『幸せになりたいマサムネ君』のドラマ最終回で、マサムネはモモカへ正式なプロポーズをしていません。伝えたのは、今後改めてきちんとプロポーズするという約束であり、指輪を渡す場面やモモカの正式な承諾、婚約は描かれませんでした。
一方、原作漫画ではマサムネがモモカへ正式にプロポーズし、モモカもその言葉を受け入れます。その後は結婚式と夫婦になった二人の生活まで描かれており、ドラマと原作では二人が到達した地点が異なります。
交際10年を迎えながら未来について話せなかった二人にとって、プロポーズは恋愛のご褒美ではありません。不完全な自分のまま相手と向き合い、二人の未来を一人で決めずに選び合うための一歩です。
この記事では、モモカがプロポーズを待っていた理由、マサムネが決断できなかった心理、ドラマ最終回と原作の違いについて詳しく紹介します。
幸せになりたいマサムネくんのプロポーズは成立した?結末をネタバレ

プロポーズに関する結論は、ドラマ版と原作漫画で異なります。ドラマは結婚への意思を示した段階で終わり、原作では正式な申し込みと承諾を経て、二人が実際に夫婦になるところまで進みます。
ドラマ最終回は正式なプロポーズではなく将来の約束
ドラマ最終回でマサムネがモモカへ伝えたのは、今後自分を立て直したうえで、改めてきちんとプロポーズしたいという意思です。その場で結婚を申し込み、モモカが承諾する正式なプロポーズではありません。
指輪を渡す場面もなく、婚約が成立したことを示す描写もありません。二人は結婚を決めたというより、マサムネが初めて結婚から逃げない意思を示し、モモカがその変化を見守る道を選んだ段階にいます。
ただし、単なる先延ばしと同じではありません。これまでのマサムネは結婚について沈黙し、モモカの気持ちを確認する前に、自分には結婚する資格がないと決めつけていました。
最終回では、まだ準備が整っていない自分のままでも、モモカとの未来を望んでいることを言葉にしています。
原作ではマサムネがモモカへ正式にプロポーズする
原作漫画では、マサムネがモモカへ正式に結婚を申し込み、モモカもその思いを受け入れます。将来プロポーズするという約束ではなく、現在の自分の意思として二人の未来を選ぶ展開です。
原作のマサムネも当初は、モモカを幸せにできないと思い込み、別れを選ぼうとしていました。しかし、モモカも長い間プロポーズを待っていたと知り、自分の想像だけで二人の未来を終わらせようとしていたことに気づきます。
別れ話がプロポーズへ変わるのは、マサムネが突然自信を得たからではありません。完璧になってから結婚するのではなく、不完全な二人が話し合いながら未来を作ればよいと理解したからです。
ドラマと原作で婚約・結婚の到達点が違う
ドラマ版の二人は、正式なプロポーズ、婚約、結婚へは到達していません。描かれたのは、マサムネが将来のプロポーズを約束し、モモカがすぐに関係を終わらせず、もう一度信じる道を選んだところまでです。
原作ではプロポーズが成立した後、結婚式と夫婦としての生活まで描かれます。そのため、「マサムネとモモカが結婚する」という結論は原作では確定していますが、ドラマでは将来の可能性として残されています。
どちらでもマサムネが選ぶ相手はモモカです。しかし、原作は選んだ後の生活まで進み、ドラマは信頼を取り戻し、正式な申し込みへ進めるかを二人の今後へ委ねています。
モモカが10年間プロポーズを待っていた理由

