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原作漫画『あざとかわいいワタシが優勝』のネタバレ&結末は?清水争奪戦の結末はどうなる?

あざとかわいいワタシが優勝 原作ネタバレ

ドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」は、モテることに絶対の自信を持つ松嶋琴音が、会社で自分より一枚上手な“上級あざかわ女子”・佐原なず奈と出会い、恋とプライドの勝負へ踏み込んでいくラブコメです。

映像版でも、琴音・なず奈・清水将貴を軸に物語が動き、原作はすでに全10巻で完結しているため、結末まで追いやすい作品になっています。

この記事では、原作漫画『あざとかわいいワタシが優勝』がどんな話なのか、完結しているのか、そして最終回がどう着地するのかをまとめます

序盤は琴音となず奈のバチバチな対決として始まりますが、後半は瀬口義宣・田中理人・木之本紗綾らも絡みながら人間関係の軸が広がり、最後は“誰が勝ったか”だけでは終わらない読後感へ変わっていくのが魅力です。

目次

原作漫画『あざとかわいいワタシが優勝』はどんな話?

原作は、モテることに絶対の自信を持って生きてきた松嶋琴音が、会社で”自分より一枚上手”のあざかわ女子・佐原なず奈と出会い、初めて敗北感を味わうところから始まるラブコメです。

見た目は軽やかな女同士バトルですが、実際には「かわいさを武器にしてきた人間が、その武器を通じてどう自分を肯定していくか」を描く話でもあります。

ドラマ版もこの基本構図をそのまま引き継いでいて、琴音となず奈、そして2人が意識する上司・清水将貴を軸に物語が動きます。

モテ無双女子・松嶋琴音が”初めて負け”を知る物語

モテ無双女子・松嶋琴音が

琴音は「私はかわいい」と本気で信じ、そのかわいさをちゃんと武器として使いこなしてきたタイプです。

学生時代からずっと注目を集め、恋でも人生でも勝ってきたからこそ、なず奈に何もかも持っていかれる感覚は、単なる恋のライバル出現では済みません

自分の得意分野で初めて負けるから、この作品は恋愛勝負でありながら、自己肯定感の揺らぎを描く話としても読めます。

相手は教育係の上級あざかわ女子・佐原なず奈

その相手になるなず奈は、ただの”嫌なライバル”ではありません。

ドラマ側でも琴音の前に現れる”上級あざかわ女子”として位置づけられていて、男女問わず部署で愛されるうえ、恋人が欲しいというより結婚を視野に入れて動く大人の女性です。

さらに原作中盤では、早起きして肌の調子を整え、天候に合わせてメイクまで変えるような努力型の人物像も見えてくるので、なず奈は天然の愛されキャラというより、琴音とは別方向に完成度の高い”あざとさ”を持つ鏡像のような存在です。

清水将貴をめぐって、恋とプライドの勝負が始まる

2人の戦いのきっかけになるのが、イケメン上司の清水将貴です。

清水は横浜支社から本社へ異動してきた課長で、容姿も性格も仕事の実績も申し分ない理想の上司ですが、本人はかなり天然で、琴音となず奈の好意にも鈍いままです。だからこの作品の面白さは、単に”どちらが清水を落とすか”ではなく、清水をめぐる駆け引きを通して、2人のプライドと恋愛観がむき出しになっていくところにあります。

原作『あざとかわいいワタシが優勝』は完結している?

原作『あざとかわいいワタシが優勝』は完結している?

結論から言うと、原作はすでに完結しています。

現在は全10巻まで配信されていて、9巻までがメインの対決パート、10巻がその後を描く続編・後日談という見方をすると整理しやすい作品です。最終巻まで読める安心感はありますが、ラストは”誰が勝ったか”だけで締めないので、最後まで読んでこそ印象が変わります。

原作は全10巻で完結済み

コミックシーモアの作品ページでは本作は「10巻完結」と整理されていて、10巻の配信開始日は2026年3月20日です。

つまり、ドラマ放送開始時点で原作はすでに最後まで追える状態になっていて、途中までしか読めない連載中作品ではありません。原作を先に読んで結末を知ってからドラマを見る、という楽しみ方もしやすい作品です。

