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犯人は誰?ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話のあらすじ(ネタバレ)と感想

犯人は誰?ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話のあらすじ(ネタバレ)と感想

2016年注目の夏ドラマである「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」が毎週火曜夜10時より放送されます。

今回はNHKドラマ「あさが来た」で注目を浴びた波留さんが、始めての刑事役を演じます。刑事役でも少し変わった刑事役ですが、食べ物に唐辛子をかけるだけでそれ以外は普通の役みたいなため、どのように演じるのか注目が集まります。

また、波留さんの相棒刑事役には関ジャニの横山裕さんが演じます。独特な演技がある横山君ですが、今回は犯人検挙のためならなんでもやるグレーな刑事役のため、こちらの演技にも注目していきたいです。

そんな注目のドラマ「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は2016年7月12日(火)の21時よりフジテレビ系で第1話が放送スタートするため、あらすじと感想を書いていきます。(初回のみ21時〜23時の2時間スペシャル)

※以後ネタバレ注意

目次

ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話の見どころ

ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話の見どころ

2016年夏に放送されたドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は、ただの刑事ドラマではありません。

連続殺人事件を追うスリリングな展開と、主人公・比奈子の“危うさ”が視聴者を惹きつける異色作です。ホラー小説大賞・読者賞を受賞した原作をベースに、地上波とは思えない過激な描写と心理的サスペンスを融合。豪華キャストの演技が加わることで、他の刑事ドラマにはない緊張感と独自の世界観が描かれています。

異色のヒロイン登場と豪華キャスト

「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」で主人公を演じるのは、朝ドラで一躍注目された波瑠さん。彼女が挑むのは、母親の形見である七味唐辛子缶を持ち歩き、何にでも唐辛子をかけるという風変わりな癖を持つ新人刑事・藤堂比奈子です。その奇妙さから周囲には“変わり者”と見られつつも、事件解決への鋭い洞察力を発揮します。

さらに、先輩刑事・東海林泰久役には関ジャニ∞の横山裕さん。犯人検挙のためには手段を選ばないグレーな刑事として登場し、比奈子との対比が物語を引き立てます。厚田班長役の渡部篤郎さん、監察医役の原田美枝子さん、心療内科医役の林遣都さんといった実力派が脇を固め、作品全体に重厚感をもたらしています。

衝撃的な猟奇事件と“危ない”ヒロイン

本作の最大の特徴は、タイトル「ON」が示すように“スイッチが入る”瞬間を描いた異常犯罪ミステリーであることです。拡大スペシャルとして放送された第1話から、猟奇的な連続殺人事件が次々と展開。最初の事件では、被害者の下半身が切り刻まれた凄惨な現場に刑事たちが絶句する中、比奈子だけが平然と遺体を直視します。

比奈子は過去10年分の未解決事件や性犯罪者リストをすべて記憶しており、その能力を買われて現場へ抜擢された人物です。しかし彼女は“殺人者への探究心”が異様に強く、同僚からも危うさを感じさせる存在。公式サイトでも「最高に危ないヒロイン誕生」と銘打たれており、その常軌を逸した姿勢こそが本作の核心をなしています。

グロテスクな描写と緊迫のサスペンス

原作はホラー小説大賞・読者賞を受賞した内藤了さんのシリーズ。その影響もあって、ドラマ版も通常の刑事ドラマを超えた衝撃的な描写が多数盛り込まれています。第1話から残酷な殺害シーンや血まみれの遺体が映し出され、視聴者に強烈なインパクトを与えました。

原作に比べるとドラマは多少抑えられているものの、それでも地上波としては異例のグロテスクさ。SNSや掲示板でも「グロかったけど面白い」という声が多く上がりました。残虐な現場描写は視聴者の緊張感を高め、犯人の狂気や動機への興味をかき立てます。

従来の刑事ドラマとは一線を画したサスペンスを味わえるのが、「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の最大の魅力といえるでしょう。

ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話のあらすじ/ネタバレ

ON異常犯罪捜査官(ドラマ)第1話のあらすじ

藤堂比奈子(とうどう ひなこ)(演:波留)は警視庁刑事部捜査第一課・厚田班の新人刑事(25歳)。母親の形見である「進め!比奈子ちゃん」と描かれている七味缶を持ち歩いており、食べ物を始めあらゆるものに振りかけるため、変わり者と周りから言われている。

そんなある日、宮原秋雄(演:清水優という遺体で発見されたと捜査一課に連絡が入る。”宮原秋雄”という名前を聞いた比奈子は、即座に殺害された男性には強制わいせつ容疑などの過去3回の検挙歴があることを上司の厚田巌夫(あつたいわお)(演:渡部篤郎)に報告する。

巌夫は比奈子の報告に驚くが、それもそのはず。比奈子の頭の中には過去10年に都内で発生した未解決事件と性犯罪の容疑者リストが全て記憶しているからだ。この驚異的な記憶力で書類業務の内勤員から事件現場の捜査員に抜擢される。

