MENU

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話のネタバレ&感想考察。紗綾の涙で、琴音の“あざとさ”が初めて疑われた回

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話のネタバレ&感想考察。紗綾の涙で、琴音の“あざとさ”が初めて疑われた回

『あざとかわいいワタシが優勝』5話は、松嶋琴音がこれまで武器にしてきた“あざとかわいい”を、初めて別の女性から突きつけられる回でした。

新入社員・木之本紗綾の登場によって、琴音は清水課長との距離を進めたいのに、なかなか自分のペースを保てなくなっていきます。

この回の本質は、誰が一番あざとくてかわいいかを決めることではなく、あざとさが人を惹きつける武器にも、人を傷つけたように見せる刃にもなるところにあります。

この記事では、ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話のあらすじとネタバレ、伏線、見終わった後の感想と考察を詳しく紹介します。

目次

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話のあらすじ&ネタバレ

あざとかわいいワタシが優勝 5話 あらすじ画像

5話は、新入社員・木之本紗綾の登場によって、松嶋琴音の“あざとかわいい”が初めて防戦に回る回でした。紗綾は清水将貴の前でも物怖じせず、無邪気さとあどけなさを武器にアピールを続けます。

琴音はこれまで、自分の見せ方や距離の詰め方を計算しながら恋も仕事も勝ち抜いてきましたが、紗綾の勢いにはペースを乱されていきます。

一方で、佐原なず奈の周囲にも新しい恋の気配が生まれます。同期の田中理人がなず奈に急接近し、親しげに話しかける姿に琴音は違和感を覚えます。

なず奈自身も、同級生のめでたい報告が相次ぐ中で、人知れず孤独な焦りを感じていました。さらに清水課長と琴音がいいムードになりかけたところへ邪魔が入り、最後には紗綾が清水課長へ涙ながらに何かを訴えたことで、琴音は思いもよらない窮地に立たされます。

5話は“あざとかわいい”の優劣ではなく、使い方の違いを見せる回だった

5話の冒頭で示される「あざとかわいい」は誰かの優劣をつけるものではない、という言葉は、この回全体のテーマそのものだったと思います。琴音となず奈のバトルでは、あざとさは恋の勝負に勝つための技術として描かれてきました。

けれど、紗綾が入ってきたことで、あざとさは単純な勝ち負けの道具ではなくなります。

紗綾のあざとさは、琴音のように計算して磨き上げたものというより、周囲が自然に守ってあげたくなる“無邪気な危うさ”に近いように見えます。琴音のあざとさは、自分をよく見せるための努力であり、紗綾のあざとさは、場の空気そのものを自分中心に変えてしまう力です。

この違いがあるから、琴音は紗綾をただの後輩として見られず、ライバルとして強く意識してしまったのだと思います。

今までの琴音は、誰かに見られる自分をきちんと設計してきました。清水課長の前でどう振る舞うか、なず奈とどう張り合うか、その場に合わせて“かわいく勝つ”ことができる人です。

でも5話では、琴音が設計する前に、紗綾の天然のようなあざとさが先に場を取ってしまうのが本当に厄介でした。

木之本紗綾は、琴音の“勝ちパターン”を崩す新入社員だった

新入社員・木之本紗綾は、5話で琴音の最大の脅威として登場します。キャスト上でも蒼井陽奈さんが演じる新キャラクターとして置かれていて、物語の後半へ向けて“あざかわバトル”に新しい軸を持ち込む人物です。

清水課長の前でも物怖じせずアピールできる紗綾の勢いに、琴音は明らかに押されていきます。

琴音が焦るのは、紗綾が若いから、かわいいから、清水課長に近づくからだけではないと思います。自分が得意としてきた“あざとかわいい”を、別のタイプの女性が違う角度から使ってくるからです。

琴音にとって紗綾は、恋のライバルである以上に、自分の武器が絶対ではないことを突きつける存在でした。

紗綾はあどけない雰囲気で周囲の男性社員の心もつかんでいきます。4話の時点でも、京都弁や無邪気な笑顔で男性社員たちを惹きつけ、琴音が危機感を募らせる流れがありました。

5話ではその勢いがさらに清水課長の前で強まり、琴音のペースを乱します。琴音がこれまで“かわいく勝つ側”だったからこそ、誰かに同じ土俵で上書きされる怖さが強く出ていました。

