『犬飼さんは隠れ溺愛上司』4話は、渚が犬飼の気持ちだけでなく、自分自身の恋心も本物だと認める回でした。
これまでの渚は、犬飼の告白が恋の魔法チャームの効果なのか、本心なのかを疑い続けてきましたが、4話では職場で傷ついた心を犬飼に受け止められることで、ようやく自分の気持ちへ向き合い始めます。
この回の大きな魅力は、ただ甘いだけではなく、渚の自己肯定感の低さや、愛されることへの怖さまで丁寧に見えるところです。犬飼の溺愛は強くて甘いのに、渚にとってはそれを信じること自体が勇気になる。
この記事では、ドラマ「犬飼さんは隠れ溺愛上司」4話のあらすじとネタバレ、伏線、見終わった後の感想と考察を詳しく紹介します。
ドラマ「犬飼さんは隠れ溺愛上司」4話のあらすじ&ネタバレ

4話は、職場で先輩から冷たい態度を取られた渚が落ち込み、犬飼の優しさに触れることで、自分の恋心を初めて本物だと認める回でした。これまで渚は、犬飼からの告白やキスが“恋の魔法チャーム”のせいではないかと疑い、自分が愛されている現実をなかなか受け取れませんでした。
けれど4話では、残業を手伝ってくれた犬飼を夕食に招き、緊張しながらも距離が近づきすぎてしまう中で、自分の中にある「好き」をごまかせなくなっていきます。
犬飼は、渚が妹と比べられがちな過去や、職場での孤独を抱える中でも、渚自身を見てくれる存在として描かれています。だからこそ4話の甘さは、単なる上司との胸キュンではなく、渚が“誰かに選ばれる私”を少しずつ信じ始める過程として響きます。
最後に渚が自分から想いを伝えることで、二人の関係は魔法に翻弄される段階から、互いの本心を確かめ合う段階へ進んだように見えました。
4話は、渚の自己肯定感がまた揺らぐところから始まる
4話の始まりで大きいのは、渚が職場の先輩から冷たい態度を取られて落ち込むことです。渚は有名インフルエンサーの妹と比べられ、自分を“脇役”だと思い込んでいる女性として描かれてきました。
そんな渚にとって、職場で冷たくされる出来事は、単なる仕事上のストレスではありません。自分はやっぱり認められない、ちゃんと見てもらえないという古い傷を刺激する出来事だったのだと思います。
職場での渚は、明るく頑張ろうとしていても、どこか自分の価値を低く見積もっています。誰かに厳しくされた時、仕事のミスとして受け止めるより先に、“私だからダメなんだ”と自分の存在そのものへ引き寄せてしまう。
私は4話の渚を見て、彼女の恋の不安は犬飼の愛情不足ではなく、自分が愛される側にいることを信じられない傷から来ているのだと感じました。だから犬飼の優しさは、ただ甘いだけではなく、渚の自己否定を少しずつほどくものとして見えてきます。
犬飼は残業を手伝い、渚の孤独に静かに寄り添う
落ち込む渚に対して、犬飼が残業を手伝ってくれる流れは、4話の中でもかなり大事な支えの場面でした。犬飼はクールで完璧な上司として描かれていますが、渚に対しては以前からかなり強い想いを抱いている人物です。
けれど、その優しさはただ甘い言葉を並べるものではなく、渚が困っている時にちゃんと隣にいる形で表れます。
残業を手伝うという行動は、派手な告白よりも現実的な優しさです。仕事で傷ついた渚にとって、自分の負担を見てくれる人がいることは、かなり大きな救いだったと思います。
犬飼は渚を特別扱いして甘やかすだけではなく、渚が頑張っていることを仕事の場でも見ている人なのだと伝わりました。だから渚は、犬飼の優しさを魔法の効果だけでは説明できなくなっていくのだと思います。
渚が犬飼を夕食に招くことで、二人の関係は仕事から私生活へ移る
