『波うららかに、めおと日和』は、結婚した二人が、日々を重ねながら相手を知り、互いの居場所になっていく物語です。西香はちによる原作漫画は現在も連載中で、2026年9月7日時点では単行本11巻まで刊行されており、物語全体の結末はまだ描かれていません。
気になる瀧昌の生死については、少なくとも11巻では生存し、なつ美と新しい土地へ向かっています。ただし、海軍軍人としての不在や、変わり始める時代の空気が、二人の暮らしに不安をもたらすことも確かです。
以下では原作1〜11巻の主な展開をネタバレ込みで扱い、完結済みの2025年版ドラマと、放送前の2026年続編を分けて整理します。この記事では、原作各巻のあらすじ、なつ美と瀧昌の関係、深見と芙美子のその後、瀧昌の生死とドラマとの違いについて詳しく紹介します。
波うららかに、めおと日和の原作は?既刊11巻と連載状況を整理

原作は、講談社「コミックDAYS」で連載されている西香はちの漫画です。ドラマが一度最終回を迎えた後も漫画の物語は続いているため、単行本の最新刊、連載の掲載話、ドラマの区切りを分けて押さえておきましょう。
原作は西香はちの漫画で、現在も連載中
原作者は西香はちで、名前の読み方は「にしが・はち」です。2022年10月14日に「コミックDAYS」で連載が始まり、昭和初期に暮らす夫婦の日常が描かれています。
物語の始まりは、昭和11年の春です。20歳のなつ美に、帝国海軍に勤める瀧昌との縁談が届き、恋愛にも夫婦生活にも不慣れな二人の暮らしが始まります。
恋人同士が結婚へたどり着く話ではなく、夫婦という関係が先にできてから、相手を好きになる気持ちや信頼を育てていくところが本作の特徴です。原作は連載中なので、最終回で二人がどのような人生を迎えるかは、まだ断定できません。
最新単行本は11巻、12巻は2026年10月14日発売予定
2026年9月7日時点の最新単行本は、4月8日に発売された11巻です。12巻は2026年10月14日発売予定で、現在はまだ刊行済みの巻には含まれません。
11巻には通常版と小冊子付きの特装版がありますが、これらは同じ巻の異なる版です。特装版や分冊版を別の続巻として数えると、物語の範囲を取り違えてしまいます。
連載では第90話「クリスマス」の掲載ページも公開されていますが、本記事で詳しく扱うのは単行本1〜11巻の主な出来事です。単行本に収録された範囲と、その先を含む連載の最新掲載話は区別しています。
原作の結末はまだ未定|瀧昌の生死と夫婦の現在地

原作の最後が気になる場合、まず押さえたいのは、刊行済みの物語で分かることと、今後の最終結末は別だという点です。11巻では瀧昌となつ美が二人で新天地へ向かっており、瀧昌を失った後のなつ美の生活が描かれているわけではありません。
瀧昌は少なくとも11巻で生存している
瀧昌は、少なくとも単行本11巻の段階では生存しています。人事異動によって新しい土地へ向かう展開があるため、既刊の途中で戦死した人物として整理することはできません。
原作には、艦の沈没の話を聞く場面や、瀧昌が帰らずになつ美が不安を募らせる時期があります。しかし、なつ美が夫の身を案じていることと、瀧昌の死亡が確定することは同じではありません。
一方で、連載が続いている以上、作品の最後まで必ず無事だと保証することもできません。現在答えられるのは、11巻では瀧昌が生きており、なつ美との夫婦の物語が続いているということです。
最新刊では、なつ美と瀧昌が横須賀から呉へ向かう
11巻では、瀧昌の人事異動によって、夫婦が横須賀から広島・呉へ向かいます。慣れた土地での暮らしに区切りをつけ、新しい生活へ進む段階です。
引っ越しの準備だけでなく、世話になった人々への挨拶も描かれます。夫婦として過ごした時間が増えるほど、二人にとって大切なものは互いの存在だけではなく、その暮らしを支えてくれた人々や場所にも広がっていたと分かります。