清水課長へのアピール合戦で、琴音は初めて守勢に回る

5話の清水課長をめぐる空気は、琴音にとってかなり落ち着かないものだったと思います。清水将貴は琴音にとって恋の本命であり、これまで何度も彼の優しさや気遣いに心を動かされてきました。

けれど紗綾が清水課長の前で遠慮なくアピールを続けることで、琴音は自分の得意な距離感を作りにくくなっていきます。

琴音は、清水課長に対してただ好き好きと押すタイプではありません。相手の反応を見て、距離を測って、かわいく見える言葉やタイミングを選びます。

でも紗綾は、そういう計算を飛び越えて、若さや無邪気さで一気に懐へ入っていくような存在です。琴音は“あざとい技術”では負けていなくても、“守ってあげたくなる空気”では紗綾に押されてしまったように見えました。

ここがすごく面白いです。琴音は今まで、あざとい女性として他人に脅威を与える側でした。

けれど5話では、自分より新しく、軽やかで、周囲に悪気なく入り込む女性に脅かされます。“あざとかわいい”を使う人が、別の“あざとかわいい”に揺らされることで、琴音の自信の奥にある不安が見えてきた回だったと思います。

清水課長と琴音はいいムードなのに、あと一歩が進まない

5話では、清水課長と琴音がいいムードになりかける場面もあります。ただ、その関係はあと一歩のところで邪魔が入り、なかなか進展しません。

恋愛ドラマとしてはじれったい展開ですが、この“進みそうで進まない”感じが、今の琴音と清水課長の関係をよく表していました。

琴音にとって清水課長は、ただ落としたい相手ではありません。清水課長の優しさや気遣いに、本気で心を動かされている相手です。

だからこそ、いいムードになった時に邪魔が入ると、焦りも悔しさも強くなるのだと思います。琴音は恋をゲームのように勝ちにいく人に見えて、清水課長の前では本気で傷つく準備ができてしまっているのが切ないです。

一方で、進展しない二人の関係は、清水課長の優しさの曖昧さも示しているように見えます。彼は琴音に好意を見せるけれど、決定的な線をなかなか越えません。

この曖昧さがあるからこそ、紗綾の涙や訴えが入った時に、琴音の立場は一気に弱くなってしまうのだと思います。

なず奈の周囲にも、新たな恋の気配が生まれる

5話では、琴音だけでなく佐原なず奈の周囲にも新しい恋の気配が出てきます。同期の田中理人がなず奈に急接近し、親しげに話しかける様子に、琴音は違和感を覚えます。

田中を演じる八神慶仁郎さんのキャラクターは、これまで琴音やなず奈の周辺で少し不穏さも感じさせてきた存在なので、この急接近はただの爽やかな恋の始まりだけではなさそうです。

なず奈は清水課長への恋を諦めると宣言し、4話では琴音の恋を応援する“セコンド”のような立場へ回っていました。けれど、恋を諦めたからといって、すぐに心が平気になるわけではありません。

田中の接近は、なず奈が清水課長だけを追う構図から外へ出るきっかけであると同時に、彼女の孤独を刺激する出来事にも見えました。

琴音が田中の振る舞いに違和感を持つのも、なず奈を敵としてだけでなく、少しずつ大切な仲間として見始めているからかもしれません。恋のライバルだった二人が、相手の恋や心の揺れを気にする関係へ変わっていくのは、このドラマの見どころの一つです。

5話のなず奈パートは、あざかわバトルの裏で、なず奈自身の“選ばれたい不安”が静かに動き出す場面だったと思います。

なず奈は、同級生のめでたい報告で孤独な焦りを抱える

5話のなず奈が印象的なのは、同級生のめでたい報告が相次ぐ中で、人知れず孤独な焦りを感じているところです。この感情は、かなりリアルだと思います。

誰かの結婚、交際、昇進、幸せな報告を聞いた時、祝いたい気持ちがあるのに、自分だけ取り残されているように感じてしまうことがあります。

なず奈は、あざとかわいい先輩として強く見せてきた人です。清水課長への恋を諦めると言える潔さもあります。

でもその裏では、自分の人生が前に進んでいないような焦りを抱えていたのだと思います。なず奈の焦りは、恋愛の勝ち負けではなく、“私はちゃんと誰かに選ばれるのか”という人生への不安として響きました。

