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ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」第4話のネタバレ&感想考察。リサの12人殺しとヒナタが姉を追う理由

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」第4話のネタバレ&感想考察。リサの12人殺しとヒナタが姉を追う理由

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話は、へそピアスを狙う連続殺人鬼・鷲頭リサを捕らえるため、黒井ヒナタが自らオトリとなる命がけの回でした。磯貝史郎と連携する前にリサと鉢合わせたヒナタは、とっさに電話をつなぎ、会話へ現在地のヒントを忍ばせます。

その機転を読み解いた磯貝は、リサの自宅とは異なる犯行部屋へたどり着き、凶行の直前でヒナタを救出しました。しかし、事件が解決した後に明らかになったのは、リサが7人ではなく12人を殺し、最初の犠牲者が自分の母親だったという想像を絶する事実です。

さらにヒナタは、連続殺人鬼を探し続ける理由が、1年前に失踪した姉・黒井アキにあることを磯貝へ打ち明けました。この記事では、ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話のあらすじとネタバレ、伏線、見終わった後の感想&考察について詳しく紹介します。

目次

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話のあらすじ&ネタバレ

今夜もシリアルキラーと待ち合わせ 4話 あらすじ画像

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話は、自分の命を囮にするヒナタと、その小さなサインを拾って救出へ向かう磯貝が、本当のバディになる回です。リサの事件は、怪しい人物を特定して逮捕するだけでは終わらず、殺人鬼が人間の命を奪う時に、必ずしも理解できる動機や強い感情を必要としない恐怖を突きつけました。

同時に、ヒナタが危険な行動を繰り返してきた理由として、姉・アキの失踪と、警察へ助けを求めても信じてもらえなかった過去が明らかになります。同じように大切な人を奪われた磯貝は、ヒナタの怒りを否定せず、彼女が一人で死へ近づくことだけを止めようとしました。

へそピアスを開けてオトリとなるヒナタ

ヒナタは、リサがへそピアスをつけた女性を標的にしている可能性を確かめるため、自分の身体へ同じ印をつけました。磯貝と十分な準備を整えてから接触する予定でしたが、街中でリサと鉢合わせたことで、作戦は予定より早く動き出します。

12という数字から始まった危険な接近

ヒナタはリサへ触れた瞬間、その顔に「12」という数字を見て、彼女が多数の人間を殺した連続殺人鬼だと確信していました。ただし、触れた相手の殺害人数が見える能力は磯貝にも明かしていないため、数字そのものを証拠として警察へ提出することはできません。

能力を隠したまま犯行を立証するには、リサが次の標的を選ぶ条件と、被害者へつながる物証を現実の捜査で見つける必要がありました。ヒナタがへそピアスを開けたのは、能力に頼って犯人だと断定するのではなく、自分を狙わせてリサの行動を再現させるためだったのです。

計画前にリサと鉢合わせた誤算

本来のヒナタは磯貝と連絡を取り、逃走経路や救出のタイミングまで決めてからオトリになるつもりでした。ところがリサは偶然出会ったヒナタのへそピアスへ気づき、待つ時間を与えずに距離を詰めてきます。

狙われることには成功しても、磯貝が居場所を把握していないまま連れ去られれば、ヒナタは単なる13人目の犠牲者になりかねません。それでもヒナタはリサの手を振りほどかず、目の前へ現れた連続殺人鬼を逃さないため、即興のオトリ捜査を続けました。

電話を切らずに手がかりを残すヒナタ

リサに連れて行かれるヒナタは、気づかれないよう磯貝へ電話をかけ、会話の中へ現在地を示す言葉を混ぜ込みました。助けを求めると見抜かれればすぐに殺される状況で、普段と変わらない軽い調子を保ちながら、磯貝だけが違和感へ気づくサインを残します。

普通の会話を装った救難信号

ヒナタはリサとの会話を電話越しに聞かせながら、連れて行かれる方向や周囲の特徴を、何気ない言葉へ置き換えて伝えました。直接住所を言うことも、大声で助けを呼ぶこともできないため、磯貝が会話の不自然さを拾えると信じるしかありません。