1〜9巻で本編の対決が進み、10巻は続編・後日談の位置づけ

面白いのは、10巻が本編の延長というより、バトル後の余韻を受け取る巻として置かれていることです。10巻の紹介文では、女同士のバトルが終わったあと、本音であざとく振る舞えるようになった彼女たちの続編だとはっきり書かれていて、ドラマ放送記念の案内でも”その後”が描かれる巻と整理されています。

だから本編の決着を追いたいなら1〜9巻、作品全体の読後感まで掴みたいなら10巻まで読む、という切り分けがいちばん自然です。

【結末】ドラマ『あざとかわいいワタシが優勝』の原作ネタバレ

【結末】ドラマ『あざとかわいいワタシが優勝』の原作ネタバレ

原作の結末をざっくり言うと、これは最後まで”清水争奪戦”のまま終わる話ではありません。

序盤は確かに琴音となず奈が清水をめぐって火花を散らしますが、後半になると瀬口義宣、田中理人、木之本紗綾といった人物が入ってきて、人間関係の軸そのものが広がっていきます。

本編の対決は9巻で一度区切りがつき、10巻では成長した彼女たちのその後が描かれるので、結末の印象は”勝ち負け”より”どう自分のあざとさを受け入れたか”に近いです。

勝敗は”どちらが清水を取るか”だけでは終わらない

序盤の見え方だけだと、琴音となず奈の戦いは清水をめぐる恋愛レースに見えます。けれど、後半に入るほど物語は”誰が清水の本命になるか”という一本勝負から離れていきます。

9巻の段階では、なず奈の周囲に瀬口と田中の両方が絡み、琴音もまたただの敗北ヒロインでは終わらない立ち位置になっているので、最終的な焦点は「清水を奪い合う勝負」より、それぞれがどんな恋愛観を選び取るかへ移っていきます。

後半は瀬口義宣・田中理人・木之本紗綾も絡み、対決の構図が変わる

この変化を決定づけるのが後半の追加キャラです。

ドラマ側でも、なず奈を意識している同期社員の瀬口、琴音の同期で人懐っこく男女問わず愛される田中、そして新たなライバルとして現れる後輩社員・木之本が早い段階から前面に出されています。

原作でも7巻以降はこの3人が空気を大きく動かし、特に木之本の登場で”あざかわ戦線”が二強対決だけでは済まなくなり、田中と瀬口の存在でなず奈の恋も大きく揺れ始めます。

バチバチだった琴音となず奈の関係にも変化が出る

10巻まで読むと、琴音となず奈はずっと敵のまま終わるわけではありません。

10巻は”あざとくてかわいい女同士のバトルも終わり、本音であざとく振る舞える、成長した彼女たちの続編”と説明されていて、ドラマ放送記念の案内でも関係性の余韻を楽しむ巻として扱われています。

つまり、少なくとも本編ラスト時点で2人は、ただ相手を出し抜くためだけに存在するライバルからは一歩進んだ関係に入っていると読めます。

10巻では、成長した彼女たちの”その後”が描かれる

10巻は本編の決着をひっくり返す続編ではなく、戦いのあとに残ったものを受け取るための巻です。

バトルの勝敗だけでなく、成長した彼女たちが本音で”あざとかわいい”自分を使えるようになったあとを描いているので、ここまで読むとタイトルの印象も少し変わります。誰か1人だけが優勝したというより、戦ったからこそそれぞれが自分の武器を受け入れられるようになった、という着地に近いです。

原作『あざとかわいいワタシが優勝』のネタバレ時系列まとめ【1巻〜10巻】

原作ネタバレ時系列まとめ【1巻〜10巻】

全体の流れを追うと、1〜6巻は琴音となず奈が清水を中心に火花を散らす前半、7〜9巻は新キャラが増えて恋愛構図そのものが変わる後半、10巻は戦いのあとの余韻を描く後日談、という三段階で見ると分かりやすいです。

前半は”勝つか負けるか”の熱、後半は”その勝負が自分に何を残したか”の話へ少しずつ移っていきます。

1巻:琴音がなず奈と出会い、”負け”と清水を知る

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1巻では、モテ無双だった琴音が会社でなず奈と出会い、初めて”自分が主役じゃない”感覚を味わいます。

しかも清水のような理想の上司まで、なず奈の空気に引っ張られているように見えてしまうので、琴音にとっては恋のライバル出現以上のショックです。ここで生まれるのは嫉妬だけではなく、自分の得意技が通用しない相手への焦りです。