ここに田中の急接近が重なると、なず奈の感情はさらに揺れます。誰かが自分に向けてくれる好意は、孤独な時ほど強く見えるものです。

5話のなず奈は、恋を諦めた人ではなく、次に何を信じればいいのか分からなくなっている人に見えました。

田中理人の急接近には、別の思惑も感じられる

田中理人のなず奈への急接近は、単純な恋愛感情だけでは片づけにくい空気がありました。4話でも、琴音がなず奈に新たな恋をと田中を味方につけようとする流れがありましたが、その時点から田中にはどこか別の思惑があるように見えていました。

5話では、田中がなず奈へ親しげに話しかけることで、琴音が違和感を覚えます。

田中がなず奈を本気で気にしているのか、それとも別の目的があるのかは、今後のポイントになりそうです。なず奈が孤独な焦りを抱えているタイミングで近づいてくることも、偶然なのか計算なのか気になります。

田中の優しさが本物ならなず奈の救いになりますが、もし思惑があるなら、なず奈の弱さにつけ込む存在にもなり得ると思います。

琴音が違和感を持ったことは、今後の伏線としてかなり重要です。琴音はあざとさを読む側の感覚が鋭いので、人の振る舞いの裏にある意図に敏感です。

田中となず奈の距離が近づくほど、琴音は清水課長との恋だけでなく、なず奈を守る側にも回っていくのではないでしょうか。

紗綾の涙ながらの訴えが、琴音を窮地に追い込む

5話のラストで最も大きな波乱になるのは、紗綾が清水課長に深刻な様子で何かを打ち明け、涙ながらに訴える場面です。その訴えによって、琴音は思いもよらない窮地に立たされます。

詳細はまだ伏せられていますが、6話の流れを見ると、琴音が紗綾へのパワハラを疑われ、落ち込む展開へ進むことが示されています。

この展開が怖いのは、琴音が本当に悪意を持って紗綾を攻撃したかどうかとは別に、“あざとい先輩が新人をいじめた”ように見えてしまう構図ができることです。琴音はこれまで、自分のあざとさを武器にしてきました。

だからこそ、紗綾が涙を見せた瞬間、周囲の印象は一気に琴音へ不利に傾く可能性があります。紗綾の涙は、琴音が自分のあざとさを説明できなくなるほど強い“被害者性”をまとった武器になってしまったのだと思います。

私はここで、紗綾が完全な悪女だと決めつけるのは早いとも思っています。彼女自身にも不安や承認欲求があり、清水課長に助けを求めたのかもしれません。

でも、涙が場を支配する力を持っていることは確かです。5話は、あざとかわいいが“かわいい努力”として見られるか、“人を追い詰める策略”として見られるかが、一瞬で反転する怖さを描いた回でした。

琴音は“あざとい加害者”として見られる危機に立つ

紗綾の訴えによって、琴音は自分が思ってもみなかった立場へ落とされます。これまで琴音は、自分をかわいく見せる努力を惜しまない人でした。

けれどその努力は、ときに周囲から「あざとい」「計算している」と見られる危うさも持っています。5話では、その危うさが紗綾の涙によって一気に表面化しそうです。

琴音が落ち込む6話の予告的な流れを見ると、5話の出来事は琴音の自信をかなり揺らすものになるはずです。自分はただ恋に一生懸命だったのに、誰かを傷つけた人のように見られる。

自分のかわいさが、誰かへの圧力として受け取られる。琴音にとって5話の窮地は、恋のライバルに負けること以上に、自分の生き方そのものを疑われる痛みだったと思います。

ここで清水課長がどう動くかも重要です。紗綾の涙をそのまま信じるのか、琴音の人柄やこれまでの姿を見て判断するのか。

5話は、琴音と清水課長の恋が、甘いムードだけではなく“信頼”を試される段階へ入った回でもあります。

5話は、琴音・なず奈・紗綾の三者三様の“選ばれたい”が重なった

5話で面白いのは、琴音、なず奈、紗綾の三人が、それぞれ違う形で“選ばれたい”という気持ちを抱えていることです。琴音は清水課長に恋愛対象として選ばれたい。

なず奈は同級生の報告に焦りながら、人生の中で自分もちゃんと誰かに選ばれるのかを不安に思っている。紗綾は新入社員として、かわいがられ、守られ、認められる場所を探しているように見えます。