これは、二人が互いの考え方を理解し始めていたから成立した救難方法です。ヒナタは磯貝なら電話を切らずに状況を読み取ると判断し、磯貝も彼女が意味のない雑談を続けるはずがないと考えて捜索へ動きました。

「ライト、かわいい」に隠された場所のヒント

ヒナタが口にした「ライトがかわいい」という言葉は、犯行部屋の窓から見えるピンク色の光を示していました。リサのマンションへ急行した磯貝は、前回把握した暗証番号で部屋へ入りますが、そこに二人の姿はありません。

部屋を間違えたのではなく、同じ建物や周辺にリサが別の空間を用意していると考えた磯貝は、電話の言葉と外から見えるピンクの灯りを結びつけます。ヒナタの短い一言は、自室と犯行現場を分けていたリサの用心深さを崩す、唯一の案内標識になりました。

自宅とは別に用意されていたリサの犯行部屋

ヒナタが連れ込まれたのは、磯貝が以前侵入したリサの自室ではなく、殺害のためだけに使われる別の密室でした。日常生活と犯行現場を切り分けることで、リサは周囲へ疑われず、失踪女性へつながる証拠も隠してきたと考えられます。

ベッドへ拘束されるヒナタ

犯行部屋へ入ったヒナタはベッドへ押し倒され、手足をロープで縛られたうえ、首元へナイフを突きつけられます。自ら狙われる道を選んだとはいえ、身体の自由を完全に奪われた時点で、ヒナタが一人で形勢を逆転することはほぼ不可能でした。

リサは恐怖におびえる相手を見て高揚するというより、自分が欲しいものを手に入れる作業へ入ったような冷静さを見せます。感情的な怒りや復讐心が読み取れないからこそ、ヒナタには交渉へ使える弱点が見つからず、時間を稼ぐ以外の方法が残されませんでした。

殺される直前まで犯行を聞き出すヒナタ

ヒナタはナイフを向けられながらも、いつから人を殺し始めたのか、過去に何をしてきたのかとリサへ問い続けます。自分が助かるためだけでなく、磯貝が間に合わなかった場合にも、電話の向こうへ犯行の情報を残そうとしていました。

しかしリサは、ヒナタの質問へまともに向き合わず、彼女を人間として理解する必要すら感じていません。自分の異常性を誇示したい犯罪者とも、過去を語って共感を求める犯罪者とも異なり、リサにとってヒナタは欲しい装飾品を身につけた対象でしかありませんでした。

ピンク色の灯りを追った磯貝の救出

リサの自室で二人を見つけられなかった磯貝は、ヒナタの言葉を思い返し、ピンク色の灯りが見える別の部屋へ向かいます。ヒナタも連れ込まれた直後に内鍵を開けており、外から来た磯貝が突入できる最後の道を残していました。

互いの機転がつながった救出

磯貝が灯りの意味へ気づくだけでも、ヒナタが内鍵を開けるだけでも、救出には届きませんでした。場所を示すヒナタ、言葉を解読する磯貝、入口を確保するヒナタ、迷わず突入する磯貝という複数の判断が重なって、初めてリサの密室が破られます。

二人は無線や捜査本部に守られた正規のチームではありませんが、互いの不足を補う即興の連携では、すでに一つの捜査班として機能していました。磯貝が救出できたのは刑事としての推理力だけではなく、ヒナタの発する言葉を信じて最後まで追い続けたからです。

凶行の直前で確保されたリサ

磯貝はヒナタへナイフが振り下ろされる寸前に犯行部屋へ入り、リサの行動を阻止します。ヒナタは命をつなぎ、12人を殺した連続殺人鬼は、次の犠牲者を出す前に確保されました。

ただし、磯貝とヒナタが行ったのは、無断侵入や独断のオトリ捜査を含む正規手続きの外側にある捜査です。結果として命を救っても、二人が現場へいた理由や匿名通報へ至った経緯が警察へ知られれば、今度は自分たちが追及される危険が残りました。

警察が把握した7人とヒナタに見えた12人

リサの確保後、磯貝はそれまでの失踪者や室内の証拠から、被害者は7人だと考えます。しかし能力によって「12」を見たヒナタには、まだ5人の犠牲者が事件の外側へ置き去りにされていると分かっていました。