モモカが求めていたのは、華やかな演出や高価な指輪ではありませんでした。10年間一緒に過ごしたマサムネが、これからも自分と生きていくつもりなのかを確かめる言葉です。
交際10年を恋人から家族へ進む節目と考えていた
モモカにとって交際10年は、長く付き合ったことを祝うだけの日ではありません。学生時代から続いてきた関係を、恋人から家族へ進める節目として意識していました。
周囲の結婚や出産を目にする機会が増える中で、モモカはマサムネとの将来を現実的に考えるようになります。だからこそ、マサムネが結婚について何も語らないことは、自分との未来を望んでいないように感じられました。
モモカが不安だったのは、すぐに結婚できないことではありません。マサムネが二人の未来を考えているのかどうかさえ分からず、自分だけが関係の先を望んでいるように感じたことです。
欲しかったのは高価な贈り物ではなく未来を選ぶ言葉
マサムネは関係を修復しようとして、高価なプレゼントを用意します。マサムネなりの愛情表現ではありましたが、モモカが求めていた答えとはずれていました。
モモカが欲しかったのは、物を与えられることではなく、これからも一緒に生きたいと選ばれることです。高価な贈り物がどれだけ愛情を込めたものでも、二人の未来をどう考えているのかという疑問には答えてくれません。
マサムネは、言葉にするのが怖いからこそ、目に見える物で愛情を証明しようとしました。しかし、モモカに必要だったのは価格や形ではなく、迷いながらでも自分との未来を選ぶ覚悟でした。
拒絶されるのが怖くて結婚したいと直接言えなかった
モモカも、結婚したい気持ちをマサムネへ明確には伝えられませんでした。10年間一緒にいるのだから、自分が何を望んでいるか言わなくても分かってほしいという思いがあったのでしょう。
しかし、その奥には拒絶への恐怖もあります。自分から結婚を求めて、マサムネにその気がないと分かれば、恋人関係そのものを続けられなくなるかもしれません。
モモカは選ばれない答えを聞くくらいなら、プロポーズを待ち続ける方を選びました。マサムネも拒絶される前に結婚の話題から逃げたため、二人は同じ恐怖を抱えながら、互いの本音を聞けない状態へ陥っています。
冷たい態度は愛情の消失ではなく傷つかないための距離
モモカがマサムネへ冷たくなったのは、愛情を失ったからではありません。期待するたびに未来の話が出ず、傷つくことへ疲れ、自分を守るために感情を閉じていました。
期待しなければ、プロポーズされなくても失望せずに済みます。先に距離を置き、関係が終わっても平気なように振る舞うことで、本当は失いたくないマサムネから自分を守ろうとしていたのでしょう。
その態度はマサムネに拒絶として伝わり、彼の自己否定を強めます。モモカは未来を望んでいるのに冷たくなり、マサムネは愛されていないと思ってさらに結婚から逃げるという悪循環が生まれました。
マサムネはなぜプロポーズできなかったのか

マサムネは、モモカと結婚したくなかったわけではありません。結婚を望むほど、自分がモモカの人生を背負える男性ではないと思い込み、申し込む資格がないと考えていました。
作家としての停滞と収入への不安があった
マサムネは作家として十分な結果を出せず、生活や将来にも不安を抱えていました。安定した仕事や収入を持つモモカと自分を比べ、彼女にふさわしくないと感じています。
結婚すれば、自分の問題だけではなく、モモカの生活にも責任を持たなければなりません。マサムネにとってプロポーズは愛情を伝える行為であると同時に、自分が一人前の人間かどうかを試される出来事でした。
だからこそ、仕事が成功していない現在の自分を見せることが怖かったのでしょう。モモカから失望される前に、未来について話さないことで現状を維持しようとしていました。
完璧な男性になってからでなければ資格がないと思い込んだ
マサムネは、収入や仕事を安定させ、モモカにふさわしい男性になってからプロポーズしなければならないと考えていました。一見すると責任感のようですが、その基準はモモカと話し合って決めたものではありません。
モモカが望んでいたのは、何の不安もない完璧な男性ではありませんでした。今のマサムネが逃げずに生き、自分との未来へ全力で向き合うことです。
マサムネが作り上げた理想の男性像は、モモカの希望というより、自己否定が生んだ条件でした。完璧にならなければ選べないと思い込むことで、今の自分を相手へ見せる責任から逃げていたとも考えられます。
モモカに拒絶される前に自分から未来を諦めようとした
モモカの態度が冷たくなると、マサムネは自分がもう愛されていないと思い込みます。本当の気持ちを尋ねるより、別れを予想し、自分から関係を手放そうとしました。
これは、拒絶された時の痛みを避けるための行動です。相手に捨てられる前に自分から終わらせれば、自分が選ばれなかった事実へ直接向き合わずに済みます。
しかし、モモカの本音を確認しないまま未来を諦めることは、彼女の意思まで勝手に決めることでもあります。マサムネは自分を卑下することで、二人の人生を一人で終わらせようとしていました。
結婚を避けたのではなく責任を引き受ける自信がなかった
マサムネは自由でいたいから結婚を避けていたのではありません。モモカの人生を幸せにする責任を、自分には引き受けられないと恐れていました。
ただし、責任を恐れて何も言わないことも、相手へ影響を与える選択です。モモカは10年間待ち続け、自分が未来へ選ばれているのか分からない時間を過ごしました。
本当に必要だったのは、すべてを一人で背負える男性になることではありません。不安や未熟さも含めてモモカへ話し、二人で将来を決めることでした。
プロポーズにつながった伏線を時系列で整理