2巻:なず奈視点で”上級あざかわ”の実態が見える

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2巻は、なず奈がただの天性の愛され女子ではないと分かる巻です。

彼女は早起きして肌のコンディションを整え、その日の天気に合わせてメイクまで調整しながら、自分を一番きれいに見せる方法を考えています。だから琴音の敗北感は単に”相手が格上だった”ではなく、努力と戦略を積み上げた大人のあざとさに押し負けていたのだと見えてきます。

3巻:清水とのランチ争奪戦で火花が散る

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3巻では、なず奈が清水との2人きりのランチを取り付けたのに対し、琴音がそこへ割って入る形で勝負がさらに露骨になります。

前日に情報を仕入れておいて、普段は作らない弁当まで持ってくる琴音の執念が、この巻ではかなり分かりやすいです。

恋愛レースというより、互いに”私はここで負けない”と意地を張り合う回として読めます。

4巻:琴音の”ストーカー被害告白”で清水との距離が揺れる

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4巻では、琴音が清水とオフィスで2人きりになった場面で、涙を見せながらストーカー被害を打ち明けます。

袖を引いて引き止めるような、あざとさ全開のアプローチに見えますが、ここは単なるテクニック勝負だけではなく、琴音が”守ってほしい側”へ回る局面でもあります。

勝負の仕方が、可愛いで押すだけのフェーズから少し変わる巻です。

5巻:なず奈が仕事と恋の両立でもがく

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5巻ではなず奈が仕事の忙しさでダウンし、これまでの余裕が少し崩れます。

周囲に支えられながら立て直す一方で、清水とちゃんと向き合う時間が取れないまま週末へ入っていくので、恋愛でも仕事でも完璧に立ち回れるわけではない現実が見えてきます。

この巻があることで、なず奈は”勝ち確のライバル”ではなく、恋と仕事の両方に不器用な一人の女性として見え始めます。

6巻:バレンタインで”清水の気になる人”が焦点になる

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6巻はバレンタインが舞台で、琴音となず奈の勝負がかなり分かりやすく熱くなる巻です。

2人とも気合いを入れてチョコを準備するのに、女子社員が次々と清水へ渡しに来るせいで思うように2人きりの時間が作れません。

そこで清水が後輩と”気になる人”の話をしているのを耳にするので、この巻では誰が本命に近いのかという緊張感が一気に高まります。

7巻:田中理人と木之本紗綾が現れ、あざかわ戦線が拡大する

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7巻からは、営業部から異動してきた田中理人と、新入社員の木之本紗綾が前へ出てきます。

田中は顔だけでなく仕事も気配りもできる人物で、木之本は親と仲がいいことや初めての一人暮らしの不安、ふとした方言まで武器にして周囲を惹きつける新たなあざかわ女子です。

ここから物語は清水をめぐる二者択一ではなく、職場全体を巻き込んだあざかわ群像劇へ広がっていきます。

8巻:なず奈の元彼問題が浮上し、田中の存在感が増す

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8巻では、なず奈の過去が表に出ます。

ストーカーまがいのことをしてきた元彼に昼間のファミレスへ呼び出され、別れを告げられたうえで彼女を下げるような言葉までぶつけられるので、なず奈の余裕の裏にあった傷が見えます。

そこへ田中が偶然現れ、彼氏のふりをして元彼を撃退するので、この巻は田中が”ただの同期”から一気に存在感を増す転換点です。

9巻:瀬口と田中の間で、なず奈の恋が大きく動く

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9巻では、なず奈をめぐる空気が大きく変わります。

飲みすぎたなず奈をいつものように瀬口が送ろうとするところへ田中が割り込んできて、瀬口の”2人きりになりたい”思いは崩れます。

その一方で琴音は瀬口へ「良い人止まりでいいのか」と刺すので、ここで恋愛の軸は清水一点集中から、なず奈をめぐる大人の駆け引きへ広がっていきます。

10巻:バトル後の彼女たちを描く続編・後日談

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10巻は、本編の勝負が終わったあとの彼女たちを描く巻です。