残業を手伝ってくれた犬飼を渚が夕食に招くことで、二人の関係は会社の上司と部下から、もっと個人的な距離へ近づいていきます。職場では犬飼は編集長で、渚は部下です。
けれど、夕食に招くという行動には、仕事の感謝だけではなく、犬飼ともう少し一緒にいたいという渚の本音もにじんでいたように見えました。
この場面の渚は、犬飼を好きなのに、まだその好きに自信を持てていません。招いたはいいものの、緊張して、どう振る舞えばいいのか分からなくなってしまう。
私はこの不器用さが、渚の恋をすごくかわいく、同時に切なく見せていたと思います。誰かを家に招くことは、その人を自分の生活の中へ入れることです。
渚はその一歩を踏み出したからこそ、犬飼との距離が急に現実味を帯びて、余計に戸惑ってしまったのだと思います。
近づきすぎる距離が、渚の本音を揺さぶる
夕食の場面では、緊張から二人の距離が近づきすぎてしまいます。犬飼は渚への想いを隠しきれない存在であり、渚もまた、犬飼に惹かれていることをもう完全には否定できません。
だから同じ空間にいて、仕事の緊張から解放されるほど、二人の間にあった“魔法のせいかもしれない”という言い訳が薄れていきます。
渚が戸惑うのは、犬飼が嫌だからではありません。むしろ逆で、好きだから怖いのだと思います。
犬飼との距離が近づくほど、渚は自分の気持ちまで魔法のせいにはできなくなっていきました。これまで渚は、犬飼の気持ちが本物かどうかを疑っていましたが、4話では自分の気持ちも本物なのかを問われています。
好きだと認めることは、傷つく可能性を受け入れることでもあるからです。
恋の魔法チャームは、もう言い訳として機能しなくなる
この作品の始まりには、飲み会でもらった“恋の魔法チャーム”がありました。渚が帰りのタクシーでそのボタンを押してしまったことで、犬飼から突然キスと告白を受ける流れが始まります。
だから渚は、犬飼の言葉が本心ではなく魔法の効果なのではないかと疑い続けていました。
けれど4話では、その疑いが少しずつ崩れていきます。犬飼が優しいのは、魔法で操られているからではなく、渚をずっと見てきたからなのではないか。
渚が犬飼に惹かれるのも、魔法で引き寄せられたからではなく、自分の中に前からあった気持ちなのではないか。4話は、魔法チャームが恋を始めるきっかけではあっても、恋そのものを作ったわけではないと渚が気づく回だったと思います。
ここで物語は、ファンタジックなきっかけから、ちゃんと二人の本心へ移っていきます。
渚は自分の気持ちが本物だと気づく
4話のいちばん大きな変化は、渚が犬飼の想いだけでなく、自分の気持ちも本物だと気づくところです。これまで渚は、犬飼に好きと言われる側でした。
戸惑い、疑い、喜びながらも、どこかで“これは私の力じゃない”と思っていたように見えます。
でも、犬飼と過ごす時間の中で、渚の中には確かに犬飼を好きだという気持ちが育っていました。それは魔法のせいでも、犬飼に求められたからでもありません。
渚が自分の気持ちを本物だと認めたことで、二人の恋は初めて対等なものへ近づいたと思います。犬飼に愛されているかどうかだけを見ていた渚が、自分は犬飼をどう思っているのかを言葉にする。
この変化は、4話のとても大きな前進でした。
初めて自分から想いを伝える渚が愛おしい
渚が初めて自分から犬飼へ想いを伝える展開は、4話の感情的な山場でした。犬飼からの溺愛を受け止めるだけではなく、渚自身も犬飼を好きだと伝える。
ここで大事なのは、渚が受け身のヒロインから、自分の恋を選ぶ人へ変わったことです。
渚は自分に自信がなく、妹と比べられがちな中で、自分が主役になることに慣れていません。だから誰かに愛されても、すぐに受け取れない。
