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ドラマ「サンクチュアリ」の馬山親方とは?犬嶋との関係・馬山部屋・俳優をネタバレ解説

ドラマ「サンクチュアリ」の馬山親方とは?犬嶋との関係・馬山部屋・俳優をネタバレ解説

Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』で、犬嶋親方と行動を共にする馬山親方。猿将部屋への圧力や出稽古での振る舞いには、親方同士の関係が色濃く表れています。

この記事では馬山と犬嶋の関係、馬山部屋の役割、演じる俳優の経歴を整理します。シーズン1最終回までのネタバレを含め、引退要求と出稽古の出来事を時系列に沿って解説します。

目次

サンクチュアリの馬山親方とは?先に結論

サンクチュアリの馬山親方とは?先に結論

馬山は馬山部屋を率いる親方で、犬嶋親方と共に猿桜や猿将部屋へ圧力をかける人物です。馬山親方役を演じているのは、おむすび(OMUSUBI)です。

猿桜排除へ積極的に加わるため悪役側の人物ではありますが、すべての事件を計画した黒幕ではありません。犬嶋の私怨や協会上層部の政治へ同調し、それを引退要求や取組、出稽古での圧力へ変える人物として描かれています。

馬山部屋を率い犬嶋親方と行動する親方

馬山は、自身の名を冠した馬山部屋を率いる親方です。馬狩をはじめとする所属力士を抱え、犬嶋親方と同じ側に立って猿将部屋へ圧力をかけます。

馬山と犬嶋が完全に同格なのか、明確な上下関係があるのかは詳しく説明されていません。ただし、犬嶋が猿将親方へ敵意を向ける場面で馬山も歩調を合わせており、協会政治の中で協力する関係だと受け取れます。

馬山自身が何を恐れ、何を望んでいるのかは、犬嶋ほど明確には語られません。だからこそ、強い私怨を持たなくても、権力者へ同調するだけで排除へ加われる人物として不気味さを残します。

馬山親方役はおむすび(OMUSUBI)

馬山親方を演じているのは、俳優のおむすびです。大きな体格と独特の表情を生かし、威圧感がありながら、犬嶋の隣で権力へ取り入ろうとする滑稽さも持つ親方を演じています。

馬山は、圧倒的な威厳だけで周囲を従わせる人物ではありません。犬嶋や協会上層部の力へ寄り添うことで、自分も権力側に立とうとしているように見えます。

おむすびの身体的な存在感によって、馬山は画面に登場するだけで圧力を生みます。一方で、その圧力が本人の揺るぎない信念ではなく、上位者への追随から生まれていることも感じさせます。

黒幕ではなく犬嶋の意向を実働へ移す人物

馬山は猿桜の排除へ加担しますが、物語全体の黒幕ではありません。犬嶋の猿将親方への私怨や、角界の閉鎖的な政治を、実際の引退要求や所属力士による圧力へ変える役割を担っています。

犬嶋が排除の方向を示し、馬山がそれに同調することで、個人の恨みが組織の判断に見える形へ変わります。馬山がいることで、犬嶋の感情は一人の親方の私怨ではなく、複数の親方が支持する「角界の総意」のように見えてしまいます。

馬山の怖さは、強い悪意を自分の言葉で語らないことです。明確な信念を持たないままでも、上の意向へ従う人間がいれば、排除や制裁は実行されます。

シーズン1で明確な失脚や処分は描かれない

シーズン1では、馬山親方が協会から追放されたり、馬山部屋が解散したりする結末は描かれていません。猿桜を角界から排除する計画は最終的に成功しませんが、馬山本人が責任を問われる場面もありません。

猿桜は解雇処分を免れ、相撲を選び直します。しかし、犬嶋や馬山のような親方が力を持つ角界の構造は残ったままです。

悪役が処罰されて終わる物語ではないからこそ、『サンクチュアリ』は組織そのものの根深さを感じさせます。馬山は倒される敵ではなく、角界へ染み込んだ従属と排除の象徴として残ります。