能力を説明できないヒナタの焦り

ヒナタが「12人殺している」と断言すれば、磯貝から根拠を問われ、自分の異能を明かさなければならなくなります。彼女はこれまで、その力を利用されたり疑われたりすることを避けるため、殺害人数が見える事実を隠してきました。

そこでヒナタは数字を見たとは言わず、「ほかにも被害者がいる」とだけ訴え、現実の証拠を探し始めます。能力は犯人へ近づく入口にはなっても、失われた命へ名前を返すには、日記や遺留品など誰もが確認できる証拠が必要でした。

過去の日記から浮かぶ未発見の犠牲者

ヒナタと磯貝はリサが残した日記をさかのぼり、2025年以前の記録から、警察が把握していなかった被害者へつながる記述を見つけます。現在の失踪事件だけを調べていた捜査では、時期や場所が異なる過去の事件を同一犯へ結びつけられていませんでした。

日記はリサの反省や苦悩を記したものではなく、欲しいものを見つけた日や相手へ近づいた経緯を、日常の出来事として残した記録に見えます。12人の人生が、リサの中では重大な殺人ではなく、装飾品を集めた履歴へ変換されていたことが不気味さを強めました。

最初の被害者だったリサの母親

日記の調査から、リサが最初に殺した相手は、幼い頃から一緒に暮らしていた実の母親だったと判明します。家庭内の虐待や長年の恨みが語られるのではなく、殺害理由は母親が身につけていたへそピアスを欲しがったという異様なものでした。

へそピアスを欲しがっただけの殺人

リサは母親のへそピアスを手に入れるため、眠っている間に外すのではなく、先に母親を殺す方法を選びました。生きたまま引きちぎれば痛がって騒ぐことが面倒だったという説明には、相手の痛みや命を想像する感覚が欠けています。

母親を憎んだから殺したのではなく、欲しい物を取りやすくするため、邪魔になる人間を無くしたという順序でした。理解できる悲劇的な過去を探そうとする側へ、そもそも共感できる理由が存在しない可能性を突きつける供述です。

母親の記憶を別の女性で再現する犯行

最初の殺人後、リサはへそピアスをつけた女性へ近づき、同じように命と装飾品を奪い続けたと考えられます。母親を懐かしんでいたのか、最初の快感を繰り返したかったのか、それとも単に異なるピアスを集めたかったのかは、本人の供述だけでは整理できません。

重要なのは、標的となった女性たちがリサにとって一人ひとり異なる人生を持つ存在ではなく、へそピアスを身につけた同じ種類の対象へ見えていたことです。美しい外見や軽やかな会話の内側に、人間を物へ置き換える認識が隠れていたからこそ、周囲は12人もの殺人へ気づけませんでした。

リサの日記が呼び戻した姉・アキの失踪

日記を調べていたヒナタは、2025年7月15日という日付を見て表情を変えます。その日は、ヒナタの姉・黒井アキが助けを求める電話を最後に姿を消した日でした。

電話越しに聞いた姉の助けを求める声

失踪当日、ヒナタはアキからの電話を受け、切迫した声で助けを求められていました。普段通りの旅行や家出をする人物の声ではなく、何者かに追い詰められていると感じられる状況でした。

しかし電話は途中で途切れ、ヒナタは姉がどこにいて、誰と一緒だったのかを確認できません。異能を持つヒナタでも、触れられない相手の殺害人数や居場所を見ることはできず、姉を救う力がありながら使えなかった無力感だけが残りました。

失踪を自発的な家出に変えたメッセージ

アキの電話が切れた後、ヒナタのもとには、東京を離れて一人で暮らすという内容の不自然なメッセージが届きます。直前に助けを求めていた人物が、説明もなく自分の意思で姿を消す文章を送ったため、ヒナタは誰かが姉の携帯電話を使ったと疑いました。

ところが警察は成人女性の自発的な失踪と判断し、ヒナタの訴えを事件として十分に扱いませんでした。姉の声を聞いた自分だけが危険を知っているのに、証拠がないという理由で誰も動かない経験が、ヒナタを自ら殺人鬼へ近づく人物へ変えました。