そんな渚が、自分から想いを伝えたことは、犬飼への告白であると同時に、“私の気持ちは私のもの”と認める一歩だったと思います。この場面が甘いだけで終わらないのは、渚の自己肯定感の回復がそこに重なっているからです。
犬飼の溺愛は、ようやく渚に届き始める
犬飼はこれまでも渚への想いを強く示してきましたが、渚がそれを本当の意味で受け取るには時間が必要でした。犬飼の告白が突然すぎたこと、恋の魔法チャームという不思議なきっかけがあったこと、そして渚自身が“自分が愛されるはずがない”と思い込みやすいこと。
その全部が、犬飼の溺愛を疑わせていました。
4話では、犬飼の行動が少しずつ渚の疑いをほどいていきます。残業を手伝うこと、落ち込む渚を見逃さないこと、近づく距離の中でまっすぐ向き合うこと。
私は4話で、犬飼の溺愛が“押しの強い甘さ”から“渚が自分を信じるための支え”へ変わったように感じました。犬飼の愛は、渚に向けられているだけではなく、渚が自分自身を見る目を少し変えてくれるものになっています。
4話の甘さは、自己肯定感の回復として響く
『犬飼さんは隠れ溺愛上司』は、TLらしい甘さやドキドキが大きな魅力ですが、4話はその甘さの奥に渚の自己肯定感の回復がしっかり描かれていました。渚は犬飼と近づいてうれしいだけではなく、犬飼に見つめられることで、自分にも誰かにまっすぐ愛される価値があるのかもしれないと少しずつ感じ始めます。
この恋が単なる“上司から溺愛される夢”では終わらないのは、渚のコンプレックスがちゃんと物語の根っこにあるからです。犬飼がどれだけ愛を向けても、渚が自分を認められなければ、その愛はいつか不安に変わってしまう。
4話は、犬飼に愛される渚ではなく、犬飼を好きな自分を認め始めた渚を描いた回だったと思います。そこがとても温かくて、見終わった後にじんわり残りました。
職場恋愛としての緊張も、4話で少しずつ見えてくる
4話では、渚と犬飼の関係が会社の外へ進む一方で、二人が上司と部下であることの緊張も残っています。職場で渚が先輩から冷たくされること、犬飼が残業を手伝うこと、そこから夕食へつながること。
その流れには、仕事と恋が自然に混ざっていく危うさがあります。
犬飼は完璧でクールな上司としての顔を持ち、渚は部下として彼に片想いしてきました。二人が恋人に近づくほど、会社での距離感や周囲の視線も避けられなくなるはずです。
4話は甘い告白回でありながら、職場恋愛としての現実がこの先に少しずつ効いてくる予感も残していました。この余韻が、5話の初デートや女性の目撃につながっていきそうです。
5話へ向けて、両想いの先の不安が始まる
4話で渚が自分から想いを伝えたことで、二人はようやく両想いの段階へ進みます。けれど5話では、犬飼もまた姉と比較され続けてきた過去を抱えていたこと、そして誰かを応援し続ける渚に惹かれていたことが明かされます。
さらに二人は初デートを約束しますが、渚は犬飼が見知らぬ女性と親しげに歩く姿を目撃してしまいます。
この流れを見ると、4話はゴールではなく、両想いの先にある不安の入口だったのだと思います。気持ちが通じても、渚の自己否定が完全に消えるわけではありません。
5話では、犬飼の愛を信じられるかどうかだけでなく、渚が“自分が選ばれること”を信じられるかどうかが試されそうです。4話の告白が本物だったからこそ、次の誤解はより痛くなると思います。
ドラマ「犬飼さんは隠れ溺愛上司」4話の伏線

4話の伏線は、渚と犬飼が両想いへ進む甘さの中に、5話以降のすれ違いの種を静かに置いていました。職場での冷たい態度、渚の自己肯定感の低さ、魔法チャームへの疑い、自分から想いを伝えたこと、そして犬飼の過去へつながる気配。