紹介文の時点で、女同士のバトルが終わり、本音であざとく振る舞えるようになった成長後の続編とされているので、ここでは勝敗表より”どう変わったか”が大事になります。

本編の熱を受け止めたあとの穏やかな余韻まで含めて、この作品の結末だと考えるとしっくりきます。

原作『あざとかわいいワタシが優勝』最終回の流れとネタバレ

原作『あざとかわいいワタシが優勝』最終回の流れとネタバレ

本編の意味での最終決着は9巻、作品全体の最後の読後感を決めるのは10巻、というのがこの作品の終わり方です。

だから最終回を語るときは、9巻までの対決の決着と、10巻で差し出される余韻を分けて考えたほうが分かりやすいです。勝ち負けをはっきり付ける物語に見えて、最後はむしろ”勝ち負けだけでは測れないもの”を残して終わります。

9巻までの対決を受けて、10巻は後日談として始まる

9巻では、なず奈の周囲に瀬口と田中の思いが交差し、初期の”琴音VSなず奈VS清水”という構図はかなり崩れています。

そこへ10巻が”バトル後の彼女たち”を描く巻として接続するので、作品のラストは恋の勝敗そのものより、戦い終わったあとに何が残ったかを見る形になります。本編が熱なら、10巻はその熱が冷めたあとに残る自信と関係性の話です。

琴音となず奈は”競うだけの関係”から次の段階へ進む

10巻の説明には、バトルを経て本音であざとく振る舞えるようになった”彼女たち”とあるので、琴音となず奈は少なくとも、互いを蹴落とすだけの関係では終わっていません。

序盤では自分の土俵を奪い合うライバルだった2人が、ラストでは自分の武器を自分の言葉で扱えるようになる。その変化があるから、この作品の終わりは恋愛レースの決着よりも、2人が自分のスタイルを受け入れたことのほうに重心があるように見えます。

最終的には、あざとさを否定しない爽やかな読後感で終わる

この作品のラストが気持ちいいのは、”あざとい女”を罰する話にならないことです。

ドラマ側のコメントでも、あざとさは努力やプライドが詰まった生き方だと受け取れるような空気があり、10巻でも本音であざとく振る舞えるようになった彼女たちの成長が前面に出ています。

だから最終的な読後感は、誰か1人の大勝利というより、あざとさを自分らしさとして使いこなせるようになった女性たちの前向きさに近いです。

原作『あざとかわいいワタシが優勝』の伏線回収&まとめ

原作『あざとかわいいワタシが優勝』の伏線回収&まとめ

この作品の伏線は、犯人当てのような派手さではなく、序盤で見えていた性格や立場が、後半でどう意味を変えるかにあります。

最初は”琴音がなず奈に勝てるか”というシンプルな勝負に見えるのに、読み進めると「あざとさは武器か、努力か、処世術か」というテーマがじわじわ前へ出てきます。タイトルの意味も、最後にはかなり広がって見える作品です。

琴音の「私はかわいい」は最後まで武器でいられるのか

結論から言えば、琴音の「私はかわいい」は最後まで折られるのではなく、形を変えて生き残ります。

序盤ではその自信が無邪気な最強カードだったのに、なず奈の登場で初めて通用しない場面が出てきます。けれどラストまで読むと、この作品は琴音の自信を笑いものにするのではなく、敗北を通してその武器をもっと自分の意思に近いものへ育て直す話になっています。

なず奈はただのライバルではなく、琴音の鏡像だった

なず奈が効いているのは、琴音とは違うタイプの”かわいい”を持つだけではなく、同じように自分を戦略として使える人だからです。

2巻では、天候に合わせてメイクまで変えるほど自分を研究していて、部署でも自然に愛される存在として描かれます。琴音が本能型に見えるなら、なず奈は完成度の高い努力型で、だからこそ2人は敵というより、互いの別バージョンとしてぶつかり合っているように見えます。

清水将貴は本命なのか、それとも物語を動かす装置なのか

清水はたしかに重要ですが、最後まで読めば”唯一のゴール”ではありません。

序盤では理想の上司であり、2人のバトルを加熱させる中心人物ですが、後半では瀬口や田中がなず奈の周囲に入り、木之本まで現れることで、清水だけに恋愛の軸が固定されなくなります。

