『今際の国のアリス』シーズン3の「かんけり」は、17人の参加者に対して、クリアに使える缶が10個しか用意されていないゲームです。最終的に生き残ったのは、アリス、サチコ、ノブ、レイ、テツの5人で、シオン、ナツ、カズヤを含む12人が命を落としました。
しかし、かんけりの本当の難しさは、生存枠が足りないことだけではありません。缶を持てる時間は限られており、一人で運び切ることも難しいため、競争相手と争いながら仲間とは協力しなければならないという矛盾を抱えています。
暴走でんしゃで重傷を負ったアリスが、これまでのように一人で仲間を導くのではなく、仲間から命を預けられる側へ回ったことも重要です。この記事では、『今際の国のアリス』のかんけりについて、ルール、生存者と死亡者、アリス側の攻略、カズヤの選択、全員生存の可能性、原作の有無、ロケ地まで詳しく紹介します。
『今際の国のアリス』かんけりとは?結末を先にネタバレ

かんけりは、シーズン3のJOKERトーナメントでアリス側に用意されたセミファイナルです。まずはゲームの位置づけと、誰が生き残り、誰が死亡したのかを整理します。
かんけりはシーズン3第4話のJOKERセミファイナル
かんけりが登場するのは、シーズン3第4話です。アリスは暴走でんしゃを終えた直後に、テツ、サチコ、カズヤ、レイ、ノブ、シオン、ナツとともに次の会場へ送られます。
このゲームには、過去シーズンのようなスペードやクラブといったスートも、数字による難易度も表示されません。JOKERトーナメントでは、参加者が決められた順番でゲームへ進まされ、能力だけでなく、信頼、裏切り、運、身体能力などを複合的に試されます。
17人が参加し生き残ったのは5人
ゲームへ参加したのは、アリス側の8人と、別の参加者9人を合わせた17人です。缶は全部で10個しかないため、ルール上クリアできる人数の上限は10人でした。
実際にクリアできたのは5人だけです。残る12人は、缶の爆発、参加者同士の争い、使用禁止エリアなどによってゲームオーバーになりました。
生存者はアリス・サチコ・ノブ・レイ・テツ
最終的な生存者は、アリス、サチコ、ノブ、レイ、テツの5人です。暴走でんしゃで腹部に重傷を負ったアリスは自由に動けず、仲間の援護とカズヤから託された缶によって最後の生存枠へたどり着きました。
サチコ、ノブ、レイ、テツも、一人の身体能力だけで缶を持ち帰ったわけではありません。缶を運ぶ役、対立する参加者を止める役、基地付近で缶を受け取る役が危険を分担した結果です。
シオン・ナツ・カズヤを含む12人が死亡
名前が明らかになっている主要な死亡者は、シオン、ナツ、カズヤです。対立側の参加者も次々と死亡し、合計12人がかんけりから生還できませんでした。
シオンとナツは、仲間への思いが復讐や執着へ変わっていく争いの中で死亡します。一方のカズヤは、ゾンビ狩りで救われた恩を返すように、アリスへ缶を託して自分が敵を引き受けました。
原作漫画にはないドラマオリジナルゲーム
かんけりは、原作漫画に同名・同ルールの対応ゲームがないドラマオリジナルです。そのため、「原作の何巻に収録されているのか」という問いに対して、該当する巻はありません。
ただし、助かる人数が限られているのに協力が必要になる構造や、仲間のために自分の生存を差し出す人物が現れる展開は、『今際の国のアリス』が繰り返し描いてきたテーマを受け継いでいます。
かんけりのルールとクリア条件をわかりやすく解説