どれも二人の恋を前へ進めるだけでなく、両想いになった後に何が試されるのかを示す要素です。
特に重要なのは、4話で“犬飼の気持ちが本物かどうか”という問いから、“渚が自分の気持ちを信じられるか”という問いへ物語が移ったことです。ここでは、4話で残された伏線を整理していきます。
伏線①:職場の先輩の冷たい態度は、渚の自己否定を刺激する
職場で先輩から冷たい態度を取られたことは、4話の渚の不安を動かす大きな伏線でした。それはただの職場トラブルではなく、渚が抱えてきた“私は脇役”という感覚を刺激する出来事でした。
渚は有名インフルエンサーの妹と比べられ、自分自身を見てもらえない傷を抱えている人物です。
この傷が残っているから、5話以降も渚は犬飼の愛をすぐには信じきれないと思います。職場で否定された気持ちと、恋愛で選ばれたい気持ちは、渚の中でつながっています。
先輩の冷たさは、渚が犬飼の溺愛を受け取るためには、まず自分自身をどう見るかが大事だと示す伏線でした。犬飼がどれだけ愛しても、渚が自分を低く見続ければ、次の誤解でまた心が揺れてしまうのだと思います。
伏線②:犬飼の残業サポートは、上司としても恋人としても渚を見ている証
犬飼が残業を手伝ったことは、彼が渚を恋愛対象としてだけでなく、仕事を頑張る一人の人として見ている伏線でした。渚にとって犬飼は、完璧でクールな上司であり、密かに思いを寄せてきた相手です。
だからこそ、仕事の場で犬飼が自分の大変さを見てくれていることは、恋愛以上に深く響いたはずです。
5話では犬飼自身も、姉と比較され続けてきた過去を抱えていたことが明かされる流れになります。そこを考えると、犬飼が渚の頑張りを見逃さないのは、彼自身も“誰かと比べられる痛み”を知っているからかもしれません。
4話の残業サポートは、犬飼の溺愛がただの甘さではなく、渚の努力と孤独を見てきたものだと示す伏線でした。
伏線③:夕食に招く流れは、二人が私生活へ踏み込むサイン
渚が犬飼を夕食に招いたことは、二人の関係が職場の上司と部下から、私生活を共有する関係へ進む伏線でした。会社では距離を保たなければならない二人ですが、渚の部屋や食事の時間は、仕事の役割を少し外した場所です。
そこへ犬飼を招くことは、渚が無意識に犬飼を自分の生活へ入れ始めた証のように見えました。
この流れは、5話の初デートにもつながります。夕食が“会社外で二人きりになる”最初の大きな一歩だとすれば、初デートはそれを恋人らしい時間へ広げる次の段階です。
4話の夕食は、二人が仕事の関係を越えて、現実の恋人として向き合うための前振りだったと思います。ただし、職場恋愛である以上、この近さは今後の誤解や周囲の視線にもつながりそうです。
伏線④:魔法チャームへの疑いが薄れたこと
4話で渚が自分の気持ちを本物だと認めたことは、魔法チャームへの疑いが薄れた大きな伏線です。物語の始まりでは、渚が“恋の魔法チャーム”のボタンを押してしまい、それをきっかけに犬飼からキスと告白を受けました。
だから渚は、犬飼の気持ちも自分の状況も魔法のせいではないかと揺れ続けていました。
しかし4話では、渚の中で“魔法だから”という言い訳が通用しなくなります。犬飼の行動を見て、自分の心を見て、これは本物なのだと感じ始めます。
この変化は、今後の恋が魔法の効果ではなく、二人の選択として進んでいくことを示す重要な伏線でした。だから5話以降のすれ違いも、魔法のせいではなく、二人自身の不安や過去によって起きるものになりそうです。
伏線⑤:渚が自分から想いを伝えたこと