つまり清水は本命候補であると同時に、琴音となず奈のプライドを表に出すための最初の装置でもあったと読むのが自然です。

田中理人・瀬口義宣・木之本紗綾の登場で構図がどう変わったか

この3人が入ってくることで、物語は二強対決から職場群像劇へ変わります。

瀬口はなず奈を意識する同期として、田中は誰からも愛される人懐っこい同期として、木之本は新たなライバルとして登場し、琴音となず奈の関係を横から揺さぶります。

特に7巻以降は”誰が一番あざといか”の勝負だけでなく、”誰がどんな距離感で誰を好きになるのか”の複線構造になっていくので、後半の面白さはこの3人が広げたと言っていいです。

タイトルの「優勝」が誰か1人を指すのか、それとも”みんな優勝”なのか

10巻まで読むと、タイトルの「優勝」は明らかに1人だけの勝利を指していません。

バトル後の彼女たちの”その後”が描かれ、本音であざとく振る舞えるようになった成長が前面に出る以上、この作品が肯定しているのは勝者1名の恋愛トーナメントではなく、それぞれが自分の武器を引き受けられた状態のはずです。

そう考えると、このタイトルは最後には”みんな優勝”にかなり近い意味へ開いていきます。

原作『あざとかわいいワタシが優勝』のそれぞれのキャラクターのネタバレ

原作『あざとかわいいワタシが優勝』のそれぞれのキャラクターのネタバレ

この作品は、主人公2人と清水だけの三角関係に見えて、後半になるほど人物配置が効いてきます。ドラマ公式でも前面に出している6人を軸に見ると、前半の恋愛バトルと後半の群像劇への広がりがかなり分かりやすくなります。誰が主役かを奪い合う話でありながら、誰もただの当て馬で終わらないのが面白いところです。

松嶋琴音:あざとさに絶対の自信を持つが、なず奈に初めて敗北感を知る主人公

琴音は、かわいいことを一切疑わず、そのかわいさでずっと勝ってきた主人公です。けれど、なず奈が現れた瞬間に初めて”負け”を知り、自分の土俵で通用しない感覚に焦ります。

この作品での琴音は、あざとさを武器にする女性を否定するためのキャラではなく、その武器が通じなくなったときにどう立て直すかを背負った主人公です。

佐原なず奈:大人の魅力と努力で愛される”上級あざかわ女子”

なず奈は、琴音のライバルであり、より完成度の高い”大人のあざとさ”を持つ女性です。

部署内で男女問わず愛され、恋人が欲しいというより結婚を見据えている人物として描かれているうえ、2巻では早起きやメイクの工夫まで積み重ねている努力型の一面も見えてきます。

だからなず奈は、ただ琴音から注目を奪う嫌味な女ではなく、琴音が自分を見直すために必要な鏡像になっています。

清水将貴:琴音となず奈に狙われる、天然気味の理想上司

清水は、横浜支社から本社へ異動してきた課長で、容姿も性格も業績もトップクラスの理想の上司です。

ただ、2人から好意を向けられても鈍く、ある意味で掴みどころのない天然さがあります。

その天然さがあるからこそ、琴音となず奈は”清水をどう落とすか”だけでなく、”自分のあざとさをどこまで通せるか”でぶつかり合うことになります。

瀬口義宣:後半の恋模様で、なず奈に近い位置にいる男

瀬口は、なず奈の同期社員として登場し、彼女のことを意識しているような人物です。

9巻では、飲みすぎたなず奈を送ろうとする場面や、琴音から”良い人止まりでいいのか”と刺される場面があり、後半のなず奈の恋を動かす重要な位置にいます。

派手なタイプではありませんが、なず奈にとって”安心できる男”の顔を持つからこそ、田中とは別の意味で存在感があります。

田中理人:後半から存在感を増す、顔も仕事もできる男

田中は琴音の同期社員で、人懐っこく、男女問わず愛されるタイプとして登場します。

7巻では営業部から異動してきた”仕事も気配りもできる男”として目を引き、8巻ではなず奈の元彼との場面で彼氏のふりをして助けるなど、後半になるほど存在感を増していきます。

なず奈が瀬口とは違う種類の刺激を受ける相手として、かなり重要な人物です。

木之本紗綾:新たなあざかわ女子として空気をかき回す新入社員

木之本は、琴音となず奈の新たなライバルとして現れる後輩社員です。

7巻では、親と仲がいいことや一人暮らしの不安、ふと出る方言まで武器にして、周囲の男性社員たちを一気に惹きつける新世代のあざかわ女子として描かれます。琴音となず奈の二強構図に割って入る存在なので、後半の空気を大きく変える役です。