比奈子の先輩刑事である東海林泰久(しょうじやすひさ)(演:横山裕)倉島敬一郎(くらしまけいいちろう)(演:要潤)と一緒に事件現場に行くように厚田に指示され、初めて現場を訪れる。

被害者の宮原の遺体は刃物で下半身を切り刻まれた、とても無残な姿に現場を訪れた一同は無言になるが比奈子だけは平然と見ていた。この遺体の状況が3年前に殺害された女子高生の遺体とそっくりであることが判明。さらにその事件の容疑者に宮原は警察にマークされていた一人であった。東海林が事件現場で宮原のスマートフォンを見つけ中身を確認すると、宮原が何者かに襲撃されている思われる無残な動画が残されていた。

後日、比奈子が宮原に襲われていた被害者の聞き込みをしていたところ、一つの家でハヤサカメンタルクリニックに勤める心療内科の中島保(なかじまたもつ)(演:林遣都)に出くわす。さらに、その家に元々住んでいた被害者の宇田川早苗(演:柏原優美)は結婚を控えていたのにも関わらず、3ヶ月前(ちょうど事件の4年後にあたる日)に自殺。原因は宮原が4年前に早苗を襲った時の写真を嫌がらせのように送りつけていたのだ。

同時期に宮原の遺体の解剖結果も明らかになる。解剖を担当したのは帝都大学医学部で監察医である石上妙子(いしがみたえこ)(演:原田美枝子)。
最初に遺体を発見した時の見立て通り、宮原の傷は3年前の女子高生の遺体と全て一致。しかし、その傷をつけたのは宮原本人であるという。つまり。宮原は自殺したことになるが、厚田はこれに納得しなかった。自己防衛反応で痛覚が感じるため、鈍感になっていない限り、不可能。薬物などの使用歴もない。ノルアドレナリンだけの数値が異常に高かったのだ。

3年前の女子高生の右胸には噛み跡があるが、宮原の遺体にはどうやってつけたかわからない傷がついていたのだ。しかし、解剖結果が自殺であるため、東海林は興味をなくして帰るのであった。比奈子と厚田と石上はレストランに行き、石上より半年前の小学生無差別事件の犯人候補であった柏木が自殺をした際も自分で心臓を三回ついたと話す。宮原と同じく自己防衛本能が働いているなら不可能なケースである。

そんな中、宮原のスマートフォンに保存されていた動画が、ネット上に流出していることが判明。どうやら、事件前に何者かが、宮原の携帯から動画が自動で動画が配信しされるような違法なアプリが入っていたらしい。するとその矢先、公園で女性の他殺体が発見される。しかも、被害者は比奈子の同期の鈴木仁美(すずきひとみ)(演:篠田麻里子)巡査であった。宮原の事件と同様に仁美が殺害される間際の動画も流出していた。

警察が犯人探しに躍起になるなか、鑑識の調べて、宮原に違法アプリを送りつけていたのは、3ヶ月前に自殺した早苗の元婚約者でソフトウェア開発会社に勤める斉藤文隆(さいとうふみたか)(演:山中崇)であることがわかった。また、斉藤はここ何ヶ月か仁美に連絡をしていることが仁美の携帯を調べてわかった。警察は仁美を殺害したのを斉藤だと予想した。

しかし、斉藤は宮原への復讐を目論む人物から、宮原の悪行が晒されるソフトを開発するように依頼されただけだと供述する。そのアプリが仁美を殺害した犯人にも感染していたのだ。斉藤は宮原の動画を観た時に警察である仁美に相談するつもりであった。謎は深まるばかり。

そんな中、比奈子は仁美が殺害された現場へ行く。そこで、心療内科の中島と再会する。そして、育児放棄した子供と犯罪の関係性についての話をし、その時に犯罪のスイッチについて比奈子が聞く。中島は少し比奈子が不審感を抱くのであった。

そして、育児放棄した母親を撲滅した少年の映像を見た比奈子は、そこの少年・大友翔が仁美を殺害した犯人だと気づく。なぜなら、事件当日、仁美は殺された大友の母親と同じ香水をつけていて、現場には幼い頃にの大友が一人寂しく過ごした部屋と同じ、裸電球が。その2つの要素こそが、大友が殺人の衝動に駆られるスイッチだと考えた比奈子は、自らも人殺しのスイッチが入る瞬間を見ようと、青年に成長した大友(演:三浦貴大)を呼び出す。

比奈子は大友に「あなたの人殺しのスイッチが入る瞬間が見たかった」と言い、香水の匂いと・裸電球、そして「邪魔者!お前なんか産むんじゃなかった、育てるんじゃなかった。」と言い、殺人のスイッチを入れさせた。大友は比奈子に鉄パイプで襲いかかるが、間一髪のところで、東海林に助けられる。厚田らが駆けつけ、大友は逮捕される。東海林は比奈子に「お前はなんだ!」と言う。事件は終わった・・。