かんけりは、飛ばされた缶を制限時間内に元の場所へ戻すゲームです。しかし、缶は時限爆弾であり、参加者同士で受け渡すほど次の制限時間が短くなります。
全10ターンで使用する缶は10個
ゲームは全10ターンで行われ、各ターンにつき1個の缶が使用されます。つまり、用意されている缶は合計10個です。
一つの缶でクリアできるのは一人だけなので、17人全員が生き残ることはできません。ゲーム開始時点で、少なくとも7人はクリア枠からあぶれる構造になっています。
缶を蹴るとジェット噴射で建物内へ飛んでいく
各ターンの開始時、中央の装置に置かれた缶が蹴り出されます。缶は通常の缶蹴りのように地面を転がるのではなく、噴射装置によって巨大な建物の上階や離れた場所まで飛ばされました。
参加者は吹き抜けや回廊、階段を移動して缶を探さなければなりません。缶の着地点によって必要な移動距離が変わるため、誰が先に発見するかだけでなく、どの経路で基地へ戻すかも生死を左右します。
元のポケットへ戻して装置を作動させた1人がクリア
飛ばされた缶を中央の所定位置へ戻し、装置を作動させた人物がそのターンのクリア者になります。缶を見つけたり、基地の近くまで運んだりしただけではクリアになりません。
また、缶を戻した人物の仲間がまとめて助かるわけでもありません。協力して運んだとしても、最後に生存枠を得られるのは一人だけという個人判定です。
缶を持つと60秒のカウントダウンが始まる
缶は時限爆弾になっており、誰かが手に持った瞬間から60秒のカウントダウンが始まります。時間内に基地へ戻せなければ、缶は爆発し、そのターンのクリア枠も失われます。
建物は広く、上階から中央まで一人で60秒以内に戻るのは困難です。そのため、参加者は缶を途中で受け渡すリレーを考えなければなりません。
缶を手放すとカウントはリセットされる
缶が持ち主の手を離れると、その人物が保持していた残り時間がそのまま次の人物へ引き継がれるわけではありません。次の人物が持った時点で、新たな上限時間からカウントが始まります。
たとえば最初の持ち主の残り時間が20秒まで減っていても、次の持ち主は20秒から続けるのではなく、短縮後の上限から開始できます。これが、缶をリレーする意味です。
持ち主が変わるたび制限時間が5秒ずつ短くなる
一方で、持ち主が変わるたびに次の上限時間は5秒ずつ短くなります。最初の持ち主は60秒、次の持ち主は55秒、その次は50秒というように、受け渡し回数が増えるほど余裕が失われます。
そのため、ただ大人数で細かくリレーすれば安全になるわけではありません。一人あたりの移動距離を短くしながら、持ち替え回数も必要最低限に抑える配置が求められます。
強い衝撃を受けると缶が爆発する
缶は時間切れだけでなく、強い衝撃を受けても爆発します。参加者同士が缶を奪い合い、缶を持つ腕や身体へ攻撃を加えるほど、双方が爆発へ巻き込まれる危険が高まります。
通常の缶蹴りでは、缶を遠くへ蹴る行為そのものが遊びの中心です。しかし、このゲームでは一度飛ばされた缶を乱暴に扱うことが死につながり、子どもの遊びの感覚が完全に反転しています。
使用禁止エリアへ入るとゲームオーバー
建物内には、近道に見える使用禁止エリアもあります。缶の制限時間に追われて禁止区域へ踏み込んだ参加者は、その場で処刑されます。
時間が少ないほど、人は最短に見える経路へ飛びつきやすくなります。かんけりでは、焦りによってルールの確認を失うこと自体が罠になっていました。
クリアできる人数は最大10人
缶が10個で、一つの缶につき一人がクリアするため、最大生存人数は10人です。17人全員が争わず協力したとしても、通常のクリア判定だけでは7人が残ります。
だからこそ、かんけりは純粋な協力ゲームではありません。全員ではなく最大10人しか助からない状況で、それでも一人では缶を戻せないという矛盾が、疑心暗鬼と暴力を生みました。
かんけりの参加者・キャストと2つの勢力

ゲーム開始時の17人は、前のゲームから行動をともにしてきたアリス側8人と、別の参加者9人に大きく分かれます。ここでは、アリス側の人物とゲーム内での役割を整理します。
アリス側8人|アリス・テツ・サチコ・カズヤ・レイ・ノブ・シオン・ナツ
アリス側は、アリス役の山﨑賢人、テツ役の大倉孝二、サチコ役の須藤理彩、カズヤ役の池内博之、レイ役の玉城ティナ、ノブ役の醍醐虎汰朗、シオン役の玄理、ナツ役の吉柳咲良という8人です。
年齢、身体能力、過去、価値観の異なる8人ですが、ゾンビ狩りや暴走でんしゃを通して、完全な他人ではなくなっています。かんけりでは、この積み重ねた信頼が、対立側との最大の差になりました。
対立側9人の多くは名前が明かされない
もう一方の9人については、大半の名前や詳しい過去が明かされません。ゲーム開始後、彼らはアリス側と協力するよりも、缶を奪って自分の生存枠を確保する方向へ傾きます。
ただし、単純に悪意だけで襲っているわけではありません。10人しか助からないと理解すれば、8人で固まるアリス側は、それ以外の参加者にとって大きな脅威に見えます。
アリスは暴走でんしゃの重傷を抱えて参加する
アリスは直前の暴走でんしゃで列車を脱線させ、腹部に重傷を負っています。かんけりの開始時点でも痛みが強く、ほかの参加者のように上階まで走り続けられる状態ではありません。
これまでのアリスは、自分の推理と行動で仲間を助ける側でした。しかし、かんけりでは自分が仲間の速度を落としかねない存在となり、助けられることを受け入れなければ生き残れません。
生存枠が10人しかないため参加者同士の対立が生まれる
参加者が17人、缶が10個という時点で、ゲームには人数不足が仕込まれています。アリスが協力を訴えても、対立側から見れば、アリス側の8人だけで生存枠の大部分を占める可能性があります。
そのため、協力しようという言葉が必ずしも安心にはなりません。生き残る人数が足りない状況では、仲間の結束そのものが、別の集団には排除の予告として映ってしまうのです。
かんけりの全展開と死亡者をネタバレ解説