三人のあざとさは、単なるテクニックではありません。選ばれたい、見てほしい、置いていかれたくないという感情が、それぞれ別の形で表に出ているのだと思います。

だから5話の“あざとかわいい”は、勝つための武器であると同時に、孤独を隠すための鎧にも見えました。

琴音が紗綾に押され、なず奈が田中に揺れ、紗綾が涙で場を動かす。どの行動にも、かわいく見せる計算だけではなく、自分の居場所を作りたい必死さがある気がします。

5話は、あざとさの裏にある女の子たちの不安を、かなり濃く見せた回だったと思います。

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話の伏線

5話の伏線は、新ライバル・木之本紗綾の登場によって、琴音の“あざとかわいい”が初めて加害性を疑われる側へ反転したことにあります。清水課長との関係が進展しそうで進まない焦れったさ、田中のなず奈への急接近、紗綾の涙ながらの訴え。

どれも6話以降の人間関係を大きく揺らす要素として置かれていました。

特に重要なのは、5話で琴音が“勝つ側”から“疑われる側”へ移ったことです。ここでは、5話に残された伏線を整理していきます。

伏線①:木之本紗綾の登場

木之本紗綾の登場は、琴音となず奈の二強だったあざかわバトルに、新しいタイプのあざとさを持ち込む伏線でした。紗綾は新入社員でありながら、清水課長の前でも物怖じせずにアピールします。

琴音のあざとさが計算と努力の積み重ねだとしたら、紗綾のあざとさは無邪気さや守ってあげたくなる空気を前面に出すものです。

この伏線が効いてくるのは、6話で紗綾が孤立した時です。5話で琴音を窮地に追い込んだ紗綾が、次には重大なミスで周囲から厳しい目を向けられることになります。

紗綾は琴音の敵として登場しましたが、今後は琴音が彼女をどう扱うかによって、琴音自身の人間性が試される存在になりそうです。

伏線②:清水課長と琴音がいいムードなのに進展しないこと

清水課長と琴音がいいムードになりながら、あと一歩のところで進展しないことは、二人の恋がまだ信頼の段階まで届いていない伏線です。いい雰囲気はあります。

清水課長の優しさに琴音が心を動かされているのも確かです。けれど、外から邪魔が入ると簡単に崩れてしまう関係でもあります。

5話のラストで紗綾が清水課長に涙ながらに訴えたことで、清水課長は琴音をどう見るのかを迫られます。恋の甘さだけなら進めた関係が、紗綾の訴えによって“琴音を信じるかどうか”の問題へ変わっていくのだと思います。

伏線③:紗綾の涙ながらの訴え

紗綾が清水課長へ深刻な様子で何かを打ち明け、涙ながらに訴えたことは、5話最大の伏線です。その訴えによって琴音は思いもよらない窮地に立たされます。

6話では、琴音が紗綾へのパワハラを疑われて落ち込む流れへ進むため、この涙は琴音の立場を大きく変える引き金になります。

この伏線が怖いのは、紗綾の涙が真実か嘘か以前に、周囲の印象を強く動かしてしまうところです。琴音のあざとさは恋の武器でしたが、紗綾の涙によって“後輩を追い詰める先輩”という別の物語に書き換えられる可能性が出てきました。

伏線④:田中理人のなず奈への急接近

田中理人がなず奈に急接近したことは、なず奈の恋愛軸が清水課長から別の方向へ動き出す伏線です。田中は同期として近い距離にいる人物ですが、これまでの言動にはどこか読めない部分もありました。

5話では、親しげに話しかける田中に対して、琴音が違和感を覚えます。

6話では、なず奈に向けられる瀬口と田中の熱い視線を琴音が確信する流れもあります。田中の急接近は、なず奈が恋を諦める側ではなく、今度は恋の矢印を向けられる側へ変わっていく前振りだったと思います。

伏線⑤:なず奈の孤独な焦り

なず奈が同級生のめでたい報告を受けて孤独な焦りを感じていることは、彼女のあざとさの奥にある弱さを示す伏線です。なず奈は強くて余裕がある女性に見えますが、実際には周囲の人生の進展に揺らされる普通の不安も抱えています。

この焦りがあるからこそ、田中や瀬口から向けられる視線が今後なず奈を揺らしそうです。なず奈の“あざかわ女子としての本領”は、清水課長を諦めた後の孤独と焦りから再び動き出す可能性があります。

伏線⑥:6話で紗綾の重大ミスが発覚すること

6話では、紗綾による重大なミスが発覚し、これまでチヤホヤしていた社員たちからも厳しい目を向けられて孤立する展開へ進みます。5話で琴音を窮地へ立たせた紗綾が、次の回では一転して孤立する側になるのです。

