注目の月9ドラマ「好きな人がいること」ですが、第5話が終了しました。
千秋の想いが伝わらないんですね・・・。ここで夏向がきましたね。美咲の想いは夏向に傾くのでしょうか?

今クールの注目恋愛物ドラマである「好きな人がいること」の第6話(8月15日放送)のあらすじと感想を紹介したいと思います。
※以後ネタバレ注意
好きな人がいること6話のあらすじ&ネタバレ

夏向の突然の告白と美咲の戸惑い
第6話は、第5話の花火大会で柴崎千秋(ちあき)が元恋人・高月楓(かえで)を追って去った翌朝から始まる。
櫻井美咲(桐谷美玲)は、夏向(山﨑賢人)に抱き寄せられた夜を「同情だよね?」と確認すると、夏向は真正面から「同情じゃねー。お前のことを好きだって言ってんだ」と告白する。
失恋直後の美咲は戸惑い、「いきなり好きとか言われても困る」と逃げ出してしまう。朝食の準備をする夏向に「昨日のは慰めだよね?」と尋ねる場面は、二人の関係の歯がゆさと、美咲がまだ心の整理ができていないことを象徴している。
そんな中、千秋は楓と寄りを戻したと美咲に報告する。美咲は洗面所に駆け込み涙を流し、失恋を改めて実感。朝、夏向はいつも通り無愛想だが、美咲の浮かない表情を見ると「自業自得だ。お前が兄貴を行かせたんだろ」と厳しい言葉を投げ、続けざまに「お前のことが好きだって言ってんだろ」と再び告白する。夏向の不器用ながら真っ直ぐな感情は、美咲に新しい恋の可能性を意識させる。
ダイニングアウトの打ち合わせと尚美の登場
千秋は期間限定で有名レストランとコラボするイベント「ダイニングアウト」の企画を持ち込む。
コラボ先は超有名レストラン「リアプス」で、プロデューサーの大橋尚美(おおはしなおみ)が直接夏向を指名してきたことに、三男・冬真(野村周平)は驚く。美咲は尚美に会えることに興奮するが、夏向と尚美は旧知の仲であり、尚美はかつて夏向を自分の店に誘っていた過去を持つ。
打ち合わせを終えた夏向は美咲に「行きたいところがある」と言って地図を渡し、夜9時に虎ノ門で会うよう告げる。美咲は「友達と約束がある」と断るが、夏向は「待ってるから」と言い残して立ち去り、彼女の心を揺さぶる。
東京タワーの夜と二人の距離
後輩の若葉に「逃げているだけじゃないですか。全力で投げられた球には全力で打ち返すべき」と励まされた美咲は、雨の中、約束の場所へ向かう。
約束の時間を過ぎても虎ノ門に立っていた夏向は、ずぶ濡れになりながら彼女を待ち続け、二人は東京タワーへ向かう。しかし閉館時間が迫っていたため、タワーは消灯してしまい、夏向は高熱を出して倒れてしまう。
美咲は夏向を自室に連れて帰り看病するが、彼は「そんな熱いのは食えない」とお粥を拒む。美咲が「シェフなのに猫舌なの?」と笑いながらフーフーして食べさせるシーンは、二人の距離が一気に縮まる微笑ましい場面だ。
翌朝、夏向がなぜ東京タワーにこだわったのかを尋ねると、「親父に一度だけ連れて行ってもらって、東京のど真ん中にあるのに東京タワーから見えないものは何だってクイズを出された。答えを聞きそびれたんだ」と明かす。
美咲は再び東京タワーへ夏向を連れて行き、答えが「東京タワー自身」であることを教える。夏向はくだらないと言いながらも父との思い出が蘇り、「来てよかった」と呟く。東京タワーデートを通して、美咲は「もう少し時間をもらってもいい?もっと夏向のことを知って、それで答えを出したい」と伝え、二人の関係は緩やかに進展する。
Sea Sons買収騒動と兄弟の秘密
美咲と夏向が距離を縮める一方、柴崎家には新たな問題が迫っていた。
千秋はレストラン「Sea Sons」を買収しようとする実業家・東村了(吉田鋼太郎)から、夏向が血の繋がらない家族であることを暴露しない代わりに店を譲渡するよう迫られていた。
千秋は家族と店のどちらを守るべきかで葛藤し、悩んだ末に譲渡契約書にサインしてしまう。この事実を知った夏向は激怒し、「Sea Sonsは俺たち兄弟にとって一番大切な場所じゃないのか」と詰め寄るが、千秋は理由を明かせない。
その頃、料理学校から退学処分を告げられた冬真は、料理人としての夢を諦め「もう期待しないでくれ」と兄たちに訴える。冬真は白い服の女性・西島愛海(飯豊まりえ)に接触し、彼女から柴崎家の秘密を聞かされていた。
Sea Sonsに東村が現れ改装の話を持ちかける中、夏向が帰宅すると、千秋が譲渡契約書にサインしているところだった。怒りと悲しみで揺れる夏向に、冬真はついに「俺たちは本当の兄弟じゃないんだ。夏向は血が繋がっていないんだ」と秘密を暴露。千秋は必死に止めようとするが、三兄弟の関係に亀裂が入り、第6話は衝撃的なラストを迎える。
好きな人がいること6話の感想&考察

