『GTO(2026)』は、生徒たちが人に言えなかった悩みと向き合い、自分の人生を選び直していく物語です。
鬼塚英吉(反町隆史)が担任を務める私立誠進学園1年B組の生徒役は28人で、稲垣来泉、梶原叶渚、堀口真帆、難波碧空らが、それぞれ異なる事情を抱えた高校生を演じています。
同じ教室にいても、互いを深く知ろうとしなかった1年B組。ところが、鬼塚や副担任の柏原との関わりを通じて、不登校、恋愛、家庭の問題、将来への不安が、少しずつ一人だけで抱えるものではなくなっていきます。
この記事は2026年9月22日時点、9月21日放送の第10話までのネタバレを含みます。9月28日放送予定の最終回については、事前情報と放送済みの内容を分けて整理しています。
この記事では、『GTO(2026)』の生徒一覧とキャスト、主要生徒の人物像や関係性の変化について詳しく紹介します。
GTO(2026)の生徒一覧|1年B組28人の役名とキャスト

『GTO(2026)』で鬼塚が受け持つ、私立誠進学園1年B組の生徒は次の28人です。役名、名前の読み方、演じるキャストを一覧にまとめました。
教師や学校職員、大人になった鬼塚の教え子は、この28人には含めていません。
| 生徒の役名 | 読み方 | キャスト |
|---|---|---|
| 伊藤結 | いとう・ゆう | 稲垣来泉 |
| 田中航 | たなか・わたる | 及川桃利 |
| 鈴木百花 | すずき・ももか | 大島美優 |
| 若槻琴音 | わかつき・ことね | 梶原叶渚 |
| 吉田歩夢 | よしだ・あゆむ | 川口和空 |
| 石橋心愛 | いしばし・ここあ | 北里琉 |
| 福田樹 | ふくだ・いつき | 柴崎楓雅 |
| 佐藤颯真 | さとう・そうま | 難波碧空 |
| 細川大翔 | ほそかわ・ひろと | 西浦心乃助 |
| 芦田綾乃 | あしだ・あやの | 堀口真帆 |
| 片山健太 | かたやま・けんた | 森本陸斗 |
| 大平月菜 | おおひら・るな | 松尾そのま |
| 平沼美羽 | ひらぬま・みう | 大石愛陽 |
| 森一太 | もり・いった | 高木龍之介 |
| 宇野怜也 | うの・れいや | 金子遥 |
| 東條隼人 | とうじょう・はやと | 伊藤駿太 |
| 廣田遥斗 | ひろた・はると | 角田一絆 |
| 池田恵里菜 | いけだ・えりな | 永井湖白 |
| 岡田凛 | おかだ・りん | 西川実花 |
| 清浦花音 | きようら・かのん | 山本雪菜 |
| 海部優月 | かいふ・ゆづき | 上村佳里奈 |
| 寺内璃子 | てらうち・りこ | 富居玲衣 |
| 齋藤澪 | さいとう・みお | 新井乃愛 |
| 橋本寧々 | はしもと・ねね | 川辺慶乃 |
| 野田隆星 | のだ・りゅうせい | 金澤颯 |
| 加藤伊織 | かとう・いおり | 髙橋佑大朗 |
| 三木拓海 | みき・たくみ | 齊藤虎ノ介 |
| 林聖太郎 | はやし・せいたろう | 神江ジョー |
この一覧の並びは、出席番号や座席順を示すものではありません。後半では、個別のエピソードで物語の中心になった生徒や、最終回につながる生徒を取り上げ、人物像を掘り下げていきます。
名前が分からない生徒を登場場面から探す
顔や場面は覚えていても、役名と俳優名がすぐに結びつかないこともあります。印象的なエピソードから生徒を探したい場合は、次の対応表で確認できます。
| 印象的な場面・エピソード | 生徒の役名 | キャスト |
|---|---|---|
| 第1話で鬼塚が自宅に通った不登校の生徒 | 片山健太 | 森本陸斗 |
| マスゲーム部を立ち上げたいと願う生徒 | 伊藤結 | 稲垣来泉 |
| 学校職員の龍之介に恋をしている生徒 | 若槻琴音 | 梶原叶渚 |
| クラスチャットで鬼塚の評判を落とす書き込みをした生徒 | 芦田綾乃 | 堀口真帆 |
| 第10話のラストで警察が来ていると告げられた生徒 | 佐藤颯真 | 難波碧空 |
GTO(2026)の主要生徒11人を紹介【第10話までネタバレ】