ここで琴音は、心待ちにしていた清水課長との食事をキャンセルしてまで、紗綾のフォローへ回る流れになります。5話の対立は、6話で琴音が紗綾を見捨てるのか、それとも助けるのかという人間性の試練へ変わっていくと思います。

伏線⑦:なず奈が本領を発揮し始めること

6話では、ようやく平和が訪れたかと思った矢先、なず奈があざかわ女子としての本領を発揮し始める展開が示されています。5話でなず奈が孤独な焦りを抱え、田中が急接近したことは、この動きへの前振りです。

なず奈は一度、清水課長への恋を諦め、琴音の恋を応援する立場に回りました。けれど、彼女の中のあざかわ精神が消えたわけではありません。

5話のなず奈の揺れは、6話以降に彼女が再び主役級のあざとさを発揮するための静かな助走だったのだと思います。

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話の見終わった後の感想&考察

あざとかわいいワタシが優勝 5話 感想・考察画像

5話を見終わって私に一番残ったのは、琴音が初めて“あざとかわいい”を使われる側になったことでした。これまでの琴音は、かわいく見せる技術を自分の武器として使いこなしてきました。

けれど紗綾が登場したことで、その武器が自分だけのものではないと突きつけられます。

この回は、あざとさが正義か悪かを決めるのではなく、同じあざとさでも見る人や状況によってまったく違う意味になることを見せていたと思います。琴音のあざとさは努力に見えることもあれば、計算高く見えることもあります。

紗綾の涙は本音に見えることもあれば、周囲を動かす武器にも見える。そこが本当に面白かったです。

琴音が焦る姿に、人間らしさが出ていた

5話の琴音は、完璧にあざとかわいい女性ではなく、焦って、揺れて、ペースを乱される女性として見えていました。それがすごくよかったです。

琴音は自分のかわいさや見せ方に自信がある人ですが、だからといっていつも余裕があるわけではありません。紗綾のように無邪気で若いタイプが来ると、これまでの自分の戦い方が通じないかもしれないと不安になるのです。

私はそこに、琴音のかわいさとは別の魅力を感じました。勝っている時の琴音も楽しいけれど、負けそうになっている琴音にはもっと人間味があります。

自分の武器が通じないかもしれないと感じた瞬間、琴音の中にある“選ばれたい不安”が初めて強く見えた気がします。

そして、その不安は決して悪いものではありません。誰かに選ばれたい、好きな人の前で一番かわいくいたい、ライバルに負けたくない。

そういう感情は、あざとい以前にとても人間らしいものです。5話の琴音は、あざとかわいい女王ではなく、恋に必死な女の子として見えました。

紗綾はただの悪役ではなく、“守られるあざとさ”の象徴

紗綾は5話で琴音を窮地に追い込む存在ですが、私は彼女をただの悪役とは見られませんでした。彼女のあざとさは、琴音やなず奈とは違います。

計算して男性を落とすというより、無邪気さや弱さを見せることで、周囲が自然に守りたくなるタイプです。

このタイプのあざとさは、すごく強いです。本人に悪意があるかどうかに関係なく、周囲が勝手に「かわいそう」「助けてあげたい」と受け取るからです。

紗綾の涙が琴音を追い詰めたのは、涙そのものより、周囲がその涙をどう解釈するかの力が大きかったと思います。

6話では紗綾が重大なミスで孤立する流れになるので、彼女自身もただ守られるだけではいられなくなります。5話の紗綾は、琴音の敵であると同時に、“かわいがられることでしか自分の居場所を作れない人”にも見えました。

そこに少し切なさもあります。

清水課長には、そろそろ琴音をちゃんと見てほしい

5話を見ていて、清水課長にはそろそろ琴音をちゃんと見てほしいと思いました。いいムードになるのに進展しない。

優しいけれど、決定的には踏み込まない。清水課長のその曖昧さが、琴音を余計に不安にさせているように見えます。

もちろん、清水課長は悪い人ではありません。むしろ優しいからこそ、誰に対しても一定の気遣いを見せます。

でも、その優しさが琴音にとっては希望にも不安にもなります。紗綾の涙を前にした時、清水課長が琴音を信じられるかどうかが、この恋の本当の分岐点になると思います。

恋愛で大事なのは、いい雰囲気になることだけではありません。相手が疑われた時、弱い立場になった時、それでもその人のこれまでを見て判断できるか。

5話は、清水課長が琴音のかわいさだけでなく、琴音の本質を見ているかが試される入口だったと思います。

なず奈の孤独な焦りがリアルで刺さった

5話のなず奈の孤独な焦りは、かなりリアルに刺さりました。同級生のめでたい報告が続くと、素直に祝いたいのに、自分の人生だけ止まっているような気持ちになることがあります。