かんけりは、ターンが進むほど制限時間が短くなるだけでなく、参加者の喪失と敵意も積み上がっていきます。ここでは、ゲームの流れを主要人物の生死に沿って整理します。
最初の缶から爆発と使用禁止エリアの危険が明らかになる
最初のターンでは、参加者たちは缶の着地点も、建物内の安全な移動経路も十分に理解していません。時間に追われた人物が危険なルートを選び、使用禁止エリアが即死につながることが明らかになります。
さらに、缶が強い衝撃で爆発することも実際の死によって示されます。参加者は、缶を早く運ばなければならないのに、走りながら乱暴に扱うことも許されないという難題に直面しました。
アリス側は運搬役と妨害役を分けて缶をつなぐ
アリスは、一人で缶を持ち帰る方法では間に合わないと判断します。そこで、缶を運ぶ人物と、対立参加者を抑える人物を分け、受け渡し地点を作る作戦へ切り替えました。
ただし、持ち替えるたびに制限時間は5秒ずつ短くなります。アリス側は、人数を使って細かくつなぐのではなく、各自が可能な限り距離を稼ぎ、必要な場面だけで缶を託していきます。
サチコ・レイ・ノブ・テツが仲間の援護でクリアする
サチコ、レイ、ノブ、テツは、仲間が対立参加者を引きつけている間に缶を所定位置へ戻し、生存枠を得ます。誰か一人の速さだけではなく、仲間が自分のクリアを後回しにして道を作った結果です。
この4人が先に抜けたことで、残った仲間の人数は減っていきます。クリア者は安全になりますが、まだゲーム内にいる人物にとっては、缶を運ぶ人数も、敵を止める人数も失われていきました。
シオンが缶の争奪中に爆発で死亡する
シオンは負傷を抱えながらも、ナツたちを守るために缶の争奪へ加わります。しかし、参加者同士の激しい衝突によって缶へ強い力が加わり、爆発に巻き込まれて死亡しました。
シオンの死は、力で缶を奪えば有利になるという考えの危うさを示しています。相手を倒すことに集中した瞬間、争っていた缶そのものが両者の命を奪う装置へ変わるからです。
ナツも対立参加者との争いで死亡する
シオンを慕っていたナツは、その死を受け止められないまま、対立参加者との争いを続けます。冷静に缶を戻すことよりも、シオンを死へ追いやった側への怒りが前へ出てしまいました。
その結果、缶の制限時間が尽き、ナツも爆発によって死亡します。シオンへの忠誠はナツを支えてきた一方で、喪失後には生き残るための判断を奪う執着へ変わりました。
カズヤがアリスへ缶を託し敵を引き受ける
終盤、負傷したアリスは、自力で対立参加者を振り切りながら缶を戻すことができません。そこでカズヤは、アリスへ缶を託し、自分が追ってくる参加者を引き受けます。
カズヤにとっては、自分がクリアする最後の可能性を手放す決断でもありました。アリスへ渡したのは単なる缶ではなく、自分に残されていた未来です。
アリスが5人目としてクリアしカズヤは爆発で死亡する
カズヤが時間を稼いだことで、アリスは缶を所定位置へ戻し、5人目の生存者になります。一方、対立参加者を止め続けたカズヤは、爆発に巻き込まれて命を落としました。
ゲームの勝者はアリスですが、最後の場面で生存を選んだのはカズヤではありません。アリスは、自分が勝ち取ったというより、仲間から生き残らされた状態で次のゲームへ進みます。
アリスたちはかんけりをどう攻略した?

アリス側の攻略は、謎を一つ解けば終わるものではありません。缶を運ぶ時間、持ち替えによる短縮、対立参加者の妨害を同時に処理するため、役割を分ける必要がありました。
缶を一人で運ばず仲間同士でリレーした
建物の上階へ飛んだ缶を、一人で60秒以内に中央まで持ち帰るのは困難です。そこでアリス側は、複数人が途中で缶を受け渡し、移動距離を分担します。
缶を手放すと次の保持時間が定め直されるため、残り数秒まで運んだ人物から新しい人物へ渡せば、再び移動時間を得られます。ただし上限は5秒ずつ短くなるので、受け渡しの回数を増やしすぎない判断も必要でした。
運搬役と対立参加者を止める役を分けた
全員が缶へ向かえば、基地付近が無防備になります。反対に全員で守れば、缶を見つけて運ぶ人物が足りません。
アリス側は、缶を持つ人物の前後を仲間が守り、対立参加者を押さえて進路を確保します。クリア者が抜けるたびに残る人数が減るため、後半ほど一人が複数の役割を担わなければなりません。
持ち替え回数を抑えながら最短経路で基地へ戻した
リレーは有効ですが、持ち替えるたびに制限時間が短くなります。そのため、最も安全なのは一人で運ぶことでも、細かく何度も渡すことでもありません。
一人ができるだけ長い距離を運び、危険が迫った場所や残り時間が少なくなった地点で、次の人物へ託す必要があります。持ち替えの回数と、一人あたりの移動距離のバランスが攻略の中心です。
負傷したアリスを仲間が守る側へ回った
アリスは指示を出せても、自分の身体で作戦を完遂できる状態ではありません。サチコ、ノブ、レイ、テツ、カズヤたちは、アリスの判断を実際の動きへ変える役を担いました。
アリスが弱っていることは、チームの欠点であると同時に、関係性の変化を見せる条件でもあります。仲間はアリスを役に立たない負傷者として切り捨てず、これまで救われた時間を返すように支えます。
勝因はアリスの頭脳より仲間同士の恩返しだった
アリスは協力の必要性を見抜きましたが、最後の勝利を成立させたのは仲間の行動です。誰かが缶を運び、誰かが敵を止め、誰かが自分のクリアを後回しにしました。
とくにカズヤの選択は、アリスの頭脳では命令できないものです。かんけりは、アリスが仲間を動かしたゲームではなく、それまでの行動によって築いた信頼がアリスを生かしたゲームと受け取れます。
カズヤはなぜアリスを助けて死亡した?