最終回のプロポーズの約束は、突然出てきたものではありません。物で愛情を伝えようとした序盤から、自分の内面を見せ、最後には言葉で未来を選ぶまで、マサムネの愛情表現は少しずつ変化しています。
高価なプレゼントではモモカの孤独を埋められなかった
序盤のマサムネは、高価なプレゼントによってモモカとの関係を修復しようとします。プレゼント自体には愛情が込められていましたが、モモカの不安の中心は、二人に未来があるのか分からないことでした。
マサムネは、言葉にすれば拒絶されるかもしれないため、物で愛情を示そうとします。一方のモモカは、物を受け取るほど、結婚については何も語られない現実を意識してしまいました。
このすれ違いは、愛情の量ではなく伝え方の問題です。マサムネは自分が与えやすいものを与え、モモカが本当に求めている言葉を聞こうとしませんでした。
モモカとの距離と浮気がマサムネの逃避を明らかにした
モモカとの関係が不安定になると、マサムネは別の女性へ逃げます。自分を求めてくれる相手と過ごすことで、モモカから選ばれないかもしれない恐怖を一時的に忘れようとしました。
しかし、浮気によってマサムネの不安が消えることはありません。むしろ、モモカを失いたくない気持ちと、別の女性を傷つけている罪悪感が重なり、自分には幸せになる資格がないという自己否定を深めます。
浮気は、マサムネが何を望んでいるかを曖昧にしたのではなく、決断から逃げ続けることの限界を突きつけました。誰も選ばないままでは、二人の女性の時間を奪い続けることになります。
完成した小説で自分の弱さと過去へ向き合った
最終回で完成する小説は、マサムネが自分の弱さや逃避と向き合った結果です。作家としての成功を証明する商品ではなく、自分が抱えてきた不安や未熟さを言葉へ変えたものだと受け取れます。
これまでのマサムネは、愛情や不安を直接話せず、贈り物や沈黙の陰へ隠れていました。小説を書き切ったことで、ようやく自分の内側にあるものを形にし、相手へ渡せる段階へ進みます。
ただし、小説を完成させただけで、モモカへの責任を果たしたわけではありません。作品を差し出すことは向き合う入口であり、その後に自分の口で未来を伝える必要がありました。
最初の読者にモモカを選んで本当の気持ちを示した
マサムネは完成した小説を、最初にモモカへ読んでもらおうとします。それは、自分が最も見せたくなかった不完全な部分を、最も失いたくない相手へ差し出す行動です。
浮気相手ではなくモモカを最初の読者に選んだことで、マサムネが誰との人生を望んでいるのかが明確になります。しかし、選ばれたことだけでモモカの傷が癒えるわけではありません。
だからこそ、マサムネは小説を渡して終わらず、モモカとの未来へ進みたいと自分の言葉で示しました。物や作品だけではなく、言葉で責任を引き受けようとした点に変化があります。
ドラマ最終回のプロポーズの言葉とモモカの返事