渚が初めて自分から想いを伝えたことは、4話の最大の伏線であり、二人の恋が受け身から対等へ進むサインでした。これまで渚は、犬飼からの告白や愛情に戸惑い、それが本物かどうかを見極める側にいました。
けれど4話では、渚自身が犬飼を好きだと認め、言葉にします。
この一歩があるから、5話以降の誤解はより重くなります。渚がまだ気持ちを認めていない段階なら、逃げることもできたかもしれません。
でも自分から想いを伝えた後だからこそ、犬飼が見知らぬ女性と親しげに歩く姿を見た時のショックは大きいはずです。4話の告白は、両想いの幸せだけでなく、渚が本気で傷つく準備をしてしまった伏線でもありました。
伏線⑥:犬飼の過去が5話で明かされる前振り
4話では渚の傷が中心に見えますが、5話では犬飼もまた姉と比較され続けてきた過去を抱えていたことが明かされます。その流れを考えると、犬飼が渚に惹かれている理由は、ただかわいいから、好きだから、というだけではなさそうです。
犬飼は、誰かを応援し続ける渚の姿に、自分の過去の痛みを重ねていた可能性があります。
4話で犬飼が渚の落ち込みに寄り添うのも、自分自身が比較される痛みを知っているからと考えると、かなり腑に落ちます。犬飼の溺愛は、渚を一方的に守るものではなく、犬飼自身も渚の存在に救われていることへつながる伏線でした。
5話では、その相互性がさらに見えてくるのではないでしょうか。
伏線⑦:見知らぬ女性との目撃が、渚の不安を再燃させる
5話では、ようやく両想いになった二人が初デートを約束する一方で、渚が犬飼と見知らぬ女性が親しげに歩く姿を目撃する展開へ進みます。4話で渚が自分の気持ちを本物だと認めたからこそ、この目撃は渚の不安を強く揺らすはずです。
私は、この女性が単純な恋敵として出てくるというより、渚の“自分は選ばれない”という思い込みを試す存在になると見ています。犬飼の気持ちは本物でも、渚がそれを信じきれなければ、少しの出来事で揺らいでしまう。
4話で結ばれた二人の気持ちは、5話で“信じ続ける力”を試されることになりそうです。
ドラマ「犬飼さんは隠れ溺愛上司」4話の見終わった後の感想&考察

4話を見終わって私に一番残ったのは、渚がやっと“犬飼さんに愛される私”ではなく、“犬飼さんを好きな私”を認めたことでした。犬飼の溺愛はこれまでも甘くて強かったのですが、渚がそれを受け取れない限り、恋はどこか不安定なままでした。
4話では、その受け取れなさの奥にある渚の自己否定まで見えるから、甘い展開なのにちゃんと胸がきゅっとします。
この回は、魔法のせいか本心かという問いを越えて、渚自身が自分の感情を信じる回だったと思います。誰かに愛されることはうれしいけれど、それを信じるには自分の価値も少し信じなければいけません。
4話の渚は、そのすごく難しい一歩を踏み出しました。
渚が落ち込む場面が、思った以上に刺さった
職場で先輩から冷たい態度を取られて落ち込む渚を見て、私はかなり胸が痛くなりました。こういう場面は、職場ドラマとしてはよくある出来事に見えるかもしれません。
でも渚にとっては、ただ嫌な先輩に当たられたというだけではないのだと思います。
渚はずっと、自分が誰かの主役になることに慣れていません。妹と比べられることも、自分を脇役だと思い込むことも、すでに心の中に染みついています。
だから先輩の冷たさは、仕事の失敗ではなく、“やっぱり私は大事にされない”という古い思い込みを刺激する出来事だったと思います。
そういう渚だからこそ、犬飼がそばにいてくれる意味が大きいです。彼は渚を特別にかわいがるだけではなく、渚がつらい時にちゃんと見ている。
そこがとても大事でした。
犬飼の優しさは、甘さより“見てくれている”ことが強い