カズヤの最期は、かんけりで最も大きな人物変化です。暴力を使って自分を守ってきた人物が、その力を仲間の未来を守るために使います。
ゾンビ狩りで救われた借りを返した
ゾンビ狩りでは、人間とゾンビの陣営が反転し、感染させることが仲間を勝利側へ移す救命になります。カズヤもまた、ノブやアリス側の判断によって、生き残る陣営へ移されました。
かんけりでアリスを助けた行動は、このときの借りを返すものに見えます。カズヤは誰かに救われた経験を、そのまま次の誰かを救う行動へつなげました。
義理を重んじるカズヤが最後まで恩を返そうとした
カズヤは、柔らかな言葉で感謝を表す人物ではありません。自分が認めた相手や、借りを作った相手に対して、行動で義理を返そうとします。
アリスへ缶を渡した場面も、突然善人へ変わったのではありません。もともと持っていた義理への執着が、暴力だけでなく他者を生かす方向へ向いた結果です。
アリスへ缶を託し対立参加者を引き受けた
カズヤが缶を持ち続ければ、アリスより先に自分がクリアできた可能性もあります。それでも彼は缶をアリスへ渡し、追ってくる相手の前へ残りました。
負傷したアリスには、缶を運びながら敵と戦う余力がありません。カズヤは、アリスの不足を自分の身体で埋め、缶と敵を分離することで生存への道を作ります。
暴力を自分の生存ではなく仲間の生存へ使った
カズヤがゲーム内で使う力そのものは、過去と変わっていません。違うのは、その力を何のために使ったかです。
以前のカズヤにとって暴力は、自分が支配されずに生き残るための手段でした。最期には、同じ力をアリスの逃げる時間を作るために使い、自分の生存より仲間の未来を優先します。
自己犠牲をカズヤの命の価値そのものにしない
カズヤの選択は感動的ですが、死んだから価値のある人物になったわけではありません。彼は生き残ったまま、仲間と次のゲームへ進む未来も望めたはずです。
恩を返すために死ななければならなかったという読み方をすると、自己犠牲だけが贖罪や承認の方法になってしまいます。カズヤの変化は、死そのものではなく、他者を生かそうとした意思にあります。
カズヤの選択が最終ゲームのアリスへつながる
ミライすごろくの最後では、今度はアリスが仲間を出口へ送り、自分が残ろうとします。かんけりでカズヤから命を渡されたアリスが、同じように自分の未来を仲間へ差し出す構図です。
しかし物語の最終的な答えは、自分だけを犠牲にすることではありません。アリスはその後、ウサギとともに痛みのある現実へ戻ることを選び、誰かのために死ぬのではなく、誰かと一緒に生きる方向へ進みます。
シオンとナツはなぜ死亡した?

