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グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話あらすじ・ネタバレ感想。幻のラーメンが官僚を動かす!清沢の決断とは

グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話あらすじ・ネタバレ感想。幻のラーメンが官僚を動かす!清沢の決断とは

金曜ナイトドラマ・ご飯が食べたくなるドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第5話が終了しました。

第5話ではくるみは清沢に完敗?してしまいましたね。

清沢の変わらない安心感の料理が会食の場では必要という麻生総理の判断だったのでしょうか?第6話では清沢主体の会食が行われます。

2016年8月26日夜11:15分放送のドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第6話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。

※以後ネタバレ注意

目次

グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話のあらすじ&ネタバレ

グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話のあらすじ&ネタバレ

今までの官邸料理人は一木くるみ(演:剛力彩芽)であった。しかし、清沢晴樹(きよさわはるき)(演:高橋一生)がくるみに続き、2人目の官邸料理人に任命される。内閣総理大臣の阿藤一郎(あとういちろう)(演:小日向文世)と補佐官の古賀征二(こがせいじ)(演:滝藤賢一)が何を考えているかわからず、くるみは困惑していた。

そんなある日、くるみはいつもの古本屋で本を読んでいた。一冊の本に旧札の一万円札が挟まっていたことがきっかけに、吉田昭子(演:藤田弓子)という女性に会う。女性の自宅にお邪魔したくるみは、昭子の料理をごちさそうになった。くるみは旧札が挟まっていた本の内容も関連し、彼女の過去に興味を持ったのだ。

その頃阿藤総理はとある場所を改革しようと考えていた。それは官僚機構である。その改革に対して、厚生労働省事務次官・石垣義成(演:藤本隆宏)達は猛反発。“内閣vs官僚”の戦いが始まることになった。

やがてネット上で阿藤総理の悪評を拡散が始まる。くるみを利用した悪評であった。古賀はこのネガティブキャンペーンは石垣達の仕業であると推測し、阿藤に「当面は慎重に行動すべき」と進撃するも、事態は悪化の方向に進むのであった。すでに石垣達と一色触発の状態まで進む。

このままでは危険と感じた阿藤総理は石垣らとの会合を正式に設けるために、彼らを官邸グラン・メゾンに招くことに。古賀は、この大事な会食の調理をくるみではなく”清沢に一任する”のであった・・。

そんな事態を知らずに、くるみは昭子のことが気になっていた。そして彼女が、永田町の伝説の料理人でだったことを探りあてたのだ。石垣との会食には昭子の力は必要だった。しかし、肝心のくるみは石垣達との会食の担当から外されており・・・。

グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話の感想&考察

グ・ラ・メ!(ドラマ)第6話の感想&考察

第6話では、「内閣VS官僚」という政治的対立が物語の中心に据えられました。

阿藤総理(小日向文世)が官僚機構の改革に踏み切ったことで、厚生労働省事務次官・石垣(藤本隆宏)らとの全面対決に発展します。

ネット上には総理の悪評やデマがばら撒かれ、その中には官邸料理人・一木くるみ(剛力彩芽)と総理の関係を揶揄する中傷まで。

結果、官僚との会食ではくるみが外され、新任の清沢晴樹(高橋一生)が料理を任されるという屈辱的な展開に…。しかしその苦境を救ったのは、料理に込められた温かな想いでした。

今回は「食の力」が政治の緊張を解きほぐす瞬間が存分に描かれ、胸が熱くなる回となりました。

昭子の「幻のラーメン」が石垣の心をほどいた瞬間

後半の鍵を握ったのは、永田町の伝説的な料理人・吉田昭子(藤田弓子)

くるみは古本屋で偶然手にした古い一万円札をきっかけに昭子と出会い、彼女の自宅で手料理をご馳走になります。かつて多くの政治家に料理を振る舞った昭子は、実は「消えた年金問題」の被害者。長年仕えてきた政治家たちに裏切られた形となり、夜間アルバイトで生活を繋いでいる姿に、私は胸が締め付けられました。

そんな昭子が生み出したのが“幻のラーメン”。官僚たちとの会食で、清沢が出したフレンチは石垣に一切口をつけてもらえず、場は緊迫したまま。しかしくるみが昭子から教わったラーメンを差し出すと、石垣はしばし沈黙した後、箸を取り一口。

表情がふっと緩み、まるで懐かしい記憶に触れたような温かさがにじみました。人の心に刻まれた「思い出の味」が、石垣の頑なさを溶かした瞬間。私はこの場面に強く胸を打たれました。

また、昭子の境遇を知ったくるみが「料理人として何とかしたい」と寄り添った姿も印象的でした。自分も職務を外されて悔しい立場にありながら、他者の苦しみに目を向け行動する姿勢は本当に健気で優しい。くるみが届けたのは単なる料理ではなく、人を救うメッセージそのもの。第6話でも「彼女のひと皿が日本を救う」というキャッチコピー通りの展開が描かれ、スカッとする感動を味わいました。

清沢のプライドと苦渋の決断に共感

一方で、清沢シェフの姿も忘れられません。官邸料理人としての任命を受け、自らの腕を示す絶好の舞台を与えられた清沢。しかし、石垣たちは最初から彼を無視するつもりで料理に手を付けず、努力の結晶は冷たいまま。見ているこちらまで悔しさに震えました。料理人にとって「食べてもらえない」ことが最大の屈辱――その痛みが痛いほど伝わってきます。

怒りを抑えきれず、清沢はメイン以降の提供を拒否。官邸料理人の任命自体を辞退し、去る決意を固めます。完璧主義の彼らしい誇り高い行動でしたが、その裏には「おもてなしを拒絶された悲しみ」が滲んでいました。私はこのシーンで初めて清沢に深く共感しました。彼は“料理にメッセージなど不要”と信じてきましたが、今回、くるみと昭子が起こした「料理が人を救う奇跡」を目にしたことで、何かが揺らいだのではないでしょうか。

高橋一生さん演じる清沢の怒りに震える表情は、涙以上に雄弁でした。料理人としての矜持と、プライドを賭けた苦渋の決断が刻まれ、強烈に心に残ります。

彼が再び厨房に戻る日が来るのか、そしてその時どんな料理哲学を抱くのか…次回以降の展開に大きな期待を抱かせました。

第6話を振り返って感じたこと

今回特に心に残ったのは、料理を通じて人の心を救う尊さです。昭子が長年抱えた苦しみを、くるみが料理で支えたこと。そして一杯のラーメンが、石垣という頑固な権力者の心をほどいたこと。その全てが温かく、観ている私の胸をじんわりと満たしました。

政治という堅いテーマを扱いながら、人情と料理の力を鮮やかに重ねる『グ・ラ・メ!』。第6話は、内閣と官僚の対立というシリアスな舞台でありながら、食の温もりが人を動かす希望を見せてくれた回でした。次回はさらに大きな波乱が待っているようですが、くるみと清沢、それぞれの信念がどう物語を動かしていくのか楽しみでなりません。

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