犬飼の魅力は溺愛の甘さにありますが、4話ではそれ以上に“見てくれている”ことが強く響きました。渚が落ち込んでいること、仕事で困っていること、それでも頑張ろうとしていること。
犬飼はそういう渚の小さな変化を見逃しません。
これは、渚にとってかなり大きいです。妹と比べられてきた渚は、“渚自身”として見られることに飢えているように見えます。
犬飼が渚を愛することの本質は、渚を理想の女性として扱うことではなく、渚の不器用さや頑張りまで含めて見ていることだと思います。
だから犬飼の優しさは、魔法の効果では説明できません。魔法で人を好きになることはできても、相手の努力や傷を見続けることまではできないからです。
夕食に招く渚の勇気がかわいい
犬飼を夕食に招く渚が、本当にかわいかったです。仕事を手伝ってもらったお礼という形を取りながら、そこには犬飼ともう少し一緒にいたい気持ちがにじんでいました。
でも、いざ二人きりになると緊張してしまう。その不器用さが渚らしくて、見ていて応援したくなりました。
恋愛経験や自信が少ない人にとって、好きな人を自分の空間に招くのはかなり大きな一歩です。相手にどう見られるか、自分が変に思われないか、全部が気になる。
渚は犬飼に近づきたいのに、近づいた瞬間に自分の気持ちの大きさに戸惑ってしまうところがすごくリアルでした。
この場面は、甘いのに少し緊張感もあります。二人の距離が近づけば近づくほど、渚は魔法のせいにはできなくなる。
だから夕食の場面は、恋人らしい甘さの始まりであり、渚が自分の本心と向き合う場所でもあったと思います。
“魔法のせいかも”という逃げ道がなくなっていく
4話で面白いのは、魔法チャームという設定がありながら、だんだん魔法より感情のほうが強くなっていくところです。最初は、犬飼の告白が本物かどうかを疑うための装置だった魔法チャームが、4話ではもう渚の逃げ道としてしか機能しなくなっていました。
犬飼の優しさを見れば見るほど、渚は思うはずです。これは本当に魔法のせいなのか。
もし魔法がなかったとしても、犬飼は自分を見てくれたのではないか。そして、自分も犬飼のことを好きなのではないか。
私は、4話で魔法が“恋の原因”ではなく“本心に気づくためのきっかけ”へ変わったように感じました。ここがすごくいいです。
ファンタジックな設定を使いながら、結局描いているのは、自分の気持ちを認める怖さなのです。
渚の告白は、自己肯定感の小さな回復だった
渚が初めて自分から想いを伝えた場面は、犬飼への告白である以上に、渚自身の自己肯定感が少し回復した瞬間だったと思います。これまで渚は、自分が犬飼に選ばれる理由を探せずにいました。
魔法のせいなら納得できる。でも本心なら、なぜ自分なのか分からない。
だから自分から好きだと伝えることは、とても勇気がいることです。犬飼の想いを受け取るだけではなく、自分の想いにも責任を持つことだからです。
渚が“私の気持ちは本物”と言えたことで、この恋はようやく渚自身のものになったのだと思います。
この瞬間があるから、4話はただの胸キュン回ではありません。渚が愛されることを信じ始め、自分が誰かを好きになることも信じ始める。
そこに、すごく優しい成長がありました。
犬飼の溺愛は、渚を甘やかすだけではない
犬飼の溺愛はとても甘いですが、4話を見ていると、それは渚をただ甘やかすものではないと感じました。犬飼は渚に触れたいし、近づきたいし、想いを伝えたい。
でも同時に、渚が自分で気持ちを認めるまで待つような優しさもあります。
もちろん、犬飼は時々かなり強引に見えることもあります。TLドラマらしいドキドキとして楽しめる部分でもありますが、渚の不安が強いからこそ、犬飼がどう言葉を選ぶかは大事です。