同じ喪失を抱える磯貝へ過去を明かすヒナタ

リサの事件後、ヒナタは異能の秘密を伏せたまま、アキの失踪と警察に信じてもらえなかった過去を磯貝へ話します。磯貝も婚約者・川田梓を連続殺人鬼へ奪われ、十分な証拠がないまま事件の真相から遠ざけられてきた人物でした。

怒りを手放さなくてもよいと認めた磯貝

「許さなくていい。見つけよう。」磯貝は、姉を見つけられなかった自分を責め、警察への怒りまで抱えるヒナタへ、簡単な慰めや前向きな忘却を求めませんでした。

失った人を忘れれば楽になると説くのではなく、許せない感情を持ったまま犯人を探す道を一緒に選んだことが、ヒナタの人生を肯定する言葉になります。同じ喪失を知る磯貝だからこそ、怒りを危険な感情として切り捨てず、その怒りを一人で抱えさせない約束へ変えられました。

命を軽く扱うヒナタを止める“共犯”という言葉

ヒナタが犯人を見つけるためなら死んでもよいという態度を見せると、磯貝は自分の命を簡単に差し出すなと強く止めます。感情を正面から語る代わりに、ヒナタが死ねば匿名通報の後始末まで自分が背負うことになると、ぶっきらぼうな理屈をつけました。

磯貝が二人を“共犯”と呼んだのは、違法な捜査へ一緒に踏み込んだ責任だけでなく、どちらか一人だけが復讐の途中で死ぬことを認めないという意思表示です。利用価値のある能力者だったヒナタが、ここで初めて失ってはならない相棒へ変わりました。

胡麻団子に表れたバディの変化と警察の追跡

緊迫した事件の後、磯貝とヒナタはいつものように食事をし、言葉にできない感謝や信頼を小さなやり取りで示します。しかし二人の距離が縮まった同じ頃、警察内部では“謎の通報者”が複数人で動いているという推理が形になり始めていました。

大きい胡麻団子を磯貝へ渡すヒナタ

普段は食べ物へ目がなく、自分の取り分を簡単には譲らないヒナタが、大きい方の胡麻団子を磯貝へ差し出します。命を救われ、姉の話を受け止めてもらった感謝を、素直な言葉ではなく二人らしい行動で表した場面でした。

磯貝も大げさに礼を言わず、食事を続けることで、ヒナタの不器用な気持ちを受け取ります。殺人鬼を追う危険な関係の中へ、同じ食卓で安心して食べられる時間が生まれたことは、二人が単なる利害関係を越えた証しです。

鶴岡楓が導き出した「2人以上」という結論

池袋南署では、匿名通報の内容、犯人確保の状況、現場へ残された複数の動きから、謎の通報者が一人ではない可能性が検討されます。警視庁捜査一課の鶴岡楓は、少なくとも2人以上が役割を分担しているという見立てを示しました。

その人数は磯貝とヒナタの組み合わせに一致し、二人は殺人鬼を追う側であると同時に、警察から正体を追われる側へ変わります。しかも楓は磯貝の同期で、失踪した婚約者・梓の親友でもあるため、磯貝の復讐心と不審な行動へ誰より早く近づく可能性があります。

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話の伏線

今夜もシリアルキラーと待ち合わせ 4話 伏線画像

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話では、リサの事件を解決する手がかりと、シリーズ全体の真相へつながる伏線が同時に描かれました。ピンク色の灯りや過去の日記はその場で回収されましたが、アキの失踪日、ヒナタが伏せた異能、楓の推理は、次の事件でも二人を追い続けます。

特に重要なのは、ヒナタと磯貝が大切な人を奪われただけでなく、警察から訴えを信じてもらえなかった経験まで共有していることです。二人が正規の捜査へ戻れない理由と、警察が二人を違法な通報者として追う理由が、同じ回で完成しました。

リサの12人殺しに関する伏線

リサの被害者数をめぐる「7」と「12」の差は、ヒナタの能力が捜査を先へ進める一方、その能力を説明できない限界を示しています。今後も警察が把握した被害と、ヒナタに見えた数字が一致しない事件が起きれば、磯貝は彼女の秘密へ疑問を持つでしょう。

