる ・取材メモ:書くはずの質問が書けない空白が、そのまま迷いになる ・私服:飾りではなく「素の選択」を映すテーマとして機能する

セリフ

・「俺の企画が通ったんです」:喜びの一言が、次の不安のフラグにもなる ・「良い緊張感」:緊張を否定せず、使えと言っている ・「努力家」「ちゃんとファッションの人」:大和の変化を他者が先に認める構図 ・「ありがとう」:過去を肯定する言葉なのに、大和には受け取れない ・「あれから変われた?」:大和が言い切れないことで真の課題が露呈する ・「何を学んできたんですか?」:最終回の答え合わせに直結する問い

沈黙

・取材中の沈黙:質問できない時間が、大和の本音を映している ・凛子の問いの後の沈黙:答えが出ないこと自体が、次回の起点になる

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話の感想&考察

ドラマ「人は見た目じゃないと思ってた。」7話の感想&考察

第7話を見終わった後、私の中に残ったのは「喜びが一瞬で不安にひっくり返る怖さ」だった

企画が通ったのに、そこから先が一番しんどいという現実が、大和の顔に出ていた。 haruの言葉は優しいのに、大和はそれを受け取れる状態じゃない。 この回は、成功の瞬間より、成功のあとに露呈する「自己否定」こそがドラマになると教えてくれた。

そして、凛子の問いは答えを求めるだけでなく、視聴者側にも刺さる。

私は大和が泣いたシーンで、彼が弱いから泣いたのではなく、ついにごまかせなくなったのだと感じた。
ここからは感想を軸に、なぜあの涙が出たのか、最終回に何が残ったのかを考察したい。

恋愛の再会よりも、仕事と人生の岐路が大きく見えるのが、第7話の面白さだった。

企画が通ったのに苦しくなるのはなぜ

企画が通った瞬間の大和は、確かにうれしそうだった。 でもその直後から、彼の表情はずっと硬いままだった。

成功が確定すると、次は「失敗できない」という圧が生まれる。 大和が苦しくなったのは、能力が足りないからというより、自分の価値を一つの結果で測り始めてしまったからだと私は感じた。

ファッションの仕事に慣れてきたとはいえ、まだ自分を「ファッションの人」と呼び切れない。そこに元カノ取材が重なることで、「仕事の不安」が「人生の不安」に膨らんでしまう。

取材で質問が出てこなかったのは、準備不足以上に、心が防御態勢に入っていたからだと思う。だからこそ、この回の大和の沈黙は、ただの失態ではなく、ここまで頑張ってきた人が折れそうになるリアルに見えた。

私も、うまくいっている時ほど「次もできる?」が怖くなる瞬間がある。

大和の表情が硬いのは、まさにその怖さが噴き出しているからに見えた。成功は救いでもあるのに、同時に自分を追い詰める刃にもなる。

haruの「努力家」発言が刺さった理由

haruが大和に向けた言葉は、褒め言葉なのに慰めでもあった。 彼女は大和を「すごい」と言う時に、才能ではなく努力を挙げる。 この選び方が、二人が過ごした時間の蓄積を感じさせた。 私が一番グッときたのは、haruが大和の変化を見逃していなかったことそのものだ。

大和は自分の努力を自分で評価できないタイプに見える。

だから他人の口から努力を言語化されると、うれしいより先に怖くなる。

『ちゃんとファッションの人になってる』と言われたのに、彼はそれを肯定として受け取れず、むしろ自分の薄さを意識してしまった。haruの優しさが刺さるほど、大和の自己評価の低さが浮かび上がる構図が、この回を苦しくしていた。

優しい言葉が痛い時って、相手が悪いんじゃなくて、自分が自分を信じられていない時だと思う。
haruの言葉は、大和を責めていないのに、大和の中の「足りない」が反応してしまう。
そのズレが、二人の再会をきれいな思い出だけにしなかった。

「ありがとう」が救いにならなかった夜

取材後の食事シーンは、再会のラブ展開に寄りそうで寄らなかった。

春奈は「ありがとう」と言い、今の自分が自分らしくいられるのは大和のおかげだと伝える。 本来なら救いになる言葉なのに、大和の表情は明るくならない。 私はここに、別れた二人が「同じ速度で」前に進めるわけではない現実を見た。

春奈が悪いわけではなく、むしろ誠実に感謝を言葉にしている。

でも大和は、その感謝を「過去の清算」として受け止めきれず、今の自分を否定する材料にしてしまう。
別れ際の『あれから変われた?』も、問いそのものより、大和が言い切れなかったことが痛い。
優しい再会なのに胸が苦しいのは、大和がまだ自分の変化を自分で信じられていないからだと思う。

春奈の「ありがとう」は、過去を無かったことにするためじゃなく、あった時間を認めるための言葉だった。
なのに大和は、その言葉を受け取る器の準備ができていなかった。
受け取れない自分に気づいた瞬間、人はさらに自分を責めてしまう。

野島の引き抜きが示す「本当にやりたいこと」

野島からの引き抜きは、ご褒美のように見えて、試験のようでもある。 大和が最初に目指したのはスポーツ誌で、そこから外された経験がある。 だから誘われた瞬間、心が動くのは当然だ。 私はこの話が、大和の「好き」と「向いている」を切り分けるために置かれた装置に感じた。

スポーツに戻れば分かりやすいけれど、NOAで学んだことは消えない。
逆にNOAに残れば、スポーツの未練をどう消化するかが課題になる。
どちらを選んでも正解がありそうで、正解が一つじゃない。
だから最終回で大和が出す答えは、職種の選択よりも「自分をどう説明するか」にかかっていると思う。

「やりたいこと」って、好きなジャンルだけじゃなく、どんな自分でいたいかにも繋がる。
大和はまだ、その言葉が出てこないからこそ迷っている。
だから私は、どちらを選ぶかより、選んだ理由を大和が言えるかを見たい。

凛子の問いが残した宿題と最終回の見どころ

凛子の『あなたは今まで、何を学んできたんですか?』は、叱るための問いじゃない。 大和が逃げようとした瞬間に、いったん立ち止まらせる問いだった。 私は凛子が怒鳴らなかったことに、上司としての成熟を見た。 この一言で、第7話までの積み重ねが「学び」として整理される土台ができた。

大和はすぐに答えられなかった。
それは学びがないからではなく、言葉にする訓練をまだ終えていないからだと思う。
最終回では大和が、自分の変化を自分の言葉で説明できるかが一番の見どころになる。
私としては、見た目を整えることの意味を学んだ大和が、最後に「中身」とどう折り合いをつけるのかを見届けたい。

凛子の問いは、大和だけに向けられたようで、視聴者の私にも返ってくる。
私たちは日々、何を学んできたと言えるのか、と静かに問われる感じがした。
だからこそ最終回は、大和の答えを借りて、自分の答えも探したくなる。

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