4話の犬飼は、渚を自分のものにするというより、渚が自分の気持ちに気づくまでそばにいる人として魅力的でした。
この描き方があるから、二人の関係は一方的な溺愛だけではなくなります。犬飼の愛が渚を包み、渚の本音が犬飼へ返っていく。
4話はその循環が始まった回でした。
二人が両想いになっても、渚の不安は消えない
4話で二人の気持ちはかなり近づきましたが、渚の不安が完全に消えたわけではないと思います。むしろ、好きだと認めたからこそ、失う怖さも出てくるはずです。
恋を他人事として疑っていた時より、本気になった後のほうが傷つきやすいからです。
5話で渚が犬飼と見知らぬ女性が親しげに歩く姿を見る展開は、まさにその不安を揺らすものになりそうです。
私は5話で、渚が犬飼の愛情を疑うというより、自分が選ばれ続けることを疑ってしまうのではないかと感じています。それは犬飼の問題というより、渚の中に残っている傷の問題です。
だから4話の告白はハッピーでありながら、次のすれ違いの切なさも準備していました。
犬飼の過去が明かされることで、二人はもっと対等になりそう
5話で犬飼も姉と比較され続けてきた過去を抱えていたと明かされる流れは、とても重要だと思います。渚だけがコンプレックスを抱えた人ではなく、犬飼にも見えない傷がある。
そこが見えてくることで、二人の関係は“犬飼が渚を救う恋”から、“互いの傷を知って近づく恋”へ変わっていきそうです。
渚は犬飼に見てもらうことで救われます。でも犬飼もまた、誰かを応援し続ける渚に惹かれていた。
つまり、渚は救われるだけの存在ではなく、犬飼にとっても大切な光だったのだと思います。4話で渚が自分の気持ちを伝えたことは、犬飼の過去を受け止めるための関係の土台にもなっている気がします。
これが見えてくると、二人の恋はもっと深くなります。溺愛される甘さだけでなく、お互いの弱さを知る優しさへ進んでいく予感があります。
4話の本質は、“愛される私”を信じるための一歩だった
4話の本質は、渚が犬飼に愛されることを証明してもらう回ではなく、愛される自分を少し信じる回だったと思います。犬飼はずっと渚を見ていました。
渚を好きだと伝え、渚のそばにいて、渚の落ち込みにも気づいてくれました。
でも最後に必要なのは、犬飼の言葉だけではありません。渚自身が、私はこの人を好きでいい、私はこの人に好きと言われていい、と少しでも思えることです。
渚が自分から想いを伝えた瞬間、この恋は魔法に始まった偶然ではなく、渚が選んだ本物になったのだと思います。
だから4話は、甘くてかわいいのに、見終わった後にすごく温かい余韻が残りました。恋愛って、相手に好きと言われることより、自分の好きに正直になることのほうが怖い時があります。
渚はその怖さを越えて、小さな一歩を踏み出したのだと思います。
5話への期待:幸せの直後に来る誤解をどう乗り越えるのか
5話では、ようやく両想いになった二人が初デートを約束する一方で、渚が犬飼と見知らぬ女性が親しげに歩く姿を目撃します。これは、渚にとってかなり大きな試練になりそうです。
4話でやっと自分の気持ちを認めた直後だからこそ、少しの不安でも大きく揺れてしまうはずです。
私は、ここで大事なのは犬飼が本当に裏切っているかどうかではなく、渚が不安になった時に逃げずに聞けるかどうかだと思います。これまでの渚なら、自分なんて選ばれないと思って一人で落ち込んでしまいそうです。
でも4話で自分の気持ちを伝えられた渚なら、5話では少しだけでも犬飼を信じる方向へ進めるのではないでしょうか。
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