夏向の真っ直ぐな告白に胸キュン
第6話で最も心に残ったのは、夏向の真っ直ぐな告白シーンだった。恋愛において女性の方が感情を言葉にすることが多いが、夏向は不器用ながらも想いを口にした。「同情じゃねー。お前のことを好きだって言ってんだ」という台詞は、普段口下手な彼が勇気を振り絞った証であり、美咲の心を大きく揺さぶる。
この一言にキュンとしながらも、美咲がすぐに応えられない葛藤も理解できた。
失恋の痛みが癒えないうちに新たな恋に向き合うのは簡単ではなく、だからこそ彼女が「もう少し時間を」と伝えた選択は現実的で共感できる。
東京タワーデートが象徴する二人の距離
雨の中待ち続けた夏向と、彼を看病する美咲の姿は、二人の関係が恋愛へと一歩進んだ瞬間を象徴していた。
夏向が高熱を出して倒れ、美咲が食事をフーフーして食べさせるシーンには、普段見せない彼の弱さと、それを支える美咲の優しさが詰まっている。
さらに、東京タワーにまつわる父とのエピソードを明かすことで、夏向が初めて自分の過去や本音を語り、美咲もまた彼への興味を深めていく。東京タワーは二人の心の距離が近づく象徴であり、彼女が「もう少し知りたい」と告げる場面には、恋の芽生えのときめきがあふれていた。
千秋と楓の再出発と美咲の区切り
千秋が楓と寄りを戻したことは、美咲の初恋にピリオドを打つ決定打となった。
楓の過去や兄の借金といった複雑な事情を知り、美咲は自ら身を引いたが、実際に千秋から「やり直す」と告げられるとやはりショックは大きい。それでも彼女は泣きながら洗面所で自分を奮い立たせ、前を向こうとする。
この姿に、恋の終わりを受け止める強さと、次のステップへ進む決意が感じられた。千秋は楓との2年の空白を埋めるようにデートを重ね、再び絆を取り戻していく。三角関係に終止符が打たれることで、物語は新たな恋のステージへと動き始める。
兄弟の絆と家族の秘密
Sea Sonsの買収騒動と兄弟の秘密は、これまでラブコメ色の強かった物語に重厚なテーマを与えた。
東村が提示した「店を失うか、家族を失うか」という二者択一は、家族を守るために自分の夢を差し出す千秋の覚悟を映し出す。一方で、夏向が血の繋がらない兄弟だという事実を冬真が暴露した瞬間、三兄弟の絆が揺らぎ始める。
家族の秘密が明らかになるにつれ、“血縁よりも大切なものは何か”という問いが浮かび上がり、胸を締め付けられる展開となった。夏向が怒りと悲しみに震えながらも千秋に「Sea Sonsは俺たちの大切な場所だ」と迫る姿には、血の繋がりを超えた家族愛が感じられた。
個人的な感想
第6話は、花火の余韻が残る中で新しい恋が芽生え、同時に兄弟の秘密が暴かれるという波乱の回だった。
夏向が雨の中で待ち続け、ずぶ濡れになりながらも美咲を迎える姿や、病に伏せる彼を看病する美咲の優しさは、まるで少女漫画のようなキュンと切なさを抱かせた。失恋から立ち直ろうとする美咲に、夏向は「俺がそばにいてやる」と支えの手を差し伸べ、彼女の心に新しい灯をともした。東京タワーで交わした“もう少し知りたい”という約束は、これから始まる恋の予感を静かに描き出している。
また、千秋が店と家族の狭間で苦悩し、冬真が夢を諦めようとする姿は、恋愛だけでなく家族ドラマとしての深みを加えた。最後に明かされた「夏向だけ血が繋がっていない」という秘密はショッキングだが、血縁よりも心のつながりを問う展開へと物語を導いていく。今後、美咲が夏向への想いにどう向き合うのか、そして三兄弟が“本当の家族”としてどんな答えを出すのか——ますます目が離せない。
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