これは物語全体の最終結末ではなく、夫婦生活の新しい節目です。知らない相手と家族になるところから始まった二人が、今度は夫婦として知らない土地へ進むという変化として受け取れます。
波うららかに、めおと日和の原作1〜11巻をネタバレ

原作は、結婚後の関係を一度の告白や大きな事件だけで変えるのではなく、手紙、外出、季節の行事、家族との交流を通して育てていきます。ここでは各巻の転機を追いながら、二人の距離と、暮らしを取り巻く状況がどう変わるかを整理します。
1巻:縁談から始まる、恋に不慣れな二人の結婚生活
昭和11年の春、20歳のなつ美に、帝国海軍に勤める瀧昌との縁談が舞い込みます。江端なつ美と江端瀧昌の夫婦生活は、互いのことを十分に知る前から始まります。
二人は恋愛や男女の関係に慣れておらず、夫婦だからといって、すぐに自然な距離で接することができるわけではありません。一緒に暮らす中で相手を知り、どう接すればよいかを少しずつ探っていきます。
1巻の大切なところは、結婚が恋の到達点ではなく、始まりになっていることです。夫や妻という立場を得ても、相手が何を喜び、何に戸惑うのかは、暮らしの中で覚えていかなければなりません。
2巻:手紙と上陸先での時間が、離れている二人をつなぐ
2巻では、瀧昌が海軍の訓練で何週間も海へ出る生活が、二人の関係に影響します。結婚したばかりでも常に一緒にいられるわけではなく、なつ美は夫の不在に寂しさを感じます。
離れている間、二人をつなぐのが手紙です。面と向かっては言いにくい思いを文字で伝え、上陸した際にはその土地で待ち合わせ、一緒に過ごす時間を持ちます。
また、会えない間になつ美が幼馴染の男性と会っていたと知り、瀧昌が嫉妬する展開もあります。不器用な瀧昌にも、相手の知らない時間が気になるほどの思いが育っていることを感じさせます。
ただし、嫉妬したことを、なつ美の行動を制限してよい理由にはできません。2巻では、相手を大切に思うほど生まれる不安と、それをどう伝えるかという夫婦の課題が見えてきます。
3巻:初夜を迎えた後も、照れながら夫婦の距離を縮める
3巻では、初夜を迎えた二人の、その後の生活が描かれます。気持ちが通じて一晩を共にしても、急に振る舞いが自然になるわけではなく、かえって互いを意識して照れてしまいます。
瀧昌が再び長く海へ出るまでの間、二人は銭湯へ行ったり、背広を作るために外出したりして過ごします。特別な一夜の後にも、日々の用事を一緒にする時間が続いていくのです。
親密になったことで、相手への意識が強くなり、ぎこちなさが生まれる点が二人らしいところです。身体の距離が縮まったことと、安心して何でも伝えられるようになることは、同時に完成するわけではありません。
初夜は夫婦関係の一つの進展ですが、それ以前の時間の価値を否定するものではありません。本作は、親密さを得た後も、相手との接し方を少しずつ覚えていく姿を描いています。
4巻:艦の沈没の話を聞き、なつ美が不安と向き合う
4巻では、なつ美が花筏の会で艦の沈没の話を聞き、瀧昌の身を強く案じるようになります。会えない寂しさに加えて、帰りを待っていても必ず会えるとは限らないという恐れが、暮らしの中へ入り込んできます。
一人で過ごす夜、なつ美が思い返すのは瀧昌との温かな記憶です。一緒にいた時間が支えになる一方、その時間が大切だからこそ、失うかもしれない怖さも大きくなります。
ここでなつ美が向き合うのは、海軍軍人の妻として、自分では動かせない状況を抱えながら暮らすことです。不安を持たなくなるのではなく、不安があっても瀧昌との生活を大切にしたいという方向へ気持ちを定めていくと読めます。
沈没の話は、瀧昌本人の死亡を示す情報ではありません。なつ美が聞いた話、その話から感じる恐怖、実際の瀧昌の状況を分けることが、この巻を読むうえで重要です。
5巻:なつ美の実家への挨拶で、家族とのつながりが深まる
5巻では、結婚式を欠席した瀧昌が、改めてなつ美の実家へ挨拶に行きます。二人だけの暮らしから、なつ美が育った家族との関係へ、物語の視線が広がります。