シオンとナツの死は、仲間を思う気持ちが必ずしも生存へつながらないことを描いています。忠誠と愛情が、喪失をきっかけに復讐や執着へ変わってしまいました。
シオンは負傷を抱えたまま缶の争奪へ入った
シオンはすでに万全の状態ではありません。それでもナツや仲間を守るために、対立参加者との争奪へ加わります。
負傷している人物が一歩引けば安全だったとは簡単に言えません。人数が減れば缶を運ぶ仲間を守れず、シオンには自分が動かなければ誰かが危険になるという意識があったと考えられます。
シオンは缶へ強い衝撃が加わった爆発で死亡する
缶を奪おうとする参加者同士の衝突が激しくなり、缶へ強い衝撃が加わります。その結果、缶が爆発し、シオンは死亡しました。
シオンの死は、敵を倒せば缶を得られるという発想の破綻を示します。缶は奪うべき宝ではなく、争うほど全員を巻き込む爆弾でもあったからです。
同じネックレスを持つ女性がシオンへ敵意を向ける
対立側には、死亡した男性と同じものに見えるネックレスを持つ女性が登場します。その演出から、二人に近しい関係があった可能性はありますが、名前や正確な間柄は説明されません。
女性は仲間を失った怒りをシオンやナツへ向けます。アリス側から見れば生存のための防御でも、相手側から見れば大切な人物を奪った暴力であり、同じ出来事が双方に復讐の理由を作ります。
ナツはシオンの死後も女性との争いを続ける
ナツはシオンを失った直後、ゲームを続けるために感情を切り替えられません。シオンを死へ追いやった側を許せず、対立する女性との争いから離れられなくなります。
この時点でナツの目的は、缶を安全に戻すことから、シオンの死へ報いることへ変わっていました。仲間への思いが強いからこそ、その仲間を失った瞬間に自分の生存理由まで見失います。
ナツは缶の時間切れによる爆発で死亡する
争いが続く間にも、缶のカウントダウンは止まりません。ナツは時間内に缶を安全な状態へ移せず、爆発によって死亡します。
シオンとナツは、別々の理由で戦いながら、同じ感情の連鎖に飲み込まれました。仲間を守るための忠誠が、仲間を失った後には自分まで死へ近づける執着になったのです。
ネックレスの女性の名前と正確な関係は明かされない
ネックレスを拾った女性について、作中では詳しい人物紹介がありません。死亡した男性の恋人や妻だったと断定できる情報も示されていません。
本文では、同じネックレスが二人のつながりを暗示していると整理するのが適切です。関係を説明しすぎないからこそ、名前のない参加者にも、アリス側と同じように失いたくない誰かがいたことが伝わります。
かんけりで全員生存できた?必勝法とルールの穴を検証

かんけりには、作中で正式な必勝法が示されていません。ただし、人数制限とタイマーの仕組みから、どこまで犠牲を減らせたかは検証できます。
結論|17人全員生存は10個の缶では成立しない
一つの缶でクリアできるのは一人で、缶は10個です。明示されたルールだけを前提にすると、17人全員が通常のクリア判定を得ることはできません。
同時に複数人が装置へ触れれば全員が認識される、すでにクリアした人物が別の人へ枠を譲れるといった隠しルールも描かれていません。したがって、17人全員生存は成立しないと考えるのが自然です。
全10個を戻せば最大10人まで生存できた
一方、すべての缶を爆発させずに戻せれば、最大10人までは生存できました。実際の生存者が5人だったため、理論上はさらに5人が助かる余地を失ったことになります。
ただし、ターンが進むほど仲間は減り、対立と復讐も激しくなります。最初の段階で協力体制を作れなければ、後半から最大人数を目指すことは難しくなります。
アリス側8人全員なら理論上はクリアできた
アリス側は8人なので、10個の生存枠には収まります。対立側と争わず、アリス側の全員が順番に缶を戻せれば、8人全員が生き残る可能性はありました。
しかし、アリスは重傷を負い、シオンも万全ではありません。さらに対立側9人が生存枠を譲る理由もないため、人数上可能であることと、現実に実行できることは別です。
基地付近へ守備役を置き運搬役を援護する方法
最も合理的な戦術の一つは、中央の基地付近に守備役を置くことです。上階から運ばれてきた缶を受け取り、最後の短い距離を確実に戻せれば、妨害を受ける時間を減らせます。
ただし、基地を守る人数が多いほど、缶を探す人員が減ります。さらに相手側も同じ戦術を取れば、中央が激しい争奪地点となり、缶へ衝撃が加わる危険も高まります。
持ち替えを減らし缶へ衝撃を与えず運ぶ方法
持ち替え回数が少ないほど、一人が使える上限時間を長く保てます。身体能力の高い人物ができるだけ長く運び、残り時間と妨害状況を見て次の人物へ渡す方法が有効です。
同時に、缶を投げたり奪い合ったりせず、手渡しで衝撃を抑える必要があります。速さだけでなく、缶を爆発させない慎重さが不可欠です。
同じ人が置いて拾えば60秒を使い直せた?
缶を手放したあと、同じ人物が拾い直した場合に「持ち主の変更」と判定されるのかは明確ではありません。もし別の持ち主にならなければ上限が短縮されないとしても、60秒を何度でも使い直せるとまでは確認できません。
ゲーム側が腕輪や身体を通して保持者を認識している可能性もあり、床へ一瞬置くだけで完全なリセットになるとは限りません。この方法を確定した必勝法として扱うことはできません。
対立参加者へ運ばせて基地付近で奪う方法
別の戦術として、相手が缶を基地の近くまで運ぶのを待ち、最後に奪う方法も考えられます。自分の移動距離を短くできますが、缶の持ち替えによって上限時間が短縮され、争奪による爆発も起きやすくなります。
また、この方法を全員が狙えば、誰も缶を運ばなくなります。相手を利用する戦術は個人には合理的でも、全体としてはゲームを停滞させるため、協力が成立しない原因にもなります。
作中で確定した無犠牲の必勝法はない
作中で示されたのは、仲間同士で役割を分担すれば一人で運ぶより生存率が上がることです。しかし、誰も死なずに10個すべてを戻せる確定手順までは提示されていません。
かんけりは、知識だけで解けるパズルではなく、他人がどう動くかで条件が変わるゲームです。最善策があっても、17人全員が同じ判断を受け入れなければ実行できません。
かんけりは何のスート?JOKERゲームの性質を考察