ここからは、1年B組の28人のうち、個別に掘り下げたい11人を紹介します。鬼塚に反発する理由も、学校から離れようとする理由も、生徒によって異なります。
表面に出ている態度と、その奥にある事情を分けて見ると、各話で起きた変化がつながって見えてきます。
片山健太役/森本陸斗|不登校から教室へ戻った生徒
片山健太を演じるのは森本陸斗です。健太は第1話で鬼塚が向き合う不登校の生徒で、同じ1年B組に在籍していながら、クラスメートからその存在をほとんど気にかけられていませんでした。
鬼塚は、教室にいない健太をそのままにせず、自宅へ通い続けます。拒まれても関わろうとする鬼塚との出会いを経て、健太は学校へ戻りました。
ここで描かれるのは、単に欠席していた生徒が登校できるようになったという変化だけではありません。
健太にとって大きかったのは、自分が教室にいないことを問題として扱うだけでなく、自分自身に会おうとする大人が現れたことだと考えられます。周囲の無関心の中で薄くなっていた、自分と他者とのつながりを、鬼塚が結び直していったように見えます。
その後、健太は結のマスゲーム部の立ち上げに賛同し、歩夢の恋も後押しする側に回ります。助けを受けた健太が、今度は同級生の願いに関わるようになることが、1年B組の変化の出発点になっています。
伊藤結役/稲垣来泉|マスゲームに思いを託す生徒
伊藤結を演じるのは稲垣来泉です。結はマスゲーム部を作りたいと願い、鬼塚や健太とともに立ち上げへ動き出します。
しかし、ほかのクラスメートは積極的に関わろうとせず、結が思いを伝えても、すぐには協力が集まりません。
周囲との温度差に傷ついた結は、学校を辞めることまで考えます。それでも、鬼塚や副担任の柏原実央(生見愛瑠)らの支えを受けて再出発しました。
結のエピソードは、夢や目標を持てば自然に仲間ができるわけではないという、学校生活の厳しさも描いています。
誰かと一緒にやりたいことほど、相手に断られたとき、自分自身まで否定されたように感じてしまうことがあります。結の苦しさも、マスゲームが実現しないことだけでなく、自分の大切にしているものが誰にも届かない感覚にあったと受け取れます。
だからこそ、結がもう一度やってみようとする姿には意味があります。第10話でマスゲームがクラス全体の文化祭企画へとつながる展開は、結の願いがようやく共有されるようになったことを示しています。
吉田歩夢役/川口和空|琴音への恋と向き合った生徒
吉田歩夢を演じるのは川口和空です。歩夢は同じクラスの若槻琴音に思いを寄せており、第3話では鬼塚、健太、結がその恋を後押しします。
一方の琴音は、恋愛に時間や感情を使うことに否定的な態度を見せていました。
歩夢は周囲の協力を得ながら自分の気持ちを表に出していきますが、琴音がその思いに応える結末にはなりません。恋が実らなかったという結果だけを見ると、歩夢の挑戦は失敗に映るかもしれません。
しかし、自分の本心を誰かに知られることを引き受けた点に、彼の変化があります。
また、鬼塚たちが歩夢を応援したからといって、琴音にも同じ気持ちになる責任が生まれるわけではありません。歩夢の真剣さと、琴音が自分の恋を選ぶことは、どちらも尊重されるべきものです。
その両方を描くことで、歩夢のエピソードは、恋愛成就だけを成長の証しにしない物語になっています。
鈴木百花役/大島美優|フェイク動画騒動を起こした生徒
鈴木百花を演じるのは大島美優です。百花は第4話で鬼塚の評価を落とすフェイク動画を投稿し、騒動を引き起こします。
動画の拡散は、鬼塚が教師を続けられるかどうかに関わる問題へ発展しました。
ただし、百花の人物像は、鬼塚を困らせる生徒という説明だけでは捉えきれません。鬼塚は動画の問題に対処する中で、百花が抱える家庭内の事情にも気づきます。
柏原らとともにその葛藤に向き合ったことが、百花との信頼につながっていきます。
ここで分けて考えたいのは、百花の行動が相手を傷つけた事実と、百花自身も問題を抱えていたという事実です。家庭に苦しさがあればフェイク動画を流してよいわけではありませんが、行為を責めるだけでは、その行動を生んだ葛藤は残ってしまいます。