しかし、数日後大友は留置で自ら頭を砕き、死亡してしまう。。。宮原の件もあり、謎は残るばかりであった・・・

「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」1話の感想&考察

「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」1話の感想&考察

第1話は2時間スペシャルというボリュームで、冒頭から連続する猟奇事件と謎が畳みかけるように展開されました。

観終えて真っ先に感じたのは、「主人公があまりに危うい」という驚きです。新人刑事・藤堂比奈子は、常人では理解できない振る舞いで事件に挑みます。その異常な好奇心こそが物語の肝であり、第1話を通して強烈に印象付けられました。


比奈子の異常な好奇心と危うさ

藤堂比奈子は、刑事でありながら犯罪者の心理に強い関心を示す異色のキャラクターです。第1話では親友の仁美巡査が殺害される悲劇が描かれましたが、比奈子は取り乱すどころか、むしろ犯人への興味を優先。遺体を冷静に観察し続ける姿は周囲すら凍り付かせ、先輩の東海林に現場から遠ざけられるほどでした。

極めつけは、犯人の大友翔に自ら接触し、彼の「殺人衝動のスイッチ」を入れようと挑発した場面。「あなたの人殺しのスイッチが入る瞬間が見たかった」と言い放つ比奈子の姿は、視聴者にも衝撃を与えました。夢の中でナイフを手にする描写や、自宅で「スイッチ…オン」とつぶやく場面も挿入され、比奈子自身にも“危険な衝動”が潜んでいることが示唆されます。刑事でありながら犯罪者と紙一重の危うさを抱えた主人公――そのスリリングさにゾクっとさせられる展開でした。


グロテスクな事件が生む緊張感とリアリティ

第1話は宮原秋雄殺害事件から始まり、やがて仁美殺害へとつながります。その手口は残虐を極め、宮原の遺体は下半身が切断されるという凄惨なもの。画面に映し出される血みどろの現場は、観ているこちらも思わず息を呑むほどでした。

さらに、被害者の最期が犯行中に動画配信されていたという設定が加わり、現代社会の闇を思わせるリアリティが漂います。残酷な描写は人を選ぶものの、その緊張感がドラマ全体の空気を支配し、比奈子が惹かれる“闇”を一層際立たせていました。まさに「グロいけど引き込まれる」という声が出るのも納得の仕上がりです。


東海林刑事との対比が生むドラマ性

比奈子の危うさを際立たせたのは、先輩刑事・東海林との対比でした。東海林は犯罪者に憎しみをぶつけ、感情を爆発させる激情型の刑事。親友を殺されても冷静でい続ける比奈子に「お前はなんだ」と怒鳴る姿は、彼の人間味と正義感を強調していました。

厚田班長が「5年前の事件…」と示唆する場面からも、東海林自身の過去に深い傷があることが匂わされています。感情を抑えられない東海林と、感情を見せない比奈子。この対照的な二人の関係が、物語に緊張感と奥行きを与えていました。ラストで単独行動をした比奈子を東海林が救う場面は、二人の関係性を象徴していたといえるでしょう。


浮かび上がる黒幕の存在と今後の謎

第1話のラストでは、大友翔が逮捕され事件は一区切りを迎えます。しかし同時に、背後に“黒幕”の存在が浮かび上がりました。宮原と大友が共に不自然な最期を遂げていたこと、そして彼らのスマホに違法配信アプリが仕込まれていたこと。これらは「誰かが裏で操っているのではないか」という疑念を強く抱かせます。

特に心療内科医・中島保(林遣都)の言動が不気味さを増しました。彼は「人間には誰にでも衝動的に殺人を犯すスイッチがある」と語り、神経伝達物質をコントロールすれば衝動を操作できると示唆します。学者のように冷静に“人の狂気”を語るその姿は、黒幕の可能性を強く感じさせました。

比奈子自身も彼に不信感を抱いており、今後の展開で中島がどう関わってくるのかは大きな注目点です。第1話を通じて、比奈子の危うさと並行して“人為的に殺人者を生み出す存在”がいるのではという不穏な影が描かれ、物語はさらなる深みを見せました。


まとめ

総じて、第1話は濃密でスリリングな内容でした。グロテスクな描写とともに、“刑事でありながら異常性を帯びた主人公”という他にない切り口が強烈な印象を残します。藤堂比奈子の一挙手一投足にハラハラさせられつつも、目が離せない。まさに「最高に危ないヒロイン」というキャッチコピーにふさわしいキャラクター像でした。

今後、彼女は刑事としての正義と内なる狂気の間でどう折り合いをつけていくのか。そして黒幕は誰なのか――物語は始まったばかりで、謎はさらに広がっていきます。第2話以降も比奈子の危うい魅力から目が離せません。

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