あざとかわいいワタシが優勝の原作とドラマの違い

原作とドラマの違い

今見えている範囲での違いは、原作の芯を崩すというより、どこに照明を当てるかです。

タイトルも主人公も、琴音VSなず奈の基本構図も原作準拠ですが、ドラマは放送開始直後の段階から6人の配置をかなり前面に出していて、二強対決よりも”職場全体を巻き込む群像劇”として見せようとしている印象があります。原作が完結済みであるぶん、ドラマ側はここからどの関係を膨らませるかの再構成に強みがあります。

タイトル・主人公・”琴音VSなず奈”の基本構図は原作準拠

この点はかなり素直です。ドラマ公式の原作紹介でも、原作は網戸スズ『あざとかわいいワタシが優勝』と明記されていて、導入の説明も”モテ無双の琴音が、上級あざかわ女子のなず奈に初めて負けを知る”という骨格をそのまま使っています。

つまりドラマは、タイトルや主役、序盤のライバル構図を大きく変えるタイプではありません。

ドラマは瀬口・田中・木之本まで含めた職場群像劇として見せている

一方で、ドラマは最初から瀬口・田中・木之本までしっかりキャスト発表し、役どころまで前面に出しています。

公式発表でも、瀬口はなず奈を意識する同期、田中は琴音の同期で人懐っこく愛されるキャラ、木之本は新たなライバルになる後輩社員として整理されていて、後半の人間関係をかなり早い段階から匂わせています。

原作の後半に効いてくる広がりを、ドラマは最初から”群像劇”として見せているのが違いです。

全10巻完結のどこまでを、ドラマがどう再構成するかが注目点

原作はすでに10巻完結ですが、ドラマは2026年4月2日に放送が始まったばかりです。

しかも10巻は本編の決着後を描く後日談にあたるので、ドラマが9巻相当までを本編として走るのか、10巻の余韻まで映像に取り込むのかでかなり印象が変わります。

現時点ではそこはまだ断定できませんが、完結済み原作を土台にしている以上、どこを切り取り、どこを膨らませるかがいちばんの見どころになりそうです。

ドラマの全話についてはこちら↓

原作『あざとかわいいワタシが優勝』の感想&まとめ

原作『あざとかわいいワタシが優勝』の感想&まとめ

この作品はタイトルや設定だけ見ると、女同士のドロドロした足の引っ張り合いに見えます。

けれど実際に追っていくと、意外なほど後味は軽く、むしろ”あざとさをどう肯定するか”の話として残ります。恋愛バトルを楽しめるのはもちろんですが、それ以上に、自分の魅せ方を武器として生きる女性たちを雑に裁かないところが、この作品の大きな強みです。

ドロドロではなく”バチバチで爽やか”な女同士バトルが魅力

琴音となず奈は確かにバチバチですが、互いを引きずり下ろすだけの陰湿な戦いではありません。

序盤から意地とプライドのぶつかり合いとして描かれていて、10巻ではそのバトルを経た”その後”が成長物語として置かれています。だから読後に残るのは消耗感より、戦ったからこそ見えた自分らしさへの前向きさです。

あざとさだけでなく、仕事も努力も手を抜かない女性たちが面白い

本作の女性たちが魅力的なのは、かわいさだけで勝っているわけではないところです。

なず奈は朝のルーティンやメイクの工夫まで積み重ね、仕事に追われてダウンするほど真面目に働いていて、田中のような周囲のキャラも”顔がいいだけではない仕事のできる人物”として配置されています。つまりこの作品は、あざとさを生まれつきの才能ではなく、努力やプライドと地続きのものとして描いているのが面白いです。

10巻の後日談まで読むと、タイトルの印象が少し変わる

1巻の段階では、「優勝」はどう見ても誰か1人の勝利に見えます。けれど10巻まで読むと、その意味はかなり柔らかくなります。女同士のバトルを経て、本音であざとく振る舞えるようになった彼女たちの”その後”が描かれる以上、このタイトルは最後には”自分の武器を自分で肯定できた人たちの勝ち”のように響いてきます。

そこまで読んでようやく、この作品のタイトルはきれいに回収されるのだと思います。

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