ドラマ最終回で描かれたのは、プロポーズ成立ではなく、その前段階となる未来の約束です。二人の会話には希望がありますが、浮気によって傷ついた信頼をこれから積み直さなければならない現実も残されています。
マサムネは改めてきちんとプロポーズするから待ってほしいと伝える
マサムネはモモカへ、今後自分を立て直し、改めて正式にプロポーズしたいという意思を伝えます。今すぐ結婚してほしいと申し込むのではなく、プロポーズする未来を約束した言葉です。
モモカを長く待たせたマサムネが、さらに待ってほしいと伝えることには危うさもあります。言葉だけで終われば、これまでと同じように未来を先送りすることになるからです。
それでも以前との違いは、マサムネが結婚について沈黙せず、自分がモモカとの未来を望んでいることを明確にした点です。これから必要なのは、その言葉を具体的な行動へ変えることになります。
指輪や正式な申し込みはなく婚約も成立していない
ドラマ最終回では、マサムネが指輪を渡す場面はありません。モモカへ正式に結婚を申し込み、モモカが承諾する場面も描かれていないため、二人は婚約していません。
将来プロポーズすると約束したことと、その場でプロポーズが成立したことは別です。マサムネが結婚の意思を示したのは確かですが、正式な申し込みは物語の後へ残されています。
そのため、ドラマ版の結末を「マサムネとモモカが結婚した」「婚約した」とまとめるのは正確ではありません。描かれたのは、結婚へ進む可能性を二人がもう一度選んだところまでです。
モモカは完璧な男性ではなく今のマサムネを求めた
マサムネは、モモカにふさわしい男性になってからプロポーズしなければならないと考えていました。しかし、モモカが求めていたのは、成功して不安がすべて消えたマサムネではありません。
今の自分を隠さず、逃げずに生き、自分との関係へ全力を注いでくれることを望んでいました。マサムネが一人で作った「ふさわしい男性」の条件は、モモカが求めたものではなかったのです。
このすれ違いが解けたことで、マサムネは完璧になるまで未来を先延ばしにする必要がないと気づきます。不完全なまま話し合い、二人で生活を作っていくことこそ、モモカが望んだ結婚でした。
「今度は許さないから」が関係継続の条件になる
モモカは、マサムネとの関係を続ける一方で、同じ裏切りを繰り返せば次は許さないという境界線を示します。これは浮気を完全に忘れ、以前と同じ関係へ戻るという意味ではありません。
モモカが与えたのは無制限の許しではなく、最後の機会です。マサムネには、プロポーズの言葉だけでなく、日常の中で信頼を積み直し、同じ逃避を繰り返さない責任が生まれました。
プロポーズの約束と浮気への境界線が同時に置かれたことで、二人の未来は希望だけではなく条件を持つものになります。愛情が残っていても、再び傷つけられれば関係を終えるというモモカの意思も明確です。
プロポーズの約束は信頼を積み直すスタート
マサムネの約束は、二人が幸せになったことを証明するゴールではありません。壊れた信頼を取り戻し、正式なプロポーズへ進める関係を作り直すスタートです。
モモカへプロポーズするには、収入や仕事だけを整えればよいわけではありません。不安を抱えた時に別の相手へ逃げず、モモカと話し合える関係を作る必要があります。
最終回が結婚式まで描かなかったことで、プロポーズは言葉を発した瞬間より、その後の行動が重要だと分かります。未来の約束が本物になるかどうかは、マサムネが日常の中で責任を持ち続けられるかにかかっています。
原作漫画のプロポーズ結末をネタバレ

原作漫画では、ドラマで将来へ残された正式なプロポーズが実際に描かれます。マサムネはモモカの本音を知り、別れではなく結婚を選び、二人は夫婦へ進みました。
別れ話をするはずだったマサムネがモモカの本音を知る
原作のマサムネは、自分ではモモカを幸せにできないと考え、別れを切り出そうとします。モモカを愛しているからこそ、自分から解放することが彼女のためだと思い込んでいました。
しかし、話し合いの中で、モモカが本当は結婚を望み、マサムネからのプロポーズを待っていたことを知ります。マサムネが想像していた「自分と別れたいモモカ」と、実際のモモカの思いは正反対でした。
そこでマサムネは、自分の自己否定だけで二人の未来を終わらせようとしていたことに気づきます。相手の気持ちを聞かずに身を引くことも、優しさではなく選択権を奪う行動だったのです。
原作では正式なプロポーズが成立してモモカが受け入れる
原作では、マサムネがモモカへ正式に結婚の意思を伝え、モモカも受け入れます。将来改めて申し込むという約束ではなく、その場で二人の未来を選ぶプロポーズです。
プロポーズの意味は、マサムネが成功した男性になったことではありません。仕事や収入への不安が残っていても、モモカと一緒に生きたいという意思を、自分の言葉で伝えられたことにあります。
モモカにとっても、待ち続けた言葉を受け取るだけの場面ではありません。自分もマサムネとの人生を選び、二人で不安を抱える覚悟を引き受ける決断です。
指輪を選びナナ子との関係を清算して結婚準備へ進む
原作では、プロポーズ成立後に二人が結婚へ向けて動き始めます。指輪を準備する流れも描かれ、言葉だけだった結婚の意思が具体的な行動へ変わっていきます。
一方でマサムネには、浮気相手との曖昧な関係を終わらせる責任がありました。モモカを選んだからといって、別の女性を傷つけた事実や、その時間を奪った責任が消えるわけではありません。
結婚準備へ進むためには、モモカとの未来を選ぶだけでなく、選ばなかった相手との関係にも自分の言葉で区切りをつける必要があります。一人を選ぶことは、もう一人を失う痛みから逃げないことでもあります。
結婚式と夫婦になった後の生活まで描かれる
原作では、プロポーズ成立後にマサムネとモモカの結婚式が描かれます。さらに、夫婦になった二人が一緒に暮らす姿まで示されるため、プロポーズしただけで終わる結末ではありません。
ただし、夫婦になれば二人の弱さが自動的に消えるわけではありません。マサムネが不安を抱え込む癖や、モモカが希望を言葉にできず我慢する問題は、結婚後も向き合う必要があります。
原作の結婚は、すべての問題が解決したことを示すものではありません。恋人時代にできなかった対話を、夫婦として続け直す人生の始まりだと考えられます。
ドラマと原作のプロポーズの違い