鬼塚は、自分を攻撃した相手であっても、生徒として向き合うことをやめません。百花にとっては、自分が起こした問題だけで人間性のすべてを決めつけられなかったことが、大人への見方を変える契機になったと考えられます。
田中航役/及川桃利|家族のために退学を考えた生徒
田中航を演じるのは及川桃利です。航は成績上位の生徒ですが、第5話では退学を申し出ます。
学校を離れようとした背景には、母親が働き続けなければ生活を支えられない経済状況と、きょうだいのことまで背負おうとする航の責任感がありました。
航の問題は、勉強が苦手だから学校を辞めたいというものではありません。学力があり、将来の可能性もあるのに、家族のためには自分が諦めるべきだと考えてしまうところに苦しさがあります。
家族を大切に思う気持ちが、自分の選択肢を狭める方向へ働いていたのです。
鬼塚や柏原との関わりを通じて、航は大人を頼ることを受け入れ、学校で再出発します。誰かに助けを求めることは、家族を見捨てることではありません。
航もまた支えられる側にいてよいのだと、本人が考え直す過程が重要です。
その後、航は自分の呼び名として「アニキ」を選びます。家族の中で責任を背負っていた航が、教室では自分の意思でその名前を名乗るところに、同じ役割を少し違う気持ちで引き受け直す変化が表れています。
福田樹役/柴崎楓雅|鬼塚の担任交代を求めた秀才
福田樹を演じるのは柴崎楓雅です。樹は1年B組きっての秀才で、鬼塚に担任を替えてほしいと直接訴えます。
学力や知識を重視する樹にとって、鬼塚は自分が教わりたい教師の条件を満たしていない相手でした。
樹は一度、別のクラスへ移ります。しかし、祖母が急病で倒れた際に鬼塚と柏原が寄り添い、その経験を経て1年B組へ戻りました。
教師を見るときの基準が、教科を教える能力だけではなく、自分が不安なときにどう関わってくれるかという点へ広がっていきます。
樹の変化を、勉強より人情が大切だと悟った話にしてしまうと、彼が積み上げてきた努力まで軽く扱うことになります。むしろ、自分が得意としている知識では解決できない不安に直面したとき、別の形で支えてくれる他者を知ったことが大きいと考えられます。
1年B組へ戻る選択は、樹が秀才であることを捨てた結果ではありません。成績や能力だけでは測れない関係にも価値を見いだし、自分の居場所を選び直した結果として受け取れます。
細川大翔役/西浦心乃助|父の期待を背負うサッカー特待生
細川大翔を演じるのは西浦心乃助です。大翔はサッカー部の特待生で、ゴールキーパーとして期待されている生徒です。
第7話では練習中の負傷をきっかけに、チームメートや教師との対立が表面化します。
大翔の父・藤吾は元プロサッカー選手で、息子の競技生活に強く関わっています。その期待は大翔の力になる一方、本人がどうサッカーを続けたいのかを見えにくくするものでもありました。
けがで思うようにプレーできなくなると、大翔自身も周囲を傷つける言葉を向けてしまいます。
大翔は父の影響を受けて苦しむ生徒ですが、同時に、自分の言動がチームとの関係を悪くしていることにも向き合う必要があります。父の期待から自由になることと、周囲への責任を持たなくてよいことは別です。
そこを避けずに描くことで、大翔の再出発には本人の選択としての重みが生まれます。
第7話を経て、大翔はサッカー部の一員としてやり直す方向へ進みます。父の望む選手になるためだけではなく、自分がどう競技と仲間に向き合うかを考え始めたことが、彼の変化だと受け取れます。
石橋心愛役/北里琉|容姿への劣等感と孤独を抱える生徒
石橋心愛を演じるのは北里琉です。心愛は自分の容姿や育った環境に劣等感を抱えており、第8話ではパパ活をしようとしていたことが同級生に知られます。
学校を欠席した心愛に向き合うのは、副担任の柏原でした。
心愛の苦しさは、周囲から見た評価と、本人の自己評価が一致していないところにあります。外見を褒められても、それだけでは自分を肯定できません。