7人分の証拠と5人の見えない犠牲者

現場の証拠だけでは7人へしか届かなかったことは、リサが犯行の初期と後期で記録や遺体の隠し方を変えた可能性を示します。最初の殺人が母親である以上、家族の失踪として処理され、連続女性失踪事件へ結びつかなかったことも考えられます。

ヒナタが能力で得た数字をきっかけに日記を探さなければ、残る5人はリサが逮捕された後も別々の未解決事件として残っていました。この構図は、警察が物証を重視する正しさと、物証だけでは存在すら拾えない被害者がいる現実の両方を示しています。

母親のへそピアスが作った選別条件

リサがへそピアスの女性を選び続けたことは、最初の殺人で得た感覚を再現していた可能性を残します。母親への愛や憎しみを本人が自覚していなくても、最初に奪った物と同じ印を持つ相手へ異常な執着が向けられていました。

ただし、母親との関係に原因を求めすぎれば、リサが自分の意思で12人を殺した責任を過去へ転嫁することになります。4話が彼女の家庭環境より「痛がられるのが面倒」という言葉を強調したのは、理解可能な悲劇へ回収できない怪物性を残すためでしょう。

黒井アキ失踪に関する伏線

2025年7月15日という日付は、リサの事件とアキの失踪を一瞬重ねながら、ヒナタの本当の目的を磯貝へ明かす引き金になりました。リサがアキを殺したという決定的な記録へは届かなかったため、姉を奪った別の連続殺人鬼は今も日常のどこかに潜んでいます。

助けを求めた電話と自発的失踪を装う文章

アキが助けを求めた直後、自分の意思で東京を離れるという連絡が届いた流れは、犯人が失踪を家出へ偽装した可能性を示します。犯人はアキを襲っただけでなく、警察が事件性なしと判断するところまで計算して携帯電話を利用したのかもしれません。

そうであれば、相手は衝動的に殺すだけの人物ではなく、被害者の人間関係や文章の癖を調べ、失踪後の捜査まで操作する計画的な連続殺人鬼です。ヒナタがこれまで捕らえた殺人鬼の中に姉の犯人がいなかったことは、最も用心深い敵がまだ表へ出ていない伏線になります。

姉の事件だけは能力で確かめられない皮肉

ヒナタの能力は、目の前の人物が何人殺したかを教えても、誰を殺したのかまでは教えてくれません。数字が見えても、そこにアキが含まれるかを知るには、犯人の記録や供述を一件ずつ確認する必要があります。

殺人鬼を見つけるには圧倒的に有利な能力が、最も知りたい姉の生死や居場所へは直接届かないことが、ヒナタを無謀な接触へ駆り立てています。磯貝へ能力を隠している限り、姉の犯人を見つけた瞬間にも、なぜ確信したのかを説明できない問題が残ります。

磯貝とヒナタの共犯関係に関する伏線

4話で二人は初めて互いの喪失を共有し、能力と捜査情報を交換するだけの関係から、相手の命まで守る関係へ変化しました。一方、ヒナタが異能を明かしていないため、二人の信頼はまだ一つの大きな秘密を抱えています。

姉の過去を話しても能力は話さないヒナタ

ヒナタがアキの失踪を話したことは磯貝への信頼を示しますが、自分が殺害人数を見られることは依然として伏せています。過去を共有しても、現在の捜査方法を支える核心までは渡せていません。

今後、ヒナタにしか分からない数字と警察の証拠が繰り返し食い違えば、磯貝は偶然や勘だけでは説明できないと気づくでしょう。能力を打ち明ける瞬間は二人の絆を完成させる可能性がある一方、磯貝がヒナタを捜査の道具として扱う誘惑へさらされる転換点にもなります。

“共犯”が法的な現実へ変わる危険

磯貝は親しさを隠す言葉として共犯を使いましたが、二人が行っている無断侵入、独断捜査、匿名通報は、実際に処分や捜査対象となり得る行為です。殺人鬼を捕らえた結果があっても、警察組織が個人の違法行為を無条件に認めることはできません。

今後、ヒナタだけが謎の通報者として追い詰められた時、磯貝が警察官の立場を捨てて共犯を名乗れるかが問われます。4話の言葉は優しい約束であると同時に、二人が同じ責任を引き受けられるかを試す未来の伏線です。