ドラマと原作のどちらでも、マサムネが未来を選ぶ相手はモモカです。ただし、ドラマは結婚を申し込む前、原作は正式なプロポーズが成立した後までを描いています。
ドラマは未来の約束で原作は現在の申し込み
ドラマのマサムネは、今後改めてプロポーズする意思を伝えます。未来に行う行動を約束した段階であり、その場で結婚を申し込んだわけではありません。
原作のマサムネは、その時点でモモカとの結婚を選び、正式に意思を伝えます。ドラマが「これから申し込める自分になる」という約束なら、原作は「今の自分で一緒に生きたい」という申し込みです。
この違いには、マサムネの成長をどこまで描くかという焦点の差があります。ドラマは決断へ向かう入口を描き、原作は決断後の生活まで進みます。
ドラマではモモカの正式な承諾や婚約が描かれない
ドラマのモモカは、マサムネとの関係を続けることを選びます。しかし、正式な結婚の申し込みを受け、それに承諾したわけではありません。
指輪も婚約も描かれていないため、ドラマ版の二人を婚約者や夫婦として扱うことはできません。あくまで、将来のプロポーズへ向けて二人の関係を立て直す段階です。
モモカが受け入れたのは、結婚そのものではなく、マサムネにもう一度だけ変わる機会を与えることだと考えられます。
原作はプロポーズ成立後の結婚生活まで進む
原作ではモモカがプロポーズを受け入れ、二人は結婚準備を進めます。その後に結婚式が描かれ、夫婦としての日常も始まりました。
この流れによって、マサムネの選択は言葉だけではなく、生活の変化として示されます。モモカと一緒に生きると決め、その決断を毎日の中で続ける段階へ進んだのです。
プロポーズは物語の終着点ではなく、選んだ人生を現実にしていく入口として置かれています。
ドラマは結果より信頼を取り戻す過程を残した
ドラマが結婚まで描かなかったことで、浮気後の信頼が簡単には戻らないことが強く残ります。マサムネがモモカを選んでも、嘘や裏切りによって生まれた傷はすぐには消えません。
将来のプロポーズを約束しただけにとどめたラストは、モモカとの関係を本当に修復できるかを、今後の行動へ委ねたように見えます。言葉を伝えるだけではなく、約束を守れる人間になる時間が必要です。
原作が選んだ後の未来を描くのに対し、ドラマは選んだ言葉が本物かどうか試される時間を残しました。
プロポーズはハッピーエンドの証明なのか