自分が休んでもクラスメートから連絡が来ない状況は、誰にも必要とされていないという感覚を強めていきます。
そのため、心愛の問題を外見への不満だけで片づけることはできません。彼女が確かめたいのは、自分がどう見られているかだけでなく、自分がいないときにも誰かが気にかけてくれるのかということだと考えられます。
柏原が直接向き合うことは、その問いに言葉だけではない形で応える行動になっています。
ただし、大人が寄り添ったから劣等感が完全に消えた、とまでは言い切れません。心愛のエピソードは、自分を好きになれない状態でも、他者との関係を結び直すきっかけは持てるのだと読めるところに意味があります。
芦田綾乃役/堀口真帆|鬼塚への反発に挫折を隠していた生徒
芦田綾乃を演じるのは堀口真帆です。クラスチャットで鬼塚の評判を落とす書き込みをしていたのは綾乃で、第9話ではその関与が明らかになっています。
第10話まで見た段階では、書き込みをした人物が誰なのかという謎は、すでに解かれています。
綾乃は志望校に入れなかった過去を引きずり、家庭でも居心地の悪さを抱えていました。現在の学校生活を前向きに受け入れられない状態が、鬼塚への反発と重なっています。
周囲が鬼塚に信頼を寄せるようになっても、綾乃は簡単には同じ方向を向けません。
その態度には、ほかの誰かを否定することで、自分の挫折を直視せずに済ませようとする苦しさも見えます。今いる場所や関わる相手を認めることは、思いどおりにならなかった現実の中で、もう一度やってみることにもつながるからです。
鬼塚や柏原との対話を経て、綾乃は自分の可能性を否定し続ける状態から、少しずつ前へ進み始めます。書き込みの責任を曖昧にするのではなく、その行動をした生徒にも選び直す余地があると描かれる点が、綾乃の人物像を複雑にしています。
若槻琴音役/梶原叶渚|龍之介への恋と高校生活を選び直す生徒
若槻琴音を演じるのは梶原叶渚です。琴音は第3話で恋愛に否定的な態度を見せ、歩夢の思いにも応えませんでした。
しかし、誰にも恋をしていなかったわけではなく、学校職員の宮澤龍之介に思いを寄せています。
第10話では、16歳の琴音と35歳の龍之介の間にある、年齢と立場の違いが問題になります。琴音が二人は交際していると受け止めていた一方で、龍之介は学校職員として距離を取ろうとしていました。
同じ時間を過ごしていても、その関係をどう捉えているかにずれがあったのです。
琴音は恋を進めるために高校を辞めることまで考えますが、鬼塚や柏原との対話を通じて、学校生活や友人との時間も大切にする方向へ進みます。父親は、鬼塚の元教え子である渡辺マサルです。
恋をする本人、相手の大人、親という異なる立場がぶつかる中で、琴音は自分の未来を考え直すことになります。
第10話の結末は、琴音が恋心を捨てたということではありません。同時に、二人の交際が今すぐ無条件に認められたということでもありません。
恋愛だけに人生を絞り込まず、友達との関係や学ぶ時間も自分のものにしていく選択として、琴音の変化を捉えることができます。
佐藤颯真役/難波碧空|最終回の焦点となる生徒
佐藤颯真を演じるのは難波碧空です。颯真は第10話終盤、中学時代の不良仲間との不穏な関係を抱えていることが明らかになります。
クラスが文化祭へ向けてまとまり始めたところで、颯真に関わる危機が持ち込まれました。
第10話のラストでは、教頭が教室に入り、颯真を逮捕するため警察が来ていると告げます。この時点で、逮捕後の詳しい経緯や、学校での最終的な処遇まで描かれたわけではありません。
颯真の問題は、次の最終回へ引き継がれています。
颯真の存在が重いのは、教室の雰囲気が変わっても、一人ひとりの問題がすべて見えるようになるわけではないと示しているからです。仲間らしく振る舞える場所ができたことと、困ったときに事情を打ち明けられることの間には、まだ距離があるのかもしれません。
その距離をどう埋めるかが、最終回で問われるように見えます。
GTO(2026)の生徒の関係性はどう変わった?