馬山親方と犬嶋親方の関係|なぜ従うのか

馬山親方と犬嶋親方の関係|なぜ従うのか

馬山と犬嶋は、猿桜の引退要求や猿将部屋への圧力で同じ側に立つ親方です。二人は協会理事長・熊田へ取り入ろうとし、角界の中で自分たちの立場を強めようとしています。

ただし、猿将親方へ個人的な恨みを持つ犬嶋と、馬山の動機を完全に同じものとして扱うことはできません。馬山自身の過去や私怨は詳しく描かれておらず、権力へ同調する人物としての側面が強く出ています。

熊田理事長へ取り入ろうとする協会政治の同盟

犬嶋と馬山は、協会理事長である熊田へ近づき、自分たちの立場を有利にしようとします。親方同士の関係は、弟子を育てるための交流だけでなく、協会内で誰につくかという政治によっても動いています。

馬山が犬嶋と行動を共にする理由には、同じ価値観を持っているだけでなく、犬嶋側にいることが自分や部屋の利益になるという判断もあった可能性があります。

ただし、馬山が出世や保身のためだけに動いたと断定できる台詞はありません。確認できるのは、犬嶋と同じ側に立ち、熊田をめぐる協会政治へ加わっていることです。

犬嶋の猿将への私怨に馬山が同調する

犬嶋が猿桜へ厳しい処分を求める背景には、猿将親方との現役時代からの因縁があります。猿桜の無礼な態度は、犬嶋が猿将部屋を攻撃するための新しい口実になりました。

馬山は、その私怨を止める側には回りません。犬嶋と共に猿将部屋を訪れ、若い猿桜へ事実上の引退を要求します。

馬山自身が猿将へ強い恨みを持っていたとは確認できません。それでも、犬嶋の感情を理解したうえで同調したのであれば、私怨による排除を組織的な要求へ変えた責任は残ります。

馬山自身の過去や恨みは詳しく描かれていない

犬嶋には猿将との因縁がありますが、馬山がなぜ猿将部屋を敵視するのかは詳しく語られません。馬山の現役時代の四股名、番付、犬嶋との出会いも明らかになっていません。

馬山自身が過去に同じ目に遭ったかどうかは描かれていません。読み取れるのは、犬嶋と同じ側にいることを選び、猿将部屋への圧力へ加わったという現在の行動です。

馬山の内面が描かれないことは、人物の薄さではなく、組織の怖さにもつながります。強い動機がなくても、周囲に合わせて加害へ参加する人間がいれば、排除は簡単に広がるからです。

権力へ追随する保身と共犯の構造

馬山は犬嶋の操り人形ではありません。自分の部屋と弟子を持つ親方として、犬嶋と同じ側に立つことを選んでいます。

本人が主導者ではなくても、引退要求や出稽古での圧力へ加われば、排除を成立させる共犯者になります。誰かの命令に従っただけという立場では、加担した責任まで消えません。

馬山は、閉鎖的な組織で起きる暴力が、一人の悪人だけでは生まれないことを示しています。権力者へ逆らわず、自分の地位を守るために従う人物がいることで、不当な要求が組織の常識へ変わります。

馬山親方はなぜ猿桜を引退させようとした?

馬山親方はなぜ猿桜を引退させようとした?

馬山と犬嶋が猿桜へ引退を求めた表向きの理由は、勝利後の礼を欠く振る舞いと、力士としての品格です。猿桜の態度に問題があったこと自体は否定できません。

しかし、処分が改善や指導ではなく、いきなり角界からの排除へ向かう背景には、犬嶋の私怨と協会内の政治がありました。馬山はその動きに同調し、品格を排除の道具へ変える側に立ちます。

勝利後の無礼な態度が「品格」問題になる

猿桜は初土俵で勝利した後も、相手や土俵へ敬意を示す振る舞いができません。相撲界の礼儀を軽視し、自分が勝てば何をしてもよいという態度を見せます。

その振る舞いが問題視されること自体は不自然ではありません。大相撲では、勝敗だけでなく、土俵上の所作や相手への礼も力士に求められます。

問題は、馬山と犬嶋が猿桜を育て直すためではなく、猿将部屋ごと排除する材料として品格を使ったことです。

犬嶋と猿将部屋を訪れ事実上の引退を求める

犬嶋と馬山は猿将部屋へ出向き、猿桜をこのまま角界へ残すことはできないと迫ります。形式上は指導や忠告に見えても、内容は事実上の引退要求です。

入門したばかりの力士に対し、改善の機会を与えず辞めさせようとする姿勢からは、猿桜個人だけでなく、猿将部屋への敵意も見えます。

馬山は犬嶋の横で要求を支え、一人の親方の感情を複数の部屋による判断へ見せかけます。猿将親方にとっては、弟子を守ることがそのまま協会内の有力者へ逆らうことになります。