鶴岡楓と警視庁の追跡に関する伏線

楓が謎の通報者を2人以上と推理したことで、磯貝とヒナタが自由に殺人鬼を追える時間は短くなりました。次の事件では犯人を誘い出すだけでなく、自分たちの足取りを警察へ残さない二重の駆け引きが必要になります。

磯貝の行動を知りすぎている楓

楓は磯貝の警察学校時代の同期であり、彼の婚約者だった梓の親友でもあります。磯貝が梓の事件を諦めていないことや、規則を破ってでも連続殺人鬼へ近づく性格をよく知っています。

匿名通報者に警察内部の人物が含まれると考えた時、楓が最初に疑う候補へ磯貝が入る可能性は高いでしょう。しかも楓自身も梓を失った側であるため、任務として磯貝を追いながら、その復讐へ共感して判断が揺れる展開が考えられます。

15人分の血痕と次のシリアルキラー

次の事件では、廃工場から15人分の血痕が見つかり、ヒナタと磯貝は過去最多規模の連続殺人鬼を追うことになります。同じ頃、楓も謎の通報者の正体を暴く特命を受け、本格的に磯貝の前へ現れます。

15人の犠牲者を救うため急ぐほど、二人は大胆な罠を使わざるを得ず、その行動は楓へ新しい証拠を与えるでしょう。リサの事件で強くなったバディの絆が、警察と殺人鬼の両方から追われる状況で耐えられるかが、次の段階の焦点になります。

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話の見終わった後の感想&考察

今夜もシリアルキラーと待ち合わせ 4話 感想・考察画像

ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」4話を見終わって最も残るのは、理解できる理由がなくても人を殺せるリサの空虚さと、理解されなかった痛みを抱えるヒナタの対比です。二人とも周囲からは普通の若い女性に見えますが、一方は他人の命を物として扱い、もう一方は失われた命へ名前を返すため自分の命を削っています。

そして磯貝は、ヒナタの復讐を否定して正しい道へ戻そうとするのではなく、その怒りを持ったまま生きて犯人を見つけようと伝えました。正義感の強い刑事が危険な少女を更生させる物語ではなく、喪失した二人が互いの暴走を止めながら共犯になるところに、本作の人間ドラマがあります。

リサの動機を理解できないことが怖い

連続殺人犯を描く作品では、幼少期の虐待や強い復讐心が動機として説明されることがありますが、リサには共感へつながる物語がほとんどありません。へそピアスが欲しく、痛がられるのが面倒だから殺したという供述は、命を奪うことと物を手に入れることが同じ重さで並んでいる恐怖を生みました。

「怪物にも理由がある」という期待を裏切る

視聴者はリサが母親を最初に殺したと知ると、家庭内に深刻な虐待や支配があったのではないかと理由を探したくなります。理解できる背景を見つければ、異常な行動を自分たちの日常から切り離し、原因のある特殊な怪物として整理できるからです。

しかしリサは、その安心を与えず、欲しい物を取る時に相手が邪魔だったという論理だけを残しました。日常へ潜む連続殺人鬼の怖さは、見た目で判別できないことだけでなく、こちらが理解しようとしても共有できる感情へ届かないことにあります。

美しい外見と中身の落差

リサは社交の場で自然に振る舞い、ヒナタへ親しげに近づける魅力を持っていました。母親を含む12人を殺した人物だと知らなければ、警戒すべき危険人物には見えません。

4話の「美しき怪物の中身」という構図は、美しい女性を恐ろしい犯人へ反転させる驚きだけではないと感じます。人間は外見や感じのよさから内面にも一貫した物語を期待しますが、リサにはその期待へ応える罪悪感や葛藤が存在しなかったことが、何より不気味でした。

ヒナタのオトリ捜査は勇気ではなく自傷でもある

ヒナタがへそピアスを開け、連続殺人鬼の標的になる姿は大胆で格好よく見えますが、自分の命を捜査道具として扱う危険な行為です。姉を救えなかった罪悪感が、次は自分が傷ついてでも止めなければならないという自罰へ変わっていました。