なず奈は強く見える女性ですが、その強さの裏に焦りや寂しさがあるのがよかったです。

清水課長への恋を諦めたなず奈は、琴音を応援する側に回りました。でも、恋を諦めることと、自分の心が完全に落ち着くことは別です。

なず奈は清水課長を諦めたことで、逆に“じゃあ私はこれからどうするの?”という空白に向き合うことになったのだと思います。

そこへ田中が近づいてくるのが、すごくタイミングとして危ういです。孤独な時の優しさは強く効きます。

なず奈が田中に惹かれるのか、それとも田中の思惑に気づくのか、今後の彼女の選択がかなり気になります。

田中の急接近は、優しさにも策略にも見える

田中理人の急接近は、5話の中で一番読めない動きでした。なず奈へ親しげに話しかける姿は、恋の始まりにも見えます。

でも琴音が違和感を覚えたことで、ただの好意ではない可能性も残ります。

田中が本当に優しい人なら、なず奈にとっては新しい救いになるかもしれません。清水課長を諦めたあと、自分を見てくれる人がいることは、なず奈の孤独を少し和らげるはずです。

でももし田中に別の思惑があるなら、なず奈の焦りや寂しさを利用する存在になってしまいます。

私は、ここで琴音が違和感を覚えていることが大事だと思いました。琴音は恋のライバルとしてなず奈を見ていたはずなのに、今はなず奈の周囲の変化にも目を向けています。

琴音となず奈の関係が、競い合いから少しずつ支え合いへ変わっているのかもしれません。

“あざとかわいい”は自分を守る鎧でもある

5話を見ていて、あざとかわいいは人を落とす武器である前に、自分を守る鎧なのだと感じました。琴音は努力してかわいく見せることで、自分の恋や立場を勝ち取りに行きます。

なず奈は余裕ある大人のあざとさで、自分の傷や焦りを隠します。紗綾は無邪気さや涙で、自分が守られる場所を作ろうとします。

三人ともやり方は違うけれど、根っこには“見てほしい”“選ばれたい”“傷つきたくない”という気持ちがあります。だからこのドラマのあざとさは、単なる計算ではなく、女性たちが社会や恋愛の中で生き抜くための戦略に見えます。

ただ、その戦略は時に誰かを傷つけます。琴音のあざとさが紗綾を追い詰めたように見えるかもしれないし、紗綾の涙が琴音を追い詰めることもある。

5話は、あざとかわいいの強さだけでなく、その危うさをかなりはっきり描いた回でした。

6話への期待:琴音は紗綾を助けることで本当の優勝に近づくのか

6話では、紗綾へのパワハラを疑われて落ち込む琴音の前で、今度は紗綾自身の重大なミスが発覚します。これまでチヤホヤされていた紗綾は、社員たちから厳しい目を向けられて孤立します。

そこで琴音は、楽しみにしていた清水課長との食事をキャンセルしてまで、なず奈と一緒に紗綾をフォローする流れになります。

この展開は、琴音にとって本当に大きいと思います。5話で自分を窮地に追い込んだ相手を、6話で助けることになるからです。

琴音が紗綾を見捨てずに救いの手を差し伸べるなら、それは“あざとかわいい”を勝つためだけでなく、人を守るためにも使えることを示す展開になると思います。

私はここに、このドラマのタイトルの意味が少し変わっていく予感があります。優勝とは、恋の勝者になることだけではないのかもしれません。

本当に優勝する“あざとかわいい”は、誰かを蹴落とすことではなく、自分も相手もちゃんと生き残れる場所を作ることなのではないでしょうか。

ディスクリプション ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」5話をネタバレありで詳しく解説。新入社員・木之本紗綾の登場、清水課長へのアピール、琴音と清水課長の進展しない関係、田中理人のなず奈への急接近、紗綾の涙ながらの訴えで琴音が窮地に立たされる展開、伏線や見終わった後の感想考察までまとめました。

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」の関連記事

ドラマ全話のネタバレについてはこちら↓

原作のネタバレについてはこちら↓

過去の話についてはこちら↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次