正論の中に犬嶋の私怨と協会政治が混ざる

猿桜に礼儀や反省が必要だという主張は正論です。しかし、正しい言葉が使われているからといって、その目的まで正しいとは限りません。

犬嶋は猿将親方への過去の感情を抱え、猿桜の問題行動を部屋へ打撃を与える機会として利用します。馬山もその動きへ加わることで、個人的な恨みが角界の秩序を守る処分のように変えられました。

『サンクチュアリ』が描く怖さは、明らかな嘘より、正論の一部を使った排除です。猿桜に問題があるからこそ、犬嶋と馬山の政治的な目的まで正当化されやすくなります。

花の交渉によって引退要求は退けられる

猿将親方だけでは、犬嶋と馬山の要求を止められません。そこで動くのが、猿将部屋の女将である花です。

花は人脈と情報を使って働きかけ、猿桜の引退要求を退けます。猿桜は態度を改めたから救われたのではなく、花の交渉によって角界へ残る機会を得ました。

馬山たちが権力を使って排除しようとしたのに対し、花は別の権力で対抗します。この場面は、相撲界が規則だけで動くのではなく、秘密や貸し借りによって運命が変わる世界であることを示しています。

第4話で馬山部屋は猿桜へ何を仕掛けた?

第4話で馬山部屋は猿桜へ何を仕掛けた?

引退要求が退けられた後も、猿桜への圧力は終わりません。馬山部屋側の力士との取組では、猿桜の短気を刺激し、再び問題行動を起こさせようとするような攻めが続きます。

狙いは単純に猿桜へ勝つことではなく、怒りを爆発させ、品格のない力士だという評価を確定させることだったように見えます。

犬嶋側の意向を受け馬山部屋の力士が猿桜と対戦する

馬山部屋に所属する力士たちは、猿桜の取組相手として登場します。そこでは通常の勝敗以上に、猿桜を苛立たせ、冷静さを失わせることが重視されているように描かれます。

馬山本人がどこまで具体的な指示を出していたのかは、場面を慎重に見る必要があります。しかし、馬山部屋の力士が犬嶋側の意図と無関係に動いていたとは考えにくい構図です。

親方同士の政治が、若い力士同士の土俵へ持ち込まれています。力士は自分の勝利だけでなく、親方側の目的を果たすためにも使われています。

仕切り直しや反則すれすれの攻めで短気を刺激する

猿桜は仕切り直しや挑発、反則すれすれの攻めを重ねられ、苛立ちを募らせます。もともと感情を抑えることが苦手な猿桜にとって、相手の狙いは効果的でした。

普通に相撲を取って負かすのではなく、猿桜自身に問題行動を起こさせれば、犬嶋と馬山は再び品格を理由に排除できます。

馬山部屋側の攻めは、取組の中で行われるため、表面上は勝負の一部として処理できます。制裁と稽古、妨害と相撲の境界が曖昧だからこそ、誰も明確な責任を取らずに済みます。

狙いは勝利だけでなく猿桜を再び暴発させること

猿桜が反則や暴力へ走れば、引退要求を退けた花や猿将親方の立場も弱くなります。馬山部屋側にとっては、取組で勝つより、猿桜が自分から角界にいられなくなる行動を起こす方が大きな成果になります。