1年B組の変化は、鬼塚を好きになった生徒が増えたというだけではありません。恋愛、親子関係、友人への関心がつながり、生徒同士が互いの選択に関わるようになっています。
ここでは、個別のエピソードを横につなぎ、関係性の変化を整理します。
歩夢・琴音・龍之介の恋心と父マサルの関係
恋心の向きを整理すると、歩夢は琴音に思いを寄せ、琴音が好きなのは龍之介です。龍之介も琴音を大切に思っていますが、生徒と学校職員という立場の違いを意識しています。
歩夢と琴音を成立済みのカップルとして捉えたり、琴音と龍之介を問題なく交際している二人として捉えたりすると、関係性を取り違えてしまいます。
ここに、琴音の父であるマサルが加わります。マサルも龍之介も鬼塚の元教え子ですが、今は一人が娘を持つ親であり、もう一人はその娘から思いを寄せられる学校職員です。
鬼塚との過去のつながりが共通していても、琴音を前にした立場や責任は同じではありません。
琴音から見れば、好きだという自分の気持ちを否定されたくないという切実さがあります。一方、大人たちには、その感情を受け止めることと、望む行動をそのまま認めることを分けて考える必要があります。
第10話の対立は、誰が琴音の恋を応援するかという単純な線引きでは整理できません。
琴音が高校生活を続ける方向へ進んだことで、恋愛と学校が二者択一ではなくなります。好きな人のために友達や学ぶ時間を手放すのではなく、自分の生活を広げながら気持ちと向き合うことになったのです。
その変化は、恋をする琴音だけでなく、一人の高校生としての琴音を周囲が見ようとした結果だと受け取れます。
綾乃の対立と「鬼塚はずし」の真相
クラスチャットで鬼塚の評判を落とす書き込みをしていた人物は、芦田綾乃です。この点は第9話までに明らかになっているため、綾乃を疑わしい候補の一人として扱い続ける必要はありません。
ただし、書き込んだ人物が分かったことと、その情報の内容がすべて事実だと確認されたことは別です。
綾乃が示した鬼塚に関する情報は、クラスの信頼を揺さぶります。これまで目の前で見てきた鬼塚を信じる生徒と、書き込みを重く受け止める生徒の間に隔たりが生まれました。
ここで問題になるのは、誰の意見に同調すればよいかではなく、何を根拠に人を判断するかです。
百花のフェイク動画も綾乃の書き込みも、情報が先に広がることで、その人物自身を見えにくくする出来事でした。だからといって、鬼塚に助けられた経験があれば、以後の言動をすべて肯定してよいわけでもありません。
生徒たちが自分の経験と新しい情報を照らし合わせて考えることに、信頼関係の難しさが表れています。
綾乃自身についても同じです。書き込みをした責任は残りますが、それだけで彼女の挫折や家庭での苦しさまで見えなくしてしまえば、クラスは再び誰かを一つの評価で決めつけることになります。
綾乃の関与が明らかになった後こそ、彼女をどう理解し直すかが重要になっています。
マスゲームと呼び名に表れる1年B組の変化
第10話では、文化祭の出し物としてクラスでマスゲームに取り組むことが決まります。これは、最初から全員が同じ目標を持っていたクラスの話ではありません。
結が願いを口にしても周囲の反応が薄かったところから、ほかの生徒も関わる企画へ変わっていったことに意味があります。
一人では成立しないマスゲームに取り組むには、ほかの人の動きや考えにも目を向けなければなりません。そのため、この企画は、互いに干渉せずに過ごしていた1年B組の変化を表すものとして読めます。
結のやりたいことを知るだけでなく、自分もその時間を一緒に作ろうとするところまで、関係が進んだのです。
互いの呼び名にも、小さな変化が表れています。航が自分から「アニキ」と名乗ったように、呼ばれたい名前を伝えることは、自分をどう受け止めてほしいかを相手に知らせる行為でもあります。
第10話であだ名を呼び合う教室には、単に同じ名簿に載っているだけではない親しさが生まれています。