プロポーズの約束は、マサムネが未来から逃げないと決めた希望のある変化です。しかし、浮気や沈黙をすべて解決し、二人が以前の関係へ戻った証明ではありません。
マサムネは浮気の全容を自分から告白していない
ドラマのマサムネは、自分の身勝手さを謝りますが、浮気相手とどのような関係を続けていたのかを具体的には話していません。モモカは別の女性の存在へ気づいていますが、相手の正体や期間まで把握していたかは不明です。
そのため、プロポーズの約束を、すべてを正直に打ち明けた後の和解として扱うことはできません。マサムネが未来を語る一方で、過去の全容は言葉にされないまま残っています。
相手を傷つけないために黙るという考え方には、告白して自分だけが楽になることを避ける面があります。しかし、真実を知らせないことは、モモカが十分な情報を持って未来を選ぶ権利を奪う危うさもあります。
モモカが受け入れたのは何度でも許す関係ではない
モモカはマサムネとの関係を続けますが、同じ裏切りを繰り返せば次は許さないと伝えます。これは何度傷つけられても支え続けるという意味ではありません。
モモカが与えたのは、一度だけ信頼を作り直す機会です。マサムネが再び不安から別の相手へ逃げれば、10年間の関係があっても終わらせるという境界線を示しています。
プロポーズの約束を受け止めたことと、浮気を完全に許したことは同じではありません。モモカは愛情を残しながら、自分を守る条件も持ったうえで関係を選び直しています。
プロポーズの約束には日常の行動で応える必要がある
マサムネが正式なプロポーズへ進むには、仕事や収入だけを整えればよいわけではありません。不安を抱えた時に沈黙や浮気へ逃げず、モモカと話し合う習慣を作る必要があります。
モモカも、言わなくても察してほしいと待つだけではなく、自分の希望や不満を言葉にしなければなりません。二人が同じ会話不足を繰り返せば、結婚しても再び孤独になります。
プロポーズの価値は、言葉の華やかさではなく、その後の生活で約束を守れるかによって決まります。マサムネに問われているのは、モモカを一度選ぶことではなく、選び続ける責任です。
10年分の薔薇には愛情と傷の両方がある
最終話のタイトルにある10年分の薔薇は、マサムネとモモカが積み重ねてきた愛情の象徴に見えます。学生時代から一緒にいた時間は、簡単に失いたくないほど大切なものでした。
一方、薔薇には棘があります。二人の10年間には、言えなかった不安、待たせ続けた孤独、浮気、嘘、相手の気持ちを勝手に決めつけた痛みも含まれています。
二人が未来へ進むことは、愛情だけを残して傷を忘れることではありません。薔薇も棘も自分たちの過去として受け止め、今度は関係を二人で手入れし直すことだと考えられます。
本当の幸せは選んだ未来へ責任を持つこと
マサムネは長い間、幸せになりたいと願いながら、選択によって誰かを失うことを恐れていました。モモカとの未来を選べば別の女性を傷つけ、結婚を選べば自分の未熟さへ向き合わなければなりません。
それでも、すべてを失わないまま幸せになることはできません。誰かを選ぶことは、選ばなかった可能性を手放し、その結果を引き受けることです。
プロポーズは幸せを保証する言葉ではなく、選んだ未来に責任を持つ宣言です。マサムネの成長は完璧になったことではなく、不完全な自分のままモモカとの未来を言葉にし、その責任を引き受け始めたことにあります。
幸せになりたいマサムネくんのプロポーズに関するFAQ

ここでは、『幸せになりたいマサムネ君』のドラマ最終回と原作漫画の違いを踏まえ、プロポーズについて特に気になる疑問を整理します。
ドラマ最終回でマサムネはプロポーズした?
正式なプロポーズはしていません。マサムネは、今後改めてきちんとプロポーズしたいという意思を伝え、モモカへ待ってほしいと約束した段階です。
モモカはプロポーズを受け入れた?
ドラマでは正式なプロポーズ自体が行われていないため、モモカが結婚の申し込みを承諾したとは言えません。モモカが受け入れたのは、マサムネとの関係をもう一度続け、変化を見守ることです。
ドラマの二人は婚約した?
ドラマ最終回で、マサムネとモモカは婚約していません。指輪、正式な申し込み、モモカによる明確な承諾は描かれていませんでした。
原作では何話でプロポーズする?
原作では第13話として整理されるプロポーズ展開があります。ただし、掲載媒体によって話数表記が異なる可能性があるため、正確な話数は原作ページでの確認が必要です。
原作のプロポーズの言葉は?
原作では、マサムネがモモカとの結婚を望む意思を正式に伝え、モモカも受け入れます。正確なセリフや表記は原作本文の確認が必要なため、確認できない文言を作り足すことはできません。
マサムネはなぜ10年間プロポーズしなかった?
結婚したくなかったからではなく、仕事や収入への不安から、自分にはモモカを幸せにする資格がないと思い込んでいたためです。完璧になってからでなければ申し込めないという自己否定が、二人の話し合いを遅らせました。
原作でマサムネとモモカは結婚する?
原作ではマサムネのプロポーズをモモカが受け入れ、二人は結婚します。結婚式だけでなく、夫婦として暮らす二人の姿まで描かれています。
まとめ

『幸せになりたいマサムネ君』のドラマ最終回で描かれたのは、正式なプロポーズではありません。マサムネが今後改めてプロポーズすると約束し、モモカがすぐに関係を終わらせず、もう一度信じる道を選んだところまでです。
一方、原作漫画ではマサムネがモモカへ正式にプロポーズし、モモカも受け入れます。その後は結婚式と夫婦生活まで描かれ、二人は恋人から家族へ進みました。
マサムネの変化は、完璧な男性になったことではありません。未完成な自分のままモモカと向き合い、自分一人で二人の未来を諦めず、言葉にして選び始めたことです。
プロポーズは幸せの完成ではなく、選んだ相手との未来へ責任を持つ始まりになっています。

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