猿桜は相撲の技術だけでなく、感情を制御する力まで試されています。相手に勝つことと、相手の狙いへ乗らないことの両方が必要でした。

この時点の猿桜は未熟ですが、少なくとも怒りを土俵外の暴力へ直結させず、勝負の中へ戻そうとします。

猿桜は怒りを土俵内の勝負へ戻し序二段優勝する

猿桜は挑発を受けながらも勝利を重ね、序二段優勝を果たします。馬山部屋側が期待したような大きな暴発には至らず、結果で圧力を退けました。

ただし、この成功によって猿桜が完全に成長したわけではありません。勝利と注目を得たことで、今度は自分の強さへ酔い、兄弟子や周囲の痛みを見失っていきます。

第4話の猿桜は、外からの妨害には耐えますが、内側に生まれた慢心には負け始めています。馬山部屋との攻防を越えた成功が、次の転落の原因にもなります。

馬山部屋勢との出稽古で起きた暴力事件

馬山部屋勢との出稽古で起きた暴力事件

静内に一方的な敗北を喫した猿桜は、張り手や顔へ触れられることに強い恐怖を抱くようになります。その状態で馬山部屋勢との出稽古へ臨みますが、猿桜は相撲で恐怖へ向き合えず、土俵外の暴力を選びます。

馬山部屋側の挑発や威圧は事件の背景にあります。しかし、暴力へ踏み出した猿桜自身の責任まで消すことはできません。

静内戦後の猿桜は張り手への恐怖を抱えていた

静内との取組で、猿桜は身体と心の両方へ深い傷を負います。以前なら勢いで前へ出られた場面でも、顔へ攻撃が来ると身体が固まり、相撲を取れなくなりました。

猿桜は自分が怖がっていることを認められません。強さだけを自分の価値にしてきたため、恐怖を見せることは、自分が何者でもなくなることに近かったからです。

その弱さを隠そうとするほど、挑発へ過剰に反応します。馬山部屋勢との出稽古は、猿桜が最も見られたくない傷を突かれる場になります。

馬狩らが恐怖と屈辱を刺激し猿将部屋を圧倒する

馬山部屋の力士である馬狩らは、猿桜の恐怖や猿将部屋の弱さを刺激するように稽古を進めます。猿将部屋の力士たちは力の差を見せつけられ、部屋全体が屈辱を味わいます。

馬山部屋の力士全員が、個人的な悪意だけで動いていたと断定することはできません。しかし、親方同士の対立や部屋の空気が、稽古を育成ではなく制裁へ近づけています。

猿桜にとっては、相撲で負けるだけでなく、兄弟子たちの前で恐怖をさらされる時間です。自分の弱さを受け入れられない猿桜は、相撲以外の方法で優位を取り戻そうとします。

猿桜は土俵外の暴力へ逃げ解雇危機へ進む

挑発に耐えられなくなった猿桜は、土俵外の暴力事件を起こします。相撲で相手へ向き合うことができず、道具を使うほど感情を暴走させました。

馬山部屋側が猿桜を追い込んだことは事実でも、暴力を選んだ責任は猿桜にあります。被害を受けたことは、別の相手を傷つけてよい理由にはなりません。

この事件によって、猿桜には協会から解雇処分が言い渡されます。馬山親方が一人で処分を決めたわけではありませんが、馬山部屋勢との出稽古が猿桜を角界から追放寸前まで追い込む直接のきっかけになります。

稽古が育成ではなく制裁として利用される

本来、出稽古は異なる部屋の力士と相撲を取り、自分の弱点を知るための場です。しかし、馬山部屋勢との稽古には、猿将部屋を痛めつけ、猿桜を追い込む制裁の色が混じっています。

作中の相撲界では、厳しい稽古と暴力の境界が曖昧に扱われています。「強くするため」「根性をつけるため」と説明することで、相手を壊す行為まで正当化されかねません。

馬山部屋の場面が示すのは、暴力が一部の乱暴な力士だけの問題ではないことです。親方同士の政治と部屋の上下関係があることで、稽古そのものが排除の手段へ変わります。

再び馬山部屋勢と向き合った猿桜は何が変わった?

再び馬山部屋勢と向き合った猿桜は何が変わった?