なつ美の母からは、二人自身も知らなかった過去の接点が語られます。さらに、瀧昌はなつ美の姉たちや父と交流し、なつ美を大切にしてきた人々と向き合うことになります。
夫婦になることは、相手の現在だけでなく、その人がどのような人々に囲まれて生きてきたかを知ることでもあります。瀧昌が実家へ足を運ぶ時間には、なつ美との関係を家族の中にも築いていく意味があると受け取れます。
二人の過去に接点があったことは、現在の結婚を別の角度から見直すきっかけにもなります。ただし、昔に縁があったから夫婦関係が自動的にうまくいくのではなく、その後の関わりを重ねることが大切なのは変わりません。
6巻:初めての年越しと、二人で迎える新年
6巻では、なつ美と瀧昌が夫婦として初めての年越しと新年を迎えます。年越し蕎麦を食べ、初詣へ出かけるなど、同じ季節の節目を一緒に過ごします。
百貨店への外出では、瀧昌からなつ美への贈り物も関わってきます。普段は不器用な人が、相手の喜ぶ姿を思いながら何かを選ぶことも、愛情の表し方の一つです。
長く離れる時期がある二人にとって、一緒に新年を迎えられること自体が大きな喜びになります。6巻は、派手な出来事がなくても、同じものを食べ、同じ場所へ行く時間が夫婦の記憶になっていく巻と読めます。
7巻:留守中にも楽しみを見つけるなつ美と、周囲の恋の進展
7巻でも瀧昌は海へ出ており、なつ美は留守を過ごします。しかし、なつ美は手紙を書くことに加え、柴原郁子と化粧を楽しむなど、寂しさの中にも自分の楽しみを見つけるようになります。
これは、瀧昌を恋しく思わなくなったという変化ではありません。夫を思う気持ちを持ちながらも、夫がいない日の生活を空白のままにしないようになった点に、なつ美の成長が見えます。
結婚から1年が過ぎても、なつ美と瀧昌の初々しさは残っています。また、深見龍之介と芳森芙美子の関係にも進展があり、主人公夫婦だけでなく、周囲の人々の暮らしも動き始めます。
なつ美を支えるのは、瀧昌との愛情だけではありません。郁子をはじめとする人とのつながりがあることで、待つ時間の中にも心を動かせる出来事が生まれていると考えられます。
8巻:昭和12年、帰らない瀧昌を待つ時間
8巻では、作中の時間が昭和12年7月へ進み、盧溝橋事件が登場します。瀧昌が帰らない中、なつ美の不安は、夫婦の間だけでは解決できない時代の状況と結びついていきます。
なつ美にとって、戦争は遠くで起きている出来事ではありません。夫がどこで何をしているのか、無事に戻れるのかという問いを通して、日々の生活に直接関わってきます。
この巻で描かれる覚悟は、怖さを感じない強さというより、怖くても再会を願いながら日常を続けようとする姿として読めます。夫婦の絆が深まるほど、失うかもしれない相手の存在も大きくなっているのです。
ただし、帰らないことを、そのまま戦死したことへ置き換えてはいけません。8巻のなつ美が抱く不安と、後の11巻まで続く瀧昌の生活は、同じ時点の情報ではありません。
9巻:江端家のダンスと、深見・芙美子の同居生活
9巻では、なつ美と瀧昌が自宅で装いを整え、ダンスを楽しみます。離れて過ごす不安のある二人が、同じ場所で相手と向き合い、近くにいられる時間を過ごす場面です。
戦火への不安があるからといって、暮らしのすべてが恐怖だけになるわけではありません。家の中で二人の時間を作ることには、自分たちにできる形で喜びを持ち続ける意味があると読めます。
一方、深見と芙美子も同居を始めます。恋の駆け引きや気持ちを確かめる段階から、日々を共にする関係へ移り、江端夫婦とはまた違う生活の姿が描かれていきます。
9巻の穏やかな時間は、時代の不安が消えた証拠ではありません。不安と同じ日々の中にも楽しさや親密さがあることが、本作の日常の描き方だと受け取れます。
10巻:日常に入り込む不穏さと、夫婦それぞれの過ごし方