ただし、まとまりが出てきたから全員が同じ気持ちになった、と考える必要はありません。琴音が友人との時間を選び直したように、それぞれが自分の意思で関係に加わることが大切です。
その中でも颯真に問題が残っていることが、クラスの変化を完成した美談にしない緊張感を生んでいます。
GTO(2026)最終回で確認したい生徒たちの行方

2026年9月22日時点で、最終回の焦点となっているのは颯真の問題です。第10話のラストと、その後を描く最終回の事前情報は分けて確認する必要があります。
颯真の退学が回避されるか、鬼塚がどのような決断をするかは、まだ結末まで明らかになっていません。
颯真の逮捕と退学危機|第10話の描写と最終回の事前情報
第10話で描かれたのは、颯真と中学時代の不良仲間との不穏な関係、そして警察が来ていると教頭が告げるところまでです。逮捕後に颯真が何を話すのか、学校側が最終的にどのような対応を取るのかは、次のエピソードへ持ち越されています。
ここからは、9月28日放送予定の最終回に向けた事前情報です。最終回の事前あらすじでは、逮捕後に釈放された颯真を鬼塚が迎えに行き、颯真が両親の意向で一人暮らしをしていたことが明らかになります。
両親は、留年した息子を厄介者のように扱っていました。
さらに、颯真はかつての不良仲間から、断ればクラスメートに危害を加えると脅されていたことが示されます。しかし、そうした事情があっても、犯罪に関わった事実そのものがなくなるわけではありません。
学校側は自主退学を促し、颯真も受け入れようとする中で、鬼塚が教え子を守るための決断をする展開が示されています。
この問題では、行動への責任と、そこへ追い込まれた事情の両方を見る必要があります。颯真を無条件にかばうことと、背景を聞かずに切り離すことの間で、鬼塚は何を選ぶのでしょうか。
第10話までの時点では、その答えや退学の有無を確定した結末として語ることはできません。
救われた生徒たちは仲間を支える側に回れるのか
最終回で注目したいのは、鬼塚の行動だけでなく、1年B組の生徒たちが颯真の問題をどう受け止めるかです。これまでのクラスには、同じ教室にいながら互いの事情を知らず、深く関わろうとしない空気がありました。
颯真の危機は、その距離が本当に変わったのかを確かめる出来事になりそうです。
健太は鬼塚との関わりを経て、結や歩夢を応援する側へ回りました。結の願いも、最初は周囲に届かなかったものの、後にはクラス全体の文化祭企画につながっています。
こうした積み重ねを考えると、誰かに支えられた経験が、別の誰かへ関心を向ける力になる展開が期待できます。
ただし、生徒たち全員が同じ行動を取ることや、颯真の問題を一斉に解決することまで決まっているわけではありません。大切なのは、罪を犯したかどうかという一点だけで颯真を見るのではなく、何が起き、本人が何を考えているのかを知ろうとできるかです。
鬼塚に助けてもらうクラスから、自分たちも仲間との関係を引き受けるクラスへ進めるのか。颯真の問題は、1年B組に生まれた親しさが、困難な場面でも相手を見失わない関係へ育つかどうかを問うものになると考えられます。
GTO(2026)の生徒と1998年版の教え子の違い

『GTO(2026)』には、現在の1年B組の生徒とは別に、鬼塚が過去に関わった教え子たちも登場します。新しい生徒役と、以前のシリーズから続く人物を分けて見ると、キャストの関係が分かりやすくなります。
生徒一覧の28人は、あくまで2026年版の1年B組に在籍する人物です。
現在の1年B組と大人になった教え子を分けて整理
片山健太、伊藤結、若槻琴音らは、現在の私立誠進学園1年B組で鬼塚に教わる生徒です。一方、渡辺マサルや吉川のぼるらは、かつて鬼塚に教わり、大人になった人物として登場します。
同じ生徒役を別の俳優が演じ直しているわけではなく、異なる世代の教え子が物語の中でつながっています。
宮澤龍之介も鬼塚の元教え子ですが、現在の立場は誠進学園の出向職員です。そのため、龍之介を演じる工藤阿須加は、1年B組28人の生徒キャストには含まれません。