解雇処分が出場停止へ変更された後、猿桜は猿将親方と猿谷へ頭を下げ、基礎から相撲を学び直します。そして、再び馬山部屋勢との稽古へ向かいます。

猿桜の恐怖が完全に消えたわけではありません。それでも、以前のように暴力で逃げず、学び直した相撲の型によって相手へ向き合えるようになります。

猿将部屋全体が基礎稽古で力をつける

猿桜が四股や低い姿勢、身体の使い方を繰り返す姿は、猿将部屋の兄弟子たちにも影響を与えます。最初は問題児として嫌われていた猿桜の本気が、停滞していた部屋全体を動かします。

以前の猿将部屋は、兄弟子が新弟子をいじめ、親方も暴力で統制する場所でした。しかし、猿桜が一度すべてを失ってから本気で相撲へ向き合うことで、力士たちは互いに稽古する集団へ変わり始めます。

馬山部屋への再挑戦は、猿桜一人の復讐ではありません。猿将部屋が、敗北と分裂を越えて一つの部屋になれるかを試す場でもあります。

猿桜は張り手を恐れたまま逃げずに戦う

猿桜は張り手への恐怖を完全には克服していません。顔へ攻撃が来る瞬間には、静内戦の記憶がよみがえります。

それでも、恐怖を隠すために暴力へ走るのではなく、低い姿勢を守り、学んだ型で相手へ向かいます。怖くなくなったから戦えるのではなく、怖くても相撲を取る方法を身につけたのです。

この変化によって、猿桜の強さは身体能力だけではなくなります。自分の弱さを認めたうえで、相手から目をそらさない精神的な強さが加わります。

馬山部屋は転落の場所から再起を測る相手へ変わる

最初の出稽古で、馬山部屋は猿桜が恐怖から暴力へ逃げた場所でした。再び同じ側の力士へ向き合うことは、自分が本当に変わったかを確かめる行為になります。

相手が変わったのではなく、猿桜の向き合い方が変わりました。挑発や恐怖があっても、土俵の外へ逃げず、相撲の中で答えを出そうとします。

馬山部屋は猿桜を壊しただけの敵ではありません。壊れた猿桜が、自分の意思で相撲へ戻れるかを映す鏡にもなっています。

犬嶋たちの圧力が皮肉にも猿将部屋を結束させる

犬嶋と馬山は、猿桜を排除し、猿将部屋の力を弱めようとしました。しかし、その圧力が結果的に猿桜と兄弟子たちを同じ方向へ向かわせます。

猿桜が再起する姿を見て、猿空や他の力士たちも稽古へ本気で向き合うようになります。外からの敵意が、これまで分裂していた部屋に共通の目的を与えました。

馬山たちの行動が正当化されるわけではありません。ただし、排除されかけた経験が猿桜へ相撲を選び直させ、猿将部屋へ新しい結束を生んだという皮肉があります。

馬山親方は悪役?黒幕ではない理由も考察

馬山親方は悪役?黒幕ではない理由も考察

馬山は猿桜の引退要求や、馬山部屋勢を通した圧力へ関わるため、悪役側の人物です。しかし、犬嶋や協会内の人間をすべて操る黒幕ではありません。

馬山の本質は、権力者の意向へ追随し、排除を実行可能な形へ変える人物にあります。主導者ではないことと、責任がないことは同じではありません。

猿桜排除と出稽古制裁へ加担するため悪役に見える

馬山は、犬嶋と共に猿桜へ引退を迫り、自分の部屋の力士たちが猿桜へ圧力をかける状況を作ります。その行動から見れば、猿桜と猿将部屋にとって明確な敵です。

猿桜の態度に問題があるとしても、若い力士を育て直すのではなく、角界から排除しようとする姿勢は指導とはいえません。

さらに、取組や出稽古を政治的な制裁へ使えば、力士の身体まで親方同士の争いに巻き込まれます。馬山は、その構造を止めずに利用する側に立っています。

犬嶋ほど明確な私怨や過去は描かれていない

犬嶋が猿将へ敵意を向ける理由には、現役時代からの感情があります。一方、馬山が猿将や猿桜へ個人的な恨みを持つ理由は、はっきり描かれていません。

そのため、馬山を犬嶋以上の黒幕とする根拠はありません。馬山は犬嶋が作った流れへ乗り、協会政治の中で同じ利益を得ようとする人物に見えます。

明確な過去がないからこそ、馬山は特別な悪人ではなくなります。どの組織にもいる、強い側へつき、その意向を疑わず実行する人物として描かれています。

馬山の本質は権力へ追随する実働役

馬山が物語で担うのは、犬嶋の考えを現実の圧力へ変える役割です。犬嶋一人が猿桜を嫌っているだけでは、猿将部屋への組織的な要求には見えません。

馬山が同席し、馬山部屋の力士が動くことで、犬嶋の感情は協会や複数部屋の意思のような重みを持ちます。

馬山は命令を下す頂点ではなく、命令や空気を実行へ移す中間の権力者です。その存在があるからこそ、上の人間は自分の手を汚さずに相手を追い込めます。

個人の悪意より角界の従属構造を示す人物

馬山を単純な悪人として処罰すれば、問題が一人の性格にあるように見えてしまいます。しかし、馬山のような人物が生まれる背景には、上位者へ逆らいにくい角界の構造があります。