能力を持つ者が背負う過剰な責任

ヒナタには殺人鬼を見分けられる力があるため、自分が探さなければ新たな犠牲者が出ると考えてしまいます。警察が把握できない犯人を見つけられる以上、何もしない選択は被害を見過ごすことのように感じられるのでしょう。

しかし能力があることと、一人で囮になり続ける義務があることは同じではありません。磯貝がヒナタの命を軽く扱うなと止めたのは、彼女を守るだけでなく、能力を持つ少女へ社会の責任すべてを背負わせないためでもあったと考えます。

姉を助けられなかった自分への罰

ヒナタは姉から助けを求められながら、居場所も犯人も分からず、何もできなかった記憶を抱えています。その後に警察から信じてもらえなかった経験が、「誰かへ任せる」という選択肢への信頼を失わせました。

だからヒナタは、自分が殺される危険より、再び何もしないまま犯人を逃すことを恐れています。磯貝との共犯関係が本当に彼女を救うなら、殺人鬼を捕らえることだけでなく、ヒナタが危険へ飛び込まなくても助けを求められる関係へ変わる必要があります。

磯貝の言葉がヒナタを丸ごと肯定した理由

磯貝はヒナタへ復讐を諦めるよう説得せず、怒りも許せない気持ちも、そのまま持っていてよいと認めました。犯罪を推奨したのではなく、感情を否定され続けたヒナタへ、自分の感じたことまで間違いではないと伝えたのです。

「許すこと」を回復の条件にしなかった優しさ

大切な人を奪われた人物へ、憎しみを手放し、前を向くよう求める言葉は、一見すると優しく聞こえます。しかし、犯人も真相も分からない段階で許しを求めれば、被害者側へ感情の整理まで押しつけることになります。

磯貝は自分も梓を奪った犯人を許せないからこそ、ヒナタへきれいな答えを要求しませんでした。怒りを持つことと、怒りに命を差し出すことを分け、前者を認めながら後者だけを止めた点に、不器用ながら深い理解があります。

共犯という言葉に隠した「生きていてほしい」

磯貝はヒナタが大切だから死ぬなと正面から言う代わりに、通報の責任を一人で背負わされると困るという理屈を使いました。感情を見せることが苦手な磯貝らしく、捜査上の都合へ偽装した心配です。

ヒナタもその不器用さを理解したからこそ、食事の場で大きい胡麻団子を譲るという、自分らしい方法で応えたのでしょう。言葉では互いを信用していないように振る舞いながら、行動だけが少しずつ相手を大切にしていると示す関係に温かさを感じました。

警察に追われる展開が二人の正義を試す

磯貝とヒナタは連続殺人鬼を捕らえて被害を止めていますが、警察から見れば、現場へ不法侵入し、犯人を独自に拘束して匿名通報する正体不明の集団です。楓の推理によって、正しい目的が違法な手段を正当化できるのかという問題が、いよいよ二人自身へ返ってきます。

警察の捜査も間違ってはいない

ヒナタの姉や磯貝の婚約者を十分に捜査できなかった警察には、二人が不信を抱く理由があります。それでも、正体不明の人物が独断で容疑者へ接触し、住居へ侵入する状況を放置すれば、誤認や私刑を止められません。

楓や佐竹が謎の通報者を追うことは、殺人鬼を守る行動ではなく、捜査と裁きが個人の復讐へ変わらないために必要な仕事でもあります。本作が面白いのは、磯貝とヒナタだけを正義、警察を妨害者と単純に分けず、両方へ守るべき理由を与えている点です。

姉と婚約者の犯人を前にしても止まれるか

現在の二人は、捕らえた連続殺人鬼がアキや梓の犯人ではないため、警察へ引き渡すことができています。しかし本当に探していた犯人へたどり着いた時、復讐すると決めてきた磯貝とヒナタが逮捕だけで終われる保証はありません。

4話で生まれた共犯関係の本当の役割は、一緒に犯人を殺すことではなく、相手が殺人者へ変わる瞬間に止めることかもしれません。二人が大切な人の仇を前にした時、共犯という約束が復讐を完成させる鎖になるのか、生きて帰るための命綱になるのかを見届けたくなります。

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