10巻では、物価の上昇や、婦人雑誌に載る暗号の記事など、生活の身近なところにも時代の変化が表れます。なつ美は久しぶりの友人と楽しく過ごす一方、近くにスパイがいたかもしれないと気にします。
ここで区別したいのは、なつ美が疑念を抱くことと、特定の人物の正体がスパイだと確定することです。何気ない交流にも別の意味があるのではないかと考えてしまう空気が、日常へ入り込んでいると読めます。
その一方で、新婚の芙美子は一人の時間を満喫します。夫婦になっても自分の楽しみがなくなるわけではなく、相手と過ごす時間とは別の心地よさも描かれています。
なつ美が夫を待つ姿と、芙美子が自分の時間を楽しむ姿を、愛情の強さで比べる必要はありません。夫婦それぞれに、離れている時間との付き合い方があることを示す巻として見ることができます。
11巻:突然の人事異動で、夫婦は新天地へ
11巻では、瀧昌の人事異動によって、なつ美と二人で広島・呉へ向かうことになります。横須賀で積み重ねてきた暮らしから離れるため、引っ越しの準備や、世話になった人々への挨拶に追われます。
新しい土地へ進めることと、慣れた場所を離れる寂しさは同時に存在します。なつ美にとって横須賀は、夫の帰りを待つ場所であるだけでなく、夫婦として成長し、周囲に支えられてきた場所でもあります。
その土地で得たつながりを持ちながら、今度は瀧昌と新しい暮らしへ進んでいく。11巻は、これまで育てた関係を土台に、夫婦が次の環境へ向かう転機と読めます。
ただし、この転居は原作の最終回ではありません。二人の生活が続く中で迎えた変化であり、呉での暮らしや、その後の人生すべてがここで確定するわけではないのです。
なつ美と瀧昌の関係を考察|結婚してから育つ恋の意味

二人は夫婦になった時点で、互いのことを十分に理解していたわけではありません。手紙、親密になった後の照れ、留守中の生活に目を向けると、結婚という形に心の距離が少しずつ重なっていく過程が見えてきます。
手紙が伝える、対面では言いにくい気持ち
2巻の二人は、離れている間に手紙で思いを伝えます。直接会えない不便さがある一方、相手を前にすると照れてしまう気持ちを、文字なら届けられるという面もあります。
手紙を書く時間は、その場で相手の反応を確かめる時間ではありません。今の自分が何を思い、相手に何を知ってほしいのかを考える時間であり、二人にとっては感情を形にする手段になっていると読めます。
瀧昌の不在を、ただ関係が進まない時間として扱わないことが大切です。会えないからこそ相手を思い、言葉を選ぶことが、再会したときの親しさを支えています。
ただ、手紙があるから寂しさがなくなるわけではありません。寂しさを抱えたままでも相手とつながる方法を持つことが、二人の信頼を育てていくのでしょう。
親密になっても残る不器用さが、二人らしさになる
3巻で初夜を迎えた後、二人がかえって照れてしまうことは、関係が後退したという意味ではありません。相手をより近くに感じるようになったからこそ、それまでとは違う意識が生まれたと考えられます。
夫婦になれば自然に何でも分かり合える、親密になれば照れは消えるという単純な段階では、本作の二人を捉えられません。銭湯や買い物へ一緒に出かけるような日々の中で、新しい距離に慣れていきます。
結婚から1年が過ぎた7巻でも初々しさが残っているのは、成長していないからではないでしょう。相手を当たり前の存在として雑に扱わず、今も心が動く相手として見ていることが、不器用さの中にも感じられます。
大切なのは、照れなくなることより、照れながらでも関わり続けることです。うまく言えない気持ちを、手紙や贈り物、一緒に過ごす行動で補っていくところに、二人らしい愛情があります。
待つだけではなく、自分の生活も育てていくなつ美
なつ美の変化が分かりやすく表れるのが、7巻の留守中の過ごし方です。瀧昌を思って手紙を書く一方、郁子と化粧をするなど、夫がいない日の中にも楽しみを見つけるようになります。