親方も協会内の序列や人脈から自由ではありません。自分の部屋を守り、地位を上げるためには、強い側へつくことが有利になります。

だからといって、追随した責任がなくなるわけではありません。馬山は、被害を与える組織の中で「自分は従っただけ」と考えることの危うさを表す人物です。

馬山部屋と猿将部屋の違い

馬山部屋と猿将部屋の違い

馬山部屋と猿将部屋は、どちらも厳しい稽古や暴力的な空気を持つ部屋として描かれます。猿将部屋も、物語の初めから健全で理想的な場所だったわけではありません。

大きな違いは、物語後半で力士たちの関係が変わるかどうかです。馬山部屋は親方側の政治へ力士が組み込まれる一方、猿将部屋は弟子同士が互いを育てる集団へ変わっていきます。

馬山部屋の力士は親方側の政治へ動員される

馬山部屋の力士たちは、犬嶋や馬山が進める猿桜排除の流れへ組み込まれます。取組や出稽古が、自分の技術を高める場だけでなく、他部屋の力士へ圧力をかける場として使われています。

力士本人がどこまで政治的な目的を理解していたのかは分かりません。しかし、親方の意向に従う部屋社会では、疑問を持っていても拒むことは簡単ではありません。

馬山部屋の力士を全員悪人と決めつけるより、親方の政治に弟子の身体が使われる構造を見る必要があります。

挑発と反則すれすれの相撲が部屋の空気を映す

馬山部屋勢は、猿桜の短気や恐怖を刺激するような相撲を取ります。勝つための技術と、相手を暴発させるための挑発が重なっています。

その姿からは、相手を育てるより、弱点を利用して壊すことを優先する部屋の空気が見えます。厳しさが成長ではなく、上下関係を維持するために使われています。

猿桜にも暴力や無礼という問題がありますが、その問題を改善させるのではなく、さらに大きな失敗へ誘導しようとする点が馬山部屋側の危うさです。

猿将部屋も暴力的だが後半で関係が変わる

猿将部屋でも、新弟子へのいじめや親方の暴力が描かれます。最初から温かい家族のような部屋ではありません。

しかし、猿桜が一度すべてを失い、基礎から相撲へ向き合う姿が、兄弟子たちの感情を変えていきます。敵対していた力士たちも同じ稽古へ加わり、互いの強さを高める方向へ進み始めます。

猿将部屋の再生は、暴力的だった過去を消すことではありません。傷つけ合っていた人間が、同じ場所で生き直す選択を始めることです。

部屋の違いは親方が力士をどう扱うかに表れる

馬山部屋では、力士が親方側の政治や制裁へ動員されているように見えます。一方、猿将親方も弟子を利用する面を持ちながら、物語が進むにつれて猿桜を守り、技術を渡す師匠へ変わります。

部屋の違いは、厳しいか優しいかだけではありません。親方が弟子を自分の地位を守る道具として扱うのか、それとも一人の力士として成長させようとするのかに表れます。

馬山と猿将の対比によって、相撲部屋が力士を守る居場所にも、権力へ従わせる閉鎖空間にもなり得ることが描かれています。

馬山親方役のおむすび(OMUSUBI)とは?

馬山親方役のおむすび(OMUSUBI)とは?