さらに、森一太を演じる俳優の名前は高木龍之介であり、こちらは宮澤龍之介という役名とは別です。
大人になった教え子を見ると、鬼塚との出会いが在学中だけで終わらない関係として描かれていることが分かります。ただし、過去に鬼塚から何かを受け取ったからといって、今の悩みに迷わなくなるわけではありません。
親や学校職員になった教え子も、別の立場から再び問いに向き合っています。
最終回に登場する吉川のぼる・依田ケンジ・村井国雄・渡辺マサル
9月28日放送予定の最終回には、吉川のぼる、依田ケンジ、村井国雄、渡辺マサルの登場が予定されています。現在の1年B組とは別に、かつての教え子たちも鬼塚や生徒の窮地に関わることになります。
| 過去の教え子 | キャスト |
|---|---|
| 吉川のぼる | 小栗旬 |
| 依田ケンジ | 徳山秀典 |
| 村井国雄 | 池内博之 |
| 渡辺マサル | 山崎裕太 |
この4人は、1年B組の人数に追加して数える人物ではありません。また、出演が分かっていることと、最終回で具体的に誰が何をして問題を解決するかが分かっていることは別です。
現時点では、各人物の行動や結末まで補って考えることはできません。
一方で、かつて助けられた教え子が、今度は教師や次の世代に関わる構図には、本作の人物関係を長い時間で見る面白さがあります。健太たちが教室の中で支え合い始めた変化が、何年も後まで続いたらどうなるのか。
過去の教え子の登場は、そんな未来を考える手がかりにもなりそうです。
GTO(2026)の生徒一覧に関するFAQ

最後に、生徒数やキャストの年齢、学校職員と元教え子の区別など、混同しやすい点をまとめます。人物の立場や関係性については、第10話までに明らかになった内容をもとに整理しています。
生徒役は全部で何人?
私立誠進学園1年B組の生徒役は28人です。この記事で詳しく紹介した11人は、その中から個別のエピソードや最終回との関わりを踏まえて取り上げた人物であり、11人で全員という意味ではありません。
教師、学校職員、大人になった過去の教え子は28人に含みません。
生徒役は全員高校生?年齢は?
生徒役は、2026年4月1日時点で15〜17歳、現役中学生は対象外という応募条件のオーディションで選ばれています。ただし、これは応募資格の基準であり、2026年9月22日時点でも全員が同じ年齢範囲に収まることや、在籍する学校・学年が同じであることを示すものではありません。
高校生役としての設定と、俳優本人の実年齢やプロフィールは分けて見る必要があります。
宮澤龍之介を演じる工藤阿須加も生徒役?
工藤阿須加が演じる宮澤龍之介は、鬼塚の元教え子であり、現在は誠進学園の出向職員です。1年B組に在籍する生徒ではありません。
なお、生徒の森一太を演じる高木龍之介とは、役名と俳優名の違いがあるため混同しないようにしましょう。
若槻琴音の父親は誰?
若槻琴音の父親は、山崎裕太が演じる渡辺マサルです。マサルは鬼塚の元教え子でもあり、第10話では琴音の父親という立場から、娘と龍之介の関係に向き合います。
鬼塚に教わった経験を持つ人物が、今度は子どもを持つ親として悩むところも、世代をまたぐ本作の特徴です。
まとめ|GTO(2026)の生徒を知ると1年B組の変化が見えてくる

『GTO(2026)』の1年B組の生徒役は28人です。不登校の健太、マスゲームに思いを託す結、家族のために退学を考えた航、鬼塚に反発した綾乃、恋と学校生活の間で揺れた琴音など、それぞれの出来事をたどると、同じ教室の中にも異なる孤独があったことが見えてきます。
鬼塚との関わりによって生徒が変わるだけでなく、その生徒が別の誰かに関心を向けるようになることが、1年B組の変化を支えています。第10話ではクラスでマスゲームに取り組むことが決まる一方、颯真の問題が最終回へ残されました。
互いを知り始めた生徒たちが、困難を抱えた仲間とどう向き合うのかが、最後まで見届けたいポイントです。
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