これは、夫への愛情が薄れたことではありません。会えない時間をすべて我慢の時間にするのではなく、自分の生活として過ごす方法が増えたと読めます。
4巻や8巻でなつ美が抱く不安も、愛情が弱いから生まれるものではないでしょう。大切な相手を失う怖さがあるからこそ、周囲とつながり、自分の心を支えるものを持つことが必要になります。
11巻で横須賀を離れる寂しさにも、そうして育てた生活の重みが表れています。瀧昌との関係だけでなく、なつ美自身が築いた人とのつながりがあったからこそ、その土地は離れがたい場所になったと考えられます。
深見と芙美子は原作で結婚する?二人のその後を整理

原作では、深見と芙美子も夫婦としての生活へ進みます。恋が実るかどうかだけでなく、実った後にどのような時間を過ごすかまで描かれることで、江端夫婦とは異なる夫婦像が見えてきます。
恋の進展から同居へ、結婚後の日常も描かれる
7巻では深見と芙美子の関係に進展があり、9巻では二人の同居生活が始まります。さらに10巻では芙美子の新婚生活が描かれており、二人をいつまでも恋の途中にいる関係として扱うことはできません。
同じ家で過ごすようになると、好きだと感じる場面だけでなく、相手と自分の生活をどう組み合わせるかも関係してきます。二人の物語も、恋の行方を確かめる段階から、夫婦としての日常へ移っているのです。
なつ美と瀧昌の初々しい暮らしと並べることで、夫婦になるまでの道のりや、その後の距離感に一つの正解しかないわけではないと感じられます。深見と芙美子を、主人公夫婦を引き立てるだけの存在にしないところにも面白さがあります。
一人の時間を楽しむことと、夫婦の愛情は両立する
10巻の芙美子は、新婚でありながら一人の時間を満喫します。一緒に暮らす相手を得ても、自分だけで過ごす時間の楽しさがなくなるわけではありません。
この姿を、深見と不仲になった証拠や、離婚の兆候として読む必要はありません。夫婦で過ごす幸福と、一人で自由に過ごす幸福は、どちらか一方を選ぶものではないからです。
なつ美が寂しさの中に楽しみを見つけることと、芙美子が一人時間を楽しむことは、表れ方こそ違いますが、結婚後にも自分の生活が続くという点でつながります。夫婦の愛情を、一緒にいる時間の長さだけで測らない見方ができる場面です。
原作とドラマの違い|2025年版の最終回と2026年続編

ドラマは2025年版が最終回を迎えていますが、それは原作漫画の完結とは別です。ここでは、2025年版の結末と、2026年9月7日時点で発表されている続編の情報を整理し、原作の先の展開と混同しないようにします。
2025年版は全10話で完結し、瀧昌が帰還する
2025年版は、4月24日から6月26日まで放送された全10話のドラマです。なつ美を芳根京子、瀧昌を本田響矢が演じ、結婚から始まった二人の恋が描かれました。
最終回では、瀧昌が無事に帰宅し、なつ美と再会します。その後は家族と食事を共にし、二人で結婚指輪を受け取りに行く場面も描かれます。
帰りを待つ不安の後に、同じ家で過ごし、約束していた指輪を受け取る時間が置かれています。特別な出来事だけでなく、一緒に食事をして出かけられる日常そのものが、二人にとって大きな喜びだったと伝わる結末です。
ただし、この帰還と指輪の場面を、原作全体の最後として説明することはできません。漫画はその後も連載が続いており、ドラマの続きが原作の何巻何話にそのまま当たるかも、場面ごとの照合が必要です。
2026年続編は昭和12年が舞台で、10月15日放送開始
2026年の続編は、10月15日(木)22時から、フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送開始予定です。芳根京子と本田響矢が続投し、昭和12年を舞台に、二人の夫婦生活の続きを描きます。