馬山親方を演じているおむすびは、大きな体格を生かして映画やドラマへ出演する俳優です。馬山役では、視覚的な威圧感だけでなく、権力者の横にいることで自分も強く見せようとする人物の滑稽さを表現しています。

元力士という情報は確認できず、俳優として活動している人物です。馬山の四股名や現役時代と、おむすび本人の経歴を混同しないようにする必要があります。

出典:馬山親方役・おむすびの登壇イベント告知(Rooftop)。

北海道出身・体重200kgの個性派俳優

おむすびは1977年5月5日生まれ、北海道出身の俳優です。2025年の紹介記事では身長178cm、体重200kgとされ、大きな身体を生かした役柄で存在感を見せています。

馬山親方は、画面へ登場した時点で相手へ圧力を与える人物です。おむすびの体格は、その親方としての威圧感に説得力を与えています。

ただし、体格だけを笑いにする役ではありません。犬嶋の隣でうなずき、権力へ近づこうとする表情によって、馬山の弱さや依存も伝えています。

出典:おむすびの人物紹介と本人コメント(旭川美都)。

進撃の巨人やアイアムアヒーローなどに出演

おむすびは、映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『アイアムアヒーロー』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などへ出演しています。

大きな体格が物語の世界観を一目で伝える一方、役柄によって威圧感、恐怖、ユーモアを使い分けています。『サンクチュアリ』でも、馬山をただ怖いだけではない人物として成立させています。

身体の圧と滑稽さで馬山の権力依存を表現する

馬山は大きな身体を持ち、自分の部屋を率いる親方です。それでも、犬嶋や熊田といった上位の権力へ近づこうとする姿には、本人だけでは自信を持てない弱さがにじみます。

おむすびの演技は、馬山の威圧感と滑稽さを同時に見せます。身体は大きくても、精神的には強い側の後ろへついていく人物です。

その矛盾が、馬山を単純な強者ではなく、権力へ依存する中間管理者のような存在にしています。

馬山親方はシーズン2に登場する?

馬山親方はシーズン2に登場する?

『サンクチュアリ -聖域-』シーズン2の制作は決定していますが、2026年10月27日時点で馬山役・おむすびの続投は発表されていません。

シーズン1では馬山親方が失脚したり処分されたりしていないため、物語上は再登場する余地があります。ただし、犬嶋との関係や猿将部屋への新たな圧力が描かれると断定することはできません。

サンクチュアリのシーズン2は制作決定済み

シーズン2では、猿桜役の一ノ瀬ワタルが続投します。監督の江口カン、脚本の金沢知樹も引き続き参加します。

一方で、配信日、全話数、詳しい物語、追加キャストはまだ発表されていません。馬山部屋や協会政治が再び描かれるかも未発表です。

出典:ANDENTによるシーズン2制作決定発表。

おむすび(OMUSUBI)の続投は未発表

馬山役・おむすびのシーズン2出演は発表されていません。犬嶋役の松尾スズキや、馬山部屋の力士たちについても続投は未発表です。

シーズン1で馬山の物語が明確に完結したわけではありませんが、未回収であることと、続編へ登場することは同じではありません。追加キャストの発表を待つ必要があります。

続投するなら犬嶋との協会政治が焦点になりそう

馬山が再登場する場合、犬嶋との関係や協会内での立場が焦点になる可能性があります。猿桜が番付を上げ、角界で存在感を増せば、シーズン1で排除しようとした親方たちと再び衝突することも考えられます。

また、犬嶋へ従い続けるのか、自分の部屋を守るため別の判断をするのかも人物考察の余地があります。

ただし、馬山が犬嶋を裏切る、協会から失脚する、猿桜へ復讐するといった展開は発表されていません。現時点では可能性として整理するに留まります。

馬山の失脚や猿将部屋との再対立は未確定

シーズン1で馬山に明確な報いがなかったからといって、シーズン2で必ず処分されるとは限りません。『サンクチュアリ』は、悪役を一人ずつ倒す物語ではなく、角界の中で人間がどう生き直すかを描いています。

馬山が続投する場合も、単純な報復や失脚ではなく、組織へ従ってきた人物が自分の立場をどう選ぶかが重要になりそうです。

サンクチュアリの馬山に関するFAQ

サンクチュアリの馬山に関するFAQ

ここでは、『サンクチュアリ -聖域-』の馬山親方について気になりやすい疑問を、シーズン1の結末とシーズン2の発表状況を踏まえて整理します。

馬山親方役の俳優は誰?