かんけりには、スペードやクラブなどの正式なスートが付いていません。ただし、ゲームを構成する要素には、過去の複数スートに近い特徴が見られます。
かんけりにスートと数字は表示されない
シーズン1とシーズン2では、カードのスートが試される能力を、数字が難易度を示していました。かんけりが行われるJOKERトーナメントには、その表示がありません。
そのため、「かんけりはスペードの何番」「実質クラブの何番」と正式難易度のように分類することはできません。以下の比較は、あくまでゲーム性を読み解くための考察です。
フィジカル要素はスペードに近い
広い建物を上下に走り、対立参加者の妨害をかわし、缶を制限時間内に運ぶには高い身体能力が必要です。争奪では直接的な暴力も発生するため、表面的にはスペードのゲームに近く見えます。
しかし、最も速い人物が必ず勝てるわけではありません。一人で長距離を運べば時間切れとなり、力で奪えば缶が爆発するため、身体能力だけでは攻略できません。
リレーと役割分担はクラブに近い
運搬、妨害、守備を分担し、缶を仲間へ託す構造はクラブに近い要素です。自分がクリアするためにも、ほかの人物が危険を引き受けなければなりません。
アリス側が5人生存できたのも、一人ひとりが独立して強かったからではなく、チーム内で異なる役割を担ったからです。ただし全員が同じ報酬を得るチーム戦ではなく、クリア判定は個人に与えられます。
10人しか助からない不足がハート的な分断を生む
参加者17人に対して缶10個という不足は、他者への不信を生みます。協力を持ちかけられても、相手が最後に自分を切り捨てるのではないかという疑いが消えません。
直接「裏切れ」と命じるルールはないのに、生存枠の不足だけで参加者が互いを敵と見なしていく点は、ハートのゲームに近い心理的な残酷さを持っています。
子どもの遊びが命の席取りへ反転している
本来の缶蹴りは、捕まった仲間を助けられる集団遊びです。しかし本作のかんけりでは、缶を元へ戻した人物だけが先に抜け、生存枠が一つずつ埋まっていきます。
仲間を解放する遊びが、仲間より先に安全な席を取るゲームへ変えられています。それでも一人では缶を戻せないため、助け合いと席取りが同時に要求されるのです。
原作漫画にかんけりはある?ドラマ版との関係

シーズン3には原作のゲームを映像化したもの、原作を大幅に再構成したもの、完全なオリジナルが混在します。かんけりは、原作に同名の対応ゲームがないドラマ独自のゲームです。
原作漫画に同名・同ルールのゲームはない
原作漫画『今際の国のアリス』全18巻には、シーズン3版のかんけりと同じ名前、同じ10個の爆発缶、同じ勝利条件を持つゲームは登場しません。
そのため、かんけりの結末やカズヤ、シオン、ナツの死を、原作の該当巻で確認することはできません。
シーズン3は前2作の世界観を基にしたオリジナルストーリー
シーズン3は、アリスとウサギが現実へ戻った後を描く新たな物語です。JOKERステージでは、前2シーズンのルールや感情テーマを引き継ぎながら、新規の参加者とゲームが加えられています。
かんけりも、原作の特定ゲームをそのまま移したものではなく、シリーズで描かれてきた協力、裏切り、人数不足、自己犠牲を新しい仕組みへ組み直したゲームです。
かんけりに対応する原作巻は存在しない
「かんけりは原作の何巻か」という問いへの答えは、対応巻なしです。特定の巻をかんけり収録巻として案内すると、ドラマオリジナルである点が伝わらなくなります。
原作本編では別のゲームや今際の国の結末を読めますが、かんけりそのものを目的に単行本を選ぶことはできません。
従来の協力・不足・自己犠牲のテーマを再構成している
原作にも、全員が助かるように見えて実際には選択が必要なゲームや、誰かの犠牲によって別の人物が生き残る展開があります。かんけりは、その要素を巨大な立体空間と時限爆弾のリレーへ置き換えています。
とくにカズヤからアリスへ命が託される構図は、シリーズ全体で繰り返される「生き残った者が死者の思いをどう受け取るか」という問いを、最終ゲームの直前で改めて突きつけています。
かんけりのロケ地は神戸ファッションマート