原作にも昭和12年の暮らしが描かれていますが、同じ年が舞台だからといって、特定の巻をすべて同じ順番で映像化するとは限りません。続編の最終回や、原作のどこまでを描くかは、現時点では確定していません。
比較する際は、初々しさが残る二人の関係に加え、離れて過ごす時間、周囲の夫婦の変化、生活に入り込む時代の空気をどう表現するかが注目点になりそうです。原作の現在地を知ることは理解の助けになりますが、未放送の結末を保証するものではありません。
芙美子役は生田絵梨花へ、原作の出来事とは分けて整理
深見龍之介役は、続編でも小関裕太が演じます。芙美子役は2025年版の山本舞香から生田絵梨花へ引き継がれ、2026年9月4日の発表では「深見芙美子」として紹介されています。
続編では、深見と芙美子の新婚生活も描かれます。江端夫婦とは異なる二人の関わり方が、なつ美と瀧昌の物語と並んで展開されることになります。
これは同じ芙美子という人物を演じる俳優の交代であり、作中で深見が別の女性と結婚し直すという意味ではありません。キャストの情報と、原作やドラマの中で起きる出来事は分けて考える必要があります。
波うららかに、めおと日和の原作に関するFAQ

ここでは、完結状況、瀧昌の生死、子どもに関する確認範囲、深見と芙美子の関係を簡潔にまとめます。情報の基準日は2026年9月7日で、原作の最終結末と、現時点までに描かれたことを区別しています。
原作は完結している?全部で何巻?
原作は現在も連載中で、単行本は11巻まで刊行されています。12巻は2026年10月14日発売予定で、全11巻で完結した作品ではありません。
瀧昌は原作で戦死する?
少なくとも単行本11巻では生存しており、なつ美と呉へ向かいます。原作は未完なので、物語の最後までの運命を現時点で断定することはできません。
なつ美の妊娠や出産は描かれている?
なつ美の妊娠・出産については、今回の確認範囲では確定した場面を確認できていません。原作全体で描かれていないと断定する意味ではなく、子どもの有無や人数について、ここでは確定した答えを出せないということです。
深見と芙美子は原作でも夫婦になる?
原作では、二人は結婚生活へ進みます。9巻で同居が始まり、10巻では芙美子の新婚生活の様子も描かれています。
原作漫画はどこで読める?
「コミックDAYS」の連載のほか、紙の単行本や、コミックシーモアなどの電子書店で読めます。無料公開、先読み、単行本の購入は条件が異なるため、すべての巻を無条件で無料閲覧できるとは限りません。
ドラマの最終回と原作の結末は同じ?
2025年版ドラマは全10話で完結しましたが、原作漫画は連載中です。瀧昌の帰還や指輪を受け取るドラマの最終回を、原作全体の結末とすることはできません。
まとめ|夫婦という形から、互いの居場所を育てる物語へ

『波うららかに、めおと日和』の原作は、西香はちによる連載中の漫画です。単行本11巻では瀧昌となつ美が二人で呉へ向かっており、少なくともその時点で瀧昌は生存していますが、物語全体の結末はまだ描かれていません。
1〜11巻では、縁談から始まった関係が、手紙、親密な時間、家族との交流、季節の行事を通して育っていきます。夫婦だから最初から分かり合えるのではなく、分からないところや照れを残したまま、相手へ近づこうとする姿が本作の魅力です。
なつ美が留守中にも楽しみを見つけ、深見と芙美子が自分たちらしい暮らしへ進むことも、結婚後の人生が一つの形だけではないと伝えています。愛情を育てることは、相手のために自分をなくすことではなく、自分の生活を持ちながら関わり続けることだと読めます。
2025年版ドラマの結末と、2026年続編の展開は、原作の進行とは分けて見る必要があります。先の運命が気になる作品だからこそ、結末の予想だけでなく、二人が今どのように日常を重ね、互いに帰りたいと思える関係を育てているかにも目を向けたい物語です。

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