馬山親方役を演じているのは、おむすび(OMUSUBI)です。北海道出身で、大きな体格を生かして映画やドラマへ出演しています。

馬山親方と馬狩は同じ人物?

馬山親方と馬狩は別人です。馬山は馬山部屋を率いる親方で、馬狩は馬山部屋に所属する力士です。

馬山親方はどこの部屋?

馬山親方は馬山部屋を率いています。馬山部屋の力士たちは、猿桜との取組や猿将部屋との出稽古に登場します。

馬山親方と犬嶋親方はどんな関係?

馬山と犬嶋は、協会政治や猿将部屋への圧力で同じ側に立つ親方です。正式な上下関係や詳しい過去は描かれていませんが、犬嶋の意向へ馬山が同調する場面が多くあります。

馬山親方はなぜ猿桜を引退させようとした?

表向きの理由は、猿桜が勝利後の礼を欠き、力士としての品格を損なったためです。ただし、引退要求には犬嶋の猿将親方への私怨や協会政治も混ざっていました。

第4話で馬山部屋は猿桜へ何をした?

馬山部屋側の力士たちは、仕切り直しや挑発、反則すれすれの攻めによって猿桜の短気を刺激します。猿桜を勝負で倒すだけでなく、再び問題行動を起こさせる意図があったように見えます。

馬山部屋との出稽古で何が起きた?

静内戦後に張り手への恐怖を抱えた猿桜が、馬山部屋勢から挑発を受け、土俵外の暴力事件を起こしました。この事件が協会の解雇処分へつながります。

馬山親方が猿桜を解雇した?

馬山親方が一人で猿桜を解雇したわけではありません。馬山部屋勢との出稽古中に起きた暴力事件を受け、協会から解雇処分が言い渡され、その後に出場停止へ変更されました。

馬山親方は黒幕?

馬山親方は物語全体の黒幕ではありません。犬嶋の私怨や協会政治へ同調し、排除を具体的な行動へ移す実働役に近い人物です。

馬山部屋に実在モデルはある?

馬山部屋の特定の実在モデルは明らかになっていません。現実の部屋社会や親方同士の政治、稽古と制裁の曖昧な境界を集約した架空の部屋として受け取れます。

馬山親方はシーズン1でどうなった?

馬山親方はシーズン1で明確に処分されたり、失脚したりしていません。猿桜の排除には失敗しますが、馬山が属する協会の権力構造は残っています。

馬山親方はシーズン2に出演する?

馬山役・おむすびのシーズン2出演は発表されていません。シーズン2の制作は決定していますが、馬山、犬嶋、馬山部屋勢の続投は未発表です。

サンクチュアリの馬山まとめ

サンクチュアリの馬山まとめ

『サンクチュアリ -聖域-』の馬山は、馬山部屋を率いる親方です。犬嶋親方と共に猿桜へ事実上の引退を求め、馬山部屋の力士たちとの取組や出稽古を通して猿将部屋へ圧力をかけます。

ただし、馬山がすべてを計画した黒幕というわけではありません。犬嶋の猿将への私怨と、熊田理事長をめぐる協会政治へ同調し、その意向を具体的な排除へ変える実働役です。

静内戦後の猿桜は、馬山部屋勢との出稽古で恐怖と屈辱を刺激され、土俵外の暴力事件を起こします。その責任は猿桜自身にもありますが、稽古を育成ではなく制裁へ変える部屋の構造も見逃せません。

その後、猿桜は猿将親方と猿谷から基礎を学び直し、再び同じ側の力士へ向き合います。馬山部屋は、猿桜が暴力へ逃げて転落した場所から、恐怖を抱えたまま相撲へ戻れるかを試す場所へ変わりました。

馬山は、目立つ黒幕ではなく、権力者の意向へ従うことで組織の暴力を成立させる人物です。明確な悪意を持つ首謀者だけでなく、疑問を持たず実行する人間がいるからこそ、不当な排除は組織の常識へ変わります。

一方で、馬山たちの圧力は皮肉にも猿桜と猿将部屋を結束させました。相手を排除するために使われた力が、排除されかけた側へ自分たちの相撲を選び直させる――馬山は、『サンクチュアリ』が描く権力と再生の対立を体現する人物といえるでしょう。

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