かんけりの会場として使用されたロケ地は、兵庫県神戸市にある神戸ファッションマートです。特徴的な吹き抜けと複数階の回廊が、ゲームの立体的な移動へ生かされています。
中央の大きな吹き抜けが缶の上下移動へ使われた
神戸ファッションマートには、建物中央を貫く大きな吹き抜けがあります。缶が高い階へ飛び、参加者がそれぞれの位置から着地点を探す場面に、この垂直構造が使われました。
中央から上を見上げても缶の位置をすぐ把握できず、上階にいる人物から下の基地までも距離があります。ルール上の60秒という短さが、建物の高さによってより厳しく感じられる設計です。
複数階の回廊が運搬と妨害の舞台になった
吹き抜けを囲むように設けられた回廊や階段は、缶を運ぶルートであると同時に、参加者同士が衝突する場所にもなりました。行き止まりや高低差によって、基地までの最短経路を簡単には選べません。
広い空間でありながら、缶を持った瞬間には逃げ道が限られていく構造が、かんけりの圧迫感を強めています。
施設の利用・見学情報は訪問前に最新案内を確認する
神戸ファッションマートは撮影専用施設ではなく、実際に利用されている複合施設です。作品と同じ場所を見たい場合でも、立入可能な範囲、催事、営業時間などは時期によって変わる可能性があります。
撮影場面を再現しようとして通行を妨げたり、利用者のいる場所で長時間撮影したりせず、現地の案内に従う必要があります。
かんけりが最終ゲームへ残した伏線と本当のテーマ

かんけりは、5人を次のミライすごろくへ送るためだけの選抜ゲームではありません。アリスが他者の犠牲をどう受け取り、最後にどんな生存を選ぶのかを準備する物語でもあります。
アリスは救う側から救われる側になった
これまでのアリスは、ゲームの構造を見抜き、仲間を救う役を担ってきました。かんけりでは、そのアリスが重傷によって動けず、仲間の援護なしでは生存できない立場になります。
自分が役に立たなければ仲間に残る資格がないと思えば、アリスは自分から生存を諦めかねません。仲間から救われることを受け入れる経験は、アリスが再び他者と生きるために必要な変化です。
5人は誰かの犠牲を背負ってミライすごろくへ進む
アリス、サチコ、ノブ、レイ、テツは、純粋な達成感を抱いて次のゲームへ進むわけではありません。シオン、ナツ、カズヤだけでなく、名前も知らない参加者たちの死によって空いた場所を通過しています。
ミライすごろくでは、一人ひとりが自分の未来を見せられます。かんけりで他者の未来が失われた直後だからこそ、自分だけの幸福を選ぶ行為がさらに重い意味を持ちます。
カズヤの選択とアリスの最終自己犠牲が響き合う
カズヤは、アリスへ缶を渡して自分が残ります。ミライすごろくでは、アリスが仲間を出口へ送り、自分が残る選択をします。
アリスはカズヤから渡された命を、自分だけのものとして使えません。だからこそ、今度は自分が誰かへ未来を渡そうとしますが、その繰り返しだけでは自己犠牲の連鎖を止められません。
自己犠牲だけを正解にしない最終結末へつながる
カズヤの死も、アリスの残留も、仲間を思う強い行動です。しかし「大切な人を助けるには自分が消えるしかない」という考えは、生きることを諦める別の形でもあります。
最終的にアリスは、ウサギとともに現実へ戻ることを選びます。誰かへ未来を譲って終わるのではなく、傷や苦痛を抱えながら、その人と同じ未来を生きる方向へ進むのです。
協力しても全員は救えないJOKERステージの残酷さ
かんけりでは協力が不可欠ですが、協力した17人全員が助かるだけの缶はありません。善意や信頼があっても、生存枠そのものが不足しているため、誰かは取り残されます。
それでも協力しなければ、助かるはずだった10人すら生き残れません。この矛盾は、現実でもすべての人を救えない状況の中で、だからといって他者を切り捨ててよいのかというJOKERステージの問いにつながっています。
『今際の国のアリス』かんけりのFAQ

ここからは、かんけりの話数、ルール、生存者、攻略法、原作、ロケ地について、疑問が多い点を簡潔に整理します。
かんけりはシーズン3の何話?
かんけりはシーズン3第4話に登場します。アリスが暴走でんしゃを終えた後に参加するJOKERトーナメントのセミファイナルです。
かんけりの難易度やスートは?
正式なスートや数字はありません。JOKERステージのゲームであり、身体能力、協力、心理的な分断を複合的に試します。
参加者は何人?
参加者は17人です。アリス側8人と、対立側9人に大きく分かれます。
アリス側の参加者は誰?
アリス、テツ、サチコ、カズヤ、レイ、ノブ、シオン、ナツの8人です。このうちアリス、テツ、サチコ、レイ、ノブが生き残ります。
缶は全部で何個?
缶は全部で10個です。各ターンに1個ずつ使用され、全10ターン行われます。
かんけりは何ターン?
全10ターンです。一つの缶を戻した一人が、そのターンのクリア者になります。
缶を持てる時間は何秒?
最初の持ち主は60秒です。時間内に所定位置へ戻すか、別の人物へ安全に渡す必要があります。
持ち主が変わるとなぜ5秒短くなる?
缶のリレーを無制限に繰り返せないようにするルールです。最初は60秒、次は55秒、その次は50秒と、受け渡しのたびに上限が短くなります。
缶を手放すと時間はリセットされる?
保持中の残り時間がそのまま次の人物へ続くわけではなく、次の保持開始時に短縮後の上限からカウントされます。ただし、毎回60秒へ完全に戻るわけではありません。
同じ人が置いて拾えば60秒へ戻る?
同じ人物が一度置いて拾い直した場合の判定は、作中で明確に説明されていません。何度でも60秒を使い直せる確定攻略とはいえません。
缶を服の中へ隠して運べた?
服に入れた場合の保持判定や、衝撃への扱いは明らかになっていません。身体へ密着させれば、転倒や攻撃時に爆発へ巻き込まれる危険もあります。
缶を投げると爆発する?
強い衝撃が加われば爆発します。すべての投擲が即爆発するとは断定できませんが、安全な攻略として投げる方法を選ぶのは危険です。
缶を蹴らず手で戻してもクリアできる?
作中では所定位置へ戻して装置を作動させることが重要です。足で踏むことだけが絶対条件なのか、手で押し込む行為も有効なのかは、細かな判定まで説明されていません。
使用禁止エリアへ入るとどうなる?
使用禁止エリアへ入った参加者はゲームオーバーとなり、処刑されます。時間を短縮できそうな場所でも、禁止表示を無視することはできません。
クリアできる最大人数は?
最大10人です。缶が10個あり、一つの缶につき一人がクリアするためです。
実際の生存者は誰?
アリス、サチコ、ノブ、レイ、テツの5人です。5人はその後、シーズン3の最終ゲームであるミライすごろくへ進みます。
死亡者は何人?
17人中12人が死亡しました。名前が分かっている主要死亡者は、シオン、ナツ、カズヤです。
シオンはなぜ死亡した?
缶の争奪中に参加者同士の衝突が激しくなり、強い衝撃を受けた缶の爆発へ巻き込まれたためです。
ナツはなぜ死亡した?
シオンの死後も対立参加者との争いを続け、缶の時間切れによる爆発へ巻き込まれました。シオンへの思いが、冷静な生存判断を難しくしています。
ネックレスを拾った女性は誰?
名前や詳しい過去は明らかになっていません。同じネックレスを持つ死亡男性と近しい関係だったことを示す演出に見えますが、恋人や妻と断定はできません。
カズヤはなぜアリスを助けた?
ゾンビ狩りで救われた恩を返し、負傷したアリスを生き残らせるためです。カズヤは缶をアリスへ託し、自分が追ってくる参加者を引き受けました。
カズヤはどの缶で死亡した?
カズヤが関わった缶の正確なターン番号は作中で明示されていません。重要なのは、終盤にアリスへ缶を渡し、その後の爆発で死亡したことです。
17人全員が生き残る方法はあった?
明示されたルールではありません。缶が10個しかなく、一つの缶で一人しかクリアできないため、通常の判定では最大10人です。
アリス側8人全員なら生存できた?
人数だけを見れば可能です。アリス側は8人なので10枠以内ですが、負傷、妨害、時間短縮があるため、実際に全員がクリアできる保証はありません。
かんけりは原作漫画の何巻?
対応する原作巻はありません。かんけりはシーズン3で新たに作られたドラマオリジナルゲームです。
かんけりのロケ地はどこ?
兵庫県神戸市の神戸ファッションマートです。中央の吹き抜けと複数階の回廊が、缶の捜索、運搬、争奪へ使われています。
かんけり後に5人はどのゲームへ進んだ?
アリス、サチコ、ノブ、レイ、テツは、ウサギ側の生存者と合流し、JOKERトーナメントの最終ゲーム「ミライすごろく」へ進みます。
まとめ

『今際の国のアリス』のかんけりは、17人で10個の缶を奪い合い、缶を所定位置へ戻した人物からクリアしていくJOKERゲームです。缶を持つと60秒のカウントが始まり、持ち主が変わるたびに次の上限時間が5秒ずつ短くなるため、一人ではなく仲間とのリレーが必要になります。
最終的に生き残ったのはアリス、サチコ、ノブ、レイ、テツの5人です。シオンとナツは喪失から生まれた争いの中で死亡し、カズヤはアリスへ缶を託して、自分が追手を引き受けました。
かんけりは、協力すれば全員助かるゲームではありません。生存枠が足りないのに、他者へ命を預けなければ自分の枠さえ得られないゲームです。
そして、これまで仲間を救ってきたアリスが、初めて仲間から生き残らされる側へ回ります。かんけりが問いかけたのは、誰かのために死ねるかではなく、誰かから託された命を抱えたまま、それでも生き続けられるかだったと考えられます。
今際の国のアリスの全ゲームについてはこちら↓


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